教員を年度途中で退職する時のポイント!元教員が体験談を踏まえて解説

年度途中

教師が年度途中でめるのは大丈夫なのだろうか。

年度の途中でやめてしまえば他の人に迷惑かからないか。

このようなことを考えていないでしょうか。

実は僕も過去に3年間ほど教師をやっていた経験があります。

また、年度途中で退職しましたので、体験談を交えてお話しすることが可能です。

今回の記事では、教師が年度途中に仕事を退職するポイントについてお話ししていきます。

現在教師をされていて、年度の途中で退職したいとお考えの方はぜひ参考にしてみてください。

教師を年度途中で退職する際のポイントについて解説します!

この記事を書いている人
カケル
カケル

元高校教師。現役WEBライター。
3年間教員として勤め、激務により体調を壊す。

現在はお仕事に役立つメディアを発信中。

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目次

教師を年度途中で退職する際のポイントは?

教師を年度途中で退職する際のポイントは?

教師を年度途中で退職する場合、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。

以下では教師の理想的な退職の仕方について具体的に解説していきます。

できるだけ辞める理由を丁寧に説明する

まず、年度途中で退職する場合、周囲の人への説明は欠かせないでしょう。

担任を持っていれば生徒にも影響がありますし、人事面でも管理職が様々な手配を行う必要が出てきます。

なので、辞める理由を極力丁寧に説明した方が円満退職にはつながります

自分の状況などを詳しく管理職や他の先生に説明するのが良いでしょう。

ただし、あくまでもこれは「円満」退職したいケースです。

そもそもうつ傾向にあり、命の危険があるような場合はこうしたことは考えず、自分の命を守る行動を優先してください。

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引き継ぎをしっかりと行う

また、年度の途中で退職するのであれば引き継ぎ作業もしっかりと行いましょう。

成績に関わるデータはもちろん、後任となる先生に自分が受け持っていたクラスの雰囲気や授業の進捗まで細かく伝えるのがベスト。

こうした引き継ぎがうまく行かないと、後から問題になってしまう可能性もあります。

できるだけ早く退職の意思を伝える

最後に、退職する場合はできるだけ早く意思を伝える方が良いでしょう。

具体的には、最低でも1ヶ月前には伝える方が良いです。

なぜなら、公務員の場合は退職を伝えたからと言っても法的にすぐ辞められるわけではないからです。

教育委員会の承認を得られなければ、退職することができません。

なので、なるべく早めに退職の意向を伝えるのが良いでしょう。

教員を退職する前に行っておくべきことは?

教員を退職する前に行っておくべきことは?

