業務用食洗器メーカーおすすめ15社を比較!購入時の注意点も解説

飲食店や福祉施設など食事提供を行う施設において、食器の洗浄は手間のかかる業務のひとつです。その業務をサポートしてくれるのが「業務用食洗器」です。家庭用食洗器よりも大型で、より多くの食器や調理器具を洗浄することができます。

それ以外にもさまざまなメリットがあるので、まだ食器を手洗いしている方はぜひ早めの検討をおすすめします。当記事では、おすすめの業務用食洗器メーカーや選ぶ際のポイントを解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

目次

業務用食洗器メーカー15選を比較!

業務用食洗器はさまざまなメーカーから販売されています。それぞれの食洗器に機能や洗える食器の量などが異なるため、よく比較しながら決めるようにしましょう。ここからは、おすすめの業務用食洗器メーカーを15社紹介していきます。

パナソニックホールディングス

日本の代表的な電機メーカー「パナソニックホールディングス」からは、アンダーカウンタータイプやフードタイプ、ドアタイプなどさまざまなタイプの業務用食洗器が販売されています。

業務用洗浄機「エコロッシュ」は、従来の機種と比べて2リットルの節水ができるようになりました。節水コースや標準コースなど、使用水量を調整できるのも特徴です。

さらに「セルフクリーン機能」が搭載されており、運転終了後はすすぎタンク内の高温水で庫内を除菌洗浄してくれます。そのため、衛生面でも安心できるでしょう。

  • 庫内洗浄も兼ねた「洗剤濃度調節機能」付き
  • 天面洗い噴射口で庫内の天面まで徹底洗浄
  • 独自の「すすぎノズル」で節水を実現
価格要問合せ
性能672枚/時~
タイプアンダーカウンタータイプフードタイプドアタイプ容器洗浄機
主な機能節水機能、洗剤濃度調整、トータルクレンリネス機能など

株式会社中西製作所

「株式会社中西製作所」は総合厨房機器メーカーです。電気フライヤーやミキサー、加熱水蒸気調理器といったさまざまな製品を販売しています。

洗浄機器は作業環境の規模に合わせた多彩なラインナップを取り揃えています。誰にでも扱いやすい操作性と、環境に配慮した洗浄機器が特徴です。

洗浄方法は「連続方式」と「ボックス方式」の2種類あり、洗浄能力や設置スペースに合わせて選択できます。節水ユニットを搭載しているので、使用水量の削減にもつながります。

  • 施設規模に応じて選べる豊富なラインナップ
  • 抜群の清掃性
  • 誰でも直感的に操作可能
価格要問合せ
性能要問合せ
タイプアンダーカウンタータイプボックスタイプ大型ボックスタイプハッチタイプ
主な機能自動開閉ドア機能、節水機能、ファインバブル洗浄など

株式会社マルゼン

株式会社マルゼンは昭和36年に設立され、ホテルや学校、病院やコンビニエンスストアといったフードサービス業界を支える業務用厨房機器を多数販売してきました。

業務用食洗器はさまざまなタイプを販売しており、中には間口が600mmのコンパクトなサイズの食洗器もあります。場所を取らないので、狭い厨房スペースを有効活用できるでしょう。

エコタイプの食洗器であれば、すすぎ湯をわずか2リットルに抑えることができます。節水にもつながり、施設の光熱費削減にもつながるでしょう。

  • 余熱利用で省エネにつながるガスブースター一体式も
  • コンパクトタイプならスペースを有効活用
  • 庫内断熱構造で静音性向上
価格934,000円~
性能要問合せ
タイプアンダーカウンタータイプ2ラックドアタイプドアタイプフロントローディングタイプシャッタータイプリターンタイプスルータイプ
主な機能断熱構造、洗剤自動供給装置内蔵など

株式会社ウィンターハルター・ジャパン

「株式会社ウィンターハルター・ジャパン」は食器洗浄機に特化して、さまざまな製品を販売しているスペシャリストです。高い品質基準で、長年愛用されてきました。

食洗器は小型から大型まであり、誰でも簡単に使用できるシンプルな操作性が特徴です。特にアンダーカウンタータイプはスマートタッチディスプレイで、ワンプッシュで操作できます。

