「教員から転職したい」
「転職サイトに登録しておいた方が良いって聞いたけど、何をすれば良いのだろう」
このようにお考えではないでしょうか。
教員の方が転職を検討する場合、事前に転職サイトに登録しておくのがおすすめです。
今回は、元教員である僕自身の経験を踏まえて、おすすめの転職サイトを解説していきます。
元高校教師。3年間現場で働いたが、あまりのブラックさに体調を壊す。その後IT職へと転職して現在はWEBライターとして活動中。
教員がまず登録すべき転職サイトはこの2つ!

まず、これから転職を検討している教員の方は、次の2つのサイトに登録しておけば間違いないと言えます。
- リクナビNEXT
- doda
それぞれの特徴について詳しく解説していきます。
リクナビNEXT

リクナビNEXTは転職サイトでも最大手のサービスです。
主に、以下のような特徴があります。
- 業界トップクラスの求人数
- 転職者の約8割が登録している
- 転職サポートが充実している
最大の特徴はなんと言ってもその求人数の多さでしょう。
求人情報は11,000件以上となっており、多彩な求人から自分に合ったものを選ぶことができます。
転職者の約8割はこちらのサイトに登録していると言われており、25〜45才までの利用者が幅広く登録しています。
これから登録するのであればまず登録しておくべきサイトと言えるでしょう。
doda

dodaは宣伝でもお馴染みの転職支援サービスです。
掲載されている求人は大企業や中小企業、ベンチャー企業まで幅広く取り扱っています。
- 大小さまざまな規模の求人の取り扱いがある
- 転職エージェントも利用できる
- 非公開求人が多い
- 年収査定サービスで適正年収が診断できる
などが魅力と言えます。
なお、dodaは転職エージェントサービスも提供しているので、併用することで求人を紹介してもらうことも可能です。
▶︎今すぐdodaに登録して求人を見てみる不安なら登録しておいても良いサイト

今から転職するのであれば、上記で紹介したサイトだけで十分ではありますが、
もし不安であれば他のサイトも参考にすると良いでしょう。
ここでは、不安なら登録しておいても良いサイトについて解説します。
- ミイダス
- Wantedly
ミイダス
ミイダスは、会員登録を行わずに自分の適正年収がわかるサービスです。
約30個ほど用意されている質問に答えるだけで、適正年収が分かります。
診断は5分ほどで終了するので、気軽に行うことができます。
- 過去7万人から抽出したデータ分析が行える
- 適正年収が把握できる
- 企業から面接確約のオファーが届く
診断を実施すると、企業サイドから面接確約オファーが届きます。
ただし、あくまでも面接してもOKという連絡であるため、必ず面接しなければならないわけではありません。
Wantedly
こちらは転職サイトではありませんが、ITベンチャー系の求人が多数扱われているサイトです。
転職サイトのようにカッチリとした雰囲気ではなく、カジュアルな求人が多数取り扱われているので、
「こんな仕事もあるのか・・・」
という感覚で眺めることができるでしょう。
一応登録してみる、という感覚で利用してみるのがおすすめです。
転職エージェントも合わせて登録しておこう

