先生を辞めたい!教員が辛いあなたへ。元教員が対策を徹底解説!

先生辞めたい

「先生辞めたい」

「苦労して教員になったけど、もう嫌だ・・・」

このようにお悩みを抱えていないでしょうか。

僕自身、あなたと同じような悩みを抱えていました。

学校教員として3年間働き、体を壊して退職。

先生辞めたい!と思っているあなたのお気持ち、非常によく分かります。

今回の記事では、先生を辞めたいと感じている方に向け、元教員の僕が具体的な解決策についてご紹介していきます。

この記事を書いている人
カケル
カケル

元高校教師。現役WEBライター。
3年間教員として勤め、激務により体調を壊す。

現在はお仕事に役立つメディアを発信中。

目次

先生を辞めたいと思う時の対処法とは?

先生を辞めたいと思う時の対処法とは?

まず、学校の先生を辞めたいと思っている方に向け、対策をいくつかご紹介します。

辞めたいと考えている気持ちの強さは人によって異なると思いますので、どれくらい本気で辞めたいのか、ということを踏まえた上で適切な対策を行いましょう。

辞めたい理由を書き出してみる

僕も教員として働いている時によく行っていたのですが、辞めたい理由を書き出してみると結構気持ちがスッキリします。

やり方は非常に簡単で、紙とペンを用意して嫌なことを書き出すだけです。

  • 他の先生とうまくコミュニケーションが取れない
  • 授業が崩壊していて辛い
  • 学年主任と性格が合わない

など、とにかくストレスを感じていることを書き出してみましょう。

悩みを書き出すだけでも、気持ちが整理されて楽になることも多いです。

本当に先生に向いてるのか考える

上記のように、悩んでいることを紙に書き出すと、色んなことが見えてきます。

僕の場合は、

  • 残業したくない
  • 部活指導が嫌だ
  • 授業もしたくない
  • そもそも、子供と合わない

という感じで、

「あれ、自分って、本当に教員になってよかったのか?」

と、改めて感じることになりました。

本来であれば、教員になる前にこうした点を考えておくべきでしたが、実際になってみてから現実を目の当たりにして”向いてないのでは?”と感じたんです。

なので、もし僕と同じような悩みを抱えている方は、そもそも自分が教員に向いているかどうかについてもう一度考えてみるのも良いでしょう。

向いてないと思うのであれば、早めに転職を検討した方が良いです。

適職診断アプリを活用してみる

適職を判断する上で便利なのが、AIなどが特性を分析してくれるアプリを活用することです。

VIEWなどの診断アプリを活用することで、あなたの適性を3分ほどで分析してくれます。

教員として働き、「先生を辞めたい!」と思っていても、なかなか踏み切れませんよね。

そもそも、

「教員以外の仕事って、自分に向いてるのか?」

と不安な方も多いはず。

適職診断は自分の適性を分析する第一歩として非常に有効です。

完全無料なので、まずは自己分析のツールとして活用してみてはいかがでしょうか。

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信頼できる人に相談する

先生を辞めたいと思うほどに悩んでいる方は、誰かに相談してみるのが良いです。

僕も当時は色々な人に相談しました。

  • 家族
  • 友人
  • 同僚

など、身近な人に片っ端から相談したのを覚えています。

ただ、返ってくるのは「転職しない方が良い」というアドバイスばかり。

よくよく考えると、親も公務員だし、友人も警察や役所など、安定職の人ばかりだったんですよね。

同僚はもちろん教員で、転職経験などありません。

そんな人に相談しても、基本的に反対しかされませんでした。

なので、相談する場合はなるべく転職に理解のある人に相談するのが良いです。

コーチングを受けてみる

もし、誰かに相談したいと考えているものの、周囲にまともな理解者がいないのであれば、キャリアコーチングなどを受けてみるのも選択肢です。

先ほども解説したように、僕自身もいろんな人に相談しましたが、基本的には反対されたり批判されたりしました。

その点、コーチングサービスなら転職に深い理解のあるプロの意見がもらえます。

教員は狭い視野しか持っておらず、「転職=悪」みたいな空気感があります。

しかし、コーチングならそうした偏見もなく、自分の適性を分析してもらいながら今後の計画を一緒に考えてもらえます。

誰かに相談しながら転職の計画を練っていきたい方は、一度無料カウンセリングを受けてみてください。

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どうしても辛いなら退職代行を利用する

ここまで、さまざまな対策を解説してきました。

しかし、この記事を読まれている方の中には明日学校に行くのも辛いと感じている先生もいらっしゃるでしょう。

もし、どうしても出勤できない状態(例えば死にたいと考えている場合など)なら、退職代行を利用してください。

代行サービスを活用すれば、あなたの代わりに代行業者が退職の手続きを行ってくれます。

できるだけ顔も合わさずに退職まで進めることができるでしょう。

教員の退職には弁護士のサービスなどを活用すれば、法律にも詳しいので安心です。

どうしても辛い場合は、利用を検討してください。

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先生を辞めたいと思う原因とは?