これから退職するのであれば、事前に行っておいた方が良いことがいくつかあります。

主に、以下のことを済ませておくのがおすすめです。

  • 自己分析を徹底する
  • キャリア診断をしておく
  • 転職エージェントに登録する

自己分析を徹底する

まず、自己分析を徹底しましょう。

そもそも、自分の適性や得意・不得意を理解していないと今後どのような業種へ転職すれば良いのかわかりません。

  • 自分にできることとは何か
  • やりたいと思う業種はどのようなものか
  • 苦手なことは何か

など、自分自身について理解を深めることが大切です。

事前にこうしたことを紙に書き出しておくと気持ちも整理することができるでしょう。

キャリア診断をしておく

実際に転職する前にキャリア診断をしておくとスムーズに進めることができます

自己分析が重要であると上記で解説しましたが、実際にこうした分析を自分だけで行うのは簡単ではありません。

「VIEW」などのキャリア診断アプリも登場しており、3分ほどでキャリア診断を行うことができます

今から受けられる企業や適職についてすぐに分かるので、自己分析のツールとして利用してみると良いでしょう。

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転職エージェントに登録する

これは実際に、僕自身も退職を決意した際に行ったことですが、転職エージェントに登録しましょう。

そもそも、教員の方だと転職といっても何からスタートすれば良いか分からない人がほとんどではないでしょうか。

実際、僕自身もそうでした。

しかし、転職エージェントに登録することで、コンサルタントの人から転職の手順なども詳しく教えてもらえたんです。

自分の時は女性の担当者でしたが、非常に丁寧な対応でした。

結局エージェント経由での転職にはなりませんでしたが、本当に利用して良かったと思っています。

教員から転職するのであれば、まずは以下の大手2社に登録しておくのが良いでしょう。

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どうしても辛いなら退職代行を利用する

  • 明日学校に行くのも辛い
  • 死にたいほど気持ちがきつい
  • 自分で退職の手続きを行うのが厳しい

教師をしていると、ストレスが掛かりすぎて死にたいと考えてしまう方もいらっしゃるでしょう。

かくいう僕自身も、現役で教師をしている時は何回も思いました。

しかし、なかなか自分で退職を切り出すのはキツイですよね。

退職するまで職員室に居続けるのは辛いですし、何よりメンタルが持ちません

なるべく他の人と顔を合わせずに辞めたいという方は、退職代行を利用しましょう

退職代行を利用すれば、明日学校に行かずに済みます。

信頼できる弁護士の退職代行なら、教師の退職にも強いです。

どうしても辛いのであれば、代行も検討してみてください。

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コーチングも選択肢

教員を辞めるというのは、あなたの人生の中で非常に大きな決断となります。

僕もそうでしたが、周囲からの大反対、自責の念など、あらゆるプレッシャーと戦わなくてはなりません。

しかも、おそらく周囲には転職経験者がほとんどいないでしょう。

誰かに相談しても、返ってくるのは「辞めない方が良い」という一点張りのアドバイス

そんな中、一人で転職の決断を下すのは至難の業です。

  • そもそも、教員を辞めるべきか分からない
  • 退職してからのイメージが湧かない
  • 冷静な第三者から意見をもらいたい

といった方も多いのではないでしょうか。

もし、まだ迷っている場合や今後のキャリアのイメージがつかない場合、コーチングを受けてみることをおすすめします

今大人気となっているキャリアコーチングサービスを利用すれば、このようなお悩みを解決することができます。

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教員が退職するベストな時期は?

教員が退職するベストな時期は?

上記では年度途中で退職するポイントについて解説しましたが、年度といっても様々あります。

具体的にベストな時期はいつなのでしょうか?

教師の退職は年度末が最も理想的

教師の理想的な退職のタイミングは、やはり年度末です。

年度末に退職すれば、基本的には周囲の人に迷惑をかけることもなく、負い目を感じずに退職することができるでしょう。

ただし、退職の意向を伝える時期が非常に大切になりますので、その点を意識しておく必要があります。

例えば、2月以降になってしまうと、既に新卒採用者の配置が決まり始めることもあり、

「もう少し早めに言ってくれればスムーズだったんだけどねぇ」

というふうに揉める可能性があります。

そのため、年内(12月まで)のうちには校長退職の意向を伝えるようにするのがベストと言えるでしょう。

ただ、個人的な考えとしては精神的に追い込まれている状況でそんなこと言ってられないと思います。

実際、自分も職場に行く前には吐いてしまうほど追い詰められていましたし、自殺を考えたことが何度もありました。

もし、自分で切り出せない場合には退職代行を利用してください。

弁護士の代行を利用すれば、自分の代わりに対処してもらえます。

他人の批判より自分の命が大切です。このことを忘れないでください。

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年度途中で退職する場合には、夏休み前が良い

どうしても年度末まで待てないという方もいらっしゃるでしょう。

もう教室に入るだけでもかなり精神が乱れるという方も多いのではないでしょうか。(私もそうだったのでよく分かります)