転職サイトに登録が済んだら、合わせて「転職エージェント」についても登録しておくようにしましょう。
ここでは、両者の違いや転職エージェントも活用すべき理由について解説します。
- 転職エージェントと転職サイトの違いは?
- 教員が転職エージェントを利用すべき2つの理由
- おすすめの転職エージェントとは?
転職エージェントと転職サイトの違いは?
そもそも、
「転職エージェントと転職サイトはどう違うの?」
と思われる方も多いでしょう。
この2つはよく似ていますが、次のような違いがあります。
登録しておけばいつでも好きな時に求人が見れる。転職活動を始める時期は自分で決めることができる。その反面、エージェントのように手厚いサポートはない。長期的に転職を進めていきたい方におすすめ。
面接対策やスケジュールの日程調整など、さまざまなサポートまで行ってもらえる。ただし、エージェントと面談を行う必要があり、転職活動も短期的(1~2ヶ月くらい)で短期集中になることもある。
このような違いがあるので、事前に理解しておきましょう。
簡単なイメージとして、転職サイト=長期的、転職エージェント=短期的といったところでしょうか。
ただし、転職エージェントの方が面談も密に行ってもらえますし、業界の知らない知識を直で質問することができます。
実際、僕自身もIT業界のことはその時に色々教えてもらいました。
エージェントは無料で利用できますし、その中で情報を収集しておき、後で転職サイトから応募するのもありです。
教員が転職エージェントを利用すべき2つの理由
教員は転職エージェントを利用した転職活動がおすすめです。
ここでは、その理由を詳しく解説します。
忙しすぎて転職活動ができないから
個人的に、教員の方は転職エージェントを利用しておくべきだと考えています。
というのも、僕自身もそうでしたが、現場の仕事って忙しすぎますよね。
今現在、教員をされている方は、以下のような生活ではありませんか?
- 毎日朝は早く、夜は遅い時間まで働いている
- 土日も関係なく働いている
- 転職活動なんてできる余裕がない
このような生活の中、一人だけで転職活動を行うのは実質的に不可能です。
しかし、転職エージェントを利用することでスケジュール調整や日程交渉も代理で行ってくれるのです。
そのため、忙しい教員の方でも転職活動が進めやすくなります。
転職に関する知識が全くないから
現場で働いている時、僕の周りには転職した人が誰もいませんでした。
そして、自分自身、就職活動をしたこともなかったです。
こうした教員の方は、非常に多いのではないでしょうか。
- 転職活動のやり方が全く分からない
- 周囲に頼れそうな人もいない
- どんな企業があるのか分からない
正直言って、教員は学校しか知らない転職市場弱者です。
僕もそうでしたし、この記事を読んでいる方もきっと同じなのではないでしょうか。
その点、転職エージェントを利用することで他の業界に関する知識を教えてもらえます。
僕はIT職に転職しましたが、その時にエージェントのアドバイザーに話を聞いてもらったのがきっかけです。
無料で利用できますし、登録したからといって必ず転職しないといけないわけでもありません。
そのため、とりあえず登録してみて、カウンセリングを受けてみるのがおすすめです。
おすすめの転職エージェントとは?

今から転職エージェントに登録するなら「リクルートエージェント」にひとまず登録しておきましょう。
- 求人数が業界No.1
- 面談や転職サポートが充実
- 利用者の評判も良い
など、利用するメリットが多いです。
転職エージェントで迷ったらまずはリクルートエージェントがおすすめと言えます。
また、他にも教員におすすめの転職エージェントを知りたい方は以下の記事にてご紹介していますので、参考にしてください。
教員が転職する際に行うべきこと

では、ここからは教員の方が転職する際に行っておくべきことについて解説していきます。
転職活動を始める前に、次のことを行っておくと良いでしょう。
- 今後のキャリアについてしっかり考える
- どうしても辛いなら休職するのも選択肢
- 転職経験者の意見を聞くのがおすすめ
- 転職先のリサーチを徹底する
今後のキャリアについてしっかり考える
まず、今後のキャリアをどう歩んでいきたいのか明確にしておきましょう。
例えば、
- なるべくスキルを身につけて働いていきたい
- キャリアアップしたい
- 人と関わらない仕事がしたい
など、今後どうしたいのかによって進むべき道が違います。
僕の場合は、教員の働きにくさ、スキルの身に付かなさが嫌でした。
その点、ITであればスキルアップできますし、能力次第で独立も狙えます。(実際、今は独立している)
最初にこれから自分がどうしたいのかについて、紙に書いてみることをおすすめします。
どうしても辛いなら休職するのも選択肢
また、転職活動を進めていきたいものの、心理的にそれどころではないという方も多いのではないでしょうか。
- 明日学校へ行くのも辛い
- 職場に行こうとすると涙が出てくる
- 毎日死にたいと思ってしまう
こうした特徴の方のお気持ちは、自分もその状態だったのでよく分かります。
もし、このような状態であれば一度休職してみるのも選択肢です。
心療内科に行って診断書を取れば、休職することができます。
教員の休職制度はかなり充実しているので、もしどうしても辛い場合は参考にしてください。
転職経験者の意見を聞くのがおすすめ
これから転職を検討している場合、まずは転職経験者に話を聞くのがおすすめ。
今現在、教員として働きながら転職を検討している方は、おそらく他の人にもすでに相談したのではないでしょうか。
すると、次のようなアドバイスを受けるはずです。
- 採用試験に合格したのに辞めるなんて、もったいないよ!
- ここまで続けてきたんだから辞めない方が良い
- 教師で勤まらないなら、他に行っても無理
僕自身、友人や家族からこうしたアドバイスをかなり受けました。
ただ、注意してほしいのは、こうした人たちはみんな転職した経験のない人のアドバイスということです。
実際、職場に転職者っていないですよね。
あと、教員の家族も公務員だったり、会社員、同じ教員など、堅い仕事の人が多いはず。
そのため、身近に転職経験がある人って皆無だったりするんです。
もし、相談する人がいない場合には、先ほど紹介した転職エージェントに登録しておけば丁寧にカウンセリングしてもらえます。
まともに話を聞いてもらえる人がいないのであれば、すぐに登録しておくのがおすすめです。
転職先のリサーチを徹底する
最後に、当然ですが転職先を徹底リサーチしておくようにしましょう。
とは言っても、何から始めれば良いか分からないという方が多いはず。
個人的には、
- 転職先を探したいけど、面談を受けるのはめんどくさい→リクナビNEXT
- 面談やカウンセリングを受けて、転職活動を始めたい→リクルートエージェント
という形で登録しておくのが良いと思います。
イメージとしては、エージェントはガッツリ面談もあるので、かなり意欲高めな方におすすめです。
まだそこまでではないというのであれば、ひとまず転職サイトであるリクナビNEXTに登録して情報収集しておくのが良いでしょう。
教員が転職したらどうなる?実体験を解説

