仕事はお金とやりがいどちらを優先すべき?
そんな疑問を持ったことはありませんか。
社会人となれば誰もがこうした疑問を一度は持つものだと思います。
特に、就職してから数年経つと、お金のために働いているのか、やりがいのために働いているのか分からなくなる方もいるのではないでしょうか。
そして、どちらが正解なのかはその人のみが分かることです。
ただし、仕事に対して何を優先すべきなのかという考えを持っておけば、自分自身の生き方の軸とすることができるでしょう。
今回の記事では、仕事でお金とやりがいのどちらを優先すべきなのかについて解説していきます。
仕事をやりがいとお金で迷ったら、まずはお金を優先すべき
まず、結論からお話しすると、仕事をやりがいとお金で迷った場合には、まずお金を優先すべきだと考えています。
「いやいや、やりがいだって大切でしょ!?」
と思われる方もいらっしゃると思いますが、なぜ私がそう主張するのかということについては以下で解説していきます。
やりがいは仕事以外でも得られる
まずお話ししたいのは、やりがいというのは仕事でなくとも得ることができるというお話です。
実際、次のようなことをプライベートで行なっても、やりがいや充実感が得られるのではないでしょうか。
- ボランティア活動
- スポーツなどの趣味
やりがいというのは誰かの役に立つことで感じられるものだと思います。
そのため、仕事以外でも得ることは可能でしょう。
また、生活に充実感を求めるのであればスポーツなどを行なってみても良いかもしれません。
お金があれば、時間に余裕を持つことができる
また、お金があれば時間を余裕ができます。
家事代行などを利用することで家事負担を減らすことができるでしょうし、外食などをすればご飯を作る時間も掛かりません。
そして空いた時間を利用して自分のやりたいことなどを行えるでしょう。
家族がいる方であれば、大切な人との時間にあてることも可能です。
しかし、お金がなければずっと働き続けることになり、このようなことも叶いません。
時間的余裕を手にするためにも、お金が稼げるということは非常に重大な意味を持っていると言えるのです。
大多数の人は、お金のために働いていると考えている
このほかにも押さえておきたいのは、大多数の人はお金を稼ぐために仕事をしていると考えているということです。
当然、資本主義の現代において、生きていくにはお金が必要です。
また、遊んだり人と交流する上でも、何かとお金は必要になりますよね。
以下に示すのは、エン転職ジャパンが実施した働く目的に関するアンケートです。

(引用:エン転職ジャパン 仕事に求めることについて)
これを見ると、多くの人が生活のために働いているものの、年齢によってばらつきがあることがわかります。
特に30代以上の人であれば世帯を持っていることも多く、自分の家族や生活費を稼ぐために働いている人が多そうです。
それに対し、20代では経済的に豊かになりたい人が多いことがわかります。
このことから、若いほど他の誰かよりも自分のために働きたいと考える傾向にあるようです。
やはり、若手ほどもっとお金を稼ぎたいという気持ちがあるのが分かりますね。
仕事にやりがいを求める人はどれくらいいるの?
あなたは、仕事にやりがいが必要だと思うでしょうか。そう聞かれた時、どう答えるでしょうか。
エン転職ジャパンが実施したアンケートでは、96%の人が仕事にやりがいが必要であると答えています。
また、特にやりがいを感じるのは「お礼や感謝の言葉をもらうこと」「仕事の成果を認められること」「目標を達成すること」という結果になっているのです。

(引用:エン・ジャパン株式会社「仕事のやりがいと楽しみ方」について)
このように、やりがいとはお金以外の要素が大切になることが分かります。
確かに、仕事をして誰かに感謝されたり、自分自身を認められる経験というのは、お金には変えられないものですよね。
やりがいを重視する人というのは、このような体験を大切にしているのだと思います。
転職する場合に、お金以外を重視しても良いときとは?
もし転職する場合にはお金を優先した方が良いというのは先ほど申し上げた通りです。
しかし、お金以外を優先しても良い時もあるでしょう。
以下ではどのようなケースでお金以外を優先しても良いのかについて解説していきます。
すでに経済的に余裕がある
現状よりも年収が下がったとしても、経済的に余裕がある場合には必ずしもお金を優先する必要はないでしょう。
これまでの貯蓄や投資による資産があるなど、十分にお金がある方はやりがいを重視した転職を行なってみても良いと言えます。
やはり、仕事というのは人生のうちの大半を占めるものです。
その仕事をやりがいを感じられないものに就いてしまえば、非常に苦しい時間を過ごすことになります。
もし、どうしてもやりがいを求める場合には、自分の経済面を踏まえた上で判断すると良いでしょう。
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現在の仕事で精神的に追い詰められている場合
他の人から見て安定していたり年収の高い企業などに勤めている場合でも、精神を病んでしまっては意味がありません。
少し前にエリート企業の女性が自ら命を経ったことが問題になりました。
いくら周囲の人に羨まれていたとしても、自分自身が辛い思いをしていては意味がありません。
もちろん、お金は非常に大切ですが、まず優先すべきはあなたの命です。
そうしたケースでは、より良い環境の企業に転職することをおすすめします。
ただし、退職すべきかどうかは慎重に考える
どうしても転職したい場合には、本当に退職しても大丈夫なのかについてしっかりと考えることが大切です。
場合によってはしばらく休んでみるのも良いでしょう。
「しばらく仕事を離れてゆっくりしたい」
と考えているのであれば、休職してみるのも選択肢の一つです。
辞めるべきかどうかについてお悩みなのであれば、以下の記事を参考にしてみてください。
大切なのは、自分の軸を持つこと
ここまでの内容を踏まえて、大切なのは自分の軸を持つことであると分かります。
あなたにとって仕事とはなんでしょうか。
人によっては、上述したようにお金を稼ぐためのものと答える人もいるかもしれません。
しかし、その反面、誰もがやりがいも求めているのです。
仕事に対する哲学を持つことが大切であるということでしょう。
それがどんなものでも良いですが、何のために働いているのか、という部分をしっかりとすれば、理想の働き方が見えるかもしれませんね。
まとめ
今回は、仕事はお金かやりがいか、ということをテーマにしてお話ししました。
人生の大半の時間を使うことになる仕事だからこそ、自分の哲学を持つことが大切です。
上記の内容を参考にして、一度考えてみてはいかがでしょうか。
あわせて、以下の記事も参考にしてください。
仕事を辞めたい時、本当に辞めて良い人と辞めてはいけない人とは?

カケル

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