もし、年度途中で退職したい場合には、夏休み前に退職の意向を伝えれば周囲への負担を減らすことができます。

長期休みの間に教育委員会と調整して、新学期に新しい先生を補充することができるからです。

そのため、我慢できない時は夏休みまで待ってみてはいかがでしょうか。

ただ、先ほども解説したように自分の命が一番大切なので、どうしようもない場合には退職代行を活用したり、休職するなど対処する事が大切です。

年度末まで耐えられない場合には、夏休み前が無難です

それ以外の時期はかなり大変だけど、厳しいなら辞めても大丈夫

上記のように年度末や夏休み前以外の時期であれば、正直かなり大変です。

退職の話が難航する場合もあるでしょう。

しかし、どうしても精神的にきつい場合には退職の意向を伝えても大丈夫です。

職場の都合や他人の評価よりもまずは自分の命を守ることを優先しましょう。

年度の途中で退職するのは精神的にかなりきつい:体験談

年度の途中で退職するのは精神的にかなりきつい:体験談

まずはじめにお話しするのは、年度の途中で退職するのは精神的にきついというお話です。

僕も過去に教員を退職していますが、具体的には次のことが辛かったです。

退職する時にきつかったこと
  • 周囲に迷惑をかけてしまうという自責の念
  • 途中で仕事を放棄する辛さ
  • 無職になる恐怖

周囲に迷惑をかけてしまうという自責の念

年度の途中で退職すると、周囲の人に迷惑をかけてしまう自責の念が自分にのしかかります。

責任感が強い教師の方は、最もこの点において苦しむことになるでしょう。

また、同僚や保護者など様々な人が自分の噂話をすることになります。

他人の目が気になるという人はこの辺もかなり辛い思いをすることになるかもしれません。

当時の僕も、他人の目をかなり気にするタイプだったので、一番ストレスを感じたのはこの部分でした。

個人的には、周囲に迷惑をかけてしまうという思いが精神的に最も辛かったです

途中で仕事を放棄する辛さ

教員になる人は、比較的に真面目な人が多いでしょう。

クラスの担任を持っていれば、途中で自分が担当している子どもとも途中で別れることになります。

これまで何かを投げ出したことがない人であれば1年途中で辞めてしまうことに辛い感情を抱く人もいるでしょう。

ただし、どれだけ途中で辞めるのがきついと感じていても、心身が限界にきているのであれば躊躇せずに辞めることをおすすめします。

あってはなりませんが、自殺などに発展することが一番の問題だからです。

教え子が3年生(小学校であれば6年生)になる前に勤務から離れることも辛かったです

無職になる恐怖

このほかにも、やはり金銭的な事情に対する恐怖もありました。

正規の教員として働いていれば、基本的に収入は安定していますし、お金に困らないのも事実です。

退職する際には退職金が出ましたが微々たるものでしたし、仕事を辞めたらどうなるのか全く分かりませんでした。

僕の場合は結果としてライターとして独立しましたが、やはり先行きがどうなるのかわからない不安はあるでしょう。

金銭的な不安もかなり辛かったです

それでも、きついなら退職したほうが良い

それでも、きついなら退職したほうが良い

年度の途中で退職するのは精神的にかなりきついと言う話をしましたが、正直なところそれでも退職したほうが気持ちが楽になりました。

同僚の評価や保護者の噂話などは辞めた後に全く関係がないことなので、一時の辛さはあるかもしれません。

しかし、長期的に見れば確実に辞めた方が楽になります。そう思うのは以下の理由からです。

教師がきついなら無理せず辞めた方が良い理由
  • 向き不向きが顕著に出る職業だから
  • 労働状況が改善される可能性が低いから
  • 若いうちに転職すれば取り返しがつくから

向き不向きが顕著に出る職業だから

まず、教師という職業自体が向き不向きが顕著に現れる職業であるということに注意しなければなりません。

事務などのお仕事は異なり、そもそも誰でもできる職業ではないのです。

僕も「3年は続けろ」と周りから言われてどうにか続けましたが、結局3年経っても合わないものはダメでした。

怒鳴ることはできないし、部活にも興味なし。

にもかかわらず、残業や休日の出勤は増えました。

ずっと仕事するのが嫌だったので早めに決断して転職して正解だったと思います。

教師は向いていない人にはとにかくキツいだけの職業です

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教員の転職を20代で成功させる3つの秘訣!教員を辞めたくて仕方がない人へ

