「高校教師の仕事が辛すぎて辞めたい」
「高校教師を辞めたいけど、どうしたらいいかわからない」
そんなふうに悩んでいませんか?
私も以前教師として働いていたのですが、教師はやることが膨大で、毎日忙しくてしんどいですよね。
この記事では、高校教師を辞めたいと思う理由と、辞めたいと思った時の対処法を解説していきます。
ぜひ、最後までお読みください。

元高校教師。現役WEBライター。
3年間教員として勤め、激務により体調を壊す。
現在はお仕事に役立つメディアを発信中。
高校教師を辞めたいと思う理由7選

高校教師を辞めたいと考える主な理由は以下の7つ。
- 部活動の顧問が大変すぎる
- 仕事が忙しくて休みがない
- 職場の人間関係がしんどい
- 保護者対応が大変
- 教育困難校での生徒の対応が辛い
- 成績処理や進路指導の責任感が重い
順番に解説していきます。
部活動の顧問が大変すぎる
高校教師を辞めたいと考える1番の理由は、部活動の顧問が大変すぎるということです。
高校の教師は、土日に部活動があれば出勤しなければなりません。
運動部なら、試合の引率や審判まで担当することも。
経験がないスポーツなら、ルールや指導方法を勉強しないといけない場合もあります。
部活の手当ては、すずめの涙ほどしかもらえないので、仕事ではなくボランティアのような役割になります。
部活動を楽しめる人は高校教師に向いていますが、苦痛に感じる人は向いていないでしょう。
仕事が忙しくて休みがない
高校教師は土日に部活が忙しいだけでなく、平日の放課後もとてつもない量の仕事に追われます。
- 授業準備
- 校務分掌
- 生徒指導
- テストの丸つけ
- 課題のチェック
- 事務作業
仕事を挙げるとキリがありません。
毎日遅くまで残業をしなければならないので、家に帰ってからも休む時間は全くありません。
部活動などを担当していれば1日も休みが取れず、何ヶ月も連続で勤務する教員もいます。
とにかく忙しすぎるので疲弊してしまい、教師を辞めたいと考える人が多いです。
職場の人間関係がしんどい
高校の先生には色々なタイプの人がいます。
- 部活動に熱狂的になっている先生
- 授業のやる気がない先生
- 常にイライラしている先生
- クセが強すぎる先生
もちろん中にはいい先生もいますが、数十人の先生全員とうまくやっていくのはとてもしんどいです。
部活動の顧問の押し付け合いや教育観の違いから仲が険悪になってしまい、しんどい思いをすることも。
職員室は狭い空間なので、一度人間関係がしんどくなってしまうと、教師を辞めたいと思ってしまうでしょう。
保護者対応が大変
高校の教師は、担任をすると30人〜40人の生徒を抱えます。
高校生になると、子供たちはある程度自立しているので、過保護な保護者はほとんどいません。
しかし、中にはとてつもない要求をしてくるモンスターペアレントも。
大学受験に向けてピリピリしている保護者は、先生に対しても当たりがきついことがあります。
毎日放課後に電話して愚痴を言ってきたり、子供の相談をしてきたりする保護者を抱えてしまうと、対応にとてつもない時間を要し、教師を辞めたくなります。
教育困難校での生徒対応が辛い
高校教師になる人は、ある程度勉強ができる人が多いので、進学校の出身がほとんどです。
高校教師になる前は、自分の出身校のような「生徒が勉強熱心で落ち着いている高校」が、働く高校のイメージだったと思います。
しかし実際に高校教師になると必ず通る道が、指導困難校での勤務。
指導困難校とは、偏差値が低く、教師の指導ができない高校のことです。
生徒たちは勉強する気がなく、先生に反抗したり、問題行動を起こしたりすることは日常茶飯事。
自分が通っていた高校を想像していた教師は、理想と現実のギャップに悩まされ、教師を辞めたくなるでしょう。
成績処理や進路指導の責任が重い
高校教師には、大学受験や就職のための進路指導という大変な仕事があります。
それに加えて、進路の判断材料になる成績処理にも相当なプレッシャーがかかります。
進路に悩んでいる生徒の相談に乗るスキルや、それぞれの生徒に合った進学先や就職先の情報提供をするための知識も必須。
就職率を上げるためのノルマや、良い大学に進学させるノルマがある学校も。
ノルマがある学校では、生徒のためでなく自分のノルマのために、厳しい指導をしなければならないでしょう。
責任感が強く、プレッシャーに耐えられない人は高校教師を辞めたいと思ってしまいます。
高校教師を辞めずに続けたい理由5選
