30代で教員を辞めたい｜元教員が対策方法を徹底解説！

30代で教員を辞めたい・・・

30代で教員の転職ってできるの？

実際に転職した人の話が聞いてみたい

このようにお悩みではないでしょうか。

今回の記事では、教員からの転職を実際に経験した筆者が、30代教員の転職について解説していきます。

これから転職を検討している教員の方は、ぜひ参考にしてください。

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僕が教員を辞めた理由

ここからは、僕自身がなぜ教員を辞めたのかについて解説していきます。

業務が忙しすぎる

仕事が忙しすぎて、今やめたいと感じている方も、おそらく同じ気持ちだと思いますが、とにかく教員の業務は非常に忙しかったです。

私は高校教員であり、土日は部活動もあり、主顧問で休みがほとんどありませんでした。また、平日の仕事も基本的に夜9時くらいまで残業が必要で、帰るのはいつも22時を超えていました。

何故か謎に残業しなくてはならない文化もあり、日々の業務に疲れ果て、これが大きな退職の要因となりました。

人間関係に悩みすぎる性格だったから

教員はさまざまな人間関係のトラブルが生じやすい職業です。

同僚や上司、生徒、保護者など、さまざまな方向で人間関係が発生します。通常、人間関係の悩みをすぐに忘れられるタイプが教員に向いているとされますが、私はその真逆でした。

とにかく悩みやすく、些細なトラブルでもストレスを感じてしまう傾向がありました。寝ても覚めても仕事のことばかり考えてしまい、最終的にはうつ傾向になってしまったんです。

教員の仕事に向いてないと感じた

最終的に一番大きな理由は、自分自身が教員に向いていないと感じたことでした。 具体的な要因としては、

・授業が崩壊していて何度やってもうまくいかない
・仕事をするうちに子供が嫌いになってきた
・IT系など、スキルやキャリアを高められるような仕事に興味をもった

などが挙げられます。最初は何も考えずに教員採用試験を受け、とりあえず働き始めたものの、次第に自分には向いていないという自覚が芽生えるようになりました。

特に、しっかりと子供を怒れない方は、同じようなことで悩んでいるのではないでしょうか。(授業が崩壊してしまうので)

30代教員からの転職は可能なのか？

そもそも、30代教員からの転職は可能なのかということですが、これはもちろん可能です。

ただし、30代前半と後半で転職難易度も異なるので、まずはそれぞれの市場状況などについて見ていきましょう。

30代前半の転職

30代前半の方であれば、転職難易度は低いです。現在はどこの企業も人材が不足しているので、転職エージェントなどに登録すれば求人も見つけやすい傾向にあります。

基本的には35歳までの期間であれば比較的転職しやすいとされており、転職先の求人も見つけやすいでしょう。

ただし、事前準備が重要になるので、適職診断などもうまく活用しながら転職を進めるのがおすすめです。

30代後半の転職

30代後半からの転職は難易度が前半よりも上がりますが、正社員での求人数は減ってしまう傾向にあります。

ただし、それはあくまでも他業種への転職の話であるため、例えば塾講師や教材会社、その他講師業など、教育関連での転職であれば需要があることが予想されます。

できればこれまでの強みを生かして転職をしたいと考える方も多いと思いますので、まずは教育関連での転職先を探してみましょう。

なお、もし転職に踏み切れない場合には、キャリアコーチングなども活用することで、現状の職場でうまくいく方法について模索する方法もあります。

30代で教員を辞めたい時の対策

ここからは、30代で教員を辞めたいと感じる時の対策について解説していきます。

適職について考えてみる

そもそも、自分自身の適職について考えてみることも重要です。僕自身は自分の適職がよくわかっておらず、とりあえず教師に就職して失敗しました。

教員の仕事に向いていない特徴としては、

・人間関係に悩みやすい（感受性が強い人）
・ハードワークが苦手（自分のペースで働きたい人）
・非効率なことが嫌い（効率的・生産的な仕事が好きな人）

などが挙げられます。教員のようにマルチタスクでコミュニケーション能力とストレス耐性が求められる仕事が苦しいと感じるかもしれませんが、一つのことをコツコツと進める仕事が合っている可能性が高いです。

