スマホで使える無料レジアプリおすすめ9選｜必須ツールを紹介！

最近ではさまざまな業種でPOSレジを導入する店舗が増えてきています。POSレジは業務効率化や衛生面の強化など多くのメリットがあるため、今後も普及が進んでいくと見込まれています。

とはいえ、予算の関係で高額なPOSレジの導入は難しいという店舗も少なくありません。

そのような店舗にはスマホで使える無料のレジアプリがおすすめです。

当記事では、おすすめの無料レジアプリを紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

スマホで使えるレジアプリとは?

スマホで使えるレジアプリは「POSレジアプリ」と呼ばれることもあります。

スマホにアプリをインストールすることで、POSレジとして使用できるようになるタイプのPOSレジです。

売上管理はもちろんのこと、販売情報の一元管理や売上分析、在庫管理などが一台で行えるようになります。通常のPOSレジと違って、無料で提供されているものも多いので小型店舗でも比較的導入しやすいのが特徴です。

売上情報や顧客情報はすべてクラウド上に保管されます。そのため、店内に大型のサーバを設置する必要もありません。

インターネット環境さえあれば、店舗の外からでも自由に情報を閲覧できるのが特徴です。

スマホで使えるレジアプリのメリット

スマホで使えるレジアプリにはさまざまなメリットがあります。ここからは、そのメリットを具体的に見ていきましょう。

導入コストが安い

最初のメリットは「導入コストが安い」という点です。スマホのレジアプリは無料でインストールできるものも多く、スマホ本体があればすぐにでも導入できます。

キャッシュドロアやプリンター、ロール紙などは購入する必要がありますが、既に持っている方はそれを活用することもできるでしょう。

また、キャッシュレス決済端末やバーコードリーダーなど、必要に応じてひとつずつ揃えられるので最低限のコストで導入できるのもメリットです。

紙のレシートの削減

次に挙げられるメリットは「紙のレシートの削減」ができるという点です。

POSレジでは「電子レシート」を発行できる機能が付いたものもあり、それにより紙のレシートの受け渡しを省くことができます。

ペーパーレス化につながるということで政府にも推奨されているため、今後急速に普及することも考えられます。

電子レシートにすることで、ペーパー費用のコスト削減や受け渡し時間の省略など店舗側にはさまざまななメリットがあります。

ただし、すべてのPOSレジが電子レシートに対応しているわけではありません。そのため、電子レシートの導入を考えている方は、事前にPOSレジ機能をチェックしておくようにしてください。

在庫管理や販売履歴の確認が簡単

「在庫管理や販売履歴の確認が簡単」であることも、スマホレジアプリのメリットのひとつです。

店舗にとって、在庫管理は非常に大きな問題です。余剰在庫は店舗にとって赤字になりますし、反対に在庫切れはせっかくの販売機会を逃すことにつながるでしょう。

そのため、店舗にとって適切な在庫管理は非常に重要ですが、手動や目視での在庫管理には限界があります。

その点、スマホのレジアプリであれば、自動で在庫管理をしてくれるので余剰在庫や在庫切れのリスクを減らすことができるでしょう。

また、スマホにインストールするタイプのレジアプリであれば、店内を持ち歩くことが可能です。在庫と照らし合わせることも簡単なので、管理がしやすいでしょう。

さらに、販売履歴の確認も容易に行えます。どんな客層にどの商品が売れたのかをリアルタイムに把握できるので、売上アップの戦略も立てやすいでしょう。

従業員の負担軽減

最後のメリットは「従業員の負担軽減につながる」という点です。POSレジはバーコードで金額を読み取ってくれるので、金額を手打ちする必要がありません。金額の打ち間違いリスクも抑えられるので、レジ担当者の業務負担が軽減できるでしょう。

また、売上情報は自動で集計されるため、閉店後のレジ締め作業に時間が取られることもありません。

さらに、キャンペーンやセールを行う際でも割引金額が自動で反映されるため、打ち間違いや値引き漏れなどのミスを防ぐことができるでしょう。商品の金額を覚える必要もないため、従業員の負担が軽減されます。

無料で使えるスマホレジアプリのおすすめ9選

POSレジアプリはいろいろな種類があるため、どれを選んだら良いか分からないという人も少なくありません。ここからは、無料で使えるおすすめのPOSレジアプリを紹介していきます。

スマレジ

スマレジの価格プラン

・スタンダード：0円
・プレミアム：5,500円/月
・プレミアムプラス：8,800円/月
・フードビジネス：12,100円/月
・リテールビジネス：15,400円/月

Square

Squareの価格プラン

・無料〜

POS+

POS+の価格プラン

・POS+ retail：12,000円～/月
・POS+ food：12,000円～/月
・POS+ lite：6,000円～/月
・POS+ beauty：12,000円～/月

