歯科医院における運営効率化の秘訣、それはセルフレジの導入です。歯科診療の中でも、会計や受付作業は大変な時間と労力を必要とします。
本記事では、効率化を促進するための最適なセルフレジを選ぶための基本的な指針と、歯科医院におすすめのセルフレジ5選を紹介します。
セルフレジの購入を検討している方はもちろん、製品の選び方に迷っている方もぜひご覧ください。
セルフレジ・POSレジに特化した編集チーム。
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歯科におすすめのセルフレジ5選
早速ですが、歯科に導入すべきセルフレジとして、おすすめのサービスをご紹介していきます。
つりペイ君
つりペイ君は、数あるセルフレジの中でも業界最安水準で導入することができるセルフレジです。
通常、100~200万円程度は費用が掛かってしまうセルフレジですが、つりペイ君なら80万円から導入することができます。
また、抗菌仕様が施されているため、歯科クリニックの感染症予防にも繋がります。
小型サイズでスペースを必要としないため、なるべく価格を抑えて導入でき、省スペースのセルフレジをご希望であればこちらのサービスが良いでしょう。
ただし、レセコンや電子カルテとの連携までご希望の方は、以下でご紹介するノモカレジなどがおすすめです。
おすすめ度 | 5.0 |
本体価格 | 600,000円〜 |
導入時に必要な費用目安 | 600,000円〜800,000円 |
対応業種 | 病院・クリニック 小売店 |
ビジコム
ビジコムでは、セルフレジ・自動釣銭機・POSレジの3点セットの導入を一括で行うことができます。
これらのサービスを導入する場合、通常はそれぞれの業者に対して問い合わせる必要がありますが、ビジコムであれば1社で完了するため、導入までが非常にスムーズです。
また、価格も99万円〜と非常にお得な料金設定となっており、コストパフォーマンスでも魅力があります。
医療・クリニックにも導入実績が豊富であるため、経験豊富な業者に依頼したい方にもおすすめです。
おすすめ度 | 4.9 |
本体価格 | 640,000円〜 |
導入時に必要な費用目安 | 990,000円〜 |
対応業種 | 全ての業種に対応 |
POSCO
POSCOは、多様なビジネスフィールドに適応するためのPOSレジプランを展開しています。
特筆すべきは、医療機関やクリニックに対するプランで、これにはレセコンの連動は当然として、自動でお釣りを出す装置や経理ソフトウェアへの一体化、そして無現金決済への対応など、幅広い機能が搭載されています。
さらに、それぞれの患者に対するポイントの計算、未回収金や払い戻しの合計、さらには各医師の診療データといった、医療機関の運営に伴う複雑な集計作業も自動化できるという特長があります。
おすすめ度 | 4.8 |
本体価格 | 要お問合せ |
導入時に必要な費用目安 | 要お問合せ |
対応業種 | 病院・クリニック |
スマレジ
スマレジでは、購入ではなく月額料金を支払うことでセルフレジを利用することができます。
スマレジではいくつかのプランが用意されていますが、月額8,800円以上のプレミアムプラスプランに、オプション料金として1,320円ほど支払うことでセルフレジを利用することが可能です。
購入する場合には100万円以上掛かってしまうところ、これほどの低価格で利用できるのは魅力があります。
また、スマレジ自体はPOSレジサービスを提供しているため、POSレジとの連動もスムーズです。
- スタンダード:0円
- プレミアム:5,500円/月
- プレミアムプラス:8,800円/月
- フードビジネス:12,100円/月
- リテールビジネス:15,400円/月
ノモカレジ
ノモカレジは医療・歯科クリニックに特化したタイプのセルフレジです。
電子カルテ・レセコンとの連動も可能で、クリニックに使いやすい仕様となっています。また、全国各地に支店があるため、万が一のトラブルでもすぐさま対処してもらえます。
支払いの方法はバーコード読み取り型となっており、患者様は自分の患者IDを入力し、バーコードを読み取るだけで会計を行えます。
レジ締め作業も基本的な計算は自動で行ってくれるので、圧倒的に楽になるでしょう。
設置タイプ | 自立式 |
サイズ | 298mm × 460mm×1420mm |
価格 | 要お問合せ |
歯科のセルフレジ選びのポイント5選
歯科のセルフレジ選びで失敗しないためには、いくつかポイントをおさえておかなければなりません。ここでは、歯科のセルフレジ選びのポイントを5つ解説します。
患者様に使いやすい仕様かどうか
セルフレジを導入する目的の一つは、患者さんの受付・会計体験をスムーズかつ快適にすることです。
選ぶセルフレジは、全ての患者さんにとって使いやすい仕様であることが非常に重要となります。
レジ画面のデザインは直感的で明瞭であるべきで、年齢や技術的なスキルに関係なく、誰でも簡単に操作できるべきです。
