「薬剤師として働いているけど、うつ病になってしまった」
「転職したいけど、うまくいくか不安」
などとお悩みではないでしょうか。
薬剤師は何かとストレスの多い仕事ですので、中にはうつ病になったり、うつ傾向と診断される方もいます。
今回の記事では、うつ病で薬剤師が転職を検討する時の対処法について解説していきます。
うつ病で薬剤師が転職したい時の対策5選

もし、現状うつ状態で悩んでいるのであれば、以下のことに気をつけてみると良いでしょう。
まずはゆっくり休むことを考えよう
もし、現状うつ病になっているか、もしくは自分でうつ傾向にあると感じているのであれば、まずはゆっくり休むようにしましょう。
うつ病と一言で言っても、人によってどれくらいの症状があるのかは異なっているでしょう。
また、状況によっては必ずしも仕事が原因ではなく、恋人との別れや家族との死別などが原因でうつ病を発症しているケースもあります。
しかし、どのような状態であるにしても、うつ傾向にあるのであればまずはゆっくり休むことを考えましょう。
体を休めることで、体調が回復することもあります。
一度仕事のことは忘れて、ゆっくりと休暇を取りましょう。
辛いなら心療内科へ行こう
今現在、苦しくて苦しくて仕方のない人も多いのではないでしょうか。
もし、気持ちがどうしようもなくきついと感じているのであればまずは心療内科を受診することが大切です。
うつ病は気持ち次第で解決する問題ではなく、心の病なのです。
頑張れば努力で治すことができると考えてしまう人は多いですが、そうやって我慢ばかりしていると症状は悪化してしまいます。
そのため、できるだけ悪化していない状態の時に早めに病院を受信することをおすすめします。
ただし、やはり心療内科やクリニックなどに行くのはためらってしまうという方も多いのではないでしょうか。
どうしても病院には行きたくないという人は、以下の対策を行ってみてください。
信頼できる人に相談しよう
身の回りの信頼できる人に相談するのも、メンタルを回復させるために有効です。
人に自分の気持ちを”話す”ことは、苦しみや悩みを”放す”ことでもあります。
自分一人でなんでも抱え込んでいないでしょうか。
人間、自分だけで解決できることには限界があるものです。
誰かに悩みを吐き出せば、不思議と心も軽くなります。
一番良いのは病院を受診して先生に話を聞いてもらうことですが、どうしても抵抗がある場合には家族や友人、上司など、信頼のできる人に話を聞いてもらうと良いでしょう。
なお、仕事のことで悩んでおり、身近にそうした人がいないのであれば、以下でも解説する転職支援サービスのアドバイザーに話を聞いてもらうのも選択肢と言えます。
適切な働き方を検討しよう
もし、仕事が辛くてうつ傾向にある場合には、働き方を見直すことも大切です。
フルタイムで働き、自分の時間を持つことができない方も多いのではないでしょうか。
薬剤師は必ずしもフルタイムで働くことが最善ではありません。
場合によっては派遣やパート、薬局などで時間をセーブして働くという選択を取ることも可能です。
もし、ライフワークバランスが乱れていると感じるのであれば、そうした働き方も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
転職先を探しておこう