たとえば、

・IT職
・会計職
・事務職

などが相性が良いと考えられます。私も現在はIT系で仕事をしており、毎日パソコンに向かっていますが、自身の特性と適性が合致していると感じています。

適性を知るためには、適職診断などを利用して分析することが重要です。ツールの例としては、アサインなどがあり、これらを活用すれば自動的に適した仕事を提案してくれます。手軽な無料ツールを使って、自分の適職を見つけてみてください。

信頼できる人に相談してみる

信頼できる人に相談することは、悩みを解決するための有力な手段です。私も退職を検討する際、さまざまな人に相談し、将来の方針を決定しました。

ただし、同僚や公務員の仲間には慎重に相談する必要があります。なぜなら、同じ職種の人に転職経験者が少ないため、彼らに相談しても理解されにくく、最終的には反対の意見が優勢になることがあるからです。

できるだけ転職経験のある人や、転職に対してオープンな人に相談することが重要です。私の場合、大学時代にお世話になった教授に相談し、異なる選択肢があることをアドバイスいただきました。

もし周囲に適した相談相手がいない場合は、キャリアコーチングを検討するのも一つの方法です。キャリアコーチングでは、

・転職だけでなく、現職でのスキルアップやキャリア戦略も検討できる
・転職に精通した専門家の意見を得られる
・自分の適性について専門家と共に考えられる

など、キャリア全体にわたる相談が可能です。ただし、転職エージェントとは異なり、有料のサービスとなります。まずは無料カウンセリングを受けて、本格的なサービスを利用するかどうかを検討するのが良いでしょう。

30代で教員を辞めたい方が利用すべきサービス

ここからは、30代で教員を辞めたい方が利用すべきサービスについて解説していきます。

適職診断

適職分析を行うことも、これからのキャリアを考える上で非常に重要です。

「アサイン」という適職診断アプリなどを活用すれば、自分自身に向いている仕事について3分ほどで分析することができます。

僕自身もそうでしたが、教員の仕事はマルチタスクやコミュニケーションスキル、ストレス耐性が求められます。

こうしたことで悩んでいるなら、一つのことを専念して進める仕事が向いている可能性が高いです。

例えば、IT職、会計職、事務職などがその一例です。実際、僕も教員からIT職に転職して今はノーストレスで仕事をしています。

そのため、転職を検討する際には、まず自分の適性を知ることが大切です。アサインなどの手軽な無料ツールを利用して適性診断を行い、その結果を元に転職先を検討してみましょう。

キャリアコーチング

転職を検討している場合、周囲に転職経験者がいれば、その人たちに相談することがおすすめです。

しかし、教員の転職者はなかなか少ないため、身近に相談できる人がいないことが一般的かもしれません。

そうした場合、キャリアコーチングを受講することがおすすめです。キャリアコーチングでは、転職だけでなく、現在の職場での対処法や転職に関する詳しい専門家のアドバイスを受けることができます。また、自分の適性や将来のキャリアについてコーチと共に考えることもできます。

ただし、コーチングは有料のサービスであるため、最初に無料カウンセリングを受けてから本格的な利用を検討することが良いでしょう。

なお、とりあえず無料で転職先の相談をしたい方は、以下の転職エージェントがおすすめです。

転職エージェント

最後に、真剣に転職を考えている場合は、早めに転職エージェントに登録することをおすすめします。私も実際にエージェントを利用し、無料のカウンセリングだけでも非常に有益でした。

当時は30代の女性アドバイザーと面談し、

・自分の適性について(どんな仕事が向いているのか)
・市場の状況について(どの業種が今は良いのか)
・転職の準備について

など、さまざまなことを面談で聞くことができました。

転職エージェントはさまざまですが、まずは大手のdodaなどに登録しておくことをお勧めします。