さらに、経済的なところも株式会社ウィンターハルター・ジャパンの特徴です。最大25%の節水ができるので、光熱費や洗剤などのコスト削減にもつながります。

  • あらゆる業種に対応する業務用食洗器
  • グラスや食器、カトラリーに柔軟に対応
  • 水処理装置や洗剤、アクセサリーなどの組み合わせが可能
価格要問合せ
性能要問合せ
タイプアンダーカウンタータイプパススルータイプコンベアタイプ器具洗浄機
主な機能カスタマイズ機能、コンベア機能など

株式会社KyoDo

株式会社KyoDoは洗浄機の専門メーカーです。省人・省エネ・省スペの3つに取り組んでおり、食器や調理用機器を洗う以上の高い性能を搭載しています。

また、壊れにくい耐久性と直しやすいメンテナンス性、分かりやすい操作性を追求したシンプルな設計です。毎日使う機器だからこそ、シンプルで丈夫な設計であることが大切になります。

さらに、導入前だけでなく導入後のサポートも充実しています。部品はすべて国産を使用しており、万が一不具合があった時にはすぐに交換が可能です。

  • 飲食店から給食センターまで施設規模に合わせた豊富なラインナップ
  • 残菜処理機能付きであればはたき作業も不要
  • 超高圧洗浄で前洗いする必要がない
価格要問合せ
性能最大14000枚/時
タイプ超小型高圧食洗器中~大型高圧食洗器残菜処理機付き食洗器
主な機能超高圧洗浄、残菜処理機能など

株式会社キサミツ技研

株式会社キサミツ技研は嘔気先行装置や省力型食品機械の設計・製作を行うメーカーです。昭和50年に創業し、さまざまな洗浄機や食品加工機、水処理システム機器などを販売してきました。

食器洗浄機は3つのサイズで展開されており、厨房の広さや洗浄する食器量に合わせてサイズを選ぶことができます。

さらに、台車と容器をダブルで洗える洗浄機も取り扱っています。なかなか洗うことのない台車を丸洗いできるので、容器だけでなく台車全体をキレイに洗浄することができるでしょう。

  • 台車・容器ダブル洗浄機なら台車までまるごと洗浄が可能
  • 温水スプレーで食器を洗浄
  • 樹脂ネットコンベア付き
価格要問合せ
性能要問合せ
タイプバッチ型パレット洗浄機容器洗浄乾燥機台車・容器ダブル洗浄機
主な機能温水機能、上下固定ノズル、樹脂ネットコンベア、食器押さえ機能など

株式会社ショウワ

株式会社ショウワは洗浄機のメーカーとして、コンテナ・パレット洗浄機や部品洗浄機、食器洗浄機などさまざまな種類の洗浄機を販売しています。

新型の業務用食器洗浄機は奥行600mmのコンパクト設計で、スペースの限られた場所にも設置することが可能です。コンパクトながら洗浄能力は高く、1時間で60ラック、900~1300枚のプレートを洗うことができます。

漏電ブレーカーやから炊き防止機能なども付いているので、安全に使用することが可能です。さらに、すすぎ水量を抑えられるので、ランニングコストも削減できるでしょう。

  • パワフル洗浄+エネルギー節約
  • 奥行600mmのコンパクト設計
  • 厨房スペースや食器に合わせて選べるラインナップ
価格要問合せ
性能900枚/時~1300枚/時
タイプアンダーカウンタータイプドアタイプシャトルタイプ
主な機能節水機能、漏電ブレーカー、から炊き防止機能など

日本洗浄機株式会社

日本洗浄機株式会社では、食器洗浄機や自動調理機器、食器ディスペンサーといったさまざまな厨房機器を販売しています。

その中でもサニジェット食器洗浄機は、世界に誇る4ローター洗浄システムが特徴です。4本のノズルアームが回転する噴射パターンで、全体をムラなく洗浄できる日本洗浄機株式会社独自の技術になります。

さらに、ガスブースターの余熱を使用することで、通常の電気ヒーターに比べて半分の費用で抑えることが可能です。電源容量が不足しがちな環境でも、コストを抑えながら設置できるでしょう。

