「教員の仕事が辛いから冬休みで辞めたい」
「もうすぐ冬休み明けに仕事に行くのが辛いから退職したい」
このようにお悩みではないでしょうか。
2学期が終わった後の冬休みには、仕事を辞めたいなと考えてしまいますよね。
この記事では、実際に教員を辞めた私が冬休みに退職する際の流れやコツ、注意点などを解説していきます。
悩んでいる方は、ぜひチェックしてみてください。
結論 | 教員が冬休みに退職することは可能
結論から言うと、教員が冬休みに退職するのは法律上何の問題もなく可能です。
教員は年度末にしか辞められないのでは?と考える人も多いですが、実は10日前までに退職願を提出すれば退職できるのです。
第十四条 職員は、退職しようとするときは、特別の事由がある場合を除き、退職しようとする日の前十日までに、退職願を提出しなければならない。
引用:東京都教育委員会職員服務規程
しかし、学校は1年単位で動いているので、学期末に辞めるのがベストです。
「どうしても冬休みに退職したい」と感じる人は、退職代行に依頼して手続きをするのも良いでしょう。
教員におすすめの退職代行サービス
▶︎教員の退職実績も豊富!退職代行サービス「退職代行ニコイチ」に無料相談してみる冬休みに教員を退職する際の流れ
冬休みに教員の仕事を退職する際には、どのような手続きを踏めばよいのでしょうか。
退職をする時の流れを紹介しますので参考にしてみてください。
退職後に就きたい仕事の下調べをする
退職前に、今後どのような仕事をしたいのかを必ず調べておきましょう。
企業では、4月入社の中途採用していることが圧倒的に多く、冬休みに退職する場合は4月入社を目指すのがベストです。
そのため、転職活動ができるのはわずか3ヶ月しかありません。
受ける企業を決めて書類を提出し、面接を受けるという一連の流れには、大体1〜3ヶ月かかります。
一連の流れの中で1番時間がかかるのは、受ける企業を決めることです。
退職前に転職エージェントなどに登録し、どんな求人があるのかを調べておきましょう。
下調べをすることで、転職活動がかなりスムーズになりますよ。
教員の転職は、退職前に転職エージェントに登録しておくのがベストです。
以下のような大手転職エージェントに登録しておきましょう!
引き継ぎ資料等を作成する
退職する前には、引き継ぎの資料を必ず作成しておきましょう。
各都道府県の規定では転職する際の規定で以下のように定められています。
第十三条 職員は、休職、退職、転任等をするときは、速やかにその担任事務の処理の経過を記載した事務引継書(別記様式第四号)を作成し、後任者又は上司の指定する職員に引き継がなければならない。
引用:東京都教育委員会職員服務規程
教員は、子供たちを預かるという大切な仕事です。
何の引き継ぎもせず辞めてしまうのは、規定に違反しますし、無責任だと言われても仕方がありません。
必ず引き継ぎの資料を作成し、後任者に渡せるようにしておきましょう。
退職の意思を伝える
退職したい日の最低でも10日前には、必ず管理職に退職の意思を伝えるようにしましょう。
しかし、「年度末まで続けてほしい」と学校から言われて引き止められることが予想されます。
管理職は代わりの人を見つける手続きに追われることになるので、無責任だと叱責される可能性もあるでしょう。
どうしても自分で退職の意思を伝えるのが難しそうな場合は、退職代行を使うのも1つの手段です。
退職成功率100%の代行業者「ニコイチ」を利用すれば、冬休みのタイミングでも退職できます。
退職代行でストレスなく退職の意思を伝えましょう。
自分の時もそうでしたが、教員の退職は基本揉めます(泣)
自分一人で退職するのはかなりストレスなので、退職代行を利用するのがおすすめです!
