「教員はもう無理!」
「教員の仕事が辛い、もう辞めたい・・・」
「苦労して採用試験に受かったけど、想像よりもきつかった」
このようにお悩みではありませんか。
教員の仕事は圧倒的に過酷なものです。
学生時代の頃は夢や希望に溢れて教員になろうと思ったものの、想像以上にきつくて「もう無理!」と思っているのではないでしょうか。
僕も元々教員として働いており、そう思っていた過去があります。
今回の記事では、教員はもう無理!と思った時の対処法を元教員の僕自身が解説します。
教員もう無理!そう思ってしまうのはなぜ?
教員はもう無理!と、思ってしまう原因とはどのようなものなのでしょうか。
ここでは、当時の僕自身が経験した実体験を元に、教員はもう無理!と思ってしまう理由について解説していきます。
業務が忙しすぎる
教員の仕事は圧倒的に仕事量が多いです。
僕は教員として3年働いた後、事務員とWEB系の仕事を経験しました。
3つの仕事を実際に経験したことがありますが、中でも教員の仕事量は意味が分からないくらいに多かったです。
- 朝は7時半に出勤、夜は21時〜22時まで働く
- 授業以外の仕事がありえないくらいに多い(雑務や部活など)
- 土日も部活動顧問や地域行事がある
- 最初から担任を任される
- 若手に拒否権がない
などなど、例を挙げればいくらでも出てきます。
とにかく過酷、とにかく多忙なのが教員です。
ある程度のブラックさは覚悟の上で教員になっていると思いますが、実際に働いてみると予想していたよりもさらにハードですよね。
人間らしい生活もできないので、もう無理!と思うのは当然のことです。
人間関係が辛すぎる
僕自身は、現場での人間関係にかなり悩みました。
具体的には、
- 同僚とのコミュニケーションがうまく取れない
- 上司との関係がきつい
- 保護者からのプレッシャー
- 生徒との関係性
など、非常に色々と悩みましたね。
職員室内には、なぜかお局様的な教員がいて、その人からのプレッシャーが半端なかったり、強面で体育会系の学年主任からのパワハラなど、こちらも非常にきつかったです。
教員って、常に職員室内での関係性に悩まされます。
しかも、人間関係がうまくいってないのに席は近いので、年中苦手な人とずっと一緒にいなければなりません。
それってかなり過酷ですよね。
人間関係に悩みすぎて、もう無理!となる人も多いでしょう。
ストレスが溜まりすぎる
上記でも解説した通り、教員は業務量の多さ、閉塞的な人間関係によってストレスが非常に溜まりやすいです。
僕自身も、3年間の教員生活の中でストレスを溜め込み、最終的には体を壊しました。
正直、この世に教員以上に過酷な仕事ってないのではないか、というくらいにきつい仕事です。
もし、この記事を読んでいる方が「もう無理!」と感じているなら、それは真っ当な感覚です。
- 自分は人としてやばい?
- 教員が勤まらなければ、もう終わり
- もっと頑張らないと
など、考える必要はありません。
あなたは十分に頑張っています。
もっと自分を褒めましょう。
そして、以下の対策を行ってみてください。
教員もう無理!と思った時の対処法5選
何もせずにひたすら耐えていても、問題は解決しません。
教員はもう無理!と思っている方は、以下の対策を行ってみてください。
まずはゆっくり休もう
この記事を読んでいる方が、どれほど悩んでいるかにもよりますが、まずはゆっくり休みましょう。
体が疲れていて精神的にも疲弊しているのであれば、ゆっくりと休むことで状況が改善されることもあります。
中学校や高校の先生は土日も部活動があり、なかなか休めないかもしれませんが、他の先生に1日任せたり、部活動の練習も休みを作ったりして休日を作るようにしましょう。
ただし、問題が体の疲労ではない場合、休んでも悩みが解決しない可能性が高いです。
ちなみに、僕は丸一日何もせずにぼーっとした休日を作ってみましたが、一日中仕事のことが頭から離れず、ただ辛いだけでした。笑
そのため、体を休めてもストレスが溜まる一方であれば、他の対策が必要です。
趣味に没頭してみるのもあり
もし、体を休めてもストレスが溜まり続けるのであれば、一度仕事から離れてみてはいかがでしょうか。
- ゲームに打ち込んでみる
- 友達と旅行に出かけてみる
- スポーツをして汗を流す
など、仕事以外に打ち込めたり、気を紛らわせたりできれば意識を他に向けることができます。
ずっと仕事のことを考えていると、ストレスを抱えてしまいます。
特に休日は授業の準備や部活動の準備に追われてしまいますよね。
無理にでも趣味の時間を作り、その瞬間だけは仕事のことを忘れてみてはいかがでしょうか。
本当に教員に向いてるか分析してみる
色々と努力しているのに、一向に悩みが解決しない。
そんな方は、そもそも教員に向いてない可能性があります。
僕自身もそうでしたが、教員として現場で働く中で、
- 教育に本当に興味があるのか?
