「転職したいけど、何からはじめたら良いかわからない」
「転職エージェントって使った方が良いの?」
「どんなエージェントなら安心?失敗しないために気をつけることは?」
そんな疑問や不安を持つあなたのために、今回は転職エージェントの選び方と転職のコツについてまとめました。
結論からお伝えすると、転職エージェントは複数社並行して利用することをおすすめします。
なぜなら紹介される求人が増えることで選択肢が広がったり、さまざまなエージェントの多様なサービスを受けることができたり、メリットが多いからです。
転職歴2回、面接官の経験もある現役薬剤師として、あなたの転職活動のお手伝いが出来れば幸いです。
これから転職活動をする方、転職に興味がある方は、よかったら参考にしてみてくださいね。

・現役病院薬剤師
・面接官経験あり
・30代 一児のママ
薬剤師の転職エージェント・サイトの選び方

薬剤師の転職エージェントはたくさんあって、どこを選べばよいのか迷ってしまいますよね。
まずは、転職エージェントの選び方のポイント4つをご紹介します。
- 年代で選ぶ
- 転職の早さで選ぶ
- 求人数の多さで選ぶ
- 職種で選ぶ
それでは、一つずつ解説していきますね!
年代で選ぶ
転職エージェント選びの1つ目のポイントは「年代」です。
薬剤師は年代によって求められる役割やスキルが異なり、それぞれの年代を得意とする転職エージェントがあります。
年代別のおすすめエージェントは以下の通りです。
・20〜30代:マイナビ薬剤師など
・40代以上:リクナビ薬剤師など
・全年齢対象:薬キャリエージェント、ファルマスタッフなど
せっかくなら自分の年代やキャリアにあった仕事を紹介してもらいたいですよね!
転職を成功させるためにも、自分の年代にあった転職エージェントを選ぶことをおすすめします。
転職の早さで選ぶ
転職エージェント選び2つ目のポイントは「転職の早さ」です。
転職エージェントは、多くの求人を一気に紹介するタイプと、求職者の希望に合う求人をゆっくり探すタイプがあります。
タイプ別のおすすめエージェントは以下の通りです。
スピード型:リクナビ薬剤師、薬キャリAGENT
じっくり型:ファルマスタッフ、ファーマキャリア
求職者にあわせて対応:マイナビ薬剤師
じっくり転職したいのにいきなりたくさん求人を紹介されても、転職を急いでいるのにヒアリングばかりで一向に進まなくても、ちょっと困ってしまいますよね。
私も過去に、「転職をじっくり進めていきたいのに、複数企業を一気に受けるように強く勧められ困った」という経験があります。
エージェントと求職者のスピード感が揃っていることは大切なポイントです。
自分のスピード感にあう、もしくはしっかりとあわせてくれる転職エージェントを選ぶことをおすすめします。
求人数の多さで選ぶ
転職エージェント選び3つ目のポイントは「求人数の多さ」です。
持っている求人数が多ければ多いほど、自分に合う職場が見つかりそう、というのはなんとなくイメージがつきますよね。
私も転職で複数エージェントを同時に利用している時に「それぞれのエージェントで持っている求人の数や内容が違うんだな」と感じていました。
各サイトでは総求人数や非公開求人数(非公開求人の方が好条件のものが多いと言われています)が公開されているので、転職エージェントを選ぶときには、よかったら求人数もチェックしてみてくださいね。
職種で選ぶ
転職エージェント選び4つ目のポイントは「職種で選ぶ」です。
薬剤師の転職先は、調剤薬局、ドラッグストア、病院、企業、などさまざまです。
転職エージェントの中には、特定の職場に強みを持ち、その分野の求人を多く持っているところもあります。
自分の希望する職種が決まっている場合は、その職種に強いエージェントを選ぶのも良いと思います。
各職種に強いエージェントは以下の通りです。
ドラッグストアに強いエージント
ドラッグストアの求人数が多いエージェントは次の2社です。
- マイナビ薬剤師
- リクナビ薬剤師
ドラッグストアでは業務が多岐にわたるため、事前に入社後の仕事内容を確認しておいた方が安心です。
上記の2社は、職場情報の収集が手厚く仕事内容なども調べて教えてくれるので、求人数が多いというだけではなく、上記の点でもおすすめなんですよ。
調剤薬局に強いエージェント
調剤薬局の求人数が多いエージェントは次の4社です。
- ファーマキャリア
- ファルマスタッフ
- マイナビ薬剤師
- リクナビ薬剤師
各社、3万件以上の調剤薬局求人を取り扱っています。
企業転職に強いエージェント
企業の薬剤師求人は少ないですが、次の3社は比較的多くの求人を取り扱っています。
- ファルマスタッフ
- マイナビ薬剤師
- リクナビ薬剤師
薬剤師の資格を活かした営業やコールセンター業務、治験コーディネーターなど、薬剤師職以外の募集がメインとなります。
新しいキャリアを踏み出したい人にもおすすめの職種ですね!
病院に強いエージェント
病院の求人が多いエージェントは以下の3社です。
- ファーマキャリア
- ファルマスタッフ
- マイナビ薬剤師
3社とも医師や看護師の転職支援を行なっており、病院とのパイプがあるため、病院薬剤師の求人を多く取り扱っています。
薬剤師の転職エージェント・サイトに登録してからチェックすべきことは?

