転職をお考えのあなた!
あなたは高学歴を武器に転職活動を進めようとしていますか?
実は高学歴は転職に有利に働く場合と、かえってマイナスに働くことがあるのです。
この記事では、職種ごとにどれくらい高学歴を重視するのかを解説します。
最後に注意点もまとめたので、高学歴で転職を成功させたいあなたは最後まで読むことをおすすめします。
高学歴は転職において有利なのか

結論からいいますと、高学歴でいること自体は、転職に不利に働くことはないと断言してよいでしょう。
高学歴を持っているということは、当然受験での地道な努力や、地頭の良さを持ち合わせていることを証明することができるということです。
言葉で説明するよりも、大学名や、偏差値として示すことで、企業は結果をすぐに認識し、判断基準にすることができます。
ただし、新卒と比べると、学歴が持つ影響力はある程度下がります。
新卒>第二新卒>20代>30代>40代>50代、、、というように、年齢が上がるごとに学歴の重要度は下がってしまうのです。
ですので、あなたの年齢と、社会経験を考慮しておく必要があります。
高学歴が転職で有利に働く具体例3選

ここでは、高学歴が転職に有利に働く具体例を3つご紹介します。
非公開求人
転職活動中のあなたは転職エージェントをどのくらい活用できているでしょうか?
実は、転職エージェントで求人を探す場合、高学歴を持っている人にしか紹介してもらえない求人があるのです。
これは、企業が頭のいい、または学校名でブランディングされた企業が人材を要求しているときに起こる現象です。
もし非公開求人をいただくチャンスがあれば、高学歴が第一関門を突破してくれたようなものです。
ですので、そこからの書類選考や試験、面接は特に十分に対策を行う必要があるでしょう。
せっかくの機会を逃さないよう注意してください。
高学歴の転職エージェント・転職サイトでおすすめは?
受験・大学で学んだことをアピールできる
早慶上智や、MARCHなどの有名大学を卒業している高学歴の方は、その多くが大学受験という非常に大きなハードルを突破した実績があります。
難関大学の受験では、選択肢だけではなく、文章で答える問題もありますよね。
そのようなチャレンジに立ちはだかったときどのように対処したのか、または勉強を続けるコツを自分なりにどうやって身に着けたのか、計画性が身についた、など様々な観点から試験官にアピールすることができます。
もちろん、受験のことばかり話していては、最近頑張っていることへのイメージが薄れてしまいますので、話す割合は戦略を考えるとよいでしょう。
また、有名大学ですと、著名な教授の授業や、OB・OGからの貴重なお話や経験談などを聞くことができます。
そのような経験は、全員ができるわけではありませんよね。
大学で得た知識や、質の高い見聞を仕事でどのように活かせるのかを含め、転職活動では企業の方にアピールしてみてください。
バイアスがかかる
これは本来良いことではないのかもしれませんが、採用担当の方は、高学歴を持つ人に対して、普通の学歴、または低学歴の方よりも、良い印象をもつことが多いのです。
前職で平社員だった高学歴Xさんと、前職でリーダー職を受け持っていた普通学歴Yさんが同じ職に転職希望を出していたとします。
面接での受け答えにおいて、高学歴Xさんが持ち前の知性をフル活用した場合、バイアスがかかることもあって、おそらく面接官はXさんを採用するのではないでしょうか。
OB・OGとのコネクションがある
転職希望先に自分が卒業した大学の先輩がいる場合、新卒の場合だけではなく、転職の場合にもコネを使うことができます。
高学歴と呼ばれる人々がOBOG会を設立している場合、参加すればそこでしか得られない情報を少しは身近な人から説明してもらえます。
転職だからなんて尻込みせず、積極的に参加することをおすすめします。
転職で高学歴が有利になりやすい業種・職業とは?

では、ここからは転職で高学歴が有利になりやすい業種や職業を解説していきましょう。
業種
中途採用の場合であっても、高学歴かどうかを気にする業種があります。
パーソナルキャリアによると「総合商社・金融業・教育関係・コンサルティング・リサーチ系」は大卒以上を求める求人が最も多い業種だといえます。(参考:doda by ppersol, 学歴は中途採用で求められる?-学歴と転職の関係-)
金融業は、昔からとても人気がある業種ですから、学歴を基準に評価しなければ、採用判断にとてつもない時間と労力が必要になってしまいます。
企業の立場として考えると、応募者の数・規模によって異なりますが、足きりの分岐として学歴を使用するのは効率的ですから、高学歴が有利になりやすいと言えます。
また、教育関係者になりたい場合、新卒・中途採用関係なく、そもそも学力がなければ就職できません。
高学歴であればあるほど、面接官の教育関係者もその凄さがよくわかっています。
なので、あなたが教育関係に転職したいと考えていて、高学歴をお持ちであれば、それを全面に出して勝負しても全く問題ありません。
あるいは、管理職に転職する場合にも高学歴は有利に働く場合があります。
例えば、経験はないけど、管理職にチャレンジしたい場合、学歴は地頭を証明する一種ですので、ある程度経験をカバーしてくれるかもしれません。
職業
次に高学歴が有利に働く職業を紹介します。
もしあなたが高学歴の持ち主で、地頭が良いのであれば、「医療系の専門職・コンサルタント・アナリスト・不動産関係の専門職」などを考慮に入れるべきでしょう。
特に、業務中にクライアントから専門的なことを聞かれる職業ですと、相手が言いたいことを理解する力や、専門的なアドバイスができなければなりません。
そのため、このような転職希望先では高学歴が重視されがちです。
お医者さんなら医療の、不動産なら市場や法律についてなどの専門的な知識を身につけている必要がありますから、それらをきちんと学んでいるのかについて、学歴を重視されることでしょう。
反対に、スキル重視、経験重視の職業には、高学歴が有利に働くことはほぼありません。
例えば、観光系、食品系、IT系の専門職は、頭の良さというよりもむしろどれくらい前職で携わっていたか、経験はどれくらいあるかなどを基準に採用判断をします。
なので、有名大学に通っていたのかは関係がなく、高学歴をアピールする場面がないのです。
しかし、前職で培った知識や技術を最大限伝えられなければ、意味がありませんよね。
その意味で、高学歴をお持ちのあなたは、プレゼンテーション能力が高かったり、語彙力があったりするかもしれませんので、そこを活かせば、これらの業種であっても、問題なく転職することができるでしょう。
高学歴を武器に転職を進める際の注意点