  • スクエアスプレーすすぎで3割以上の節水&省エネ
  • 長脚構造で床下清掃が容易
  • 4ローター洗浄システムで庫内をくまなく洗浄
価格要問合せ
性能最大240ラック/時~
タイプアンダーカウンタータイプドアタイプパススルータイプラックコンベア器具洗浄機
主な機能余熱循環機能、スクエアスプレーすすぎ機能、4ローター洗浄機能など

有限会社ハイテック

有限会社ハイテックは暖房システムやコンプレッサー、食器洗浄機などさまざまなシステム機器を販売しています。

販売や設置だけでなく、メンテナンスも行っているので万が一の時でもすぐに対応してくれます。土日祝日でも出張メンテナンスを行っているので、飲食店でも安心でしょう。

食器洗浄機はアンダーカウンタータイプ、ドアタイプ、コンベアタイプなどさまざな機種を豊富に取り扱っています。サイト上に掲載されている機器は限られているので、詳しくは問い合わせてみましょう。

  • ニーズに合わせたシステムを提案可能
  • 土日祝日でも出張設置やメンテナンスが可能
  • 最大12,000枚の強力な洗浄力
価格要問合せ
性能最大12000枚/時~
タイプアンダーカウンタータイプドアタイプラックコンベアタイプアンダースラングコンベアタイプ
主な機能バタフライ型洗浄ノズル、シンプルな操作パネルなど

株式会社フロムシステムダイレクト

株式会社フロムシステムダイレクトはさまざまな厨芥処理システムを販売している広島県の会社です。オリジナルの食洗器「Fクリーン」は高性能でリーズナブルな食洗器として人気があります。

ドアタイプの食洗器は電気式だけでなくガス式もあり、ガスブースターへ接続して利用できます。洗剤・メンテナンス会社だからこそ、アフターサービスも充実しているのが特徴です。

さらに、購入だけでなく5年間のリースプランでの導入も可能です。リースであれば、初期費用を抑えながら食洗器を導入できるでしょう。

  • 低価格なのにハイパワー水圧で強い洗浄力
  • 水接続ができるので給湯機がなくても食洗器の導入が可能
  • 全自動軟水器の接続で故障リスクを軽減
価格要問合せ
性能要問合せ
タイプアンダーカウンタータイプドアタイプリターンタイプ
主な機能節水機能、ノズル回転機能など

株式会社カネ中商店

株式会社カネ中商店はウィンターハルター社・ラショナル社の正規代理店として、業務用食洗器や厨房機器の販売を行っています。

販売している業務用食洗器はウィンターハルター社製で、高い洗浄力と耐用年数、経済的なランニングコストといったさまざまの面で優れています。ドイツのDIN規格をクリアした、高性能な業務用食洗器です。

また、新品の販売だけでなく中古品の販売やレンタルといったサービスも展開しています。予算や使用用途に合わせて、最適な食洗器を導入することができるでしょう。

  • ヨーロッパ基準で作られた高い洗浄力
  • 定期点検や修理代込みのレンタルでも導入可能
  • 中古品ならコストを抑えて導入できる
価格要問合せ
性能要問合せ
タイプアンダーカウンタータイプパススルータイプラックコンベアタイプ器具洗浄機
主な機能節水機能、熱交換装置など

ホシザキ株式会社

ホシザキ株式会社は製氷機を始め、食に関するさまざまな機器を販売してきた会社です。食器洗浄機にはホシザキが独自に開発したトリプルアームノズルを採用しています。

アームが3本になったことで、洗浄能力が格段にアップしました。庫内の隅々まで洗浄でき、四隅コーナーに配置された食器や調理器具もキレイに洗いあげます。

洗浄温度が自由にコントロールできるのも、特徴です。油汚れの食器などは、洗浄温度を高くすることで徹底的に洗浄できるでしょう。すすぎは2リットルの水でできるので、節水にもつながります。

  • 洗剤濃度は0.1%に抑えられるのでコスト削減
  • すすぎ水を残さないカーブのついた天井
  • ランニングコストは約1/5
価格要問合せ
性能400枚~1040枚/時
タイプアンダーカウンタータイプコンベアタイプドアタイプ
主な機能節水機能、省スペース設計など

