ここ数年でセルフレジメーカーを導入する店舗の数は急上昇しています。中にはPOSシステム専門のメーカーもあり、市場規模は年々拡大している傾向です。
各メーカーで多種多様なサービスを展開していますが、セルフレジメーカーのシェア率はどのようになっているのでしょうか。当記事ではセルフレジメーカーのシェア率について開設していきます。
さらに、セルフレジの市場規模や今後のトレンド、おすすめのメーカーを紹介していきますので、今後セルフレジメーカーの導入を検討しようとお考えの方はぜひ参考にしてください。
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シェア率の高いセルフレジメーカーは?
ターミナル型POSレジは、80%が東芝テック・NECプラットフォームズ・富士通フロンテックの3社で占められています。次はターミナル型POSレジで、シェア率の高いセルフレジメーカー3社を紹介していきます。
【第1位】東芝テック
東芝テックのセルフレジは、市場でもシェアNo.1を誇っています。さまざまなセルフレジを提供しており、中でも人気の高いのは「WILLPOS(ウィルポス)」シリーズです。
WILLPOSシリーズのセルフレジは2つのスキャナ搭載や、袋詰め位置の変更などでお客様がより便利に利用できるように設計されています。また、重要センサーが付いていることで、スキャン漏れや万引きを防ぐ効果が期待できます。
さらに、売り場移動型セルフレジ「ピピっとセルフ」も注目の商品です。買い物をしながら商品登録を済ませることができるので、会計を待つ手間や時間を省いてスムーズな買い物ができます。
扱っているセルフレジの種類が多いので、自分たちの店舗に合った商品を選ぶためにまずはそれぞれの商品をよく比較しながら選ぶようにしましょう。
- 多種多様なセルフレジを提供
- 顧客の目線に立って開発された使いやすいセルフレジ
- タッチパネルやプリンター一体型などさまざまなPOSレジと連携できる
価格(税込) | 要問合せ |
取り扱いセルフレジ | WILPOSSセルフ、ピピットセルフ |
会社名 | 東芝テック株式会社 |
【第2位】NECプラットフォームズ
「NECプラットフォームズ」からは、フードサービス業や小売業それぞれの業種別のソリューションが提供されています。そのため、店舗の顧客に合わせたセルフレジを導入することが可能です。
たとえば、フードサービス業界向けの「FoodFrontia」は「店内」「お持ち帰り」を選択することで、テイクアウトの注文や会計にも対応できます。
また、小売業向けのセルフレジは縦型ディスプレイと横型ディスプレイの2種類があり、店舗のレイアウトや置くスペースに合わせて選ぶことができます。自由度の高いセルフレジをお探しの方におすすめです。
POSレジとのセット販売もされているので、新規開店の方や初めてセルフレジを導入しようとお考えの方でもぴったりの商品が見つかるでしょう。
- 利用する店舗に合わせたセルフレジの選択が可能
- セミセルフレジ・フルセルフレジのどちらにも対応できる
- あらゆる店舗に溶け込む自由度の高いセルフレジ
価格(税込) | 要問合せ |
取り扱いセルフレジ | FoodFrontia、TRUE TWINSHOPなど |
会社名 | NECプラットフォームズ株式会社 |
【第3位】富士通フロンテック
富士通フロンテックからは流通や金融、小売業など、さまざな業種に合ったPOSシステムを提供しています。扱っている製品も幅広いので、店舗の規模や運用タイプに合わせたセルフレジを導入できるでしょう。
セミセルフレジ「TeamPOS」はディスプレイの角度調整機能が付いているため、照明が反射しないよう角度を変えることができます。さらに、ガイドLED機能により、レジ操作に不慣れなお客さまでも安心して使用可能です。
また、ハンディターミナルや決済端末も扱っているので、POSシステムと連携させて便利な店舗運用を実現できます。デザイン性も高いので、スタイリッシュなPOSシステムやセルフレジをお探しの方にもおすすめです。
- 人間工学に基づいた現金機の配置
- 日本語だけでなく、英語・中国語・韓国語にも対応
- 誰にでも使いやすい設計
価格(税込) | 要問合せ |
取り扱いセルフレジ | TeamPOS、MediTrendなど |
会社名 | 富士通フロンテックグループ |
タブレット型のセルフレジメーカーでシェア率が高いのは?