転職エージェントを選び登録をしたら、いよいよ転職活動がスタートします。
まずは、そのエージェントが自分にあっているのか、これから良い転職活動が出来るかを判断するために、次の5つのポイントをチェックしてみましょう。
- 担当者が優秀な人かどうか
- 取り扱っている求人が豊富か
- 求人の質が担保されているか
- こまめに連絡が取れるか
- 充実したサポートが受けられるか
それでは、1つずつ解説していきますね。
担当者が優秀な人かどうか
1つ目のポイントは担当者が優秀な人かどうかです。
転職活動をしていくうえで、担当キャリアアドバイザーのスキルや、求職者との相性はとても大切です。
担当者のスキルが十分であるか、自分の転職活動に誠実に向き合ってくれているかをまずはチェックしてみましょう。
そのためには、ただ受け身で情報を待つのではなく、質問をするなど積極的にコミュニケーションをとってみると良いですね!
質問をしたときに、その場で適切な答えを出してくれる、もしくは確認してすぐに返答をしてくれるキャリアアドバイザーは信頼できると思います。
私は過去に、質問しても一向に返答がない担当者にあたったことがあります。
転職活動を進めている間、わからないことや曖昧なことが多く、ずっと不安なままだった苦い記憶です。
担当者が優秀で質問にきちんと返答してくれるかは本当に大切なポイントなので、チェックしてみてくださいね。
取り扱っている求人が豊富か
2つ目のポイントは取り扱っている求人が豊富かどうかです。
担当者とのヒアリングを終えると、いよいよ求人の紹介が始まります。
ここでは、自分の希望にあう条件の求人をどれだけ紹介してもらえるか、まずは数をチェックしてみましょう。
もちろん数が全てではありませんが、選択肢は多い方が良いですよね。
なお、求人数で選ぶならファルマスタッフがおすすめと言えます。
求人の質が担保されているか
3つ目のポイントは求人の質が担保されているかどうかです。
紹介された求人の数を確認したら、次に、しっかりと自分の希望に合う条件の求人が紹介されているかもチェックしてみましょう。
複数の転職エージェントから紹介された求人を比較すれば、どのエージェントが自分の希望をくみとる「ヒアリング力」があるのか、自然とわかってきます。
もしも、希望の条件にあう求人紹介が全然ない!という場合は、そもそも担当者に希望がうまく伝わっていないか、自分の希望とスキルが釣り合っていないかです。
その時は、担当者としっかりコミュニケーションをとることでずれを解消したり、自分のスキルにあった希望条件のすり合わせをしたりする必要があります。
こまめに連絡が取れるか
4つ目のポイントは担当者とこまめに連絡が取れるかどうかです。
転職エージェントのキャリアアドバイザーは、1人で複数の求職者を担当しています。
そのため、なかなか連絡が取りづらく良い求人を逃してしまうことも…。
そうならないためにも、電話だけでなくメールやLINEなど、複数の連絡方法を確保しておくことをおすすめします。
私も直近の転職では主にLINEで連絡を取り合い、大事な書類のやり取りはパスワードつきのメール、詳細なヒアリングや大事な連絡は電話で、というように複数の連絡手段を活用していました。
こまめに連絡をとって、チャンスを逃さないようにしていきたいですよね。
充実したサポートが受けられるか
5つ目のポイントは充実したサポートが受けられるかどうかです。
転職エージェントのサポート内容は主に以下の8つです。
- 求人紹介
- 応募代行
- 面接日の設定
- 履歴書、職務経歴書の添削
- 面接対策
- 面接同行
- 条件交渉
- 内定、入社後のアフターサポート
上記サポートのうち、履歴書や職務経歴書の添削、面接同行サービスなどは積極的におこなっていないエージェントもあります。
私が過去に登録したエージェントの中にも、面接同行なし、履歴書のチェックなし、など、上記のサポート全てを提供していないところもありました。
「履歴書や職務経歴書が上手く書けていない気がする。これで大丈夫かな?」
「面接が不安だからついてきてほしい」
人によってはいろんな不安や、エージェントに希望するサポート内容があると思います。
転職エージェントは複数社に登録し、サービスを比較することで、自分にあったサポートが受けられるところを選んでいくことをおすすめします。