旭調理機株式会社

旭調理機株式会社は大阪府羽曳野市にある会社です。食器洗浄システムや各種洗浄システムを設計・製作しています。

洗浄機はオーダーメイドで施設に合わせて製作するので、個々の需要に合わせた食洗器を導入することが可能です。効率化や省スペース化、省エネなど、重視したいポイントに合わせて製作できるでしょう。

また、アフターフォローが充実しているのも旭調理機株式会社の特徴です。消耗品の交換やメンテナンス、万が一のトラブルに関しても迅速に対応してくれます。

  • 手作業で丁寧な完全オーダーメイド制
  • 現地調査を行って適切な食洗器を提案
  • 設計案は何度でも修正可能
価格要問合せ
性能要問合せ
タイプアンダーカウンタータイプフードタイプドアタイプなど
主な機能節水機能、温度調整機能など

株式会社テンポスドットコム

株式会社テンポスドットコムは厨房機器用品の通販サイトです。貯湯タンク内蔵型やブースター外付け型、水道直結型などさまざまなタイプを取り扱っているので、使用用途に合わせて選択できます。

新品の食洗器でも、非常にリーズナブルな価格で購入できるのも特徴のひとつです。中には定価の半額~3分の1程度の価格で購入できるものもあります。

ウィンターハルター製やフクシマガリレイ製など、食洗器のメーカーを選ぶことも可能です。施設に合わせた食洗器を選ぶために、事前に問い合わせてみましょう。

  • 格安で食洗器の購入が可能
  • 中古品やリサイクル品の購入も可能
  • 保証期間外でも修理対応可能
価格要問合せ
性能672枚/時など
タイプアンダーカウンタータイプドア・シャッタータイプドアタイプリターンタイプ
主な機能要問合せ

フクシマガリレイ株式会社

フクシマガリレイ株式会社は30年以上にわたり、東南アジアを中心に世界の食を支えてきた会社です。さまざまな厨房機器を販売していますが、業務用食洗器もそのうちのひとつです。

アンダーカウンター式やパススルータイプの洗浄機で、高いドイツ品質を誇ります。高品質でありながら、シンプルな設計で使いやすいのが特徴です。

さらに、セルフクリーニングプログラムにより、排水時には自動で庫内を洗浄してくれます。ステンレスフルカバーボディで害虫や水の侵入も防ぐので衛生面でも安全です。

  • シンプルで使いやすい操作性
  • 防音・防熱性に優れた断熱二重構造の開閉ドア
  • 給水での接続なら給湯機設置コストも削減
価格要問合せ
性能要問合せ
タイプアンダーカウンタータイプパススルータイプ
主な機能セルフクリーニングプログラム、フルフィルタレーションシステムなど

業務用食洗器の選び方

業務用食洗器は一種類だけではありません。さまざまな種類があるので、比較しながら施設に合わせた食洗器を選ぶ必要があります。ここからは、業務用食洗器の選び方を解説していきます。

タイプから選ぶ

食洗器には下記のような種類があります。

  • アンダーカウンタータイプ
  • ドアタイプ
  • シャッタータイプ
  • ラックコンベアタイプ

アンダーカウンタータイプはカウンターの下でも設置できる、最も小型なタイプです。高さは1m以下のものが多く、スペースの限られたキッチンにも置きやすいサイズといえます。

しかし、屈まないと食器の出し入れができないため、ストレスに感じる可能性もあります。

ドアタイプはドアを大きく開けて、食器を出し入れできる食洗器です。大きなお皿や調理器具でも入れやすいでしょう。

洗浄力が高いので、油物を扱う飲食店にもおすすめです。パススルータイプはドアタイプの中でも、前後両方からの出し入れが可能なものを指します。

シャッタータイプとは、開閉する上部から食器を出し入れするタイプの食洗器です。アンダーカウンタータイプほどではありませんが、比較的コンパクトなサイズなので置き場所にも困りません。

最後のラックコンベアタイプは大規模施設で導入されるタイプの食洗器です。大量の食器を洗えるメリットがありますが、機器はかなり大型になります。そのため、設置スペースを事前に確保しておく必要があるでしょう。

