「働くのが辛い」
「もう会社に行きたくない」
「働きたくないと思うことって甘えてるだけかな。」
社会に出て、組織の一因として働いた経験がある人なら、このように感じたことは1度や2度あるのではないでしょうか。
私たちは、「働くのが当たり前」「働きたくないなんて甘えてるだけだ」という環境で育ってきました。
しかし、本当に働きたくないという気持ちは甘えなのでしょうか。

働きたくないのは甘えなのか?ということについて解説します
働きたくないは甘えではない

「働きたくないと思うのは甘えてるだけだろうか」もしあなたがそんな思いを抱いているなら
「そんなことはありません」
とお伝えしたいです。
私自身、企業に勤めていた頃には、同じように思っていましたし、世間の大半は「働きたくない」と感じながらも働いている事実があります。
だからと言って働かないことを推奨しているわけではありません。
働きたくないと思うことは仕方のないことです。
大切なのはその原因と解決方法を見出して、より良い方向へ進むことです。
本記事では、「働きたくなくないのは甘え」と感じたときの原因と効果的な対策方法を紹介していきます。

世の中の働いている人は、みんな同じように働きたくないと感じています
働きたくないと感じた時の処方箋

働きたくないと感じることは仕方のないことですし、原因が自分だけではどうにもならないという場合もあります。
だからといって、何もしなくて良いというわけではありません。
行動をしなけば、問題は解決しませんし、放置すれば状況は悪くなる一方です。
では、働きたくないと感じたときにどんな行動をすればいいか紹介していきます。
- 仕事と距離を取る
- 信頼できる人に相談する
- 休暇を取る
- 自分磨きをする
仕事と距離を取る
休みの日でも仕事のことが頭から離れない、真面目な人ほどこのような傾向にあります。
しかしこれでは、精神衛生上よくありませんので、無理にでも仕事と距離を取ることをお勧めします。
自分だけの時間を確保して、趣味に没頭する、思いっきり体を動かしてみる、映画を観たり読書をしたりする、オシャレなカフェに出かけるなどです。
また、今後自分はどうして行きたいのか、自分自身と向き合い時間にするのも良いですね。

一度仕事から離れてみましょう
信頼できる人に相談する
仕事を辞めたいと思っていることをなかなか相談できずに、苦しんでいる人は多いです。
職場の人に言ったら止められるだろうし、家族にも言いずらいと感じ、1人で悶々と考え込んでしまうのは良くありません。
なぜなら、自分1人では感情的になることもあり、冷静な判断ができない可能性があるからです。
身近な信頼できる人に相談してみましょう。
職場の人に相談するのも良いですし、あえて仕事のことを知らない友人や家族に相談するのも良いです。
仕事のことを知らない人であれば、先入観や固定概念なく客観的な意見を聞くことができるので、建設的な考えが浮かぶかもしれません。
また、人に相談するということは、自分の考えていることを整理して言葉にするということです。
この過程で何か発見があるかもしれないし、自分はこんなことを考えていたんだ、と言葉にして初めて気が付くということもあります。

自分の辛い気持ちを、誰かに話してみましょう
休暇を取る
最近全然休みが取れてない、そんな勤務状況になっている人もいます。
しかしこれでは、集中力が低下し仕事へのパフォーマンスが下がり、ミスをしてしまう可能性が高くなるでしょう。
リフレッシュのために、思い切って会社を休むことも必要です。
しかし、会社を休むことに抵抗がある人は多くいます。
もちろん、無責任に突然休みを取ることはできないでしょう。
休日と有給休暇を上手に利用して、3連休か4連休出来るのが理想ですね。
ちょっと遠出をしてみたり、普段はなかなか会うことが難しい人に会いに行ったりするのも良いでしょう。
温泉にゆっくり浸かるのも良いですね。
休みの日の計画を立てるだけでもワクワクして、休みまで仕事を頑張ろうと思えたりするものです。
休みを取ることで心身ともにリフレッシュすることができ、仕事のパフォーマンスが上がるのであれば、結果的に仕事の生産性が高まることに繋がります。

時には休むことも大切です!
自分磨きをする
仕事以外の楽しみを見つけることも大切なことです。
本を読んで勉強してみたり、通信講座を受けてみたりするのはどうでしょう。
今の時代はオンラインを使えば、自宅にいながらさまざまなことが学べます。
料理教室やヨガ教室などリアルな教室に通えば、人との交流もあり生活の幅が広がるでしょう。
仕事ばかりしていると、どうしても視野が狭くなりがちです。
外に目を向けることも大事なこと。
資格取得や習い事などの自分磨きをすることで、仕事への取り組み方や考え方が変わってくるかもしれません。

自分磨きをすることで、気が紛れるケースもあります
転職を考える
どうしても今の職場を辞めたいと思うのであれば、転職するのも選択肢の1つです。
転職をすることは決して悪いことではないですが、何も考えずに転職することはお勧めできません。
まずは、スケジュールを決めましょう。
・いつ辞めるのか
・辞めることをいつ会社に伝えるのか
・仕事の引き継ぎはどうするのか
・転職活動をいつ始めるのか
など転職を決めたらやることが見えてきます。
転職するということは、新しいステージが始まるということです。
人生の節目となるので、丁寧な対応を心がけることが大事ですね。
下記でも解説しますが、転職エージェントに登録してまずは転職先を探してみるのも良いでしょう。
働きたくないは理由とは?