教員におすすめの退職代行サービス
▶︎教員の退職実績も豊富!退職代行サービス「退職代行ニコイチ」に無料相談してみる教員から転職が成功したコツを実体験から伝授
私は実際に教員から民間企業に転職をし、現在は毎日とても充実しています。
ここからは、実体験をもとに教員からの転職を成功させたコツをお伝えしていきます。
教員がいやな理由を解決できる仕事を探そう
教員からの転職を成功させるには、自分が「教員の仕事が嫌だ」と感じる理由を解決できる仕事を探しましょう。
まずは、自分がなぜ教員の仕事を辞めたいと考えているのか、紙に箇条書きにします。
私の場合は以下の理由で退職したいと考えていました。
- 労働時間が長い
- 責任が重くプレッシャーがきつい
- 頑張ったぶんだけ給料に反映されて欲しい
そのため、転職の際には残業が少なくて責任が重くなく、インセンティブがある仕事を選びました。
その結果、現在の仕事にはとても満足しています。
このように理由を把握することで、次の仕事で同じことが起きるのを防ぎましょう。
自己分析をしよう
転職する際には自己分析を徹底して行いましょう。
教師をする中で、どのような業務をしている時に仕事が充実していると感じたのか書き出してみます。
- 授業そのものが楽しい
- テストの作成は好き
- 保護者との懇談が好き
書き出したことの中で「好き」または「苦痛ではない」と感じていることを、次の仕事にすればミスマッチが防げるかもしれません。
上記のように自己分析を徹底して、転職を成功させましょう。
VIEWなどのように適職診断アプリなどを活用すれば、自己分析もスムーズに行うことができます。
▶︎3分でキャリア診断ができる!若手向け転職アプリ『VIEW』教員の転職活動では必ずしっかり準備をしよう
教員からの転職は、必ずしっかりと準備を行いましょう。
教員の仕事は民間企業とは違って特殊な部類になるため、準備をしなければ失敗するリスクが高いです。
また、企業の面接は教員採用試験の面接とはかなり違うので、面接対策も必須です。
転職エージェントなどに無料で登録し、キャリアアドバイザーと面接の練習を行いましょう。
教員でも、準備を念入りに行うことで民間企業への転職は絶対に成功できますよ。
冬休みに教員を退職する前にやることは?
教員を退職する前に、必ずやっておいた方がいいことが4つあります。
冬休みに教員を退職しようと考えている人は、必ず確認してください。
本当に辞めても良いのかを考える
退職する前に自己分析を必ずして、本当に辞めても大丈夫かを確認しましょう。
自分の考えを分析することで、納得感を持って辞めることができます。
仕事を辞めたい理由は何なのか、逆に仕事の中で何が楽しいと感じているのかを徹底分析してください。
自己分析せずに退職してしまうと、転職しても同じ状況に陥り、後悔する可能性が否定できません。
教員は、免許さえあれば講師として仕事に復帰できることもあります。
しかし、「年度途中である冬休みに退職した」という経歴を残せば、再び採用されにくくなる可能性も。
自己分析を徹底して、本当に辞めても大丈夫だと納得して退職を決意しましょう。
適職診断(VIEW)を受けてみる
退職前には適職診断アプリ「VIEW」を使って、自分に合った仕事を診断しておきましょう。
VIEWを利用するには、アプリをインストールするだけで会員登録は必要ありません。
インストール後は、価値観を診断するための25問ほどの質問に答えていくだけです。
質問の回答をもとに、AIがキャリアシナリオをいくつかのパターンで作成してくれます。
膨大なデータから、あなたに合った仕事の業務内容や生涯年収なども解説してくれますよ。
自分に合った進路を調べてみたい方や、自分で自己分析ができない人は必ず利用してみてください。
▶︎3分でキャリア診断ができる!若手向け転職アプリ『VIEW』ポジウィルのキャリアコーチングを受けてみる
退職前に、一度はキャリアコーチングを受けておきましょう。
キャリアコーチングとは、経歴や現状などから、次に進むべきステップを導き出してくれるサービスです。
キャリアコーチングサービス「ポジウィル」では、転職を迷っている段階でも無料で相談に乗ってくれます。
無料相談では、現状悩んでいることをキャリアコンサルタントが整理してくれます。
プロのスタッフと「どう生きたいか」を軸に考えを整理できるので、新たな方向性が見出せるかもしれません。
迷いがある方や、第三者の冷静な意見を取り入れたい人は必ず利用しましょう。
▶︎20代〜30代におすすめ!ポジウィルキャリアに無料相談してみるエージェント登録して情報を集める
退職前には、必ずエージェントに登録して情報を集めておきましょう。
エージェントを利用すれば、以下のようなサービスが無料で受けられます。
- 公開されていない求人を見る
- 面談によるアドバイスをもらう
- 転職市場の情報を得る
- 履歴書の添削
- 面接の練習
- 企業との年収の交渉
転職エージェントは、実際に私が利用した「doda」と「リクルートエージェント」の併用をおすすめします。
どちらも大手のため、教員の転職を支援した経験のあるキャリアアドバイザーがたくさんいますよ。
それぞれ掲載されている求人は少し異なるので、両方登録しておきましょう。
「冬休みに退職したい」と言い出せない教員の人は?