Airレジ

Airレジの価格プラン

0円～

STORES

STORESの価格プラン

・フリープラン：0円
・スタンダードプラン：2,980円/月

Loyverse POSレジ

Squareの価格プラン

・基本機能：0円
・従業員管理：4,000円/月
・高度な在庫管理：4,000円/月
・システム連携：900円/月
・セットアップサービス：40,000円

Padpos

Padposの価格プラン

・Padpos free：0円
・Padpos Lite：1,900円/月
・Padpos：3,800円/月

ユビレジ

ユビレジの価格プラン

・ユビレジお試しプラン：0円/ひと月のみ
・ユビレジプレミアムプラン：6,900円～/月

CASHIERPOS

CASHIERPOSの価格プラン

・スタータープラン：0円/月
・プロフェッショナルプラン：4,400円/月
・モバイルオーダープラン：3,000円/月

スマホレジアプリの選び方

スマホレジアプリはさまざまなメーカーから提供されているため、どれにすれば良いか迷ってしまう人も多いことでしょう。ここからは、スマホレジアプリの選び方を解説していきます。

機能や利用目的に合わせて選ぶ

まずは「機能や利用目的に合わせて選ぶ」ことがポイントです。POSレジは機種によって、搭載されている機能が異なります。機能が多ければ多くなるほど、初期費用や導入費用が高くなるのが一般的です。

そのため、必要な機能を明確にし、その機能を搭載したPOSレジを選びましょう。せっかくPOSレジを導入しても、必要な機能が付いていなければ無駄になってしまいます。

反対に、機能が多すぎて使いこなせないとかえって不便になってしまうでしょう。複数店舗管理機能やキャッシュレス決済機能、在庫管理機能などから、店舗に必要な機能を見極めることで店舗の運営に役立てることができるはずです。

安心して使えるセキュリティ機能について

次にチェックしたいポイントは「安心して使えるセキュリティ機能について」です。POSレジはインターネット回線を使用するため、サイバー攻撃などを受ける可能性があります。

POSレジは顧客の個人情報やクレジットカード情報などがすべて保管されているため、サイバー攻撃の対象になりやすいのです。万が一、情報が流出してしまうと、顧客に迷惑がかかるばかりでなく店舗の社会的信用の失墜にもつながります。

そのため、POSレジを選ぶ際にはセキュリティがしっかりしたものを選びましょう。通信の暗号化や盗聴対策を取っているものなどがおすすめです。

料金体系や利用条件をチェック

最後に「利用体型や利用条件をチェック」するようにしましょう。従来のレジスターの場合、レジスター本体を購入した後はレシートロールなどの消耗品を購入する程度で利用することができました。

しかしながら、POSレジアプリの場合はクラウドにデータを保存するため、毎月利用料が発生するのが一般的です。システムメンテナンスやサーバー維持費がかかってしまうため、毎月の使用料が発生するのは仕方のないことでしょう。

しかしながら、POSレジメーカーによっては月額無料で使用できるものもあります。ただし、利用できる機能が限られていたり、利用条件が細かく設定されたりしていることもあるので注意しましょう。

スマホレジアプリの使い方

ここからは、スマホレジアプリの使い方について解説していきます。スマホをPOSレジとして使用するために、まずはPOSレジアプリをインストールします。すると、お手持ちのスマホがPOSレジとして使用できるようになるのです。

商品に付いているバーコードを読み取ると、その情報が自動で送信されます。送信した情報と事前に登録しておいた商品情報を照合し、商品の値段や商品名がレジ画面に表示されます。

お客様にはその情報で請求を行い、クラウド上には売上情報が蓄積されるのです。その売上情報を分析することで、経営戦略も立てやすくなります。また、在庫も自動で減っていくので、在庫切れや余剰在庫といった在庫リスクの抑制効果も期待できるでしょう。

スマホレジアプリの利用事例

ここからは、実際にスマホレジアプリを導入している店舗の事例を紹介していきます。どのような使い方をしているのか、どのようなメリットがあるのかが分かるので、導入を迷っている方はぜひ参考にしてください。

市役所

小売店やサービス業だけでなく、市役所にもPOSレジは導入されています。大分県の市役所では、POSレジを導入することでスムーズな証明書の発行や受け渡しが実現できるようになりました。

大分市の市役所ではレジの集計作業に時間がかかってしまうことや、ミスを修正する作業の手間や時間が問題点でした。POSレジを導入することにより、データが自動で集計されるので手作業で集計する手間や時間を削減することができます。

また、市役所では発行する証明書に合わせて異なる手数料を請求しなければなりません。手動での請求ではどうしてもミスが発生しがちでしたが、POSレジを導入することにより人為的なミスを防ぐことができるようになりました。

飲食店

次は飲食店にPOSレジを導入した店舗の利用事例です。飲食店にPOSレジを導入する店舗は増えてきていますが、ある中華料理店ではリピーター確保のためにPOSレジを導入しました。

リピーター獲得は飲食店において大きな課題のひとつですが、DMの送信や誕生日メールの配信にはかなりの手間やコストがかかってしまいます。

POSレジなら顧客情報を自動で管理できるので、効率的な販促活動を行えるようになります。また、その販促活動がどれくらいの効果が出たのかも分かるので、今後のマーケティングにも役立てることができるのです。