就職活動をして内定が決まったときには、大喜びした人もいるでしょう。
学生生活を卒業して社会に出るときには胸を踊らせて希望を抱き、働くことにワクワクしていた人もいるはずです。
では、それがどうして働きたくないと感じてしまうのでしょうか?
その理由を見ていきます。
- 人間関係に悩んでいる
- 仕事にやりがいを感じない
- 労働環境が劣悪
- 頑張っても評価されない
人間関係に悩んでいる
職場での人間関係の悩みを抱えている人は多いです。
程度の差はあれど、どんな職場でも人間関係の問題は起きています。
そのため、退職する理由として「人間関係の悩み」は、職種・年代を問わず上位になることがほとんど。
相手がいることですので、自分だけの力ではどうにもならないケースも考えれるでしょう。
人間関係で悩みを抱えると精神的なストレスとなり、仕事のモチベーションやパフォーマンスに影響を与えることになります。
最悪の場合、うつ病などの病気となってしまうことも。
人間関係によるストレスの感じ方は人それぞれ。
普段は大丈夫そうに振る舞っていても、積み重なったストレスに耐えきれなくなり突然仕事を辞めると言い出し、「え、あの人がどうして」というケースも見受けられます。

仕事の悩みで最も多いのは人間関係です
仕事にやりがいを感じない
仕事のモチベーションを保つには、やりがいも重要な要素です。
仕事に対するやりがいを失うと、会社に行きたいくない、仕事を辞めたいということに繋がります。
やりがいとは具体的にどのようなものでしょうか?
例えば、仕事を通じて社会に貢献している、人の役に立てていると感じることです。
また、自分の成長を実感することができたり、仕事ぶりを周囲に認めてもらえたりすることでやりがいを感じます。
逆にいうと、社会と繋がっている感じがしない、毎日同じことの繰り返しで自分の成長を感じられないとなったときに、やりがいを失い会社を辞めたいという気持ちが芽生えてしまう可能性が高いです。

仕事にやりがいが感じられないと、辞めたいと思う人も多いです
労働環境が劣悪
・残業が多けど、残業代なんて雀の涙程度
・仕事の量が多く休日出勤することも頻繁にある
・給料が低く生活するのがやっと
・上司のパワハラが辛い
労働環境が悪いと心身ともに擦り減り、集中力が散漫になったり、仕事でのミスも増えたりしてしまいます。
ミスが増えることで先輩・上司に叱られ、ますます仕事への意欲が削がれるでしょう。
こんな悪循環に陥るケースも珍しくありません。
休日が少なく長時間労働を強いられたり、不規則な勤務体系が続くと、自律神経失調症などになってしまう可能性もあります。
そうなってしまっては、仕事を続けたくても続けられないという状況に。

労働環境が劣悪だと、辞めたいと思うのも無理ないですよね・・・
頑張っても評価されない
仕事を真面目に頑張っている、成果もきちんと出しているのに評価されないと、落ち込んでしまいますよね。
評価されなければ、収入も増えないので今後の生活や人生設計にも影響が出てきてしまいます。
頑張って働いていても報われない環境だと、仕事に対するモチベーションを保つのは難しいでしょう。
やる気を失い、「この仕事は自分には合っていない」「もっと自分を正当に評価してくれる会社があるはずだ」と転職を考えるきっかけになってしまいます。

どれだけ頑張っても評価されない環境だと、やる気もなくなってしまいます
明日会社に行くのも嫌なら退職代行を利用しよう

私たちには職業選択の自由がるので、退職する自由は保証されています。
ところが、一部の会社では退職希望者に対して、執拗な嫌がらせや引き留め行為を行う場合があるようです。
これでは、退職の意志を伝えるのを躊躇ってしまし、ストレスを抱えたまま仕事を続けることになってしまいます。
このような状況になってしまった人の退職をサポートするのが退職代行です。
- 退職代行とは?
- 退職代行のメリット・デメリット
- 退職代行を利用する際の注意点
退職代行とは?
退職代行とは、会社の退職を希望する人に対して、本人に代わり退職の処理をしてくれるサービスです。
「仕事を辞めたいけど、会社が辞めさせてくれない」このような悩みを抱える方を対象に退職届けを提出してくれます。
退職代行というサービスは、SNSやインターネット、テレビや新聞などのメディアで目にするようになりました。