長い2学期が終わり「冬休みに退職したい」と考える教員の人は多いはず。
しかし、実際には「年度途中での退職したい」とはかなり言いづらいですよね。
そこで、退職したいと言い出せない教員の人はどうすればいいのかを紹介します。
病院を受診して休職する
「冬休み明けに仕事に行きたくない」「どうしても退職したい」という場合は、一度病院を受診してみましょう。
年度末まで耐えられないと考えている場合、精神的に追い詰められている可能性があります。
実際に私が教員をしていた際、追い詰められて病院を受診し、休職した過去があります。
自覚症状がなくても、うつ病や適応障害などの精神疾患になっていることは否定できません。
病院を受診し、医師に判断してもらうようにしましょう。
退職代行を使う
冬休み明けにどうしても仕事に行きたくないという人は、退職代行を利用してみてください。
教員は民間企業に比べて退職率が低いため、辞めたいと言い出しにくい環境です。
自分で退職の意思を伝え、円満に退職の手続きや交渉をするのは難易度が高いでしょう。
しかし退職代行「ニコイチ」は、退職成功率100%を誇っているので、依頼すれば必ず退職できます。
価格は27,000円ポッキリで、追加料金はかからずに退職手続きや交渉を全て代わりに行ってくれますよ。
スムーズに退職したい方は、退職代行の利用を検討しましょう。
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退職するには年度末がベストです。
しかし、実は冬休みに退職することで得られるメリットがたくさんあります。
ここからは、メリットを順番に紹介していきますので、確認してみてください。
4月入社に向けて準備ができる
冬休みに退職すると4月入社に向けて十分な準備時間が確保できます。
企業は4月入社に向けた採用をすることが多く、1年間で1番求人数が多いのが1月〜3月です。
年度末に退職する場合、チャンスが多い4月入社を目指すのであれば、仕事と転職活動を並行する必要があります。
実際に私は年度末退職し4月入社をしようとしたことがあります。
しかし、年度末は成績処理などで残業が多すぎて、面接を受ける暇なんてありませんでした。
冬休みに退職してしまえば、1月〜3月の間に4月入社に向けて準備ができるのが最大のメリットだといえるでしょう。
冬のボーナスをもらって辞められる
冬休みに退職すれば、12月に支給される冬のボーナスをもらってから退職することができます。
6月に支給されるボーナスは、1月〜6月に働いた分、12月のボーナスは7月〜12月に働いた分に対して支給されます。
つまり、3月末に退職してしまうと、1月〜3月に働いた分に対してのボーナスはもらえなくなるのです。
しかし、冬休みに退職すれば12月末に退職するということになるので、しっかりとボーナスをもらってから退職できます。
冬休みで退職するのは、働いた分のボーナスを得る機会を無駄にしない良いタイミングだといえるでしょう。
学期末の忙しい時期に働かずに済む
冬休みに退職すると、学期末の忙しい時期に働かなくて済みます。
年度末は、学期末の成績付けや次の年度のための会議などでとても忙しくなります。
私も実際教員を経験しましたが、忙しすぎて1年で1番辛かったのは3月でした。
あの忙しさは2度と経験したくないと今でも思っています。
冬休みの退職は、忙しい時期に辛い思いをせずに済む良いタイミングだといえるでしょう。
教員が冬休みに退職するデメリット
冬休みに退職するには、実はデメリットがいくつかあるので注意が必要です。
冬休みに退職したいと考えている人は、必ず確認しておきましょう。
管理職に退職を大反対されてしまう
学校側は、冬休みに退職する人がいるとかなり迷惑がかかるので、大反対する可能性があります。
1年単位で人事などの計画がされているため、年度途中で退職すると人員が足りなくなるのです。
3学期の成績は1年間の総合評価をする学校がほとんどなので、成績処理のための引き継ぎ等も難しいです。
そのため「年度末まで続けてほしい」と懇願されるか「退職なんてけしからん」と怒られるという2パターンが予想されます。
年度末まで待つより、退職を大反対されるほうが面倒だと感じる人は、年度末まで待つのが良いでしょう。
代わりの人が見つからず迷惑をかける