給湯設備から選ぶ

次のポイントは「給湯設備から選ぶ」という点です。業務用食洗器は「貯湯タンク内蔵型」「ブースター外付型」「水道直結型」の3種類の給湯方法があります。

「貯湯タンク内蔵型」は食洗器の中に電気ヒーターが付いた貯湯タンクが内蔵されているタイプの食洗器です。貯湯タンクへは給湯機からお湯を供給し、そのお湯を食洗器で使用します。

給湯器の号数が小さければ小さいほど、強力な電源の機種が必要です。「ブースター外付型」は、パワフルな外付ブースターで給湯機から供給されたお湯の量と温度を調整します。

そのため、給湯器の号数が小さくても問題なく使用できるのが特徴です。最後は「水道直結型」です。給湯器なしで水道を連結して使用するタイプになります。給湯器を設置できない店舗におすすめの食洗器です。

ランニングコストもチェック

最後のチェックポイントは「ランニングコスト」です。ついつい本体価格にばかり目が行きがちですが、電気代や水道代、専用の洗剤代といったランニングコストがかかります。

業務用食洗器の中には節水や省エネといった機能が付いているものも販売されています。その分、本体価格も高くなりがちですが、長い目で見た時に経済効果が高い可能性もあるでしょう。

さらに、水道代については手洗いよりも節水につながるため、食洗器を導入する前よりもコストを抑えられます。総合的な価格やランニングコストを比較したうえで、決定するようにしましょう。

業務用食洗器を導入するメリット

業務用食洗器を導入すると、さまざまなメリットを得ることができます。ここからは、業務用食洗器を導入するメリットをみていきましょう。

業務効率化

最初のメリットは「業務効率化」です。飲食店や食事を提供する施設において、食器を洗うという作業は非常に時間がかかります。

特にランチタイムなどの時間には、食器を洗う時間もなく次々に汚れた食器が溜まってしまうでしょう。しかし、食洗器であればスイッチひとつで大量の食器を洗うことができます。

食洗器に洗い物を任せておき、その時間で調理や接客、清掃といった他の作業を行うことができるでしょう。他の業務に時間を割けるので、残業時間も少なくなるはずです。

衛生面の向上

次のメリットは「衛生面の向上」です。食洗器は高温で強力な水圧と、洗浄力の高い専用の洗剤と食器を洗いあげます。そのため、手で洗うよりも衛生的です。

食中毒の原因となる菌も、食洗器なら死滅させることができます。また、乾燥も行ってくれるため、ふきんに付着する雑菌等を心配する必要がありません。

食器に少しでも汚れが残っていると、店舗のイメージ低下につながりますし食中毒などのリスクも高まります。食洗器で汚れを徹底除去することで、トラブルが発生しにくくなるでしょう。

コスト削減

「コスト削減」もメリットのひとつです。食洗器は手洗いに比べて、水道代の節約になります。手洗いで20リットルの水がかかる洗い物でも、食洗器ならわずか2リットルで洗いあげることが可能です。

節水につながる分、水道代を抑えることができるでしょう。また、業務効率が向上することで、人件費の削減が可能になります。

洗い物をするためのアルバイトを一人雇うだけでも、高額な人件費がかかります。突然アルバイトが退職してしまえば、新たな人材を見つけるために募集しなければならないでしょう。食洗器の導入によって、そのアルバイトにかかる人件費をカットできます。

食器を温められる

最後のメリットは「食器を温められる」という点です。大きなメリットではありませんが、温かい食器を使うことで食材が冷めにくくなります。

業務用食洗器は高温で食器を洗うため、洗い終わった後も食器は熱いままです。熱い食器を使用できるので、できたての料理を美味しい状態でお客様に提供することができるでしょう。

冷えた料理を提供する場合には温かい食器は逆効果ですが、温かい料理の方が提供頻度が高いのが一般的です。そのため、食器を温められるというのは、食洗器のメリットのひとつといえるでしょう。

業務用食洗器を導入するデメリット

さまざまなメリットがある業務用食洗器ですが、いくつかのデメリットもあります。導入後に後悔しないよう、デメリットも知っておきましょう。ここからは、業務用食洗器を導入するデメリットを解説していきます。

