教員の退職で引き止められたらどうすべき?元教員が解説!

教員の退職で引き止め

教員を退職したいけど、引き止められた・・・

引き止められた時の対策とは?

このようにお悩みではないでしょうか。

僕自身も元々教員をしており、退職する時には周囲からかなり引き止められました。

今回の記事では、“教員の退職で引き止められた時の対策”や、”どのような人が引き止めてくる”のかについて、詳しく解説していきます

この記事を書いた人
カケル

元高校教員。激務により体調を崩して退職。
そこから会社員に転職し、現在はWEBライターとしても活動。

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目次

教員の退職で引き止められた時の対策

教員の退職で引き止められた時の対策

僕自身も、教員を辞める時には色んな人に引き止められました。

ここからは、実際に退職する際に引き止められた時の対策について解説していきます。

完全無視

まず、これは僕自身の体験談なのですが、正直完全に無視しました

自分は退職する時に休職→退職の流れで進んだのですが、休職中にいろんな方から電話がかかってきました

学年主任や同期の先生、教頭先生など、いろんな人から連絡をもらったのです。

果てにはどこから聞いたのか、卒業生からも連絡をもらいました。

最初の頃は毎回電話に出ていたのですが、途中からみんな同じようなことを話してくるので、完全に無視するようになりました。

みんな、

教員を辞めるなんてもったいないよ

もう一度考え直した方が良い

など、辞めない方向でのアドバイスしかしてこないんですよね。

そのため、本当に教員を辞めたいと思っているのであれば、無視するのが一番だと思います

カケル

正直、引き止めてくる人に理由を話しても噛み合わないので、無視した方が良いです。

事情を説明する

もし、無視するのがきついのであれば、事情を丁寧に説明してみるのもありだと思います。

・他にやりたいことがある
・今の仕事に不満がある
・ライフワークバランスを充実させたい

など、説明することで理解してくれる人もいるかもしれません。

ただ、実際のところ僕もこうした事情を説明したんですが、

もっと本気で仕事に打ち込んでみたら?

努力が足りないんじゃない?

という感じで、正直話が全く噛み合わなかったです。

教員の人って、基本的に何か問題が起きると”自責思考”しかなくて、とにかく努力で解決しようとするんですよね。

生徒にも普段から”最後まで頑張ること”を指導している訳ですから、先生が途中で退職するなど言語道断という雰囲気があります。

なので、いくら事情を説明しても全く話が通じないということがほとんどだと思いますね。

カケル

理由を話してみても良いですが、あまりおすすめはしない・・・

一度考えを改める

引き止められて辞めることを悩んでしまうのであれば、一度考えを改めるのも良いでしょう。

正直、気持ちが迷ってしまうということは、教員の退職についてまだ曖昧な感情であるという可能性もあります。

自分も経験したので強く感じることなのですが、教員の退職はとにかくストレスが掛かります

色んな人から反対されたり、場合によっては批判も受けるため、かなり強い意志が無ければ退職を完遂させるのは難しいでしょう。

もし、退職について引き止められ、迷っているのであれば以下の対策を行ってみてください。

カケル

引き止められて気持ちが揺らぐようなら、考え直してみても良いと思います。

引き止めにあった時に気持ちが揺らぐ時はどうすべき?

引き止めにあった時に気持ちが揺らぐ時はどうすべき?

退職に際して気持ちが揺らいでしまう場合、以下のような対策を行ってみると良いでしょう。

自分の気持ちをもう一度考えてみる

まず、自分の気持ちについて整理することが大切です。

先ほども解説したように、教員の退職はとにかく気持ちが重要。

他の仕事とは異なり、簡単に退職することはできませんし、手続きなども面倒です。

何よりも周囲からの批判や世間体があるので、とにかく抜けにくい組織となっています。

こうした環境下で退職を決断し、それを遂行するのはとても骨の折れることです。

そのため、自分の気持ちについて再度よく考えてみることが大切になるでしょう。

・辞めても本当に大丈夫か?
・辞めた後はどうするつもりなのか?
・退職しないと解決しない問題なのか?

などについて、より具体的に考えてみることが大切です。

カケル

自分の気持ちを整理してみましょう!
退職の意思を固めるためにも非常に大切です。

今の仕事が本当に向いているのか考える

引き止められて迷ってしまうのであれば、自分自身の適性についてもう一度考えてみることも重要と言えます。

そもそも、

他の仕事が自分に勤まるのだろうか・・・?

