薬剤師を辞めて違う仕事がしたい|転職を成功させる方法は?

薬剤師を辞めて違う仕事がしたい

薬剤師として働きたくない

薬剤師を辞めて違う仕事がしたい

薬剤師の資格を活かせる他の仕事を知りたい

など、薬剤師を辞めたいけれど、挑戦してみたい仕事が分からずにいませんか?

そこで今回は以下について徹底的に調べて解説しています。

それでは順に解説していきます。

薬剤師におすすめの転職エージェント

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目次

薬剤師資格が活かせる仕事6選

薬剤師資格が活かせる仕事6選

薬剤師資格が活かせる仕事は薬剤師だけではありません

民間企業から公務員までさまざまな仕事があるので、ぜひ参考にしてみてください。

今回紹介する仕事は以下の通りです。

それでは順に解説していきます。

・製薬会社の医療情報担当者
・治験コーディネーター
・薬科大学教員
・公務員
・医薬品卸売販売会社
・製薬会社

製薬会社の医療情報担当者(MR)

医療情報担当者(MR)は自社の医薬品の有効性や安全性等を医師や薬剤師に説明する仕事です。

医薬品の説明や質問に答えるのが仕事のため販売は行いません。

もし、情報提供した医薬品を購入したいと連絡があれば、医薬品卸販売担当者(MS)と呼ばれる卸売業者が販売します。

営業のように数字を追いかける仕事ではないと思いきや、医療情報担当者(MR)も売り上げ目標を課されます。

そのため目標を達成するには医師や薬剤師との関係構築が必要です。

医薬品の有効性や安全性といった良い面ばかりを伝えるのではなく、副作用や飲み合わせができないといったデメリットも伝えます

日々進歩する新薬の情報をキャッチし、現在の医薬品との違いを詳しく語れる薬剤師は重宝される存在でしょう

平均年収500~700万円
求められるスキルコミュニケーション能力数字と時間管理の能力

治験コーディネーター(CRC)

治験コーディネーターは、治験がスムーズに行えるように医療機関や製薬会社のサポート、被験者の心的負担を取り除く役目があります

おもな業務は、治験実施計画書の管理や治験内容の説明、治験薬の管理です。

具体的には症例報告書作成や有事の対応、治験終了報告書の作成などで、パソコンを使った事務作業や治験検査機器の準備まで幅広い業務となっています。

また、治験コーディネーターになるには治験施設支援機関に所属する方法が一般的です。

治験コーディネーターとしてレベルアップするには、日本SMO協会「JASMO公認CRC試験」などの認定試験を受けて資格取得を目指します。

臨床現場で働きたい方や、新薬開発に携わりたい方、医療従事者としてのやりがいを求めている方に向いているでしょう。

平均年収300~500万円
求められるスキル臨床経験コミュニケーション能力PC事務処理能力
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薬科大学教員

博士号が必要な求人も多く、そもそも求人数は少ないため転職難易度が上がります

しかし大学教員になれば教授・助教授へのキャリアアップも不可能ではありません。

おもな業務は、講義・実習指導・学生の研究指導・研究室・自身の研究です。

学生の教育がメインになる大学教員ですが、研究職に携わることもできます。

薬剤師の知識や経験を活かして未来の薬剤師を育てられる大学教員は、今の仕事をムダにしない職種と言えるでしょう。

平均年収600~800万円
求められるスキル博士号

公務員

国立・県立の病院で薬剤師として働いたり、保健所で衛生管理監督業務をしたりと薬剤師資格を公務員で活かせます。

今回は保健所で働く場合の業務を紹介します。

配属される部署によって業務は異なりますが、参考にしてみてください。

業務内容
薬事衛生薬局/店舗販売業/卸売販売業/医療機器販売業/毒物劇物一般販売業等に対しての許可・監視・指導等
食品衛生食品製造業者/飲食店等に対する許可・監視・指導等
生活衛生旅館/ホテル/温泉/銭湯/クリーニング店/理容室/美容室等において衛生水準維持向上のための指導や許可・届出・監視指導等
水道衛生水道事業者に対する監視・指導旅館やホテルなどの水質管理プールの衛生管理指導など
試験検査食品の添加物含有量の規格基準検査放射性物質等の検査
その他パンデミックに備えた健康危機管理/医療供給体制整備/廃棄物衛生/生活環境保全/創薬研究/治験/住民の健康相談など