まずは、タブレット型のセルフレジメーカーのうち、シェア率の高いものを紹介していきます。コンパクトでリーズナブルなタブレット型は、小規模店舗でも導入しやすいのでおすすめです。
エアレジ
エアレジは709,000アカウント以上に利用され、リクルートの調査で「利用店舗数No.1」に選ばれたPOSレジアプリです。iPadやiPhoneといったiOS機器を使って利用できるので、既に機器を持っている方はアプリをダウンロードするだけで使用可能です。
リクルートという大手企業が提供しているサービスだからこそ、多くの会社に信頼して利用されているのでしょう。月額費用や利用料金が無料で使えるのも、人気の理由の一つです。
また、売上管理や分析機能、キャッシュレス決済への対応も可能で、さまざまな業種や業態の店舗に選ばれてきました。自動釣銭機「グローリー300」と連携させることで、セルフレジとしても利用できます。
- 必要機器がひとつになったスターターパックも用意
- カラーディスプレイ搭載で分かりやすい
- 硬貨・貨幣それぞれが独立しているので環境に合わせたレイアウトが可能
対応職種 | 全職種 |
料金例 | 要問合せ |
保守・サポート | FAQ、メール、オンラインチャット※自動釣銭機は電話サポートあり |
会社名 | 株式会社リクルート |
スマレジ
スマレジはさまざまな業種・業態・規模の店舗に導入されている人気のPOSレジです。これまで123,000店舗以上に導入され、中でも小売店や飲食店に多く利用されています。
タブレット型の中で初めて自動釣銭機と連動させたPOSレジで、2013年以降さまざまな店舗に導入してきた実績があります。納品やセッティングまでスムーズに行ってくれるので、初めての方でも安心です。
自動釣銭機「グローリー300」や「グローリー380」と連動させることで、フルセルフレジ・セミセルフレジどちらのセルフレジにも対応できます。
- サブスクプランで費用を抑えることも可能
- 全国のショールームで体験
- 安心のサーバー稼働率99.95%
対応職種 | 全職種 |
料金例 | 1,000,000円~(iPad、自動釣銭機、iPadスタンド、バーコードリーダー) |
保守・サポート | ヘルプサイト、メール※有料の365日電話サポートあり |
会社名 | 株式会社スマレジ |
スクエア
Squareは設定も操作も簡単な、無料で使えるPOSレジです。アメリカのSquare社が提供しているサービスで、売上管理や顧客管理、勤怠管理、複数店舗管理といった機能が搭載されています。
世界各国で人気のあるPOSレジで、200万以上の事業者がSquareのPOSレジを使用しています。どんな国のお客様でも簡単に使いこなせる、シンプルな操作性が特徴です。
Squareリーダーやターミナルといった決済端末を使って、セルフレジとして活用します。クレジットカードや電子マネーといったキャッシュレス決済に対応しており、衛生面の強化にもつながります。
- シンプルでおしゃれなデザイン
- POSレジは月額費用無料で使用可能
- 売上分析や顧客管理など豊富な機能を搭載
対応職種 | 全職種 |
料金例 | 4,980円~ |
保守・サポート | 電話、メール、SNS(Twitter、Facebook、Instagram) |
会社名 | Square社 |
Loyverse POS
「Loyverse POS(ロイバースポス)」は世界的に人気の無料タブレット型POSアプリケーションです。170ヵ国以上で利用されており、登録している店舗数は100万店以上です。
アプリケーションは30ヵ国語以上に翻訳されており、スマートフォンやタブレットでPOSレジ機能を使用することができます。機能面でも優れており、割引や返金といった高度な機能も付いています。
さらに、有料のオプションを追加すると、従業員管理や高度な在庫管理、アプリ連携といった機能も使用可能です。14日間の無料トライアルもありますので、ぜひ活用してみましょう。
- POS開発実績20年以上のスタッフが開発したPOSレジ
- 直感的で使いやすいインターフェース
- 有料のセットアップサービスもオプションで追加可能
対応職種 | 全職種 |
料金例 | 0円~ |
保守・サポート | 24時間対応のチャットサポート、ヘルプページ |
会社名 | Loyverse社 |
セルフレジの専門知識を持ったコンシェルジュが、ご要望に合わせて最適なサービスを紹介させていただきます。
専門知識が無くても、手間を掛けずに最短でセルフレジを見つけることが出来ます。
補助金やリースを利用した導入もご相談いただけますので、まずはお気軽お問い合わせください。
セルフレジの市場規模や成長率
セルフレジの市場規模は拡大しつつありますが、現在ではどれくらいの店舗に導入されているのでしょうか。ここからは、セルフレジの市場規模や成長率について、日本と世界に分けて解説していきます。
日本のセルフレジ市場規模や成長率
まずは、日本のセルフレジ市場規模や成長率から見ていきましょう。日本のセルフレジの市場規模は、2022年の株式会社矢野経済研究所が行った「POSターミナル市場に関する調査」によって明らかになっています。
セルフレジは2017年頃から急激に普及が広まりました。その理由としては、全国のコンビニチェーン店でセルフレジが導入されたからです。
また、軽減税率の導入やキャッシュレス化の普及により、2019年頃まで需要が拡大しています。2019年のPOSレジ出荷台数は16万台以上を記録しました。