優秀な転職エージェント・サイトの見極め方は?

担当の転職エージェントが優秀な場合、転職が成功する可能性は高くなります。
せっかくなら優秀なエージェントにサポートをお願いしたいですよね!
ここでは、自分に合う優秀な転職エージェントを見極めるポイントをご紹介します。
ポイントは以下の5つです。
- 性格があうかどうか
- しっかりと自分に合う求人を紹介してもらえるか
- スピード感のあるサポートが受けられるか
- アドバイスが明確かどうか
- 時には厳しい意見も言ってもらえる方が良い
1つずつ、詳しく説明していきますね。
性格が合うかどうか
転職エージェントの見極め方1つ目のポイントは担当者と性格があうかどうかです。
人にはどうしても、コミュニケーションスタイルや性格に差がありますよね。
自分の意見を言う場合にはっきり言う人やオブラートに包んで言う人、楽天的な人、悲観的な人、いろいろなタイプの人がいます。
相手の接し方やコミュニケーションスタイルにストレスを感じてしまうと、転職活動をスムーズに進めていくことは難しくなってしまいますよね。
担当者と性格が合わないと感じたら、自分の希望するコミュニケーションスタイルを伝える、担当者の交代を希望する、などの対策をすることをおすすめします。
しっかりと自分に合う求人を紹介してもらえるか
転職エージェントの見極め方2つ目のポイントはしっかりと自分に合う求人を紹介してもらえるかどうかです。
自分の希望にあった求人を紹介してくれることはとても大切で、担当者のスキルを見極める良い手段でもあります。
希望にあう求人を提案してくれるということは、担当者が求職者の希望をしっかりと理解できている、つまりヒアリング力が高いことがわかりますよね。
また、それにあう求人を探し出せるということは、エージェントが持つ求人が豊富であることもわかります。
自分にあう求人を紹介してくれる、このポイントはとても大切なので、しっかり見極めていきたいですね。

スピード感のあるサポートが受けられるか
転職エージェント3つ目の見極めポイントはスピード感のあるサポートが受けられるかどうかです。
求職者が急いでいないのに急かすように求人を紹介したり、頻繁に連絡したりしてくることも困りますが、サポートの途中に連絡がつかなくなる、いつまで経っても質問の返答がない、などスピード感がないほうが困りますよね。
レスポンスが早い、スムーズに質問に答えてくれるなど、スピード感のある対応をしてくれるかどうか見極めていく必要があります。
アドバイスが明確かどうか
転職エージェント4つ目の見極めポイントはアドバイスが明確かどうかです。
キャリアアドバイザーはいわば転職のプロにあたります。
優秀なアドバイザーからのアドバイスを受けることで、自分では気づいていない適正を見つけることができたり、希望条件の優先順位がはっきりしたりすることもあり、とても心強いですよね。
第三者の目から見た冷静で明確なアドバイスがあれば、転職成功の可能性は高まります。
担当者がどんなアドバイスをしてくれるか、しっかりと聞いてみることをおすすめします。
時には厳しい意見も言ってもらえる方が良い
転職エージェント5つ目の見極めポイントは、厳しい意見もはっきりと伝えてくれるかどうかです。
現在、薬剤師の転職市場は買い手市場のため、数年前よりも厳しい状況になっています。
そのため、求職者の希望条件を満たす求人がなかなか見つからないケースも…。
そんな時に「本人のスキルや時代の流れと希望条件が釣り合っていない」と求職者にはっきりと伝えることができるキャリアアドバイザーは信頼できます。
厳しい転職であることを認識し、妥協点や譲れる条件をアドバイザーと相談していくことも大切なので、厳しい意見もはっきり言えるアドバイザーと転職活動を乗り切っていきたいですね。

薬剤師の転職エージェント・サイトで失敗しないためのコツは?