年度末に退職すれば、代わりの講師が見つからず迷惑をかける可能性があります。
育休や産休、休職や退職などで教員に欠員が出れば、管理職は講師の先生を探さなければなりません。
しかし、学期末になると、ほとんどの講師は他の学校ですでに採用されているため、探すのが困難です。
代わりの人が見つからない場合、管理職や他の教員が穴埋めをする羽目になるので、相当な迷惑がかかります。
同僚や管理職に恩があり、迷惑をかけたくない人は、年度末まで我慢するほうが良いでしょう。
周りの教員から叱責を受ける
年度末で退職をすることが知れ渡ると、周りの教員から叱責を受ける可能性があります。
教員の仕事に就いている人は、責任感が強く熱い人が多いです。
情熱的で厳しい教師の中には「年度途中で退職するなんてありえない」と考える人も一定数存在します。
管理職に退職の意思を伝え、それが広まってしまえば周りの教員から何か言われてしまうことも。
冬休みに退職したい場合は、周りの教員から叱責を受けることを覚悟したほうが良いかもしれません。
子供たちにきちんとお別れができない
冬休みに退職してしまうと、子供達に対してきちんとお別れができなくなります。
通常、年度末で退職すると離任式などの機会が設けられるため、子供たちにきちんとお別れができます。
しかし年度途中であると、学校の行事として正式な場は設けられません。
私も実際に年度途中に退職しましたが、子供達に対してお別れを言うことはできなかったので、今でも少し後悔しています。
離任式などできちんとお別れをしたい場合は年度末まで待つのが良いかもしれません。
冬休みに教員を退職する際の注意点
ここまで、教員の仕事を退職するメリットとデメリットを紹介してきました。
デメリットを知った上で退職したいと考える場合、以下の注意点を必ず確認してください。
辞めたい原因を解決できないか考える
辞める前に、教員を辞めたい原因を解決できないか必ず考えましょう。
例えば、同僚との関係が悪くて辞めたいと考えていると仮定してください。
今は辛いかもしれませんが、学校は人事異動も多く、管理職に告発すれば異動になって解決する可能性もあります。
解決できる事柄を原因に転職してしまうのは、とてももったいないです。
辞めたい原因を分析して解決できるか考え、解決しなそうになければ退職という手段を取ってださい。
できるだけ早く退職の意思を伝える
退職の意思は、できるだけ早く管理職に伝えておきましょう。
規定上、10日前までに伝えると法律上では退職することはできます。
しかし、学校側は代わりの講師を探したり、引き継ぎをしたりなどやらなければならないことがたくさん出てきます。
遅くても1ヶ月前には伝えるのが、社会人としてのマナーだといえるでしょう。
直前に伝えてしまい、反対されて退職するのが難しくなるリスクを避けるためにも、早いうちに伝えてください。
退職後の転職活動のための準備をしておく
退職後の転職活動のための準備は、在職中に必ず行いましょう。
退職前にできる準備のステップには、以下のようなものがあります。
- 1.キャリアコーチングや適職診断を行い、自己分析する
- 2.やりたい仕事を考える
- 3.受ける企業の目処をつける
- 4.履歴書などの書類を作る
- 5.面接の練習をする
以上のステップは、必ずしも全て在職中に行う必要はありませんが、在職中にやっておくと、スムーズに転職できます。
適職診断アプリ「VIEW」やキャリアコーチング「ポジヴィル」の相談などは、休日に行いましょう。
退職までの期間は、毎日「doda」や「リクルートエージェント」などを利用して、今出ている求人の情報を集めてみてください。
まとめ
いかがでしたか。
この記事では、冬休みに教員の仕事を退職する際の流れや注意点、コツなどを紹介しました。
冬休みに転職する際には、仕事の引き継ぎ、転職の準備をした上で退職の意思を伝えてください。
「退職したい」とどうしても言いづらい方は、退職代行などを使いましょう。
教員の仕事から転職を成功させるポイントは「準備を徹底して行う」こと。
エージェントや適職診断などを徹底的に利用し、自分に合った仕事を見つけて転職を成功させましょう。
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