「教員から転職したい」
「教員の転職って難しいと聞いたけど、具体的な転職先には何があるのだろう」
このようなことでお悩みではないでしょうか。
教員から転職したいとお考えの方は、何かと不安も多いと思います。
そこで、元教員である僕が、今回は教員の転職先でおすすめの職種について解説していきます。
- 教員の転職先でおすすめは?
- 転職市場において教員の評価とは?
- 実際に転職してみて、役立ったスキルや経験
- 教員の転職を成功させるには?
- 教員の転職は転職エージェントを利用しよう

教員におすすめの転職先や、転職を成功させるための方法をご紹介します!
教員の転職先でおすすめは?

では、早速ですが教員の転職先のおすすめ事例について見ていきましょう。
状況別にはなりますが、教員の転職先には主に以下のような職種が挙げられます。
- 塾や予備校の講師
- 営業職
- 事務系
- 教材関連の企業
- IT職
- 独立・フリーランス
塾や予備校の講師
まず、教員の転職先として多いのが塾や予備校の講師のお仕事です。
- 同じ教育系で転職しやすい
- 教員として培ってきた経験やスキルを活かして転職できる
- 授業に集中したい人の転職先として最適
予備校の講師職は、元々教員をしていた人であればその経験やスキルを活かしやすい転職先と言えますよね。
また、教師として経験を積む中で、

生活指導ではなく、授業だけに集中したい・・・
と考えている方の転職先としても適している環境だと思います。
僕も教師を辞める時に転職先候補として考えたことがありました。

塾講師などは教員とも相性が良く、転職しやすい職種と言えます
営業職
次に、営業職です。営業職であれば、これまでの経験が関係なく、転職する上で不利になることがありません。
- 教員として培ったコミュニケーション能力を生かせる
- 特別なスキルがなくとも転職できる
- 対人関係が得意な方にはおすすめの職種
ノルマなどが課せられるケースも多く、教員とはまた異なる大変さがあるかもしれませんが、対人関係が苦ではない人にはおすすめと言えます。
また、特殊なスキルがなくとも転職できるため、比較的転職しやすい業界であると言えるでしょう。

コミュニケーションスキルを活かしたい人におすすめの転職先と言えます
事務系
上記の営業職とは反対に、できるだけ事務的な処理を行いたい方は事務職がおすすめ。
- デスクワーク中心で仕事ができる
- 資格取得など、スキルアップしながら働ける
- 学校事務など、教育と関連した転職も可能
事務職と言えば、教師とは全く異なる業界になってしまうと想像するかもしれません。
しかし、学校事務などに転職することでこれまでの経験を活かした転職をすることも可能です。
ただ、事務職といえど対人コミュニケーションはある程度必要なため、教師と求められる能力にはさほど違いがないかもしれませんね。

デスクワーク中心で仕事をしたいという方は、事務職を検討してみるのが良いでしょう
教材関連の企業
教員の仕事を生かした転職したいものの、講師業や営業職など、人と密に関わる仕事は嫌だ。
そうお考えの方は、教材関連の企業に転職してみるのも一つの選択肢です。
- 中学校や高校の先生であれば、教材に関する知識を生かせる
- 面接などで企業側にアピールしやすい
- これまで培ってきた専門知識を活かして転職したい人におすすめ
教材関連の企業を見つけるためにも、まずは求人情報を調べるのはおすすめです。
転職エージェントなどに登録しておき、情報を集めるようにしましょう。

教科の専門知識を活かしたい方は、教材関連の企業に転職するのも良いでしょう
IT職
次に、これまでと全く違った環境で働きたいという人は、IT系の企業に転職してみるのがおすすめです。
- なるべく対人関係の少ない企業で働きたい
- スキルアップできるような企業に行きたい
- 年収アップや将来的に独立できる環境に身を置きたい
このような方は、これから需要も高まることが予想されるIT業界が最も適しています。
ただし、IT業界へ転職するにはまずは最低限のスキルを習得しなければなりません。
現在では転職特化型のポテパンキャンプなどのスクールもありますので、まずは学習を進めてから転職してみてはいかがでしょうか。

IT業界に転職する場合は、まずスクールに通ってみるのがおすすめです
独立・フリーランス
この他に、いきなり独立してみるという選択肢もあります。
- 手軽に稼げるライティングなどをスタートしてみる
- 貯金に余裕があり、しばらくやりたいことを模索したい方におすすめ
- ライターとして稼ぎながら、時間の掛かるプログラミングを勉強する
ライターなどであれば、特別なスキルも必要なく、すぐにスタートすることができます。
この記事を書いている僕も、かなり珍しいパターンですが教員を退職してフリーランスのライターとして活動しています。
いきなり独立するのは不安かもしれませんが、選択肢の一つとして考えておくのはアリでしょう。

ライティングなどであればすぐに収益を出すことができ、独立とも相性が良いです
教員の転職を成功させるには?

