「小学校教員はから転職したいけど、辞めたら後悔しそう」
こんな悩みを抱えていませんか?
小学校教員から転職する人は少ないので、転職できるかとても心配ですよね。
この記事では、実際に小学校教員から転職した私が、退職してから後悔していることや、よかったことについて紹介します。
記事の最後には、後悔しないための方法について書いているので、ぜひ最後までお読みください。

新卒で小学校教師として働いたのち、抑うつ状態に。
退職し、現在はWebライターとして活動中。
結論:小学校教員から転職しても後悔しない

結論から言うと、小学校教員から転職しても後悔はしません。
私が小学校教員として働く中で、続けるメリットとデメリットを考えた時に、デメリットの方が圧倒的に大きかったからです。
私自身、子どもたちに対して、夢ややりたいことを見つけて一生懸命取り組んでほしいと考えています。
しかし教師である私自身が実現していないことに矛盾を感じ、この先働くのは自分にとっても子供達にとっても良くないと考えました。
後悔したこともありますが、総合的に考えると転職して本当に良かったと考えています。
小学校教員から転職して後悔したこと4選

小学校教員から転職した後、後悔していることがあるのも事実です。
ここからは実際に小学校教員から転職して後悔したことについて、実体験を元に紹介します。
小学校教員から転職したら長期休みが取れない
小学校教員から転職して後悔したことの1つに、夏休みや年末年始の長期休みが取れなくなってしまったことが挙げられます。
小学校教員は部活動がないため、児童が登校しない夏休み中や冬休み中は有給を取得できます。
日直などの出勤はありますが、うまく回避すれば1ヶ月近い連休が取れることも。
民間企業では、ゴールデンウィーク、お盆休み、年末年始の三大大型連休以外で休みが取れることはありません。
長期休みを取得するのは難しく、小学校教員の特権である長期休みの恩恵が受けられなくなって、少し後悔しています。
小学校教員から転職して給料が下がった
小学校教員から転職して後悔したことの1つに、給料が下がったことがあります。
教員は、残業代が出ないものの、ある程度の基本給やボーナスが保証されています。
一方、民間企業では、会社の都合で給与が下がったり、景気によってボーナスが変動したりすることも。
転職して100%安定した給料が保証されなくなることが、後悔につながります。
民間企業に転職してしっかりとスキルアップをすれば、長期的には年収が上がる可能性はあります。
しかし教員から転職した場合のほとんどは、一時的には給料が下がってしまうでしょう。
小学校教員から転職すると安定がなくなった
小学校教員は公務員なので、退職した後、安定がなくなったことが後悔の1つに挙げられます。
公務員であれば、どれだけ仕事をサボっても、業績が悪くても、クビになることはなく一生安泰です。
しかし民間企業では、終身雇用が崩れつつあり、ジョブ型雇用などに雇用形態が変化しています。
リストラされる可能性もあり、数十年後の仕事が、必ずしも保証されているとは限りません。
一生安泰だという安定がなくなったことが後悔の1つです。
小学校教員から転職すると信頼がなくなった
小学校教員の仕事は公務員であるため、周りの人から一定の信頼がありますが、その恩恵が受けられなくなります。
友人や恋人の家族などに紹介される時、教師という仕事であれば収入面でも人格面でも信頼される傾向にあるでしょう。
ローンを組んだり、保険に加入したりする時も、公務員というだけで審査に通りやすいという利点もあります。
しかし民間企業になると、会社や雇用形態などによっては、ローンなどの審査が通りにくくなることも。
公務員、教師というお堅い職業、信頼が得られなくなることで後悔したこともあります。
小学校教員から転職すると子供に会えなくなった
小学校教員から転職した後は、子供に関わる機会が一気になくなりました。
小学校教員になる人は、子供が好きで教員になったという人は多いでしょう。
仕事を通じて子供に対し嫌気がさすこともありますが、可愛さや純粋さから元気をもらうことがあるのも事実です。
自分のことを信頼してくれたり、好きでいてくれたりする子供達とお別れするのはとてもつらかったです。
可愛い子供たちに関わる機会がなくなってしまうことは、後悔する理由の1つに挙げられます。
小学校教員から転職してよかったこと5選