ここまでは、高校教師を辞めたいと思う理由を7つ紹介しました。
高校教師の仕事がしんどいにも関わらず、辞めずに続けている人は大勢います。
高校教師を辞めずに続けたいと思っている理由は以下の通りです。
- やりがいがある
- 子供と一緒に青春ができる
- 専門教科の勉強が楽しい
- 給料が安定している
- 社会的信用がある
6つの理由を順番に解説していきます。
やりがいがある
思春期である高校生は、部活や勉強など色々なことに悩みながらも、一生懸命に頑張ります。
高校教師の仕事の1つは、その手助けをすること。
大学受験に合格した時や、部活動で良い成績を上げた時には、嬉しそうに報告をしてくれます。
中には、感謝の気持ちを伝えてくれる生徒も。
自分の仕事が子供のためになっているというやりがいを感じる先生は、仕事がきつくても続けたいと思うでしょう。
子供と一緒に青春ができる
高校の教師をしていると、会社で働くのではなく、大学卒業後もずっと学校にいることになります。
部活動で試合に勝った時や、体育祭や文化祭の行事では、子供たちと一緒に青春を感じられます。
先生という立場になっても、青春真っただ中である子供たちと関わるので、いつまでも学生気分でいられるのです。
子供の頃から学校や部活が大好きな先生は、仕事がきつくても学校で働きたいと思うでしょう。
専門教科の勉強が楽しい
高校教師はそれぞれ専門科目があり、その科目のみ授業を行います。
専門科目を選ぶ時は、自分の好きな科目を選ぶ先生が多いので、教えるために専門科目を勉強するのが楽しいと感じる人もいます。
私の高校の歴史の先生は歴史オタクだったので、歴史の授業をするのが本当に楽しそうでした。
専門科目の研究をずっとしたいと感じる人は、趣味を仕事にできるので、高校教師という仕事を楽しめるでしょう。
給料が安定している
高校教師は、毎月の給料はもちろんボーナスももらえます。
特に公立高校は福利厚生もしっかりしているので、民間企業だと取りづらい産休や育休も取れます。
仕事はしんどいですが、給料が安定しているので生活に困ることはありません。
安定を重視したいという人は、一生安泰だという安心感のもと、高校教師の仕事を続けていたいと思うでしょう。
社会的信用がある
高校教師という仕事は、社会的信用があります。
公務員は職を失うことがないという保証があるので、ローンが組みやすいというメリットも。
教師という仕事柄、周りの人から信頼されやすいので、結婚相手を探す時など対人関係で得をすることも多いです。
教師という仕事にネームバリューを感じている人は、教師を続けたいと思うでしょう。
高校教師を辞めたいと思った時の対処方法5選
ここまでは、高校教師を辞めたい理由と、辞めずに続けたい理由をそれぞれ紹介してきました。
ここからは、高校教師をするたくさんのメリットを知った上で、それでも辞めたいと思う人はどうすれば良いのか、対処法を5つ紹介します。
- 小学校や中学校へ異動できないか検討する
- 新しいスキルを身につけてみる
- キャリア診断をして転職先を考える
- キャリアコーチングを受けてみる
- エージェントに登録して転職活動を始める
順番に見ていきましょう。
小学校や中学校へ異動できないか検討する
高校の免許を持っていれば、小学校や中学校の免許がなくても勤務できる場合があります。
- 教師という仕事にやりがいを感じているけど、休みが少なくてしんどい
- 教えることは好きだけど、指導困難校で教えたくない
このような人は、小学校や中学校へ異動できないか検討すると良いでしょう。
所属している自治体によっては、積極的に異動を行っている場合もあります。
小学校や中学校は、高校に比べると人手不足なので、高校教師の経験がある貴重な人材は、喉から手が出るほど欲しいでしょう。
他のスキルを身につけてみる
- 教師の仕事自体をやりたくない
- 全く違う職種に転職してみたいけど自信がない
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まとめ
いかがでしたか?
高校教師はしんどい仕事ですが、やりがいもあります。
せっかく高校教師になったので、安易に転職を決めるのではなく、キャリアコーチングを受けたりキャリア診断をしたりして、本当に転職するべきかよく考えましょう。
それでも転職したいという人は、スキルを身につけたり、転職エージェントを利用したりして、有利に転職しましょう。

カケル

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