この中華料理店でも効率よくお店をPRできるようになり、リピート率がアップしました。購入の利便性も高まることで、顧客満足度の向上にもつながっています。

薬局

これまでPOSレジの導入は飲食店や小売店が中心でしたが、最近ではクリニックや薬局などの医療業界でもPOSレジの導入が進められています。今回はPOSレジを導入した薬局の事例を紹介します。

複数店舗を運営しているこの薬局では、各店舗で売上情報をExcelにまとめて本社に送信するのが一般的な流れでした。しかしながら、POSレジを使って自動で売上データを送信できることで、正確で迅速な売上管理ができるようになりました。

さらに、売上金額の打ち間違いを防げることで、レジ締め作業に時間をかける必要がなくなります。売上向上だけでなく、スタッフの満足度向上にも役立っているようです。

スマホのレジアプリを導入する際の注意点

ここからは、スマホのレジアプリを導入する際の注意点を紹介していきます。最初の注意点は「ネットワーク環境が必要」だという点です。POSレジアプリはインターネット環境がないところでは使用できません。

そのため、安定したネットワーク環境を維持する必要があるでしょう。停電や電波障害が発生した際にはPOSレジが使用できなくなるので、万が一に備えて手動での会計に備えておく必要があります。

次に、入力速度に関する問題です。会計作業のスピードのみであれば、専用端末の方が優れています。スマホの小さな画面をタップして入力するスマホレジアプリは、通常のレジに比べると入力に時間がかかってしまうので注意が必要です。大きな画面で操作したいのであれば、iPadなどのタブレット型がおすすめです。

スマホのレジアプリの今後の展望

スマホのレジアプリの市場規模は、今後も拡大していくと見込まれています。ここからは、その理由について具体的に解説していきます。

インボイス制度導入により導入店舗が増える

インボイス制度とは複数税率に対応した仕入額控除のための制度で、2023年10月から導入されることが決まっています。インボイス制度では、請求書やレシートに記載しなければならない項目が決められています。

これまでのレジスターでは対応できないため、インボイス制度に対応したPOSレジアプリを導入する店舗が増えてきています。

手書きでも対応は可能ですが、漏れやミスを防ぐためにもPOSレジの導入が推奨されています。とはいえ、大型のPOSレジは金額も高くなるため、安く導入できるスマホレジアプリの普及が予想されます。

無人店舗の増加

近年は無人店舗も増加してきています。人手不足や非接触化などの影響があり、できるだけ少ない人数で店舗運営を行いたいというのはどの店舗にも共通した願いといえるでしょう。

スタッフが確保できない時間帯でも営業を続けられるので、店舗の売上アップも期待できるでしょう。カフェやレンタル店、宅配サービスなどさまざまなサービスで急増している無人店舗ですが、今までの運営方法では無人化することはできません。

セキュリティ面の強化や高度なセンサーによる万引き防止が求められるでしょう。そのため、無人店舗においてもPOSレジは必要なシステムといえます。今後、無人店舗がますます増加するにつれ、POSレジを導入する店舗も増えていくことでしょう。

POSレジ導入店の増加

これまでは飲食店や小売業を中心にPOSレジの導入が進められてきましたが、最近ではそれ以外の業種でもPOSレジの需要が高まってきています。

POSレジの導入により、釣銭の数え間違いや商品の金額を打ち間違うなどの人為的ミスを防ぐことができるからです。また、セルフレジやキャッシュレス決済を導入することで、感染リスクを減少させる効果も期待できます。

さらに、会計業務効率化によりレジ待ち時間も削減できるので、顧客満足度の向上につながるでしょう。このように、POSレジの導入にはさまざまなメリットがあることから、今後もますますPOSレジが普及していくと予想されます。

まとめ

スマホで使える無料レジアプリがどのようなものなのか、またおすすめのスマホレジアプリも紹介してきました。POSレジアプリを導入することで、業務が効率化されるばかりでなく売上データを分析することで売上アップの効果も期待できるでしょう。

2023年10月からはインボイス制度の導入も予定されており、POSレジの需要はますます増えていくと予想されます。ギリギリになると混み合う可能性もあるため、POSレジの導入を検討している方は早めに準備するようにしましょう。

よくある質問

スマホのレジアプリとは？

お手持ちのスマートフォンをPOSレジシステムとして使うためのアプリです。POSレジアプリをインストールするだけで、簡単に導入が完了します。

スマホのレジアプリを導入するメリットは？

導入コストが安い・紙のレシートの削減・在庫管理や販売履歴の確認が簡単・従業員の負担軽減といったメリットがあります。

スマホのレジアプリの選び方は？

機能や利用形態・条件を確認して選ぶことがポイントです。インターネット回線を利用するため、セキュリティ面もチェックしておきましょう。

スマホのレジアプリ導入時の注意点は？

スマホのレジアプリの使用には、安定したネットワーク環境が必要です。また、通常のPOSレジに比べると、画面が小さいため入力速度が落ちることもあるので注意しましょう。