また、平均年収や求められるスキルは以下の通りです。

平均年収500~600万円(国の人事院勧告に従って決定されるため初任給は20万円程から)
求められるスキル公務員試験に合格

公務員薬剤師になろうと思っても、募集要項が「保健所の薬剤師として」でなければ保健所に配属されるとは限りません

また、公務員は年齢制限があるため、いつまでに合格しなければならないのか確かめておきましょう。

医薬品卸売販売会社

医療情報担当者(MR)の説明で登場した「医薬品卸販売担当者(MS)」は、医薬品卸売販売会社で働く営業マンです

医薬品卸売販売会社が扱う医薬品は、医療用医薬品と一般用医薬品(OCT医薬品)の2種類があります。

販売先によって卸す医薬品が異なるため、現職で取り扱わなかった医薬品を担当することになるかもしれません。

また、複数の製薬会社の医薬品を取り扱う卸売販売会社は中立的な立場にあるため、豊富な医薬品の知識が求められます

民間企業であるゆえ売り上げ目標が課され、医薬品の知識のほかに粗利計算や利益に関する知識も必要です。

平均年収500~700万円
求められるスキルコミュニケーション能力経理や財務といった経営視点

製薬会社・食品メーカー・化粧品メーカー

薬剤師資格があれば食品メーカーや化粧品メーカーで研究職として働けます

日々、薬効の研究や実験をし、商品化には必須の仕事です。

おもな業務はデータ収集や分析、解析、検証といった作業のため、地道な作業にも屈しない根気強さが求められます

商品化できれば将来の医療に役立ったり会社に貢献できたりと、やりがいのある仕事になるでしょう。

しかし、研究職は会社の根幹となる仕事なので、これまでの知識や経験が求められます

さらに会社の数が少なく、求人はあまりないため倍率が高くなり、転職難易度が上がるのが現状です。

平均年収700~900万円
求められるスキル博士号継続的に研究を続ける根気
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薬剤師からキャリアチェンジするリスクについて