また、支払い方法の選択肢も多様化している昨今、現金だけでなくクレジットカード、デビットカード、電子マネー、QRコード決済など、様々な支払い方法を選べるようにすることも必要でしょう。
価格・コストが機能に見合っているか
セルフレジを選ぶ際には、価格と機能のバランスを考慮することが重要です。
最も高価なシステムを選ぶことが最善の選択とは限りません。どのセルフレジを選ぶべきかを決定するためには、まず自院のニーズを正確に把握し、それに最適な機能を持つレジを選ぶことが重要です。
例えば、高度な在庫管理機能を備えたセルフレジがある一方で、基本的な支払い処理とレシート印刷だけが必要な場合、高価なシステムを導入するのは無駄となるでしょう。
価格と機能のバランスを見つつ、自院の運営スタイルやニーズに最適なセルフレジを選びましょう。
電子カルテと連動可能か
歯科医院の運営において、電子カルテとセルフレジが連動することは非常に便利で効率的です。患者の診療データと支払い情報をリアルタイムで同期し、自動的に会計処理を行うことが可能となります。
しかし、全てのセルフレジが電子カルテと連動するわけではないため、この機能が必要な場合は、選ぶレジが電子カルテとの連動が可能なものであることを確認することが必要です。
医療のデジタル化が進む中、セルフレジと電子カルテの連動は、今後ますます重要となるでしょう。
サイズが適切かどうか
歯科医院のレセプションスペースは、患者様が最初に訪れ、また退院する際に通る場所であり、効率的なスペース利用が求められます。
そのため、セルフレジのサイズ選びは非常に重要です。大きすぎるとスペースを占有し、受付エリアが窮屈に感じられるかもしれません。
一方、小さすぎると操作性が悪くなり、患者さんにとって使いにくいものになる可能性があります。
医院のスペースと需要に合わせた最適なサイズのセルフレジを選ぶことが求められるでしょう。
予約機能やバーコード読み取りなど、多彩な機能が搭載されているか
セルフレジは単に支払いを処理するだけでなく、今日では多彩な機能が求められています。
例えば、予約機能を持つセルフレジを導入すれば、患者さん自身が次回の予約を取ることができ、スタッフの業務負担の軽減が可能です。
また、商品販売がある歯科医院では、バーコード読み取り機能があると、商品の支払いもスムーズに行え、効率化を図ることができます。
しかし、必要ない機能まで搭載されていると余計なコストになるので、自院のニーズに合った機能が搭載されているかを確認することが大切です。
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歯科のセルフレジに備わっていると便利な機能とは?
ここでは、歯科のセルフレジに備わっていると便利な機能を3つ紹介します。具体的には以下の機能です。
- 予約管理機能
- キャッシュレス決済
- 番号呼び出し機能
予約管理機能
予約管理機能は、歯科医院のセルフレジに備わっていると非常に便利な機能の一つです。
この機能を利用すると、患者さん自身が次回の予約をレジで直接行うことができます。フロントスタッフの作業負担を大幅に軽減し、スムーズな受付業務を実現することが可能です。
また、予約状況のリアルタイムな管理を可能にし、二重予約や誤予約の防止にも繋がります。
歯科医院の運営効率と患者さんの診療体験の両方を向上させるためには、予約管理機能が備わったセルフレジの導入を検討する価値があるといえるでしょう。
キャッシュレス決済
キャッシュレス決済は、現代の医院経営において必要不可欠な機能の一つです。これは、現金以外の方法で支払いを行うことを可能にします。
具体的には、クレジットカード、デビットカード、電子マネー、QRコード決済など多種多様な決済方法を提供できます。
キャッシュレス決済の導入により、患者さんが自分に合った最も便利な支払い方法を選択することが可能です。
また、現金を取り扱う手間やリスクを減らし、レジ業務の効率化とスピードアップに貢献してくれるでしょう。
番号呼び出し機能
番号呼び出し機能は、歯科医院の待合室での患者流れをスムーズに管理するための非常に便利な機能です。
患者さんがチェックインした際に番号を発行し、その番号が呼ばれたら診察室に進むという流れを確立できます。
番号呼び出し機能の導入により、混雑時でも混乱を避けることができ、患者さんに安心感を提供します。
また、スタッフは患者さんを名前で呼び出す手間を省き、プライバシーの保護も図ることができるでしょう。
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セルフレジの導入事例
ここでは、セルフレジの導入事例を2つご紹介します。導入後のイメージの参考にしてください。
クリニックでの導入事例
病院での導入事例
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歯科のセルフレジで利用できる可能性がある補助金は?