ここからは、転職エージェントを利用して転職活動をする際に、失敗しないためのコツをご紹介します。
とても大事なことなので、よかったら参考にしてみてくださいね。
コツは以下の4つです。
- 利用する際は3社程度に登録する
- 担当者に丸投げしない
- 自分のスキルをまとめておく
- こまめな連絡をする
1つずつ詳しく説明していきますね。
利用する際は3社程度に登録する
薬剤師の転職エージェントで失敗しないためのコツ1つ目は3社程度並行して利用することです。
これには2つのメリットがあります。
良いエージェントに出会う確率があがる
転職エージェントの方針も、担当者の質や性格も会社によってさまざまです。
複数社に登録しておけば、各社を比較して自分にあう優秀なエージェントに出会える可能性があがります。
より多くの求人を紹介してもらうことで、選択肢が広がる
転職エージェント各社で持っている求人は、数や種類に違いがあります。
複数社登録しておくことで、紹介される求人も増え、選択肢が広がります。
とはいえ、やみくもにたくさんのエージェントに登録してしまうのはおすすめできません。
担当との連絡だけで疲れてしまいますし、どこのエージェントでどの選考をすすめているか混乱してしまうリスクが高いからです。
また、複数社利用する場合には注意しておかなければいけないことがあります。
それは、紹介案件が重複しないよう、複数の転職エージェントに登録していることや、他社の進捗状況をしっかりと担当者に伝えていくことです。
担当者との連絡や選考スケジュール管理のことを考えると、登録は3社ほどにしておくと安心ですね。
▶︎求人数が多い【ファルマスタッフ】に登録して求人をチェックしてみる
担当者に丸投げしない
薬剤師の転職エージェントで失敗しないためのコツ2つ目は、転職活動を担当者に丸投げしないことです。
薬剤師転職エージェントを利用する一番のメリットは、転職に関わる面倒なことをキャリアアドバイザーに任せられるところです。
しかし、担当者に丸投げにしていると、転職時期や条件が担当者にとって都合の良いかたちになってしまう恐れがあります。
求人の紹介を待つだけではなく、自分でも情報を集めたり、転職サイトの求人情報を見て比較検討をしたり、主体的に動くことも大切です。
自分のスキルをまとめておく
薬剤師の転職エージェントで失敗しないためのコツ3つ目は自分のスキルをまとめておくことです。
普段何気なく仕事をしながら、自分の強みや適性、得意なことなどを意識してる人はあまりいませんよね。
この「スキルをまとめる」という、ここまでの自分の経歴や実績をまとめる作業の中で、自分の適性や好きなこと、重視することなどを自然と見つけることができます。
いわゆる「自己分析」になるんですね。
自己分析をせずに転職活動にのぞむと、転職活動の途中で方針がぶれてしまったり、入社した後に「自分には向いていなかった」「自分の理想とする仕事と違った」などのミスマッチが起きてしまったりするリスクがあります。
後悔の無い転職のために、自分のスキルをまとめて、自分の得意なことや好きなことを見つめ直すことをおすすめします。
こまめな連絡をする
薬剤師の転職エージェントで失敗しないためのコツ4つ目はこまめに連絡をすることです。
これはなぜかというと、求職者との連絡がスムーズでないと、エージェント側に「この人は転職意欲があまり無いようだ」と思われてしまい、対応を後回しにされてしまうからです。
転職エージェントでは、紹介した人材が入社した場合に紹介料が払われ業績につながります。
よって、業績につながりやすい、転職意欲の高い求職者を優先させるのです。
担当者から手厚いサポートを受けるには、担当者との連絡を密にとり、転職意欲をしっかりと見せていくことが大切です。
具体的には、連絡が来たらその日のうち、もしくは遅くとも翌日までには返信をすることを意識してみてくださいね。
薬剤師の転職エージェント・サイトを使う流れは?