ここまで小学校教員を退職してから後悔したことについて紹介しました。
ここからは、小学校教員から転職してよかったことについて、実体験を元に解説していきます。
小学校教員から転職するとストレスから解放される
小学校教員の仕事を辞めてからは、とてつもないストレスから解放されました。
仕事をしていると日々さまざまなストレスを抱えますよね。
- 同僚との人間関係
- 保護者対応
- 問題起こす児童の指導
- 膨大な仕事量
やめてからは上記のようなストレスから一気に解放されて、毎日安定した気持ちで過ごすことができています。
教員の仕事はとてつもなくストレスを抱える職業だと、辞めてから改めて実感しました。
小学校教員から転職すると生活の質が向上する
教員の仕事を辞めてから生活の質が向上したことを実感しています。
遅くまで残業していたため、食事は帰ったらすぐに食べられるよう作り置きしたものを食べて、お風呂に入ったら寝るだけの毎日でした。
休日には持ち帰り仕事をすることもありました。
教員から転職した後は、仕事終わりは料理をしたり趣味に打ち込んだりしています。
休日は仕事をすることはなく、友人と会ったり、出かけたりして過ごす時間を楽しんでいます。
休むことで仕事にも全力で打ち込めるので、生活の質が大きく向上しました。
小学校教員から転職すると長時間労働から解放される
教員の仕事を辞めてからは、長時間労働から解放されて自分の時間が圧倒的に増えました。
長時間労働が常態化しているため、平日の残業は当たり前、時には土日出勤もしなければなりません。
教員をしていた時、忙しい月の残業時間は過労死ラインと言われる80時間でした。
仕事中は休憩する暇さえなく、朝8時から夜10時ごろまで働く日もありました。
長時間労働から解放され、自分の時間を確保できるようになり、心に余裕が生まれました。
小学校教員から転職すると自分に合った仕事ができる
教員の仕事を辞めてからは、本当に何がしたいかを考え自分に合った仕事を探すことができました。
私は、教員に憧れて教員採用試験を受けて合格し、晴れて教員になりました。
しかし、実際に仕事をしてみるとやはり自分のやりたいことではないと実感するようになりました。
モチベーションの低さや、やる気が起こらないことに対し、自分を責めることもありました。
しかし今は、ただのミスマッチだったと考えています。
やりたいことを見つめ直し転職したことで、自分に合った仕事ができて充実しています。
小学校教員から転職して後悔してしまう人の特徴は?

私は小学校教員を辞め、後悔したことはもちろんありますが、結果的に良かったと考えています。
しかしやはり小学校教員から転職して後悔してしまう人もいるのが事実です
どのような人が小学校教員から転職して後悔してしまうのかを解説していきます。
正規雇用にこだわる人
「働くなら絶対に正規雇用がいい」という考えを持つ人は、転職すると後悔するかもしれません。
もちろん小学校教員から正社員になることは可能です。
しかし大手企業や有名企業の求人は、契約社員や無期雇用派遣社員であることも多いです。
「絶対に大手企業の正社員になりたい」「絶対に正規雇用で安定がほしい」という場合は、転職は考え直すべきでしょう。
自分の能力に自信がない人
自分の能力に自信がない人は転職すると後悔するかもしれません。
教員は公務員であるため、どれだけ仕事ができなくてもクビになることはありません。
どれだけサボっていても、時間が経てば確実に給料も上がります。
しかし、ほとんどの民間企業では、仕事ができない人はリストラされる可能性があります。
業績により評価され、給与に反映される会社もあるので、転職しても絶対に給料が上がるとは言えません。
自分の業務を振り返り、民間企業でやっていける自信がなければ、転職を考え直すべきでしょう。
やりたいことが明確になっていない人
教師の仕事を辞めた後にやりたいことが明確になっていない人は、転職すると後悔する可能性があります。
転職活動では、業界や業種をある程度絞ってから自己分析をするなど、意外と時間がかかります。
全くやりたいことが決まっておらず、自分が得意なこともわからない場合は、仕事を続けた方がいいかもしれません。
仕事をしていく中で、必ず何かしら成長に繋がります。
何かやりたいことを明確にしてから転職するとより良い転職ができるでしょう。
小学校教員から転職して後悔しないための対策とは?