という不安があるからこそ、迷ってしまうのではないでしょうか。

僕自身は、退職してから会計職やIT職など、スキルアップできるような仕事に就職したいと考えていました。

ざっくりとでも方向性が定まっていると、迷わずに行動することができます

自分自身の適性について知りたいのであれば、アサインなどのAI適職診断アプリがおすすめです。

20~30代であれば無料で診断できるので、まずは気軽にこうしたアプリを活用してみましょう。

転職エージェントに相談してみる

転職についての意志が定まらないのは、そもそも”転職に関する不安”が払拭できていないからではないでしょうか。

・他の仕事

など、他の人から引き止められて気持ちが揺らいでしまうのは、転職について不安があるからだと思います。

ただ、正直教員の人は転職経験がない人が9割以上です。

教員→民間というパターンは少ないでしょうし、外部から教員になった人はちらほらいますが、「教員は良い仕事!」という意見しか持ってないと思います。(転職して教員になっているので)

そうした人しかいない環境で誰かに相談しても、ネガティブな意見しか返ってこないでしょう。

なので、まずは転職エージェントなどに登録して、コンサルタントに無料相談するのがおすすめです。

僕も退職を決めた時はまず大手の転職エージェントに登録して面談をしました。

コンサルタントの方はすごく丁寧で、今の市場の状況や、自分に向いている仕事などを優しく教えてもらえたんです。

こうしたことからも、やはりエージェントに登録してプロの意見を聞くのが良いでしょう。

利用は完全無料なので、まずは登録だけでもしてみて求人チェックから始めてみるのがおすすめです。

カケル
カケル

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キャリアコーチングを受けてみる

転職するほどの決断力がない

例え退職したとしてもやりたいことが見えない

という人は、キャリアコーチングを受けてみるのもおすすめです。

キャリアコーチングとは、その名の通りあなたのキャリアにアドバイスしてくれるサービスを言います。

一緒に適職を考えてもらえたり、今後のキャリア計画についてアドバイスがもらえるサービスです。

・転職に踏み切るほどではないものの、自分のやりたいことを見つけたい
・転職だけではなく、教員としての仕事を円滑にこなせる方法を一緒に考えてほしい

など、転職ベースではなく、現職を続けることを踏まえて幅広い選択肢を持ちたい方は利用しましょう。

20~30代であればポジウィルなどのサービス、40代以上であればライフシフトラボなどの特化型のコーチングサービスが有名です。

いずれも初回のカウンセリングは無料なので、気軽に申し込んでみてください。

カケル
カケル

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自分で退職を切り出すのが難しいなら代行も視野に入れる

退職を伝えると、引き止められそうで嫌だ

自分で退職の意志を伝えるのが怖い

という方も多いと思います。

何度もお伝えしているように、教員の退職は本当にきついです。

自分も同僚や上司はもちろん、親や友人など多方面から反対されました。

中には、

・途中で辞めるなんて無責任すぎる
・今の仕事が中途半端なら次も無理に決まってる

など、批判を何回も受けました。

こうした引き止められ方をすると、精神的にもストレスですしかなり疲弊します。

もし、どうしても自分だけで退職を遂行するのが難しいのであれば、退職代行の力を借りましょう

代行サービスを活用すれば、自分で退職を伝える必要もなく、ストレスなく退職できます。

教員の代行利用については以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

カケル
カケル

どうしても辛いなら、代行の利用を視野に入れてください

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教員の退職で引き止められ方とは?

教員の退職で引き止められ方とは?

教員を退職する時の引き止められ方とは、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。

ここでは、実際に僕が退職する際に言われたことを解説します。

教員になったのに辞めるのはもったいない

まず、一番多かったのは「教員になったのに、もったいない」です。

これは公務員あるあるだと思うんですが、とにかく教員採用試験を頑張って突破したのに、辞めるなんてあり得ないという意見をたくさんもらいました。

しかも、僕の場合は臨時講師として2年間勤務した上での正規採用だったので、家族からの反対は半端ではなかったです。

「あんなに苦労して教員になったのに、なんで辞めるの??」

という意見がものすごかったですね。

ただ、これは当時から思っていたし、転職した今ではっきり断言できるんですが、

“教員は働きにくい職業”です。

現場の教員たちはエリート職のように思っている(そう思わないとやってられないので)人が多いですが、むしろ底辺職だと思っています。

残業代が出ない、ストレス過多、給料は少ないという色んな面から考えても、もったいないということはありません

転職した現在でも、後悔したことは今まで一度もないです。

もし、もったいないという理由で退職を踏みとどまっているのであれば、教員として後の人生を奴隷のように過ごす方が、”もったいない”のではないでしょうか?