ここからは実際に転職エージェントを利用して内定・入社するまでの流れをお伝えします。
転職するまでに、おおまかに7ステップあります。
- 転職エージェントに登録
- 面談・ヒアリング
- 求人紹介
- 応募
- 履歴書作成、面接対策
- 面接
- 内定・入社
それでは、1つずつ詳しく説明しますね。
転職エージェントに登録
まずは、自分に合いそうな転職エージェントに3社ほど登録してみましょう。
登録や利用は無料で、1〜2分ほどで完了します。
登録するエージェントで迷うのであれば、以下の記事を参考にして下さい。

面談・ヒアリング
登録が完了すると、早ければその日のうちに担当のキャリアアドバイザーから連絡がきます。
直接会って面談をするエージェントの場合は、日程調整をしてヒアリングを行います。
電話やメールでヒアリングを行うエージェントは、そのままヒアリングに入るので、エージェントに登録する時点で、ある程度転職の時期や希望などの考えをまとめておくとよいですね。
求人紹介
ヒアリングを終えると、担当のキャリアアドバイザーから希望条件にあう求人がメールで送られてきます。
一般的には5〜10件の求人が紹介されることが多いようです。
応募
紹介された求人の中に、希望に合うものがあったら、担当者を通じて応募してみましょう。
応募先との面接の日程調整などは担当のキャリアアドバイザーが代行してくれるので安心ですね。
履歴書作成、面接対策
履歴書や職務経歴書を作成します。
以前は職務経歴書の提出を求められることはあまりありませんでしたが、近年は職務経歴書の提出を求める職場が増えてきました。
転職のプロであるキャリアアドバイザーに書類の添削をしてもらったり、面接の対策をしてもらったりして、しっかり対策していきましょう。
面接対策では、過去の面接で実際に聞かれた質問を教えてくれたりもするので、何か情報がないか担当者に積極的に聞いてみることをおすすめします。
面接
エージェントの中には面接同行を行っているところもあるので、ひとりで不安な場合は事前に同行を依頼しておきましょう。
ただし感染症の流行により「エージェントの同行はNG」としている企業もあります。
(私も実際に、感染症リスクを理由にエージェント同行を断られたことがあります)
同行サービスは心強いですが、一人でもしっかりのぞめるように、対策をしておくと安心ですね。
▶︎面談にも同行してもらえる【ファルマスタッフ】に登録して求人をチェックしてみる
内定・入社
内定が出たら、内定通知書や採用条件提示書を発行してもらいましょう。
年収や条件などをしっかりと確認し、記載内容に問題がなければ、内定承諾書を提出します。
もし、条件が折り合わずに内定を辞退する場合は、担当者を通じて辞退の連絡をしてもらえます。
これもエージェントを利用する大きなメリットのひとつですね!

実際に薬剤師を転職してみて思うこと

実際に薬剤師転職をしてみて、やって良かったことを3つ、もっとこうすれば良かった!という後悔ポイントを2つお伝えします。
- しっかり自己分析をしたこと
- エージェント登録前に履歴書や職務経歴書を作成したこと
- エージェント登録を3社にしたこと
- エージェントの担当交代をしなかったこと
- 志望度の低い企業の面接を先に受けてしまったこと
1つずつ詳しくお伝えしていきますね。
薬剤師転職でやって良かったこと
まずは、薬剤師の転職でやって良かったことです。
しっかり自己分析をしたこと
1つ目のやってよかったことはしっかりと自己分析をしたことです。
なぜなら、自己分析をすることで「得意な仕事」「好きな仕事」「私生活との希望するバランス」など、自分が何を軸に転職活動をしていくかはっきりとしたからです。
転職活動をはじめたころは、
「得意なことっていっても、普段は調剤ばっかりしてて、それってなんの特徴もないし…」
「子供が小さいから残業は出来ない」
「やりがい?仕事が忙しくて普段からそんなこと考えてないよー!」
といった感じで頭の中は大混乱でした。
そのモヤモヤとした状態から自己分析をすることで、自分の大事にしている部分や妥協できる部分が見え、自分の軸がはっきりとしてきたのです。
自分の軸が決まってしまえば、あとは条件を確認するだけなので、転職活動はすっきりとクリアになります。
転職活動の基本ですが、自己分析は本当に大切ですよ。
エージェント登録前に履歴書や職務経歴書を作成したこと
2つ目のやって良かったことは、エージェント登録前に大まかな履歴書や職務経歴書を作成したことです。
エージェントに登録すると、ヒアリングとして電話面談や直接面談でこれまでの経歴などを確認する機会があります。
しかし、せっかくの面談を自己紹介や経歴説明に費やすのはもったいないですよね。
事前に履歴書や職務経歴書を作成しておき、登録後に提出することで、自分のスキルや情報をしっかりと素早く共有することができます。
また、転職活動は始まるとスピーディーに進んでいきます。
急に面接予定が入ったり、履歴書の提出を求められたりしても、基本の履歴書や職務経歴書ができていれば、それを元に個別応募用の書類を作成できるので、慌てずにすみますよ。
エージェント登録を3社にしたこと
3つ目のやって良かったことは転職エージェント3社に登録したことです。
ここまでの記事でも複数社登録することをおすすめしてきましたが、実際に転職活動をした時にも複数社登録してよかったな、と実感していました。
これには2つの理由があります。
1つ目の理由は、各社に同じ希望条件を伝えても、それぞれのエージェントで紹介される求人が違い、選択肢を広げることができたからです。
2つ目の理由は、転職エージェントにも履歴書添削がしっかりしているところ、面接同行サービスがあるところ、直接面談でしっかり悩みを聞いてくれるところ…など、それぞれサービスに特徴があるからです。
私は自己分析があまりうまくできていなかったのですが、キャリアアドバイザーの直接面談でじっくりと話を聞いてもらっているうちに、自分では気づかなかった特性やスキルに気づけたことがあります。
転職のプロ、キャリアアドバイザーはすごいんです。
振り返ってみるとそれぞれの求人情報やサービスをフル活用して、良い転職活動ができたなと感じています。