小学校教員になるまでには、教員免許を取得したり、教育実習に行ったり、たくさん努力をしてきたはず。
辞めたことを後悔した時には、後戻りは難しいです。
そのため、小学校教員から転職して後悔しないための対策を紹介します。
自己分析を徹底的にする
小学校教員から転職して後悔しないためには、自己分析を徹底して行いましょう。
仕事を辞めるということには、それなりに理由があるはずです。
何が嫌だったのか、何が得意だったのかということを徹底的にあぶり出します。
嫌だと考えた事柄から、転職してどんな仕事につくことができるのか、どんな会社があっているのか考えましょう。
転職の面接などでは、「自分の得意なこと・やりたいことと、その会社がマッチする」ということをうまく伝えると必ず内定がもらえます。
自己分析を徹底して、後悔しない転職活動を行いましょう。
周囲の人に相談する
小学校教員の仕事から転職して後悔しないためには、必ず周囲の人に相談しましょう。
友達や家族など、あなたが教員になることを応援してくれた人はたくさんいます。
応援してくれたからこそ、転職したい理由をしっかり伝えれば、新しい道も応援してくれるでしょう。
あなたのことを思って反対する人もいれば、状況を理解せずとにかく反対する人もいます。
しかしどんな意見であっても、客観的な意見を聞いて考えることはとても大切です。
自分の意思とは違うことを言われても、鵜呑みにすることはなく、1つの意見として受け止めましょう。
キャリアコーチングのサービスを利用する

周囲に相談できる人がいない場合は、キャリアコーチングサービスを受けてみましょう。
キャリアコーチングサービスでは、プロのアドバイザーが転職するかどうかを一緒に考えてくれます。
転職支援のサービスではないので、教員を続けるかどうかも一緒に考え支援をしてくれます。
おすすめは、20〜30代受講者数No.1の「ポジウィル」です。
45分間の面談がオンラインで受けられるので、休日に利用してみると良いでしょう。
キャリアに悩む人をサポートしてきたプロの意見を聞いてから転職を考えるのも良いかもしれません。
▶︎キャリアに特化したコーチング・サービス【POSIWILL CAREER(ポジウィルキャリア)】
アプリでキャリア診断をする

退職の意思は固まっているものの、どんな仕事が向いているかわからないという人は、アプリでキャリア診断を行いましょう。
キャリア診断には、3分でキャリアを診断できる無料アプリ「VIEW」がおすすめです。
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膨大なデータから、自分が知らなかった新たな選択肢も見つかるかもしれません。
退職後、就きたい仕事がわからずに時間を浪費することを避けるためにも、アプリで手軽に診断してみましょう。
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転職活動に必須なのは、エージェントを利用することです。
私が実際に利用した「リクルートエージェント」では、プロのキャリアアドバイザーの転職支援を無料で受けられます。
キャリアアドバイザーとの面談では、向いている仕事を教えてくれたり、面接の練習をしてくれたりします。
企業との煩わしい日程調整のやり取りなどを、エージェントを通して行うことができるため、楽に転職活動できるというメリットも。
しっかりとサポートを受けることが、転職活動を成功させる鍵になるので、利用しない手はないでしょう。
退職代行を依頼する

退職の意思を伝えると何を言われるかわからないという理由から転職に踏み切れない場合は、退職代行を依頼するのも1つの手段です。
退職をする時には、一緒に働いていた教員に反対されるだけでなく、責められることもあるでしょう。
無駄なやり取りはあなたの時間と体力を消耗します。
また、有給消化の交渉など、法律的なことも退職代行業者の弁護士が行なってくれるというメリットも。
退職代行みやびでは、メールやLINEでの相談を無料で受け付けているので、今の状況を相談してみましょう。


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