初期費用がかかる

最初のデメリットは「初期費用がかかる」という点です。機種にもよりますが業務用食洗器を新品で購入するとなると、目安として50~80万円程度はかかります。

中古で購入しても20~40万円ほどかかると見ておいた方が良いでしょう。開業にあたり、数十万円する業務用食洗器の費用は大きな痛手となります。

冷蔵庫やオーブンといった調理器具に比べると優先順位は低いので、無理して業務用食洗器を導入する必要はないでしょう。様子を見て、忙しくなってから導入するという方法もあります。

サイズが大きい

次のデメリットは「サイズが大きい」という点です。業務用食洗器を置くためには、もちろんその分のスペースが必要になります。

コンパクトな食洗器も出ていますが、それでも幅600mm程度は空けておかなければならないでしょう。個人経営の飲食店など、スペースに限りがある店舗の場合はスペースが確保できないこともあります。

できるだけコンパクトなサイズの業務用食洗器が欲しいのであれば、アンダーカウンタータイプの食洗器がおすすめです。カウンターの下にも設置できるコンパクトサイズなので、比較的狭いキッチンにも置きやすいでしょう。

ランニングコストがかかる

最後は「ランニングコストがかかる」というデメリットが挙げられます。業務用食洗器に必要なのは、本体価格だけではありません。

電気代や専用の洗剤代、メンテナンス費用など、これまでかからなかった新たなランニングコストがかかるようになります。電気代は数千円程度ですが、年間となると結構な出費になるでしょう。

特に中古の場合は、故障するリスクも高いのでメンテナンス費用もかかりやすくなります。部品交換などで数万円かかることもあるので、注意しましょう。

業務用食洗器を購入する際の注意点

ここからは、業務用食洗器を購入する際の注意点を解説していきます。これから業務用食洗器の導入をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

排水が必須

まずは「排水が必須」という点が挙げられます。食洗器を新たに設置するのであれば、給湯設備だけでなく排水するための装置も必票です。

食洗器内でお皿を洗った水や、すすぎに使用した水を排水しなければならないからです。水をしっかり抜いて、内部をきれいにしておかないと食洗器の故障につながります。

カビや腐食を防ぐためにも、乾燥した状態にしなければならないのです。もし排水場所がない場合は、新規で引き込みをしたり配管工事などの設備工事を行ったりする必要があります。

ラックや洗剤の購入も忘れずに

次は「ラックや洗剤の購入も必要」だという点です。基本的にはシャッタータイプ以外の食洗器では専用のラックが必要になります。

アンダーカウンタータイプやドアタイプは、ラックに食器を入れてから食洗器内に設置するのが一般的です。ラックコンベアタイプも、ラックに並べた状態でコンベアに乗せて流しながら洗浄を行います。

さらに、食洗器で使用するための専用洗剤も必要です。ラックや洗剤がないと食洗器を使用できませんので、導入時にはラックや洗剤も購入しましょう。

中古やリースで導入する方法も

最後は「中古やリースで導入する方法も」あるという点です。先述したように、業務用食洗器の導入には多額の費用が必要になります。

新品であれば50万円ほどはかかるでしょう。中古は新品の半額以下で購入できるものも多いので、価格を抑えて導入することができます。

また、リースやレンタルといった方法もおすすめです。リースは5~7年といった長期で機器を借りる方法、レンタルは1週間~半年など短期で借りる方法になります。

月々に決まったお金を支払うことで機器を使用できるので、初期費用としてまとまったお金を支払う必要がありません。

とはいえ、リース期間中に支払う総額は、購入費用よりも高額になりますので注意が必要です。リースやレンタル、中古の購入それぞれのメリット・デメリットを比較・検討したうえで購入するようにしましょう。

まとめ

業務用食洗器のおすすめメーカーを15社紹介してきました。それぞれのメーカーに特徴があり、業務用食洗器の価格にも大きな差があります。

アフターフォローの内容などにも違いがあるため、各メーカーをよく比較したうえで購入することがおすすめです。

業務用食洗器は業務効率の向上だけでなく、衛生面でも効果を発揮します。食洗器と一言で言ってもさまざまなタイプがあるので、厨房の広さや洗う食器の量に応じて最適なタイプを選びましょう。

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