薬剤師からキャリアチェンジするリスクについて

ここでは、薬剤師から他業種にキャリアチェンジするリスクについて解説します。

それでは順に解説していきます。

転職の難易度が高い

異業種転職は実務経験のある人が中途採用で内定をもらう確率が高く、薬剤師(異業種)からの転職では内定をもらいにくい傾向があります。

一般的に民間企業は即戦力を求めているため、薬剤師(異業種)からの採用は慎重になってしまうのです。

そして「企業文化に合う・合わない」といった相性も重要になってきます。

年収ダウン

一般的に中途採用では前職の年収を考慮しますが、専門職の異業種転職は未経験からスタートになるため年収ダウンは否めません。

例えば薬剤師の中でも高年収のドラッグストア勤務者が異業種に転職すると約100万円の年収ダウンになる可能性があります。

年収ダウンしても異業種に転職したいのか、よく考えましょう。

薬剤師資格を活用できる求人数が少ない

薬剤師の求人は「病院」「調剤薬局」「ドラッグストア」が多く、そのほかの求人は少ない傾向にあります。

調剤薬局やドラッグストアは店舗数が多いため薬剤師は引っ張りだこになりますが、製薬会社などの民間企業は会社自体が少ないため求人は圧倒的に少なくなります。

また、民間企業は都市部に本社を構えている会社が多いため、地方勤務を希望する人には向きません

通勤時間が長くなる

もし、地域密着の調剤薬局で働いている人が異業種に転職すると、通勤時間は長くなるでしょう。

都市部の民間企業は車通勤NGの会社が多く、満員電車での通勤を強いられることもあります。

転職活動者の中には1時間半までの通勤時間なら許容範囲という方がいますが、往復3時間かかっては帰宅する頃にはヘトヘトです。

疲労がたまって仕事に影響が出る可能性も高くなります。

そのため、通勤時間は30〜60分以内の勤務先を選びましょう

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薬剤師資格を活かして違う仕事をするメリット3選

薬剤師資格を活かして違う仕事をするメリット3選

ここでは薬剤師を辞めて違う仕事をするメリットを3つ紹介します。

それでは順に解説していきます。

調剤以外のスキルを身につけられる

利益を求める民間企業で働くと経理や会計知識が必要になったり、法律や会社の技術を学んだりと、調剤以外のスキルを身につけられます。

新しく学ぶのは大変ですが、薬剤師以外のスキルを身につけられると自身のキャリアアップにつながるでしょう。

人間関係が広がる

民間企業は部署によって仕事が分かれているため、打ち合わせや会議などで他部署の人と関わりがあります。

調剤薬局やドラッグストアのように狭い空間で仕事をしないため、勤め先で相性の良い人と出会えれば仕事やプライベートの悩みを打ち明けられるのも良いところです。

異業種で働くと多くの人と関われ、人間関係が広がるでしょう

視野が広がる

さまざまな専門知識を持つ人と働く異業種は、多様な考え方に触れられるでしょう。

多様な考え方に触れていると視野が広がるので、長期目線で考えると良い経験になります。

また、今回紹介した異業種は周りで働く人が薬剤師ではないため、薬剤師だからこそ頼られる存在になれます。

薬剤師の一員として働いてきた方にとっては、薬剤師として働く自分の存在意義が見いだせ、自分の仕事の価値を知れるかもしれません。

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薬剤師から異業種転職を成功させる秘けつ

薬剤師から異業種転職を成功させる秘けつ

ここでは、薬剤師から異業種転職を成功させる秘けつを5つ紹介します。

具体的には、以下の内容になります。

それでは順に解説していきます。

転職活動は薬剤師の知識・技術を身につけてから

薬剤師の現場知識や調剤技術を身につけておくと、「薬剤師から逃げるために転職している人ではなさそう」と判断されます

もし、社会人1年目で薬剤師を辞めたいと思っているなら考え直した方が良いでしょう。

異業種は数字を求められることが多く、薬剤師と同様に仕事に責任を持たなければなりません。

「異業種だから薬剤師よりも楽できるのでは?」という考えが少しでもあるのなら、異業種転職はやめておきましょう。

薬剤師を辞める理由と今後何をしたいか明確にする

「なぜ薬剤師を辞めたいのか」「今後薬剤師として働きたいか、それとも全く違う仕事をしたいのか」自分の気持ちを明確にしておきましょう

面接時には必ずと言っていいほど、転職活動の理由を聞かれます。

辞める理由が面接官に「逃げだな」と思われたり、「スキルが身に付いていないのに今の職場を辞めようとしているな」と思われたりすると採用されません。

理由は、転職後働いたとしても、何か不都合なことがあればすぐに辞められるかもしれないからです。

そのため転職理由を必ず洗い出して、「転職後は何に挑戦したいのか」「5年、10年後はどうなっていたいか」を語れるようにしておきましょう

転職希望先の求められているスキルを把握する

転職活動と採用活動はお互いにWin-Winになれる人を探すマッチングシステムです。

もし、希望する転職先であなたのスキルが役に立たないと分かっても、あなたは働きたいと思いますか?