では、ここからは教員の転職を成功させるためのコツについて解説していきます。
これから転職活動を始める方は、以下のことを意識してみてください。
- まずは自分の方向性を確認しよう
- 転職先の業種を絞ろう
- 転職エージェントを効果的に利用しよう
まずは自分の方向性を確認しよう
これから転職しようとお考えの方は、まずは自分の方向性の確認を行うことが大切です。
- そもそも、自分がやりたいことと何か?
- 転職してどんな業種に移りたいのか?
- 教員のどこが合わなかったのか?
などについてしっかりと考えることが大切と言えます。
例えば、教育には携わりたいものの、教師の労働環境が嫌になったのであれば同じ教育関連で転職先を探す必要があるでしょう。
また、スキルアップしたい、人間関係が辛いなど、全く異なる動機ならIT関連が望ましいです。
このように、自分自身の方向性を明確にすることにより、今後の方針決めることができます。

まずは自分自身の知ることが大切!
転職先の業種を絞ろう
次に、転職先の業種を大まかで良いので絞りましょう。
上述した方向性が定まっていれば、ある程度の業種を絞ることができるはずです。
- できるだけライフワークバランスを充実させたい・・・事務系
- スキルアップしていつかは独立したい・・・IT系
- 教育の分野には携わっていたい・・・同じ教育系
など、自分の進みたい方向に向かってどの業種に移るかしっかりと決めることが大切です。
なお、もしもこうしたことを自分だけで決めるのが難しければ、転職エージェントのコンサルタントと一緒に相談しながら決めても問題ありません。

自分の進みたい方向に向かって、転職先の業種も決めるようにしましょう
転職エージェントを効果的に活用しよう
これから転職をお考えの教員の方は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。
正直なところ、教員から転職しようと思うのであれば、転職エージェントへの登録は不可欠となるでしょう。
- 忙しい勤務の中でも、スケジュールの管理を行ってもらえる
- 面接練習なども行ってもらえる
- 就職活動をしたことがない教員の方でもサポートが受けられる
- 自分の気持ちをコンサルタントに相談しながら転職活動を進められる
など、教員からの転職にはエージェントの利用が欠かせません。
もし、まだ登録していない場合は以下のリンクから無料登録を済ませておくことをおすすめします。

転職エージェントを効果的に利用して、転職を成功させましょう
転職市場において教員の評価とは?

転職を検討している教員の方で、転職市場における評価が気になるという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、企業サイドの教員に対する評価を解説します。
- 社会経験に乏しいイメージがある
- スキル面で弱い印象がある
- ビジネススキルが無い
社会経験に乏しいイメージがある
まず、企業側の意見としてよくあるのが、社会経験に乏しいイメージがあるということです。
- これまで学校の中でしか働いたことがないから、常識が無さそう
- 一般的な社会人よりも経験が不足している
- 数字などに疎い
正直、こうしたイメージを持っている企業が多いです。
そのため、より徹底した転職活動の対策が求められるでしょう。

通常の社会人よりもマイナスイメージが強いのは否めません。エージェントなどを利用して、面接対策を行ってもらうことが大切です。
スキル面で弱い印象がある
また、教員は学校の中でしか働いたことがないので、教育面以外のスキルに疎いと思われていることも多いです。
- 資格やスキルがないので、そういった面では採用に不利
- 教育関連の企業以外には好印象ではないこともある
- 徹底した面接対策が必要になる
ただ、特別なスキルがないからと言っても、転職が必ず上手くいかないということではありません。
しっかりとした企業対策を行うことで、転職は成功させることができます。