薬剤師転職の後悔ポイント
続いて、後悔したポイントもご紹介します。
エージェントの担当交代をしなかったこと
後悔ポイントの1つ目は、過去に合わないキャリアアドバイザーにあたった時に、担当交代をお願いしなかったことです。
質問になかなか答えてくれなかったり、転職の進め方について意見が合わなかったり…、不安な気持ちのまま転職活動をすすめた苦い思い出です。
なかなか言い出せずにそのまま活動をすすめてしまったのですが、モヤモヤした気持ちも残ってしまい、後から交代をお願いすれば良かったな、と思いました。
志望度の低い企業の面接を先に受けてしまったこと
後悔ポイントの2つ目は、志望度の低い企業の面接を先に受けてしまったことです。
過去に第一希望の面接の前に第二希望の内定が出てしまい、返答を2週間ほど待っていただいたことがありました。
その時は先に内定が出た企業が待ってくださったので、安心して第一希望の面接にのぞめましたが、必ずしも待ってくれるとは限りませんよね。
複数企業の選考を同時に進める場合には、面接を受ける順番にも気をつけることをおすすめします。

薬剤師が転職エージェントを利用するメリットは?

ここまでの記事でもお伝えしてきましたが、転職エージェントの利用はメリットが多く薬剤師の転職の強い味方です。
私が考える薬剤師が転職エージェントを利用するメリットを5つご紹介します。
- 希望条件に合う求人を効率的に見つけられる
- 職場の人間関係など、内部事情を教えてもらえる
- 履歴書、職務経歴書の添削サポートが受けられる
- 年収などの条件交渉を代行してもらえる
- 自分のキャリアについて相談できる
1つずつ解説していきますね!
希望条件に合う求人を効率的に見つけられる
1つ目のメリットは希望条件にぴったりあう求人を効率的に見つけられることです。
転職エージェントのキャリアアドバイザーは、ヒアリングで確認した求職者の希望に合わせた求人を紹介してくれます。
たくさんある求人の中から希望にあうものを自分で探し出すのはとても大変なので、これは本当にありがたいですよね。
さらに転職エージェントを利用するうえで最大のメリットが、非公開求人を紹介してもらえることです。
自分では探せない公開前の好条件の求人情報をいち早く提供してもらえるので、本当に効率が良いんです。
またこれは経験談ですが、積極募集をしていない企業に「こんな人が仕事を探していますがどうですか?」と営業をかけてくれることもあります。
これも自分ではなかなか出来ないので、本当に心強いですよね!
職場の人間関係など、内部事情を教えてもらえる
2つ目のメリットは、職場の内部事情を教えてもらえることです。
「人間関係は良いのかな?」
「どうして募集してるのかな?前の人はなんで辞めたんだろう?」
これは転職活動をするうえでものすごく気になることですが、ちょっと自分では聞けないですよね。
転職エージェントのキャリアアドバイザーは、企業に直接足を運んだり、以前紹介して入社した薬剤師から職場の様子をヒアリングしたりして、情報を収集してくれます。
そういった職場の内部事情を教えてもらえるのも、転職エージェントを利用するメリットです。
履歴書、職務経歴書の添削サポートが受けられる
3つ目のメリットは、履歴書、職務経歴書の添削サポートが受けられることです。
転職活動において、履歴書や職務経歴書はとても大切です。
私が病院の薬剤部で面接官をしていた時も、事前にいただく履歴書や職務経歴書を見て、実際に面接まで進んでもらう方をかなり絞っていました。
キャリアアドバイザーは、志望理由や経歴の書き方などをプロの視点で細かくチェックしてくれます。