しかし、その後はタブレット型のPOSシステムが普及したこともあり、2021年度の出荷台数は10万台以下にまで低下しています。
現在は経済産業省がRFIDを活用した「コンビニ電子タグ1000億枚宣言」を策定したことにより、2025年までにさらにセルフレジの市場規模は拡大していくと予想されています。
さらに、飲食店リサーチの調査によると、飲食店におけるPOSレジの導入率は41%程度と半分以下であることが分かっています。導入が進んでいると思われる飲食店での導入率がこの程度ですので、まだまだこの先も市場規模は拡大していくことでしょう。
世界のセルフレジ市場規模や成長率
次に世界におけるセルフレジの市場規模について見ていきましょう。世界でのターミナルPOS端末については、「グローバルPOS(POINT OF SALE)ターミナル市場-成長、傾向、COVID-19の影響、および予測(2022年-2027年)」に記載されています。
それによると、2020年時点のターミナルPOSレジの売上は722.8億ドルです。また、2021年から2025年までにさらに拡大することが見込まれています。
近年では、新型コロナウイルスの拡大で非接触決済や非対面決済など、感染症対策にも注目されています。そのため、キャッシュレス決済端末を連携させたセルフレジは、今後も拡大していくことでしょう。
世界のクラウドPOSレジ市場規模や成長率
世界におけるクラウドPOSレジの市場規模は、株式会社グローバルインフォメーションの調査「クラウドPOSの世界市場:コンポーネント別・企業規模別・アプリケーション別・地域別展望、COVID-19の影響分析、および予測(2021年~2027年)」で結果が出ています。
それによると、2021年~2027年の間でクラウドPOSレジは順調に増加を続け、2027年には99億米ドルにまで達すると言われています。
クラウド型のPOSレジは店内に大きなサーバを置く必要がないため、小規模店舗でも手軽に導入が可能です。今後も小売業や飲食店、医療機関など幅広い業界で導入が進むと予測されます。
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今後のセルフレジのトレンド予測
この先、セルフレジはますます需要が進んでいくと言われています。ここからは、今後のセルフレジのトレンドについて解説していきます。
インボイス制度の導入によりセルフレジが増える
インボイス制度とは2023年10月1日から新たに導入される税制度で、正式名称は「的確請求書等保存方式」といいます。インボイス制度は、消費税を正確に把握することが目的です。
これにより、店舗は取引の内容、消費税率、消費税額が記載された請求書を発行・保存することが義務付けられます。インボイスに適した請求書がない場合は、消費税の仕入税額控除を受けることができません。
現在と比べても、売り手側の事務作業はかなり増えることでしょう。POSレジの中にはインボイス対応のものも増えており、これを導入することでインボイス制度に簡単に対応できるようになります。
インボイス制度で煩雑化すると予測される事務作業を効率化できるため、インボイス対応のPOSレジは今後も需要が増えていくことでしょう。
様々な業界でセルフレジの導入が加速する
セルフレジを導入することで、会計時間の削減や業務の効率化だけでなく衛生面の強化などさまざまなメリットを得ることができます。
衛生面の強化というメリットもあり、クリニックや病院など院内感染のリスクが高い施設でも導入が進んでいます。特にキャッシュレス決済ができるセルフレジであれば、現金を介した感染を予防できるので需要は高まっていくことでしょう。
さらに、電子タグ「RFID」を使った会計方法は、商品を置くだけで機械が商品情報を読み取って会計業務を行います。バーコードリーダーなどへの接触機会が減ることで、さらなる衛生面の強化が期待できます。
自動化によりセルフレジの需要が高まる
買い物の自動化により、セルフレジの需要が高まることも予想されます。買い物の自動化とは、セルフスキャンシステム(無人店舗)と呼ばれる買い物のスタイルのことです。
このセルフスキャンシステムでは、お客様が店内で買い物をしながら自動で商品登録を行います。そのため、レジに並ぶ必要もなく、会計の待ち時間を気にせずに買い物ができるのです。
セルフスキャンシステムを利用するためには、店舗で専用の端末が貸し出されます。商品をスキャンしながら店内を回り、最後に端末を精算機に読み込ませるだけで会計業務は完了です。
セルフスキャンシステムのテスト運用として、2022年12月15日から全国の一部のセブンイレブンで運用が始まっています。「セブンスマホレジ」では、お客様自身のスマホを使って決済することが可能です。
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まとめ
セルフレジメーカーのシェア率や、現在の市場規模、さらに今後のトレンド予測について解説してきました。セルフレジメーカーは近年需要が高まってきており、今後も導入が進んでいくと予測されています。
セルフレジは衛生面の強化につながるというメリットもあり、今後は飲食店や小売業だけでなくクリニックや病院でも注目されていくことでしょう。
ただし、セルフレジはさまざまなメーカーから提供されているため、導入スペースの確保や価格・機能の比較をしてから決める必要があります。自分たちの店舗に合ったセルフレジを見つけるためにも、ぜひ積極的に問い合わせをしてみましょう。
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