先生を辞めたいと思う原因とは?

そもそも、先生を辞めたいと感じてしまう理由にはどのようなものがあるのでしょうか。

ここでは、当時の僕の体験談も踏まえ、先生を辞めたいと思う原因について詳しく解説していきます。

職員室内の人間関係がきつい

個人的に先生を辞めたい理由として一番多いのは、職員室内の人間関係がきついということではないでしょうか。

生徒との関係性に悩む方も多いですが、どちらかというと職場内の関係性に悩む人が多い印象です。(ちなみに僕は、職員室と生徒、両方悩んでいた・・・)

教員って、癖の強い人がかなり多いですよね。

当時の僕も、

  • 学年主任との関係性
  • 同僚とのコミュニケーション
  • 先輩教諭との関係

など、さまざまなことに悩んでいました。

中でも直属の上司である学年主任や指導主事などと性格が合わないと最悪ですよね。

僕の場合、一番嫌いな上司と席が隣だったので、本当にきつかった・・・。

仕事量が多すぎる

やはり仕事量の多さは、教員を悩ませる理由のトップに挙げられるでしょう。

授業以外の雑務が多すぎて、いつまで経っても帰ることができません。

また、僕が勤めていた職場には謎の居残り文化がありました。(2校経験しましたが、両方残業大好きでした)

そのため、僕自身の仕事は終わっているんですが、先輩よりも早く帰ってはいけないという空気があり、仕事もないのに残らないといけない・・・。

目に見える仕事だけではなく、こうした空気感も先生を辞めたいと思う要因となっているはずです。

生徒との関係が辛い

生徒とのコミュニケーションがうまく取れず、悩んでいる先生も多いのではないでしょうか。

僕自身も、さまざまなシーンで関係性に悩んでいました。

僕は男だったので、特に異性との関係が辛かったです。

  • 部活動での関係性
  • 学級担任として、クラスの生徒との関係性
  • そのほかの生徒との関係性

など、多くの場面において生徒との関係性に悩んでいました。

きっとこの記事を読まれている先生も、僕と同じような悩みを抱えているのではないでしょうか。

学級/授業が崩壊している

正直、かなり困難な学校に勤めていたので、授業が崩壊しているクラスもありました。

小学校、中学校、高校いずれにしても、荒れてる学校で働いていると崩壊してしまうこともあるでしょう。

また、教員になったものの、うまく指導が行えずに崩壊してしまうケースもあると思います。

僕は指導力もなく、困難な学校に行ってしまったので、かなりきつい状態でした。

今思えば、そもそも学級や授業を統率できないのであれば、基本的には教員に向いてないと思います。

もし、崩壊まで至ってしまっているのであれば、早めに転職も視野に入れることをおすすめします。

先生を辞めたいけど、転職は可能?

先生を辞めたいけど、転職は可能?

先生を辞めたいと思っているものの、

「そもそも転職することはできるの?」

と、不安に感じている方も少なくないのではないでしょうか。

ここでは、実体験から踏まえて教員の転職市場について解説します。

先生からの転職は可能

まず、結論からお話しすると、先生からの転職は可能です。

僕自身も実際に転職しましたし、転職活動を行った経験があります。

転職の意志さえあれば、どのような方でも転職することは可能だと思います。

ただし、年代によっても難易度が変わるので、以下で年代別の難易度を解説します。

20代〜30代なら、基本難しくない

まず、20〜30代ですが、基本的にはそこまで転職するのは難しくないと言えます。

20代であれば若手人材としての需要も高く、求人を実際に探しても困ることはないでしょう。

また、30代も教員としてのコミュニケーションスキルが高ければ、採用される可能性が高いです。

ただし、いずれにせよ上場企業のような大手企業で採用されるのは難しいと言えます。

地方の中小企業などを狙った方が、成功率は高いでしょう。

中小企業だとしても、教員としての生活よりははるかに風通しの良い職場が多いです。

40代以降は慎重に

40代以降の転職ですが、正直慎重になった方が良いでしょう。

というのも、40代以降であれば何かしらの経験やスキルを求められるケースが多いです。

そのため、教員としてのスキルがどれほどあったとしても、そこから転職まで至るのは簡単ではありません。

どちらかというと、一度休職などを行ってから再び教員として働き始める方が無難と言えます。

先生の転職を成功させるには?

先生の転職を成功させるには?