逆に、採用者が求めているスキルを持っていない人が面接に来ると採用者はどのように思うでしょうか。

お互いの求めているものの事前把握は、お互いの時間節約のために必要です。

転職活動を長引かせたくなければ、転職希望先が求めるスキルを事前に把握して身につけることをおすすめします。

転職活動は在職中にする

厚生労働省の「令和2年転職者実態調査の概要」によると、26.1%の人が転職活動を在職中に行い、離職期間なしで転職できていたと分かります。

もし、退職後に転職活動をしようと考えている方は、離職後の国民健康保険と国民年金の支払いについて考慮しておかなければなりません。

また、ブランクが空くと転職活動に影響しますので、面倒な事務手続きをしたくない方やブランクを空けたくない方は在職中に転職活動をしましょう

薬剤師専門の転職サイトを使ってキャリアアドバイザーに相談する

薬剤師資格を活かしての転職は、薬剤師専門の転職サイトを使えばスムーズに転職活動を始められます。

専門の転職サイトは無料で利用でき、キャリアアドバイザーに希望の転職先や現在の状況を伝えれば、あなたに合いそうな求人情報を紹介してもらえます

また、転職先の雇用条件で不明点があれば、キャリアアドバイザーが企業に確かめてくれるので手間がかかりません。

求人を探したり面接日程の調整をしたり、働きながらでは面倒な作業も転職サイトのキャリアアドバイザーが行ってくれるため気軽に転職活動を始められます。

次に薬剤師から異業種の転職に強い転職サイトを紹介しますので、ぜひ、参考にしてみてください。

薬剤師におすすめの転職エージェント

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薬剤師からの異業種転職に強い転職サイト3選

薬剤師からの異業種転職に強い転職サイト3選

ここでは以下3つの転職サイトを紹介します。

それでは順に解説していきます。

ファルマスタッフ

ファルマスタッフ

ファルマスタッフでは異業種転職相談会を行っています。

薬剤師とは違った新たなスキルや経験を習得したいと思っている方向けの相談会です。

まずは現在の職場の状況をヒアリングし、薬剤師がメイン勤務先とする病院・調剤薬局・ドラッグストアの未経験職種の説明を受けます。

それから、どのように働きたいかファルマスタッフのキャリアアドバイザーと一緒に考え、あなたの要望を現実化するための方法を考えていきます。

なお、ファルマスタッフのキャリアアドバイザーは薬剤師のさまざまな働き方や業界の最新情報も教えてくれるので、転職先の選択肢が広がるでしょう。

相談会は以下3つのパターンに対応しています。

・平日|10:00~19:30のあいだで来社面談
・土日|時間要相談で来社面談
・Web|時間要相談、送られたURLにアクセスしてWeb面談

いずれもキャリアアドバイザーの業務都合がありますので、予約必須です。

面談予約はWebから行えますので、薬剤師を辞めたいと思っている方はぜひ活用してみてください。

▶︎ファルマスタッフの面談予約はこちら

マイナビ薬剤師

マイナビ薬剤師では以下のセミナーや相談会を準備しています。

セミナー・相談会内容
治験業界セミナー業界用語や仕事内容を解説
企業転職相談会業界業種別に仕事内容を解説
キャリアアップ転職相談会業界の動向紹介、個人に合わせたキャリア相談
年収UP転職相談会年収を上げる勤務形態や勤務地の紹介等
はじめて転職相談会キャリアの棚卸し、転職スケジュールの組立等
Uターン・Iターン転職相談会地方ならではのキャリア形成法を説明等

薬剤師の気持ちを理解して「あったらいいな」と思うセミナーや相談会を設けているマイナビ薬剤師は、全国展開なのでどの地域でもカバーしてくれるメリットがあります

キャリアアドバイザーと話して気持ちの整理をするために、各セミナーや相談会を予約してみませんか。

▶︎マイナビ薬剤師に無料登録してみる

薬キャリ

薬キャリは病院や調剤薬局に強い転職サイトですが、異業種転職したときの業界動向を詳しく解説しています。

内容は「製薬業界」「治験業界」「医薬品卸業界」3つの業界について分析しており、異業種転職を視野に入れたい方は一読した方がいいでしょう。

また、薬キャリでは適正年収診断が用意されているので異業種転職を考える前に自分の適正年収を把握しておくと良いですよ。

薬剤師として働いた場合の適正年収と、異業種転職したときの予想年収を比較して転職活動に踏み切るのも1つの方法です。

▶︎薬キャリに無料相談してみる

薬剤師資格を活かさず転職するメリットとデメリットを解説

薬剤師資格を活かさず転職するメリットとデメリットを解説

薬剤師資格を活かさず一般的なサラリーマンとして転職すると、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