現在、お仕事でお悩みであれば事前に転職先を探しておくことをおすすめします。
今すぐに転職せずとも、転職先を見つけておくことにはさまざまなメリットがあります。
- 今の環境以外にも働ける場所があることが分かれば、気持ちが楽になる
- 自分自身の適切な市場価値を分析できる
- 視野を広げることで気分が軽くなる
など、転職先を探すことで自分の可能性を広げることになるでしょう。
また、薬剤師は希少人材であり、転職における市場価値も非常に高いです。
今の職場にこだわらなくとも、働ける環境は無数に存在しています。
マイナビ薬剤師などの転職サービスを利用し、今の職場以外にも働ける場所を探してみてはいかがでしょうか。
うつ病で転職するか迷ったら?
今の仕事をするのが辛いと感じているものの、転職すべきかどうか悩んでいるという人も少なくないでしょう。
ここでは、うつ病で転職するか迷っている方に向けて注意点などを解説します。
環境を変えることで症状が改善することもある
環境を変化させることによって、うつ病の症状が緩和するケースもあります。
残念ですが職場の人間関係や労働状況がうつ病を引き起こしているケースも多いです。
実際にうつ病を発症して働けなくなり、退職となる方もいらっしゃいますが、できればそうなってしまう前に転職した方がベストと言えるでしょう。
もし、迷っているのであれば自分が楽になる選択をしてください。
職場が魅力的だと思うなら復職もあり
仕事が原因ではなく、プライベートなことが理由でうつ病を発症しているケースや、職場自体には魅力を感じている方もいらっしゃるかもしれません。
もし、そうした場合には復職するのも選択肢と言えます。
なお、何が原因でうつ傾向に陥っているか分からない方は早めに病院を受診することをおすすめします。
仕事が辛くて症状が出ているなら転職しよう
職場が原因でうつ病の症状が出ているのであれば、早めに転職を検討しましょう。
職場の人間関係や労働環境が原因でうつ病を発症してしまったのであれば、どれだけ休職したとしても効果がありません。
復職までに、
「またあの職場に戻らなければならない」
という思いが先行してしまい、気持ちも楽になることがないでしょう。
今の仕事が辛いのであれば、他の環境を探した方が良いのです。
上述したように、薬剤師の資格を保有していればそれだけで求人は無数にあります。
また、働き方もパートや派遣など、状況に応じて選べば良いのです。
まずは求人などを探してみて、自分に合った環境を探してみてはいかがでしょうか。
うつ病を繰り返さない職場を選ぶには?
これから転職先を選ぶにも、なるべく働きやすい環境を選ぶことが大切です。
ここでは、うつ病を繰り返さない職場を選ぶための方法について解説していきます。
パートの求人に応募する
フルタイムで働き、体調を崩してしまった人はパートとして働く選択肢もあります。
薬剤師資格を保有していれば、求人数も多く、多様な働き方を実現させることが可能です。
当然、人によって置かれている環境や性格などが異なるため、一概にパート勤務ができる人ばかりではないかもしれません。
しかし、人間関係上の悩みを抱えているのであれば、勤務時間も少なく、拘束される時間も少ないパートの働き方は選択肢の一つと言えるでしょう。
また、パートとしてしばらく働き、職場の雰囲気を見極めてから正社員として働き始めるということでも良いです。
復職のきっかけとしてパート薬剤師として働いてみるということも、可能性として考えてみてはいかがでしょうか。
職場の空気を見極める
職場の人間関係や労働環境に不安がある場合、事前に雰囲気を見極めてから応募してみるということも大切です。
薬局に就職したい場合、前もってその薬局を利用するなどして視察しておくのも選択肢の一つでしょう。
今ではネットからの情報でリサーチを行うことも可能になりました。
店舗の口コミや求人評価などを細かくチェックし、事前に空気感を掴んでおくことをお勧めします。
もし、自分一人で職場の雰囲気や働きやすい職場を見極めるのが難しければ、転職支援を行ってくれるサービスを利用してみましょう。
退職者や企業の空気感など、担当者に質問しながら転職活動を進めることで、転職を失敗するリスクを減らすことが可能です。
まとめ
今回の記事では、うつ病で薬剤師が転職したい時の対策について解説しました。
- まずはゆっくり休むことが大切
- 病院を受診する
- 信頼できる人に相談しよう
- 転職サービスを利用しよう
薬剤師は資格保有者として強みがあり、転職先も無数に存在しています。
今の働き方が自分に合っていないと思う場合には、早めに転職して働きやすい環境に身を移すことをおすすめします。

カケル

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