歯科にセルフレジを導入する場合、導入費用を抑えるために補助金の活用がおすすめです。ここでは、歯科のセルフレジで利用できる可能性がある補助金について解説します。
IT導入補助金
IT導入補助金は、中小企業や小規模事業者がITツールを導入する際の経費を補助する制度です。
この補助金を利用すれば、歯科医院でもセルフレジの導入コストを抑えることが可能です。
一部のITツールの導入や改善に関する経費が対象で、補助率は2/3(特例として最大5/6)で、最大補助額は上限200万円(一部地域では250万円)となっています。
ただし、申請は予算が枯渇するまでの先着順で、審査が必要なためお早めにお申し込みください。
名称 | 対象 | 補助率 | 最大補助額 | 備考 |
IT導入補助金 | 中小企業、小規模事業者 | 2/3(特例で最大5/6) | 上限200万円(一部地域では250万円) | 予算枯渇までの先着順、審査あり |
業務改善助成金
業務改善助成金は、業務効率化を図るための設備投資やシステム導入に対する補助金です。
歯科医院の場合、セルフレジを導入することで、レセプション業務の効率化を実現できます。
業務改善助成金の補助率は、中小企業が3分の2、小規模企業では4分の3で、最大補助額は500万円です。
ただし、申請の際には具体的な業務改善計画の提出が必要となります。
名称 | 対象 | 補助率 | 最大補助額 | 備考 |
業務改善助成金 | 中小企業、小規模企業 | 中小企業: 3分の2、小規模企業: 4分の3 | 最大500万円 | 業務改善計画の提出必要 |
小規模事業者持続化補助金
小規模事業者持続化補助金は、小規模事業者が経営の継続性を図るために利用できる補助金です。
歯科医院でもセルフレジを導入する際の経費を補填することができます。
小規模事業者持続化補助金では、対象となる経費の2分の1を補助し、最大補助額は50万円です。
ただし、申請には独自の持続化計画の策定とその実施が必要となります。
名称 | 対象 | 補助率 | 最大補助額 | 備考 |
小規模事業者持続化補助金 | 小規模事業者 | 2分の1 | 最大50万円 | 持続化計画の策定と実施必要 |
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歯科にセルフレジを導入するメリット5選
ここでは、歯科にセルフレジを導入するメリットを5つ解説します。
会計ミスが無くなる
セルフレジを歯科医院に導入すると、会計ミスを大幅に減らすことが可能です。
人手によるレジ操作では誤って間違った金額を入力したり、お釣りを間違えたりする可能性があります。一方、自動的に計算や釣銭を行うセルフレジでは、そのリスクが大幅に減少します。
また、キャッシュレス決済の普及により、カードやスマートフォンでの支払いも増えてきています。
このような決済手段をサポートすることで、現金を扱う機会が減り、会計ミスが更に抑えられるでしょう。
レジ締め作業が楽になる
セルフレジの導入により、レジ締め作業が大幅に簡略化されます。
従来は現金の集計やレシートの確認など手作業で行う必要がありましたが、セルフレジならすべての取引記録が電子化され、一括で確認することが可能です。
また、現金の管理やお釣りの準備などの手間も省けるため、業務効率が大幅な向上に期待できるでしょう。
患者様の待ち時間が少なくなる
セルフレジの導入により、患者様の待ち時間を削減することが可能です。会計処理が自動化されることで、レジでの待ち時間が短縮されます。
また、セルフレジには通常、複数の決済方法が用意されており、患者様が自身にとって最も便利な方法で支払いを行うことが可能です。
患者様の大きなストレスとなる待ち時間の短縮により、患者様の満足度向上にもつながるでしょう。
人件費の削減につながる
セルフレジを歯科医院に導入することで、人件費の削減が期待できます。
従来、人間が行っていた会計作業やレジ締め作業が自動化されるため、その分、スタッフが他の重要な業務に専念できます。
また、セルフレジは24時間稼働可能であるため、レセプションの人員配置による制限が減るのもメリットです。
具体的には、ピーク時以外の低負荷時間帯の人員を減らす、あるいはレセプションの閉鎖時間を設けずにサービスを提供し続けるといった運用が可能となります。
キャッシュレス決済を導入できる
セルフレジを導入すれば、キャッシュレス決済の選択肢を患者様に提供することが可能です。
クレジットカードや電子マネー、QRコード決済など、多様な決済手段を選べることは、患者様にとって利便性の向上につながります。