- もっとライフワークバランスを充実させたい
- このままあと数十年も働くの?
など、さまざまな悩みを抱えていました。
もし、上記のようなことを同じように感じているのであれば、向いてないかもしれません。
心当たりがある場合、まずは適職診断を行ってみましょう。
今ではAIが自動で適性を診断してくれるVIEWなどのアプリも登場しています。
気軽に適職診断を行い、他に向いてる仕事がないか確認してみてはいかがでしょうか。
▶︎3分でキャリア診断ができる!若手ハイクラス向け転職アプリ『VIEW』仕事の悩みを解決するプロに相談する
僕もそうでしたが、教員としての悩みを抱えていても、なかなか周囲の人に相談しにくいのではないでしょうか。
そもそも、
- 教員には転職経験者がほぼいない
- 周囲に相談すると、職員室内で噂になりそう
- 相談したけど反対しかされない
など、教員は転職についても悩みを抱えがちです。
相談しても、基本的に反対しかされません。
僕も当時はいろんな人に相談しましたが、
- 教員を辞めるなんてもったいない
- もう少し頑張りなよ
- 教員でダメなら他も無理
など、否定的な意見しか言われませんでした。
もし、同じような状況にあるなら、キャリアコーチングなどを受けてみるのもおすすめです。
コーチングなら、周囲に悩みがバレることもありませんし、転職のプロ目線で意見がもらえます。
初回カウンセリングは無料となっていることが多いため、まずはお気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
▶︎キャリアに特化したコーチング・サービス【POSIWILL CAREER(ポジウィルキャリア)】どうしても辛いなら、退職代行も選択肢
この記事を読んでいる方の中には、
- 明日学校に行くのも辛い・・・
- 出勤しようと思うと吐き気を催したり、涙が出てくる
- 運転中、このまま事故すれば死ねる・・・
などと思っている方もいるのではないでしょうか。
実はこれ、当時の僕が思っていたことです。
あなたと同じような悩みを、僕も抱えていました。
なので、すごく分かるんですが、あなたはもう限界です。
他のことは一切考えなくて良いので、すぐに職場から逃げましょう。
どうしても辛い場合は、退職の交渉や手続きまで全て代わりに行ってくれる退職代行も利用してみてください。
代行なら、気まずい思いをしなくて済みます。
死ぬほど悩んでいるなら、相談してみましょう。
▶︎弁護士法人みやびの退職代行サービスもう無理!と悩んでいる教員の方に伝えたいこと
僕自身は教員を転職し、現在はWEB系の仕事をしていますが、現状辛い思いをしている教員の方に伝えたいことがいくつかあります。
ぜひ、以下の内容を読んでみてください。
教員以外にも向いてる仕事はある
まず、教員以外にも向いてる仕事はあります。
教員の仕事がうまくいっていないと、以下のように考えがち。
- 教員もできないなんて、自分は落ちこぼれだ・・・
- きっと転職してもうまくいかない
- 仕事が辛いのは自分の努力が足りないから
など、責任感が強い人ほど、一個の仕事がうまくいかないとこのように考えます。
また、教員になる人はこれまで教員の仕事しか経験したことがなく、どうしても視野が狭いです。
なので、
「この仕事ができないと、他も無理」
と思う人も多いでしょう。
しかし、そんなことはありません。
実際、僕も転職して全く違うIT職に就職して今はうまくいってます。
視野を狭めすぎず、自分を責めないようにしましょう。
3年続けた方が良いは間違い
まだ教員になって間もない人は、
「とりあえず3年続けよう」
と思いがちです。
実際、僕も最初の1年目ですでに
「辞めたい・・・」
と思っていました。
しかし、家族や友人、先輩に聞いたところ、とりあえず3年は続けた方がいいと言われるんですよね。
そして実際に3年続けてみました。
でも結局辛さが増しただけでしたね。泣
この経験からも、3年続ける必要はないと思います。
むしろ第二新卒の特権を生かし、早めに転職した方が良いでしょう。
教員ほど過酷な仕事はほぼない
教員の人って、周囲からも言われると思いますが、
「教員ほど良い仕事ってないよね」
「部活って趣味みたいなもの」
という感覚の人が多くないですか?
当時は腐るほどこのセリフを聞いて、僕自身も洗脳されてたように思います。
しかし、実際に他の業界に行って思うことは、“教員ほど過酷な仕事ってない”ことですね。
逆にどの辺が楽なのか知りたいです。
おそらく、現場の教員はこう自分に言い聞かせないと、やってられないんだと思います。
そのため、教員の仕事は非常に過酷で、他の仕事の方がむしろ風通しがよくて働きやすい、くらいの認識が正しいと思います。
周囲の意見は気にしなくて良い(気にしないほうが良い)
これまで、仕事で悩んだ場合には誰かに相談してきたと思います。
その都度、反対ばかりされてきませんでしたか?