自分の代わりに退職の手続きを行ってくれます
退職代行のメリット・デメリット
退職代行サービスは近年注目を集めていますので、利用を検討する人も多いでしょう。
メリットとデメリットをしっかりと理解した上で、サービスを検討してみてくださいね。
まず、退職代行のデメリットは即日退職ができないという点です。
法律上、退職を伝えてから実際に退職出来るまでは最短で2週間と定まっています。
つまり、退職代行サービスを利用して退職届を提出しても、2週間は会社に勤務し続けなければいけないケースもあります。
退職代行を利用して一方的に会社に退職届を出してからの出勤は、精神的にも辛いものがあるかもしれません。
一方のメリットとしては、顔を合わせずに辞められるという点です。
退職代行のデメリットとして、退職出来るまで最短2週間と先述しました。
しかし、2週間以上の有給が残っている場合、顔を合わせることなく退職できるケースもあります。
また、自分では言えないことを代行してもらうので、退職手続きに対するストレスが軽減するというのもメリットと言えるでしょう。

ストレスなく退職することが可能です!
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退職代行を利用する際の注意点
退職代行のメリットとデメリットをお伝えしましたが、利用する際には会社とトラブルにならないような注意が必要です。
退職代行業者の中には、雇用契約の退職手続きを行わず、一方的に退職を会社に伝えるだけのところもあるようです。
その場合、雇用契約違反として、損害賠償を請求される可能性があります。
こうなった場合には、弁護士でないと対処が不可能となるので、法律事務所以外の退職代行サービスを利用した場合、何も対応できないので注意が必要です。
また、有給休暇が残っていれば顔を合わせずに退職できることをお伝えしましたが、会社によっては有給を認めない場合も出てきます。
その際には、2週間勤務しなければいけないこととなり、退職日まで気不味い思いをしながら通勤することになるかもしれません。
このようなトラブルに対応できるのは弁護士です。
そのため、弁護士もしくは労働組合以外がサービスを提供している退職代行を利用するのはお勧めできません。
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すぐに辞めない場合は転職エージェントを利用しよう

今すぐに辞めたいというわけではない。次の仕事がしっかりと見つかってから考えたい。
このような考えをしている人もいると思います。
そんなときに選択肢に入れておきたいのが転職エージェントです。
- 転職エージェントとは?
- 転職エージェントのメリット
- 転職エージェントの利用がおすすめの人
転職エージェントとは?
転職エージェントとは、「転職したい人」と「求人をしている企業」の仲介を行うサービスです。
転職をしたい人、一人ひとりに担当のキャリアアドバイザーが付くので、親身になり手厚く転職活動を手伝ってくれます。

転職に向けて様々なサポートを行ってくれます
転職エージェントのメリット
転職エージェントにはどんなメリットがあるのでしょうか?
まずは、無料で利用出来るということです。
転職エージェントは企業から紹介料を得て運営されていまので、利用者は無料でサービスを受けることができます。
転職する際には資金面も気になるので、転職活動への負担が軽減出来るのは嬉しいことですね。
また、自分に合った企業を紹介してくれます。
転職エージェントを利用する際には、担当のキャリアアドバイザーと面談をします。
面談の内容を元に企業を紹介してもらえるので、自分のイメージと違ったというミスマッチを極力防ぐことができるのも安心です。
さらに、他では入手することが困難な転職先を紹介してもらえるチャンスもあります。
転職エージェントは、企業から非公開の求人情報を得ているからです。
一般公開されている情報よりも、給料が良かったり、待遇の面で優遇されている求人情報を得られることは転職活動に大きなメリットとなるでしょう。
そして、いつでも相談できる環境が手に入るということです。
転職活動中は不安になることも出てきます。
「転職して大丈夫かな?」「転職に失敗したくない」「自分を雇ってくれるとことはあるかな?」
このような不安を一緒になって考えてくれる担当者が付くことは心強いですね。
転職エージェントを利用するのがオススメな人
では、どのような人に転職エージェントサービスが向いているのでしょうか?
自分の強みがよくわかってない人にお勧めです。
新卒の際には、キャリがないのでやる気や勢いがあれば採用されたかもしれません。
しかし、中途採用の場合は即戦力が求められることがほとんどです。
自分の経歴、スキル、強みなどこれらをきちんと伝えることが大切となります。
これは、自分自身の棚卸しになりますが、このようなことを苦手とする人はとても多いです。
そこで、転職エージェントを利用すれば、面談をしながら一緒に考えてくれるのでとてもありがたいです。
また、在職中の方も転職エージェントの利用を考えてみてはどうでしょうか。
仕事をしていると、忙しさなどにより転職活動がなかなか進まないということあります。
転職エージェントを利用すれば、求人検索や企業との面接のスケジュールなども調整してくれので、滞りなく転職活動を進めることが可能です。
まとめ
働きたくないと感じることは決して甘えではありません。
むしろ、今後の自分の働き方を見つめ直す良い機会です。
ですが、ただ漠然と会社を辞めたいとか、無責任な態度で仕事を辞めるということでは、何も学ぶことがなく次に繋がりません。
会社を辞めるにしても続けるにしても、原因と対策をしっかりと考えてよりよくなるようにして欲しいです。
そして、現代では退職代行や転職エージェントのように、次のステップにいきやすい環境も整備されてきていますので、メリットやデメリットを理解した上で、良いものは上手に利用していきましょう。

カケル

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