転職のプロにサポートしてもらい、内定に結びつく応募書類を作りましょう!
年収、待遇などの条件交渉を代行してもらえる
4つ目のメリットは、条件交渉を代行してもらえることです。
転職するとなると、今より良い年収で、休みはどれくらい欲しい、など条件面のこだわりも出てきますよね。
しかし、面接の段階で自分から給与などの条件交渉はしづらい…。
こんな時の強い味方が転職エージェントです。
エージェントに自分の希望年収や条件を伝えておけば、キャリアアドバイザーが企業側との交渉を頑張ってくれます。
この条件交渉を任せられるのも大きなメリットです。
自分のキャリアについて相談できる
5つ目のメリットは、自分の今後のキャリアについて相談できることです。
「まだ転職するか迷っている」
「自分にどんな仕事があうかわからない」
こんな風に悩んでいる人は、一度転職エージェントに登録してキャリアアドバイザーに相談してみるのも良いと思います。
転職のプロであるキャリアアドバイザーが、今後のキャリアプランを一緒に考えてくれたり、自分では気づけなかった特性や強みを見つけてくれたり、きっと真摯に相談にのってくれますよ。
薬剤師が転職エージェントを利用するデメリットは?

無料で相談できる転職エージェントですが、何かデメリットが無いのかも気になりますよね。
私が考える転職エージェントを利用するデメリットは以下の2つです。
- 担当者と連絡をこまめに取るのが大変
- 担当者と合わない可能性がある
デメリットは少ないですが、こちらも解説していきますね。
担当者と連絡をこまめに取るのが大変
1つ目のデメリットは担当者と連絡を取るのが面倒なところです。
転職活動をはじめると、求人情報や選考状況など、担当者とこまめに連絡をとる必要があります。
たいていの方は働きながら転職活動をするので、連絡が面倒だな、大変だな…と思ってしまうこともあるかもしれません。
とはいえ、最近は電話だけでなくLINEやメールなど、複数の連絡手段を使うことにより以前より負担感なく連絡が取れるようになっています。
連絡方法を指定するなどの対策をとると安心ですね。
担当者と合わない可能性がある
2つ目のデメリットは担当者と合わない可能性があることです。
転職エージェントでは担当のキャリアアドバイザーがつきますが、正直なところ担当者の質はさまざまです。
中にはあまり求職者の話を聞いてくれなかったり、強引に転職をすすめてきたり…そんな相性の悪い担当者に当たってしまう可能性もあります。
そんな時はこの記事でも紹介した、性格があうか、自分に合う求人を紹介してもらえるか、アドバイスが的確か、などのチェック項目で見極めて、合わないと感じたら担当者交代をお願いするのも手です。
大事な転職活動、悔いのないように進めてくださいね。
このように転職エージェントを利用するデメリットはあるものの、自分で対処が可能なものばかりです。
それを上回るメリットがたくさんあるので、やはり利用することをおすすめします。
それから、面接官をやっていた私の個人的な意見ですが…。
最近は、応募者のほぼ全員が転職エージェントを経由しているので、もし直接応募がきたら「珍しいな」とびっくりすると思います。
応募時から少し目立ってしまいますので、そういった意味でもやはりエージェントを利用した方が安心かなと思います。

まとめ
この記事では転職エージェントの選び方や転職活動のコツをまとめてお伝えしました。
良いエージェントや優秀なアドバイザーに出会い、あなたの転職活動が成功する助けになれば幸いです。


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