また、現金を扱うことのないキャッシュレス決済は、誤差が発生しにくいだけでなく、感染症予防の観点からも推奨されています。
さらに、キャッシュレス決済のデータはデジタルで自動的に記録されるため、経理業務の効率化にも期待ができるでしょう。
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歯科にセルフレジを導入するデメリット
歯科にセルフレジを導入することで、多くのメリットがあることがわかりました。デメリットも一緒に知っておくことで、自院にセルフレジの導入がふさわしいか判断がしやすくなるでしょう。
ここでは、歯科にセルフレジを導入するデメリットを3つ解説します。
初期費用が必要になる
歯科医院にセルフレジを導入する際、一定の初期投資が必要となります。
レジ機器そのもののコストだけでなく、システムを設置するための工事費や、従業員への使い方の研修費なども考慮しなければなりません。
これらの初期費用は場合によっては、かなり高額になることもあります。
ただし、長期的に見れば効率化によるコスト削減効果でこれらの投資は回収できる可能性もあるでしょう。
定期的なメンテナンスが必要
セルフレジは電子機器であるため、定期的なメンテナンスが必要です。
システムのアップデートや故障時の修理など、定期的なメンテナンスが求められます。機器が故障すると、追加のコストが発生する可能性があります。
また、システムがダウンしてしまった場合、一時的にレジ業務が停止するというリスクもあるため、定期的なメンテナンスは必須といえるでしょう。
使い方が分からない患者様へのサポートが必要
セルフレジの操作が複雑であったり、患者様が高齢であったりする場合など、一部の患者様から使い方についての質問やサポート要望が出る可能性があります。
そのため、スタッフが患者様への説明やサポートに対応できるよう研修を受ける必要があるかもしれません。
また、混雑時にはレジの操作に戸惑う患者様へのサポートでスタッフが手薄になるという問題も考えられるでしょう。
セルフレジの専門知識を持ったコンシェルジュが、ご要望に合わせて最適なサービスを紹介させていただきます。
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セルフレジとは?
セルフレジとは、顧客自身が商品のスキャンや決済を行うことができるレジスター(レジ)システムのことを指します。
商品のバーコードを読み取ることで価格を自動的に計算し、支払いは現金だけでなくクレジットカードや電子マネー、スマートフォン決済など、多種多様な方法を選べるのが特徴です。
人手が不足する場面や混雑を避けたい場面での利用が一般的ですが、最近では新型コロナウイルス感染症の予防や、労働力の効率化、コスト削減の観点からも注目されています。
セルフレジの種類
セルフレジは大きく分けて、フルセルフレジとセミセルフレジの2種類があります。ここでは、それぞれの特徴について見ていきましょう。
フルセルフレジ
フルセルフレジとは、顧客自身が商品のスキャンから決済まで全ての手続きを自己で行うタイプのセルフレジのことです。
商品のバーコードを読み取り、その結果をモニターで確認しながら進めます。決済も顧客が自分で行い、現金、クレジットカード、電子マネー、スマートフォン決済など様々な方法が選べます。
さらに、釣銭も自動で出されるので、店員の介入は必要ありません。フルセルフレジは効率的である一方、初めて使用する顧客や高齢者にとっては、操作が難しく感じることもあるでしょう。
セミセルフレジ
セミセルフレジとは、顧客が商品のスキャンを行い、その後決済だけを店員が担当するタイプのセルフレジを指します。
顧客は商品のスキャンと、それに伴う商品選択や数量入力などを行い、決済手段の選択やカード情報の入力などは店員が担当します。
顧客の負担を軽減しつつも、ある程度の業務効率化や人件費削減を実現可能です。
初めての顧客や高齢者でも使いやすく、また、不正行為の防止にも一定の効果が期待できるでしょう。
まとめ
本記事では、歯科医院におすすめのセルフレジ5選とその選び方について解説しました。
価格や機能、使いやすさなど、各製品の特性を考慮しつつ、自院の運営スタイルやニーズに最適なものを選ぶことが重要です。
セルフレジ導入により、医院の業務効率化を実現し、患者さんにとってもスムーズで快適な受付・会計体験を提供することが可能となります。
未来の歯科医院運営を考える上で、セルフレジは欠かせない要素となるでしょう。
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