これから、薬剤師ではなくなったときのメリットとデメリットを紹介しますので、参考にしてみてください。

メリット

一般的なサラリーマンになるメリットは以下の通りです。

  • 調剤業務をしなくていい
  • 長時間狭い空間で同じメンバーと働かなくていい
  • 土日祝休みの会社を選べる

それでは順に解説していきます。

調剤業務をしなくていい

調剤が苦手な薬剤師は一定数います。

もし調剤が苦手であれば、調剤から離れられる職場に移りたいと思うのは当然でしょう。

薬剤師は調剤必須というわけではないため、日々の業務で調剤が嫌と感じていれば他の仕事をしてみてはいかがでしょうか。

長時間狭い空間で同じメンバーと働かなくていい

毎日、狭い空間で同じメンバーと働いていれば、合わない人が居たり、嫌な部分が見えたりするものです。

人間関係のトラブルが起こったとき、狭い空間や少人数の職場は逃げ場がなくなるため精神的に良くありません。

人間関係が理由で薬剤師を辞めたい方は、小さな営業所や事業所に配属されると分かっている求人には応募しないようにしましょう。

もし働きたい職場環境を具体的に挙げていれば、転職サイトのキャリアアドバイザーが企業の情報収集をしてくれて、あなたに合いそうな職場を探してくれます

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土日休みの会社を選べる

薬剤師の職場で土日休みのところは少ないのですが、薬剤師以外であれば土日休みの会社は多くあります。

とくに女性は出産すると子どもの預け先が必要になり、土日勤務の薬剤師は預け先の調整をしなければなりません。

また、日曜日は保育園が休みなので保育園以外の預け先を見つけるのがネックとなります。

子どもの面倒を任された家族や親戚は負担がかかるため働き方を考える女性が多いのも事実です。

職場や家族に迷惑をかけていると考えてしまうのは精神衛生上にも良くないため、土日休みの一般企業で働けるのは女性にとって最大のメリットと言えるでしょう。

デメリット

次に一般企業で働くデメリットを紹介します。

具体的には以下の通りです。

  • 資格をムダにする
  • 薬剤師としてのブランクができる
  • 収入が減る可能性が高い
  • 一般企業の職歴がないためサラリーマンとしての勉強が必要

それでは順に解説していきます。

資格をムダにする

6年間の学費と時間、資格をムダにしてしまいます。

薬剤師を辞めて違う仕事をしたいと思っている方の中には、資格がムダになるので辞められないと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

もし本気で薬剤師を辞めたいと思っているなら一旦薬剤師を辞めて、他の仕事に挑戦する期間と考えてみてはいかがでしょうか。

薬剤師としてのブランクができる

職場を離れるとブランクができて薬剤師として働けなくなると不安になっていませんか?

ブランクができる不安はあるでしょうが、実は、女性の薬剤師は出産後にキャリアダウンや専業主婦になる人が多くいます。

「また薬剤師として働きたいと思うかも」とブランクを気にして辞められない方は、薬剤師を離れた女性もいることも知りましょう。

専業主婦やキャリアダウンした女性は子どもの手がかからなくなった頃にパート薬剤師として復帰している人も多く、徐々に薬剤師としてのブランクを穴埋めしています。

収入が減る可能性が高い

薬剤師は高収入の専門職のため、一般企業に転職すると年収が減る可能性が高いです。

約90〜100万円収入ダウンしてもいいと思っていれば一般企業への転職をすすめますが、今の時代に収入ダウンは避けたいところです。

一般企業の職歴がないためサラリーマンとしての勉強が必要

何度も説明していますが、サラリーマンになると粗利の計算や利益確保できる割引率など、数字に強くならないといけません。

一般企業の営業に転職すれば「仕事のイロハ」から「良好な人間関係を築く方法」を学び、勉強することが山のようにあります。

会社特有のシステムや考え方を習得しなければならず、幅広く長期的に勉強していく必要があるのです。

薬剤師資格を活かして働くと民間勤めより約90万円多い年収になる

薬剤師資格を活かして働くと民間勤めより約90万円多い年収になる

薬剤師の平均時給は、日経DIキャリアによると2,450円(2022年10月現在)です。

一方、民間企業の平均時給は年代によりますが、厚生労働省による「令和2年版 厚生労働白書」によると、30代は1,784~1,982円になります。

引用:図表1-3-23 正規雇用労働者・非正規雇用労働者の賃金カーブ(年齢階級別・時給ベース・2019年)

薬剤師の平均時給2,450円と30代の平均時給1,982円の差額は468円です。

8時間勤務の20日勤務で働くと、年間どれほど差が出るか確かめてみましょう。

468円 × 8時間 × 20日勤務 =74,880円/月の差額

74,880円 × 12か月 = 898,560円 /年の差額

薬剤師から民間企業で働くと約90万円の年収ダウンになるため、薬剤師資格を活かして働いた方が余裕のある生活ができます。

まずは薬剤師の求人をチェックしてから、どうすべきか考えるのがおすすめと言えるでしょう。

▶︎ファルマスタッフで求人をチェックしてみる

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薬剤師を退職する流れとは?

薬剤師の退職プロセスは他の職業と基本的には同じで、以下のステップに分けて考えることができます。

STEP
自己分析と決断

最初に、自分がなぜ退職したいのか、その理由や動機をはっきりと理解することが重要です。薬剤師としてのキャリアに満足していないのか、それとも全く違う分野に興味があるのかなど、自己分析を行い、退職するべきかどうかの決断をしましょう

STEP
転職活動の開始

退職する前に、次の仕事を見つけるための転職活動を開始することをおすすめします。なるべく働きながら転職活動を行うことで、金銭的な不安を感じずに次の仕事を見つけることができます。在職中に転職エージェントに登録しておくのがおすすめです。

STEP
退職の意志表示

新しい仕事が見つかり次第、現職の上司や人事部に退職の意志を伝えます。通常は1ヶ月前に退職の意志を伝えるのが一般的ですが、企業や業界により異なるため、自身の雇用契約を確認してください。

STEP
退職手続き

退職日が決まったら、退職手続きを進めていきます。社内の書類や資料の整理、後任への引継ぎなどを行いましょう。

STEP
退職

これらのステップは一般的なものであり、個々の状況や企業の規定によって異なる場合があります。

また、具体的なステップは地域、業界によっても変わる可能性があります。

自身の状況に最も適したプランを立てるためには、専門的なアドバイスを求めることも一つの選択肢です。

まずは以下のような転職エージェントに相談し、今後のプランについて相談してみましょう。

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他業種にはない薬剤師の強みとは?