高学歴を武器にして転職を進める際は以下の点に注意しましょう。
高慢と思われるような態度
多くの人は、高学歴というワード、ステータスに対して、「偉そう」「凄そう」などというイメージを持っています。
ですので、面接のときには特にそうですが、高慢とおもわれるような態度は絶対にとらないようにしましょう。
高学歴だから偉いなんてことはあり得ません。
逆に、高学歴でも謙虚な態度でいるほうが、より扱いやすい人材だと思われることは間違いないでしょう。
転職ではとくに、人間性や性格の部分が重視されやすいので、人には優しく自分には厳しく、をモットーに人間性の部分も磨いてみてはいかがでしょうか。
名前だけの高学歴
ごくまれにですが、有名大学の肩書はもっていても、実際に頭が良いわけではない人がいます。
大学で真面目に勉強をしてこなかった人や、内部進学でなんとなく有名大学を卒業できた人達を指します。
そのような人は、たとえ面接で受かったとしても、実際に働いてからが大変になってしまいます。
「高学歴なんだからこのくらいできるでしょう」のような周りからの期待に答えられないと、信頼も落ちますし、職場での居心地はどんどん悪くなってしまいます。
そうならないためには、面接の際にはっきりと自分の強み・弱みを正直に話すことが大事です。
地頭は、あとから少しの努力でどうにかできるようなものではないものなので、話を盛らないことが大切です。
学歴だけで勝負しようとしている
これは一番やってはいけない大きな間違いです。
先ほどもお伝えしたように、高学歴が不利に働くことはありませんが、合格の判断材料にまではなり得ません。
あくまで、地頭がある程度ある、何となく初対面の印象がいい、というくらいです。
ですので、大学のブランディング力で何とかなると思ってはいけません。
学歴フィルター自体が時代遅れと言われている時代ですから、むしろ自分にしかできないような強みや、物事をコツコツ続けられるといった、内面で勝負する様にしましょう。
また、いくら知識があったとしても、それに経験が伴っていなければ、真にその分野に長けているとは言い難いですよね。
前職でどのように知識を活かした経験ができたのかをしっかりといえるようになっておくと、転職の際に高学歴をさりげなくアピールしながらも、名前だけではなくて努力もしているということを伝えることができます。
高学歴の方が有利に転職を進められるアプリは?

高学歴の方が転職を検討している場合、ハイキャリアに特化したキャリア診断アプリ「VIEW」がおすすめです。
こちらのアプリを利用すれば3分程度で診断を無料で行うことができ、あなたに最適な企業が一目で分かります。
高学歴の方にかなりおすすめのサービスとなっていますので、まずは自己分析のツールとして活用してみてはいかがでしょうか。
▶︎3分でキャリア診断ができる!若手ハイクラス向け転職アプリ『VIEW』おわりに
いかがでしょうか。
転職活動において、高学歴が有利に働く場合とそうでない場合を大体区別することができましたら幸いです。
学歴は、最終兵器のような武器になることはありません。
いくら東大卒業だったとしても、実践的な業務ができずに転職する場合や、会社の中で人間関係を悪化させてしまったせいで転職せざるを得ないような状況に陥ってしまう場合もあります。
高学歴はあくまで書面上の印象をよくしたり、過去の栄光を紹介するときに光るものです。
なので、合格か不合格かの判断に使用されることはほぼないでしょう。
あなたも高学歴でいることが有利に働く状況をよく考えて、うまく転職活動をおこなってみてください。


最新記事 by 高橋 (全て見る)
- クリニックのPOSレジを比較|おすすめランキングを徹底解説! - 2023年1月29日
- 業務用食洗器メーカーおすすめ15社を比較!購入時の注意点も解説 - 2023年1月24日
- 兵庫・神戸のコピー機(複合機)でおすすめの会社22選を徹底比較! - 2023年1月23日