最後に、実際に転職した経験談をお話ししたいと思います。
これから教員の転職を進めていこうという方の参考になれば幸いです。
転職するまでが本当に大変だった
まず、一番大変だったのは「転職するまで」です。
教員の方は、先ほどもお話ししましたが、周囲の人もお堅い方が多いのではないでしょうか。
僕の場合、家族に納得してもらうまでが本当に大変でした。
- 辞めるなんて情けない
- 転職なんてありえない
- 教員を辞めるなんてもったいない
こんな感じで、親や友人、同僚から批判と反対しかされなかったです。
最終的に、
「あ、話しても無駄だな・・・」
と思い、そもそも説得するのを諦めました。
ただ、よく考えて欲しいんですが、成人しているのに周囲の意見なんて関係ないんです。
だって精神を病んでも、親も友人も同僚も、責任を取ってくれませんから。
最終的には「自分がどうしたいのか」ということで判断しましょう。
転職エージェントに相談したら色々話を聞いてくれた
僕の場合、転職エージェントに相談して色々お話を聞けたのがよかったですね。
教員しか経験したことがありませんし、他の業界のことなんて全く分かりませんでした。
そんな僕が、アドバイザーから「IT職に向いてるんじゃない?」とアドバイスされたのがきっかけで今の生活があります。
その時は女性の方でしたが、本当に丁寧に相談に乗ってくれました。
ただ、僕の場合は結局エージェント経由で転職したわけではありません。
必ずエージェントを利用して転職しないといけないわけではないので、気軽に利用できるのも魅力ですね。
IT業界に転職して世界が変わった
最後に、僕は転職して本当によかったと思います。
僕自身、教員を辞めたいと思った理由は以下のようなものでした。
- スキルを身につけて働きたい
- 人間らしい生活がしたい(労働時間や人権的に)
- 独立したい
結果としてIT職に環境を変え、現在は独立しています。
教員と違って自分で全てを管理できますし、時間と場所に拘束されません。
教員なんて、一つの職種に過ぎなかったということです。
今は辛くても、環境を変えることで人生ガラリと変わります。
転職した方が必ず良いとは言い切れませんが、転職活動で他の世界を知ることは人生を変えるきっかけになるはず。
まずは一歩踏み出す勇気が大切
今回の記事では、教員におすすめの転職サイトについて解説しました。
- これから転職を開始するなら、転職サイトの登録がおすすめ
- 転職エージェントも合わせて利用するのが良い
- 環境が変われば、人生も変わる可能性がある
色々と解説しましたが、行動しなければ何も変わりません。
教員からの転職は非常に大変なことだと思います。
しかし、僕も色々ありましたが、本当に転職して良かったと感じています。
まずは一歩踏み出す勇気が大切です。

カケル

最新記事 by カケル (全て見る)
- 次の仕事決まってないけど辞める20代は危険?転職成功のコツは? - 2022年5月20日
- 40代で無職はなんとかなる?退職前に行うべき対策とは? - 2022年5月19日
- 仕事辞めたい疲れた50代の対策8選!人生に悩む方が読むべき記事 - 2022年5月19日