現在、「薬剤師を辞めて他の業種に転職したい」と、お考えかもしれませんが、薬剤師には他業種と比較して以下のような強みがあります。

こうした強みについてしっかりと理解した上で、本当に他の業種に転職すべきなのかについて考えるようにしましょう。

専門性があるので収入が高い

薬剤師は専門的な医療知識を必要とするため、一般的に収入が高いと言われています。

実際、求人ボックスによると、薬剤師の平均年収は493万円とされており、日本人の平均収入より高い数値であることが分かります。

これは、その専門性と教育に対する投資(時間と費用)が、一般的にはより高い給与に反映されるからです。

また、その専門知識は多くの場合、他の業界でも価値が認められ、高収入を得る機会も多いでしょう。

収入面において、薬剤師の仕事は大きな魅力があるといえます。

資格保有者として転職しやすい

薬剤師の資格は、転職市場において非常に価値があると認識されています。

資格を持つことは、その職種の必要な知識とスキルを有している証拠であり、雇用者に信頼性と専門性を示すことが可能です。

これは薬剤師に限らず、資格を持つ職種全般に言えることですが、薬剤師はその専門性と需要の高さから特に転職市場での競争力があります。

年齢に関係なく働くことができる

薬剤師の職業は、一般的に身体的な負担が少ないため、年齢に関係なく働き続けることが可能です。

また、薬剤師の知識と経験は年齢とともに増え、需要もそれに応じて高まるでしょう。

65歳以上でも働き続けることができ、生涯現役という人も少なくありません。

まとめ

薬剤師を辞めて違う仕事に転職すると、年収ダウンや薬剤師としてのキャリアダウンは否めません。

それでも他の仕事に挑戦してみたい方は、まず、お住まいの地域で薬剤師資格を活かしてできる仕事があるか転職サイトのキャリアアドバイザーに相談してみてはいかがでしょうか。

薬剤師を辞めて違う仕事がしたい人によくある悩みとは?

これから薬剤師を辞めたいとお考えの方は、以下のようなことで悩みがちです。

現状お悩みであれば、次の内容について参考にしてみてください。

薬剤師を辞めたら資格が無駄になる?

薬剤師の資格は非常に専門的なものであり、一度取得すれば一生持つことができます。薬剤師を辞めて他の仕事を始めた場合でも、その知識とスキルは他の職業で活用可能です。また、将来的にまた薬剤師として働きたくなった場合には、その資格があることでスムーズに転職が可能となります。

薬剤師を辞めたら収入は下がる?

これはあなたが選ぶ新しい職業に大きく依存します。薬剤師は比較的高収入の職業であるため、同等の収入を得る新しい仕事を見つけるのは難しいかもしれません。しかし、能力と経験によっては、他の業界でも同等以上の収入を得ることが可能です。

そもそも退職して良いか分からない

これはあなた自身の価値観や状況によって異なります。自己実現やキャリアの充実、ライフバランスなど、退職の決断を下すために考慮すべき要素は多岐に渡ります。専門的なアドバイスが必要な場合には、キャリアカウンセラーや人事コンサルタントなどの専門家の意見を求めることも一つの選択肢です。

もし、退職すべきかどうか悩んでいるのであれば、上記でもご紹介したような転職エージェントに相談してみるのがおすすめです。

周囲に反対されてしまう

職業を変えるとき、周囲からの反対はよくある問題です。しかし、最終的にはあなた自身が自分の生活とキャリアに対する満足度を最大化するための選択をするべきです。反対意見を真摯に受け止めつつも、自分自身の幸せを最優先に考えることが大切です。

一度辞めたら薬剤師にはもう戻れない?

一度薬剤師を辞めても、その資格は保持し続けますので、再び薬剤師として働くことは可能です。ただし、ある期間働いていない場合、医療の進歩や新しい薬剤の情報について学習し直す必要があります。

また、再就職を考える際には、あなたの経験やスキルが現在の市場にどのように適合するかを考慮する必要があります。しかし、基本的には、一度獲得した薬剤師の資格は取り消されることはありませんので、再度そのキャリアパスに戻ることは可能です。

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