スキル面で弱いという印象を持たれることが多いです。
ビジネススキルが無い
この他にも、教員はビジネススキルが弱いと思われることも多いようです。
- 社会経験がないから、ビジネス面での常識がなさそう
- 一般的な事務作業や営業回りなど、仕事に役立つ人材に乏しい
- IT系の知識に欠けるイメージがある
学校以外で経験がない独特な職種であるため、ビジネススキルの欠如は致し方ない部分だと思います。
ただし、こうしたマイナスイメージについても転職エージェントなどを利用して面接対策や企業対策を行うことでカバーすることは可能です。

積極的に転職エージェントを活用して、転職活動に役立てましょう!
実際に転職してみて役立ったスキルや経験

では、ここからは僕自身の体験談についてお話しします。
実際に転職してみて、役立ったと思うスキルや経験をご紹介します。
- 一番役立ったのは対人コミュニケーションスキル
- プレゼンスキルも役立っている
- 過酷な労働環境で培った忍耐力
一番役立ったのは対人コミュニケーションスキル
まず、僕自身最も役立ったと思うのは対人コミュニケーションスキルです。
僕は現在、WEBライターをしていますが、様々なシーンで教員時代の経験が生きています。
- 顧客の要望を聞き出す上での対話スキル
- 細かなコミュニケーションを取り、連携する力
- 相手に対する気配り
など、これらは特別なスキルではないものの、どの業界に行っても一番大切なのだと感じました。
というより、社会人としての一般常識があればどの業種に転職しても通用すると思いますね。

一番大切なのは、コミュニケーションスキルなのは間違いないです
プレゼンスキルも役立っている
次に、プレゼンスキルもかなり役立っていると思います。
現在はIT職ではあるものの、クライアント相手にプレゼンをする機会も多く、人前で話している経験が豊富な教員はかなり強みです。
- 話を簡潔にまとめて相手に伝える能力
- ハキハキと受け答えを行うスキル
- 自分の考えをうまく整理する能力
プレゼン力も、上述したコミュニケーションスキルと同じくどの業界でも役立ちますよね。
転職活動においても、面接でこうした能力をうまく発揮すれば、円滑に転職を進めることができるでしょう。

毎日授業をしていたため、プレゼン力が知らない間についていました
過酷な労働環境で培った忍耐力
最後に、これはスキルではないものの、過酷な労働環境で培った忍耐力もかなり役立っています。
- 休みなく働いたブラックな日々
- ギスギスした人間関係の職員室
- ストレスだらけの生活
正直、教員って本当にきついお仕事ですよね。
しかし、転職すれば教員よりも過酷な労働環境の職業は正直ないと思います。
そのため、どんな業種に転職したとしても「え?これくらい余裕じゃない?」というメンタルを持つことができます。

ブラックな労働環境で培った精神力は伊達じゃなかった・・・
明日学校に行くのも辛い教員の方へ

最後に、この記事を読まれている教員の方で、明日学校に行くのも辛いという人がいるかもしれません。
正直なところ、僕自身も死にたいと思うほどに精神を病んだ経験があります。
もし、そうした気持ちになっているのであれば、迷わず退職代行サービスを利用してください。
代行を使えば自分で退職の手続きをする必要もなく、もう職場に行く必要がありません。
教員におすすめの代行サービスは以下の記事で解説していますので、参考にしてください。

明日学校に行くのも辛い方は、退職代行を利用してください
教員におすすめの退職代行サービス
退職代行SARBA・・・教員の退職代行実績あり。コストをかけたくない人向け。(労働組合のサービス)
弁護士法人みやびの退職代行・・・手続きを専門の弁護士が行ってくれます。万が一のリスクに備えたい人におすすめ(弁護士のサービス)
まとめ
今回の記事では、教員におすすめの転職先について解説しました。
僕自身、教員から転職しており、今は充実した生活を送っています。
教員は学校以外の世界を知らないので、不安だと思いますが、一歩踏み出せばきっと良い未来が待っていると思います。
勇気を出して、最善の選択をとってみてはいかがでしょうか。

カケル

最新記事 by カケル (全て見る)
- 【実体験】小学校教員から転職すると後悔する?失敗しない方法とは? - 2022年7月3日
- 【新人薬剤師】辞めたいのはなぜ?心が折れる理由や対処法5選を解説 - 2022年7月3日
- 【新卒】薬剤師を辞めたい方へ。具体的な解決策6選を徹底解説! - 2022年7月3日