労働状況が改善される可能性が低いから

授業の準備や部活動の問題など、今後改善される可能性が非常に低いことも、教師を退職すべき理由として挙げられます。

教師は今後も過重労働が続く傾向にあり、すぐさま状況が改善されることは考えにくいです。

部活動の外部委託なども叫ばれていますが、正直言って今後も変わることはないでしょう。

なぜなら、そもそも日本という国自体が教育に対してお金をかけていないからです。

教師の仕事量は増えているのに、人員が削られているのは現場の先生が一番よくお分かりなのではないでしょうか。

そのため、すでに合わないと感じている場合にはできるだけ早く辞めてしまった方が賢明と言えます。

教師の労働環境は今後も改善されず、さらに悪くなっていく可能性もあるでしょう。

若いうちに転職すれば取り返しがつくから

実際、僕は20代で転職しましたが若いうちに転職すれば全然問題ないです。

20,30代くらいの方は転職できる可能性も高いですし、合わない仕事をあと数十年続けるというのは本当に辛いことだと思います。

特に20代であれば第二新卒として扱いを受けることもあり、転職しやすいです。

できれば、早いうちに決断してしまう方が賢明と言えるでしょう。

周囲の迷惑を考える必要はない

正直かなり嫌な奴のように聞こえるかもしれませんが、退職するときに周囲の迷惑を考える必要はありません。

なぜなら、あなたが辞めてもその他の人がすぐに補充されることになるからです。

公務員であれば、誰かが退職した後にその他の人が補填されます。

現場の方であればよくわかっていると思いますが、年度の途中で退職したとしても臨時教員等が配置される可能性もあるでしょう。

あるいは他の先生があなたのポジションを担当するかもしれません。

いずれにせよ、あなたが年度の途中でやめたとしても他の誰かが代わりに仕事をしてくれます。

そういった人員配置の問題については管理職が考えることですので、あなたが責任を感じる必要はありません。

また、教員の劣悪な職場環境を整えられなかった現場にも責任はあります。

そもそもサービス残業や休日出勤が当たり前のようになっている文化がありますので、精神が疲弊している自分自身を責めないようにしましょう。

あなたが仕事を辞めれば、代わりの人が配置されます。自責の念で自分を追い詰めず、命を大切にしてください

教員を年度途中で退職するデメリットは?

教員を年度途中で退職するデメリットは?

教員を年度地中で退職するデメリットはいくつかあります。

ここでは、具体的なデメリットをご紹介します。

周囲から批判される恐れがある

教員になるとクラスや学年を担当することになるでしょう。

昔から、生徒たちの成長を見守り無事に送り出すことが教員の務めと考えられてきました。

一方、年度途中の退職は、生徒の進級や進学を見送ることなく学校を去ることを意味します。

年度末そして卒業時まで教師であり続けるべきというのが周囲の認識ですので、年度途中で退職する決断は、親や同僚から反対される恐れがあります。

「責任を果たすべき」「生徒を見捨てるのか」など批判され、退職の取りやめを促されるかもしれません。

自責の念を感じる

教員の業務は1年単位で割り当てるのが基本です。

年度途中で退職したら、生徒や保護者に対する説明、クラス担任、授業、部活の引継ぎなどが必要になるでしょう。

学校側は「せめて年度末まで」と引き留めるのが一般的です。

教員が途中で交代するとクラス運営や授業の方法が変わるため、生徒の動揺が予想されます

管理職、同僚教員、事務スタッフにも一定の負担をお願いせざるを得ません。

自分のわがままでみんなに迷惑をかけていると、自責の念を感じてしまうでしょう。

手続きが面倒

一般企業であれば会社の承認を得られれば退職できます。

一方教員は、公務員という立場上、手続きの流れが異なります。

退職の意思を校長経由で教育委員会に報告したあと、指定の様式による書類手続きに進むことになるでしょう

 とくに煩雑なのが健康保険の切り替えです。

地方公務員共済組合に加入していることが一般的ですので、国民健康保険に切り替える必要があります。

厚生年金から国民年金への切り替え、納税方法の設定、雇用保険の申請なども必要になるでしょう。

教員を年度途中で退職するメリットは?

教員を年度途中で退職するメリットは?