先生から転職したいとお考えの方は、事前にどのようなことをすれば成功させられるかについて考えておく方が良いでしょう。

ここでは、先生の転職を成功させるための方法について解説していきます。

年度途中での退職は可能だけどきつい

まず、この記事を制作している段階としては7月の初旬ですが、年度途中で退職したいとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

年度途中の退職は、実質的に可能です。

ただし、相当の反発が予想されるので、ある程度の覚悟が必要になるのは間違いありません。

理想的には、人事異動などが行われる3月に退職するのが理想です。

そのため、我慢できそうであれば年度末まで待ってみるのが良いでしょう。

なお、年度途中や夏休みでの退職を検討している場合は、以下の記事を参考にしてください。

退職後の計画をしっかり練っておこう

自分が退職した時は、退職後の計画についてしっかりと練っていました。

僕の場合、とりあえずスキルを習得したいと考えていたため、

  • まずは会計士の勉強をして資格を取る
  • 1年程度は資格取得に専念する
  • 1年で取れなかったら働きながら勉強する

という一応の流れを決めてから退職したんです。

ただ、結局会計士資格は取れず、色々あって今はライターとして独立しています。(笑)

計画通りにはいきませんでしたが、一応の方向性を定めておくことで今後迷わずにキャリアを進めていけると思います。

自分の適職についてしっかり把握しておこう

これは個人的にかなり重要だと思うのですが、適職についてしっかりと分析しておくのが良いと思います。

そもそも、僕は自分の適性についてよく分析せずに教員になりました。

教員になる人って、”そういうもの”だと思って教師になりませんでしたか?

  • 教育学部に入った流れで教員になる
  • 親も教員や公務員なので、教員になる
  • 他にやりたいこともないので、教員になる

など、学生時代によく考えずに教師になった人って多いと思うんです。

そうした人は、自分自身の適性について無知な状態だと思います。

  • 対人関係が苦手
  • 技術職の方が得意
  • コツコツ作業できる

など、適性に合わせた仕事に就職しないと、次も同じ失敗をすることになります。

先ほども紹介しましたが、適職診断などをうまく活用して適職を分析してからどうするか決めることをおすすめします。

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批判を覚悟しておく

先生からの転職を成功させるには、そもそもですが退職する必要があります。

「そんなの当たり前じゃん!」

と思われるかもしれませんが、実はこの部分が一番難しいんです。

というのも、僕も実際のところは辞めるまでが最も大変でした。

ここでは、辞める時に何が大変なのか少しだけ深掘りします。

罪悪感に苦しむ

僕が退職した時は、1月ごろに体調不良となり、そのまま休職、退職に至りました。

しかし、休職中も頻繁に教頭先生とやり取りを行う必要がありましたし、その都度辛い思いをしました。

また、同僚や上司からかなり電話がかかってきます。

無責任だという言葉も、言われました。

教員になる人は、きっと責任感が強い人ですよね。

なので、まずは自分自身の中で罪悪感を感じてしまい、かなり苦しむことになると思います。

周囲からの圧倒的反対

また、周囲からの圧倒的反対に合います。

当時は実家暮らしだったので、まずは親からの反対がありました。

毎日反対されても、自分自身の気持ちを押し通すのは簡単なことではありません。

また、友人に相談しても反対されるばかり。

ずっと反対され続けると、

「もしかして、転職することはいけないことなのか・・・?」

という気持ちになってきます。

そうした状況でも自分の気持ちを曲げない強さを持たなければ、転職まで至りません。

退職するまでの苦痛

退職することが決まっても、退職届や辞令の交付の際は学校に直接行って手渡しで行いました。

2回ほど学校に行ったのですが、その際には生徒と顔を合わせてしまうこともありましたし、その都度きつい思いをしました。

こんなふうに、退職するまでも中々に大変なので、ある程度の覚悟を決めておかなければなりません。

先生を辞める覚悟を決める方法とは?

先生を辞める覚悟を決める方法とは?

先生を辞める時は、批判や覚悟を決めておかなければならないことを解説しました。

では、どうすれば覚悟を決めて転職に踏み切ることができるのでしょうか。

ここでは、その方法について解説します。

自分の気持ちを整理しておく

まず、自分の気持ちを整理しておきましょう。

  • なぜ教師を辞めたいのか
  • 辞めてからどうしたいのか
  • 自分のやりたいこととは何か

ということを明確にしておくことが大切です。

こうしたことが曖昧な状態で転職活動しても、まずうまくいくことはありません。

細かい部分まで自分と向き合って、迷いがない状態にしておくことが大切です。

コーチングを受ける

先ほどもご紹介しましたが、コーチングを受けるのは迷いを消す方法として有効です。

コーチングなら必ずしも転職が良いわけではなく、今の仕事をうまくこなす方法を考えることも可能です。

そもそも転職すべきかどうか分からないという方は、コーチングを受けてみるのも良いでしょう。

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まとめ

今回の記事では、先生を辞めたいと考えている方に向け、具体的な対策をご紹介しました。

教員は本当にストレスが掛かる職業です。

辞めたいと考えてしまうのも、無理のないことでしょう。

もし、どうしても辛いのであれば退職や休職、転職も視野に入れてください。

上記でご紹介したサービスなどもうまく活用すれば、今後のキャリアを検討する上で役立つでしょう。

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サービス比較WEBライター。オウンドメディアにて記事を執筆中。
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