「転職エージェントを利用したいけど、適応障害を伝えるべき?」
「適応障害を理解してくれる転職エージェントが知りたい」
このようにお悩みではないでしょうか。
今回の記事では、「転職エージェントに適応障害を伝えるべきなのか?」ということをテーマに解説していきます。
- 転職エージェントに適応障害を伝えた方が良い?
- 面接などで適応障害を伝えないデメリットとは?
- 転職エージェントに適応障害を伝える際のポイントは?

元高校教師。教育現場で3年働き、過酷な環境によって体調を崩す。
その後退職して、現在はWEBライターとして独立。
仕事の悩みを解決する記事を執筆している。
転職エージェントに適応障害を伝えるかどうかは本人次第

まず、結論としては転職エージェントに適応障害を伝えるかどうかは、あくまでも”本人次第”ということになります。
ただし、以下のような内容に注意することが大切です。
適応障害を伝えなくとも違法ではない
適応障害を転職エージェントや面接先の企業に伝えない場合でも違法性はないです。
そのため、”必ずしも伝える必要はない“ということにはなります。
しかし、だからといって本当に伝えない方が良いのかというと、そうではありません。
なぜなら、次のような問題が発生する恐れがあるからです。
ただし、入社後にトラブルになる恐れがあるので伝えた方が良い
もし、適応障害の事実を伝えずにそのまま入社してしまった場合、後からトラブルになる可能性もあります。
例えば、前の職場で休職していた事実が発覚し、
- なぜ適応障害のことを黙っていたの?
- 休職していたなら最初に言うべき
- 嘘をついたのか
など、後々に批判されてしまう恐れがあるでしょう。
こうしたトラブルになるリスクを避けるためにも、最初に適応障害を伝えておくのが望ましいです。
最初に伝えた方が長期的にメリットが大きい
この記事を読まれている方は、おそらくこれまで適応障害に悩まされてきた方でしょう。
きっと、
- どうにかして転職を成功させたい
- 適応障害であることを伝えると、転職に不利になるのでは?
などとお考えになるのではないでしょうか。
確かに、適応障害であることを伝えると、転職で不利になることもあるでしょう。
しかし、これまで働いていて症状が出ているのであれば、自分に合った職場を選ばなければまた同じことを繰り返すことになります。
隠して面接を受けるより、最初に転職エージェントに事実を伝え、自分に合った仕事を紹介してもらった方が長期的にはうまくいく可能性が高まるでしょう。
適応障害に理解のある転職エージェントを利用するのがおすすめ
これから適応障害の方が転職を検討されている場合、病気のことを理解してくれる転職エージェントを利用することが大切です。
- 自分に最適な求人を紹介してくれる
- 親身になって話を聞いてくれる
- そもそも、取り扱っている求人数が多い
など、さまざまな条件を踏まえた上で転職エージェントを選ばなくてはなりません。
適応障害の方におすすめのエージェントは以下の記事にて解説していますので、ぜひ参考にしてください。
面接などで適応障害を伝えないデメリットとは?

では、ここからは面接などで最初に適応障害を伝えないデメリットについて見ていきましょう。
入社後にトラブルになる可能性がある
まず、入社後に会社側とのトラブルに発展する可能性があります。
先ほども解説したように、適応障害を伝えないのは違法ではないため、罪にはなりません。
しかし、やはり黙っていることは会社側からすると快く思われないため、後から非難されることもあり得るでしょう。
なるべく最初に伝えておくことをおすすめします。
自分に最適な会社に入れない
また、適応障害になったことや、これまで休職した経験があることを最初に話しておかないと、自分に適した求人を紹介してもらえない可能性があります。
適応障害の方はなるべく対人ストレスの少ない仕事や、自分のペースで仕事ができる職種が向いています。
しかし、そうではない職場で働くことになれば症状の悪化や、転職を繰り返すことに繋がりかねないでしょう。
こうしたことから、最初に実情を転職エージェントに伝えておき、最適な求人を紹介してもらうのがおすすめです。
信頼がなくなる可能性もある
ある程度の期間、転職先で働いてから適応障害の事実が発覚した場合、それまで培ってきた信頼がなくなる可能性もあります。
せっかく転職してうまくいっていたのに、後から信頼がなくなってしまうのは非常に辛いことのはず。
また、働きながら後ろめたい感情を覚えてしまうこともあるので、やはり最初に伝えておくのが望ましいと言えるでしょう。
適応障害を事前に伝えておくメリットとは?

適応障害を転職エージェントや企業に伝えるのは非常に怖いことだと思いますが、悪いことばかりではありません。
ここでは、そのメリットについても解説していきます。
理解のある企業を受けられる
まず、適応障害について理解のある企業を受けることができます。
最初に話しておけば転職エージェントもあなたに適した会社を紹介してくれますので、なるべく働きやすい企業を希望するのが良いでしょう。
特性に応じた会社に就職できれば、今後もストレスなく働き続けることが可能です。
面接で後ろめたさを感じなくて済む
適応障害のことや休職していることを黙っていると、どうしても後ろめたさを感じてしまいます。
また、面接官もさまざまな質問をしてきますので、
- 今日はお仕事でしたか?
- 具体的な転職理由は?
- なぜこの業界に?
など、細かなことを聞かれると適切な回答ができない恐れもあります。
しどろもどろな受け答えは面接官も見抜きますので、ベストとは言えないでしょう。
最初に事実を話しておき、気持ちよく面接を受けるのが望ましいです。
転職エージェントに適応障害を伝える際のポイントは?

最後に、転職エージェントに適応障害を伝える際のポイントだけ簡単に解説します。
今の状況を正直に話そう
まず、今の状況を正直に話しましょう。
変に誤魔化したりせず、ありのままを話すことが大切です。
その上で、自分が行きたい企業や希望条件などを突き合わせ、転職先を検討していくようにしましょう。
理解してくれる企業を紹介してもらおう
転職エージェントを利用すると、あなたに適した様々な企業を紹介してもらえます。
ただし、紹介してくれる数も多いため、中には合わない企業があることも十分に考えられるでしょう。
転職先を選ぶ場合には、少しでも違和感を感じる企業は選ばない方が良いです。
最初に「何か違うなぁ」と感じる求人は、就職しても合わないことが多いでしょう。
そのため、なるべく適応障害について理解のある企業を紹介してくれるような、信頼度の高い転職エージェントを利用することが大切です。
まとめ
今回の記事では、「適応障害は転職エージェントに伝えるべきなのか?」というテーマでお話ししました。
- 伝えなくても法的には問題ない
- ただし、伝えた方が長期的にはメリットがある
- 後から発覚すると、信頼を失う可能性がある
- 適応障害に理解のある転職エージェントを利用しよう
必ずしも適応障害であることを伝える必要はありませんが、最初に伝えておく方が好ましいと言えます。
なるべく適応障害についても理解のあるエージェントを利用するのがおすすめです。

カケル

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