ただし、教員を年度途中で退職する場合、以下のようなメリットも存在しています。

転職活動を充実させられる

求人件数がのびる時期は、1月から2月、6月、10月あたりと言われています。

教員を続けていると、周りの目もありますのでオープンに転職活動を行えません。

勤務開始日が合わなければ、内定を断らざるを得なくなります。

年度途中で退職すれば時間ができますので、応募書類の作成や面接対策に時間をかけられるでしょう。

入社の意思や仕事への意欲を、面接のときにはっきり伝えられることもメリットです。

転職活動を充実させた分、採用率も一気にあがると思います。

ストレスから解放される

教員の仕事は、授業や行事、部活のほか、生徒や保護者への対応、事務作業、出張など多岐に渡ります。

退職の意思を固めながら大量の業務をこなしていては、年度末まで不要なストレスを抱え込むだけです。

 生徒たちは教員の小さな心の変化も見逃しません。

悟られないように心を奮い立たせるだけでも強いストレスになるでしょう。

意思を固めたタイミングで退職することで、肉体的な疲労と精神的なストレスの両方から解放されます。

3月まで待たなくて良い

学校には夏休みがあります。

そのため早い段階で退職を決めれば、3月まで待たずにスムーズに退職できることも多いです。

退職に関わる手続きや授業およびクラスの引継ぎを夏休み中にできますので、周囲にお願いする負担も最小限で済みます。

夏休みが終わると、年度末まで長期の休暇がありません。

そのため、3月まで辞められなくなる可能性があります。

できるだけ早くかつ円滑に退職したいのであれば、夏休み前に動き出してもいいでしょう。

教員を年度途中で退職する時に利用すべきサービスは?

教員を年度途中で退職する時に利用すべきサービスは?

これから教員の年度途中退職を検討されている場合、以下のサービスも利用を検討してみてください。

適職診断アプリVIEW

教員は有資格者のみが就ける専門職です。

そのため、別の職種に就きたいと思っても、具体的にどういう転職が可能なのか見えてこないという人も多いでしょう

ハイクラスだからこそ転職活動がしづらい一面があるのは事実です。

適職診断アプリVIEWは、適職を診断できるAIキャリアシミュレーションアプリです。

2万人以上の経歴や価値観情報、300人以上のハイクラス転職支援実績に基づき、約3分で診断できます。

転職の方向性を定めるうえで役立つ情報が得られるでしょう。

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転職エージェント

転職エージェントには、経験豊富なキャリアコンサルタントが在籍しています。

退職を決めたら、一度転職エージェントにて転職の方向性を相談してみることも一案です。

教員としてのキャリアを活かせる天職が見つかるかもしれません。

 教育業界からの転職に特化している転職エージェントもあります。

思いがけない業種にて、教員としてのキャリアがマッチすることもあるでしょう。

一般企業向けの転職活動や面接対策などの支援を得られることもメリットです。

転職エージェントこの2つに登録しておこう!

・DODA
地方求人も多く、地域に関係なく求人をリサーチできる。年代に関わらず求人が豊富

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・リクルートエージェント
求人数が業界トップ。担当者の対応が丁寧かつスピード感のあるエージェント

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キャリアコーチング

教員を退職したあとのキャリアの方向性が見えてこない場合、キャリアコーチングサービスを受けることも一案です。

どんな仕事に就きたいのか、何を一番大事にしたいのか、教員の経験を活かせる仕事はあるのか、マンツーマンで考えてくれます。

キャリアコーチングは転職を前提とするサービスではありません。

資格の取得、留学、独立など、それぞれの個性や価値観に合わせてキャリア設計してくれます

長いスパンで自分のキャリアを考えてみたい人向けのサービスと言えるでしょう。

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退職代行ニコイチ

年度途中に教員を退職する意志を固めたものの、それを校長に伝えられないときに利用したいのが退職代行サービスです。

退職意思の通達、書類の受け取り、備品の返却、退職に向けた打ち合わせなど、学校とのやりとりの多くを代行してくれます

 退職する際にもっとも心配されるのが職場とのトラブルでしょう。

退職代行ニコイチでは弁護士による適正指導も受けられます。

万が一交渉が難航しても、退職手続きが終わるまで一律価格でサポートを受けられるのも嬉しいポイントです。

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教員を辞めるべき人の特徴とは?