僕自身もいろんな人に相談したんですが、結局のところネガティブな意見しかもらえませんでした。
というのも、
- 教員の両親は同じ教員や公務員の人が圧倒的に多い
- 周囲に転職経験者がいないので、先輩に相談しても”我慢”以外のアドバイスがない
- 友人も公務員や安定企業が多いので、反対しかされない
という、もはや続ける以外の選択肢がない圧倒的不利な状況にあります。
なので、誰に相談しても基本的に反発しか受けないんですよね。
もし、どうしようもなく反対しかされないなら、先ほども紹介したように、コーチングなどを受けるのがおすすめです。
冷静な第三者目線で、適切な意見をもらうことができます。
▶︎キャリアに特化したコーチング・サービス【POSIWILL CAREER(ポジウィルキャリア)】世間体を気にしないことが大切
最後に、これは実体験を通して一番思うことなのですが、世間体を気にしないことが大切です。
教員の退職は何かとストレスが掛かります。
僕もそうでしたが、これまで転職した経験がないので、辞める時には
- 他の人からどう思われるだろう
- 周囲に迷惑がかかる・・・
- 嫌われてしまう・・・
といったことをかなり考えてしまいます。
しかし、はっきり言うと、こうしたことを気にしていてはいつまでも退職できません。
自分自身が精神を病んでいたりするなら、なおさら気にせず退職した方が良いです。
自殺してしまう方がよほど問題だからです。
気にしない方が良いと言って、すぐに気にしなくなるのは難しいかもしれませんが、“どう思われてもいい”というスタンスは持っておく方が良いでしょう
実際に教員から転職してみて感じること
ここからは、実際に教員から転職してみて感じることについて解説します。
教員は圧倒的にブラックだった
僕自身は、教員→事務員→WEBライターという感じのキャリアを歩んできました。
3つの仕事を経験してみて思うのは、教員が一番大変だった、ということです。
どう考えても教員のころが一番忙しかったし、ストレスも半端ではありませんでした。
人間関係上の悩みだけではなく、業務の多忙さや難しさを踏まえても、圧倒的に教員がブラックです。
教員をしている人は、
- 教員は企業と比較しても楽な部類
- 教員はブラックではない
- ここでダメなら他もむり
などと考えてしまいがちですが、正直全くそんなことはないですね。
むしろ、企業でダメなら教員は無理、という認識の方が正しいかもしれません。
教員で苦しんでいる方は、他の仕事も視野に入れるのがおすすめです。
教員は辞める時が大変、辞めてからは楽
個人的には、辞める時が一番大変でした。
なにしろ、他の人から半端ではないくらいに反対されます。
家族や同僚、友人、全ての圧倒的反対を受けても決心が揺らがないという人はごくごく少数ではないでしょうか。
退職するときは本当に気まずいですし、罪悪感も半端ではありません。
ただ、退職してからは開放感がすごくて、非常に自由になった感じがありました。
なので、辞める時はかなり大変ですが、退職してからは前向きな気持ちで頑張れる、というのが教員の転職ではないかと思います。
むしろ、退職する時の覚悟さえあれば、あとはどうにかなるという感覚ですね。
視野を狭めないことが大切
教員をしていると、どうしても他の職業の選択肢を考えることができませんよね。
そもそも、他の仕事を知らないですし、周囲にも転職経験者がほぼいないはずです。
そのため、かなり不安な状態だと思います。
しかし、個人的には視野を狭めないことが一番重要だと思います。
- 教員しかない!
- 自分には他の仕事はむり!
- 我慢するしかない
と、選択肢を自分で切り捨ててしまうのは簡単です。
しかし、そうして自分の首を絞めてしまっていませんか?
自分の人生の可能性を切り捨てているのは、自分自身かもしれません。
もっと視野を広げ、自分の可能性についてよく考えてみましょう。
自分でも自分自身の適性がよく分かっていないのであれば、キャリアコーチングなどを受けてみることもおすすめです。
▶︎キャリアに特化したコーチング・サービス【POSIWILL CAREER(ポジウィルキャリア)】まとめ
今回の記事では、教員がもう無理!と感じている方に向けて具体的な対策をご紹介しました。
正直なところ、もう無理!と思っている時点で早く転職した方が良いです。
きつい、しんどい、辛い・・・
など、考えながら働くのはストレスですし、子供にとってもそうした先生よりももっとやる気のある人に指導してもらいたいと思うはず。
短期的には辛いかもしれませんが、長期的に見れば退職した方が人生も豊かになります。
この記事があなたの今後の人生において役立つことを願っています。
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