教員以外の仕事は勤まらない

これも、よく言われたのですが、

教員以外の仕事なんて勤まらないよ

というものです。

退職しようとすると何回も言われます。

しかし、実際に転職して今生き生きと働いている僕自身からも分かるように、全くそんなことはありません。

教員を辞めた人を5人ほど知っていますが、みんな民間企業で楽しそうに働いています。

そもそも、何を根拠にそう言っているのかが分からないなと、当時から思っていました。

教員以外の仕事を経験したことがない人ほど、そうした意見を言ってくるので、全く気にしなくてOKだと思います。

とりあえず3年は頑張ろう

教員になりたての人(主に3年以内)であれば、間違いなく言われるのがこのセリフです。

僕自身も、臨時講師から教員となり、1年目で辞めてしまったので、何度もとりあえず3年は頑張ろうと言われました。

ただ、臨時講師として働き始めた1年目で、すでに辞めたかったんです。

しかし、その際にも周囲からは3年は頑張ろうと何度も言われました。

そして臨時講師を2年、正規として1年経験した3年目になり、やっぱり辞めたいと思っていたんですよね。

でも、周囲からは「正規としてとりあえず3年は頑張ろう?」と、また同じことを言われました。

その時思ったんですが、そのまま3年続けても、3年後は「ここまで来たんだから、5年は頑張ってみたら?」とか言われるんだろうなと。

そうしてズルズルいくうちに、辞めるという選択肢がなくなっていくんだと思います。

なので、3年ルールは絶対に間に受けない方が良いです。

1年でも、半年でも、もう合わないと感じたらとりあえず求人をチェックするべきです。

早めに転職を視野に入れることは決して悪いことではありません。

不安があるなら先ほども言ったように、まずは転職エージェントに登録しておくのがおすすめです。

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教員の退職で引き止めてくるのはどんな人?

教員の退職で引き止めてくるのはどんな人?

教員の退職で引き止めてくる人とは、具体的にどのような人なのでしょうか。

ここでは、その特徴についてまとめます。

同僚で正義感の強い人

まず、同僚の教員で正義感の強い人です。

こうした人は、とにかく引き止めることが正義だと感じているため、問答無用で引き止めてきます

体育会系で、部活動の主顧問をしている先生は基本的に引き止めてくるでしょう。

自分も、電話がずっと毎日鳴り続けていましたが、基本無視していました。

正義感が強い先生は悪い人ではないんですが、基本体育会系的な考え方なので、転職とか、適性とか、繊細な部分の考え方を全く理解してくれません

話すだけ無駄になることが多いでしょう。

転職にネガティブな感情がある人

基本、周囲の人で転職についてネガティブな感情を持っている人は反対してきます

僕の場合は家族が公務員家系だったので、圧倒的に反対されました。

おそらく、教員になる人は、家族や友人にも公務員や安定している企業に勤めている人が多いはずなので、身近な人ほど反対してくるのではないでしょうか。

そうした人は、基本的にあなたの考えを理解できないので、あまり意見が気にしないことをおすすめします。

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マウントを取りたい人

このほか、引き止めているふりをしてマウントを取りたいだけの人もいます。

「大丈夫?辛いなら何か力になるよ?」

などと甘い言葉を言いながら、実際のところは陰口を言いたいだけの先生や、この先生よりも自分はマシだと思いたいタイプの先生もいるでしょう。

底辺校や困難校だと、ストレスが半端ない上に教員同士の足の引っ張り合いも半端ではないので、こうしたマウントマンがたくさんいます。

正直、退職する際には同僚や上司に相談しない方が良いです。

なぜなら、職員室は非常に狭いので、すぐ噂になりますし、真剣にあなたのことを考えてくれる人はごく稀だからです。

転職を視野に入れているのであれば、外部の第三者であるエージェントや、上記でも解説したキャリアコーチなどに相談するのが良いでしょう。

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無料カウンセリングも行われているため、まずは相談してみましょう。

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まとめ

今回の記事では、教員の退職で引き止められた時の対策について解説しました。

基本的には無視するのがベストですし、職員室内で誰かに相談してもろくなことになりません。

なるべく外部の第三者に相談するようにしましょう。

引き止められて迷いが生じるようであれば、エージェントやコーチングサービスなどをうまく活用してください。

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