教員を辞めるべき人の特徴とはどのようなものなのでしょうか。

ここでは個人的に考える教員を辞めるべき人の特徴について詳しく解説していきます。

子供が好きじゃない人

まず、子供が好きではない人は教員をやめる方が良いでしょう。

「そもそも、子供が好きじゃないのになぜ教員になったのか」

と周囲からは批判されるかもしれません。

しかし、僕もそうであったように、現場に出てみないとわからないことってたくさんありますよね。

自分も、大学生の頃は子供が好きだと思っていました。

でも、現場に出て甘くないことばかり経験し、そんなに子供が好きではないことに気がついたのです。

やはり、現場では綺麗事ばかりではないため、辛いことやしんどいこともたくさん経験するはず。

そうした現場経験を重ねる中で、次第に子供が好きではなくなっていく人も多いのではないでしょうか。

もし、自分もそうだと感じるのであれば転職することをお勧めします。

キャリアアップしたい人

次に、キャリアアップしていきたいと考える人は教員に向いていません。

ここで言うキャリアアップというのは、職場内で出世することではなく、スキルを身に付けてもっと良い職場に移る考え方です。

教師は、現場でのスキルは習得することができるものの、市場価値を高めるようなスキルは全く身に付きません。

そのため、働く中でスキルアップし、自分自身のキャリアを充実させていきたいという考え方を持った人には向いていない職業です。

もし、スキルを高めながら働きたい人は教員以外の仕事に就職するのが良いでしょう。

プライベートも充実させたい人

また、プライベートも充実させたい人を教員には向いていません。

現場で働いていると痛感していると思いますが、教員はとにかく多忙です。

朝早くから夜遅くまで、息つく暇なく働く必要があります。

中学校や高校であれば土日も部活動で忙しい日々を送っているはずです。

そんな生活の中、自分自身のプライベートを充実させるのは非常に難しいことだと思います。

すでに家族がいる方は、自分の家族と過ごす時間が全くなく苦しい思いをされていませんか。

今後の人生も、自分の時間よりも学校の時間を優先して過ごすことになります。

もし、四六時中業務に縛られるような生活が嫌なのであれば、早めに退職することがお勧めです。

そもそも教員の仕事は、仕事内容も趣味の一環のような考え方をしなければ勤めることができません。

収入を上げたい人

収入アップを狙っている人も教員には向いていないでしょう。

かく言う僕自身も、なるべくもっとお金が欲しいと考えるようになり、教員を退職した経歴があります。

教員の仕事は年功序列で、毎年給料が上がっていくものの、正直言ってお金持ちになれるレベルでは全くないです。

贅沢をすることもできませんし、収入が上がるとはいえど、たいしたものではありません。

もっと稼いでいろんな贅沢をしてみたいと考える方は教師を辞めた方が良いでしょう。

もし、収入アップを狙うのであれば、働きながらスキルアップができるような職業や、自分自身で独立してお金を稼いでみると言う選択肢がおすすめと言えます。

精神を病んでいる人

最後に、精神を病んでしまっている人は早めに退職しましょう。

僕も教員を辞める時は鬱傾向にあるという診断を下されました。

学校に行く前は涙がこぼれ落ちていましたし、毎日が憂鬱な日々を過ごしていたのです。仕事は、病んでまで続けるものではありません。

精神を病んでいるのであれば、そもそも今の仕事には向いていないでしょう。

僕も転職して気持ちが楽になりました。

うつ病や適応障害を発症しているのであれば、一刻も早く退職すべきです。

教員を辞めてはいけない人の特徴とは?

上記では教員を辞めるべき人について解説しましたが、反対に止めてはいけない人の特徴とはどのようなものでしょうか。

ここからは、教員を止めてはいけない人の特徴について解説していきます。

安定した身分に魅力を感じる人

まず、安定した身分に魅力を感じている人は辞めない方が良いでしょう。

教員は公務員ですので、その身分と収入が非常に安定しています。

僕はそこまで魅力を感じませんでしたが、そうした安定さに魅力を感じているのであればやめないほうが良いでしょう。

ただし、民間企業であってもすぐさま潰れると言う事はほとんどありません。

そのため、ある程度の安定で良いのであれば教員にこだわる必要はないといえます。

子供が好きな人

子供が嫌いな人は教員に向いていないと言う話をしましたが、子供が好きであれば教員を辞めない方が良いでしょう。

子供と真剣に向き合える仕事は教員の他にはなかなかないです。

そのため、毎日の業務で子供と向き合うのが好きな方は辞めない方がオススメといえます。

まとめ

教師は大変な職業です。

自分もそうでしたが、あまりに過酷な環境で過ごしていると、職場へ行くだけでもストレスになります。

教室に入るのが本当に辛いという方も多いのではないでしょうか。

年度末に退職するのがベストですが、どうしても辛い時は我慢せずに退職を切り出しましょう。

自分の命は自分で守ることが大切です。

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