20代だけど、教員を辞めたい
教員を辞める時に気をつけるべきポイントは?
実際に辞めた人の体験談が聞きたい
このようにお悩みではないでしょうか。
本記事を書いている私カケルも、3年間の高校教員生活を経験したのち、25才で退職しました。
これから教員を辞めようかお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
元高校教員。激務により体調を崩して退職。
そこから会社員に転職し、現在はWEBライターとしても活動。
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20代で僕が教員を辞めた理由
まず、なぜ僕が20代で教員を辞めようと思ったのかについて解説します。
業務が忙しすぎるから
今辞めたいと感じている方も、おそらく同じ気持ちだと思いますが、とにかく教員の業務が忙しすぎました。
僕は高校教員だったので土日は部活動もあり、主顧問でとにかく休みがありませんでした。
また、平日の仕事も夜9時くらいまでは基本的に残業しなくてはならず、帰るのはいつも22時を超えてからでした。
謎に残業しなくてはならない文化もあり、日々の業務で疲弊したことも退職を考えた大きな要因です。
朝から晩まで、土日もずっと仕事で疲れ果てました・・・
転職するなら若い方が良いと思ったから
僕は25歳で退職したのですが、転職するならなるべく早い方が良いと当時から思っていました。
特に転職に対して何か知識があった訳ではないですが、転職するなら結婚などしていない独身の方が良いと思っていたからです。
後から知ったことですが、実際25歳までの転職者は”第二新卒”として転職市場でも需要が高いそうです。
そのため、20代で今転職すべきか悩んでいるのであれば、早いうちに転職する方が良いと思います。
転職するならなるべく早い方が良いです。
人間関係に悩みすぎるから
教員は何かと人間関係でトラブルが生じやすい職業です。
・同僚や上司
・生徒
・保護者
など、さまざまな方向で人間関係が発生します。
どちらかというと、人間関係の悩みも寝ればすぐに忘れてしまうようなタイプが教員には向いていると思うのですが、僕はその真逆でした。
とにかく悩みやすく、些細なトラブルでもストレスを感じてしまいます。そうした性格だったため、次第に病んでいくようになり、退職を決意しました。
何かと悩みやすく、ストレスばかりが溜まっていった・・・
3年やってみて向いてないと感じたから
これが一番大きな理由でもあるのですが、結局のところ自分自身が教員に向いていないと思ったのが最大の理由です。
具体的には、
・授業が崩壊していて何度やってもうまくいかない
・仕事をするうちに子供が嫌いになってきた
・IT系など、スキルやキャリアを高められるような仕事に興味をもった
などの要因があります。
最初は特に何も考えずに教員採用試験を受け、とりあえず働き始めたものの、次第に向いていないことを自覚するようになったという感じです。
たまたまそれが3年目だっただけで、転職するなら若いうちが良いと考え、結局は転職しました。
当時は困難校で、授業も完全に崩壊していました
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20代で教員を辞めたその後について
20代で教員を辞め、その後は色々ありました。
ここでは、非常にざっくりとですが、僕自身の退職後の流れを解説します。
転職エージェントに登録し、自分のキャリア軸を決めた
在職中に転職エージェントに登録していました。その際、カウンセリングを受けることになるのですが、
「あなたの性格なら、IT系や会計系の方が向いてますよ」
と、アドバイザーの人に言われたのです。
当時は自分でもあまりよく分かっていなかったものの、確かに人と話すよりは自分で黙々やる方が好きですし、スキルアップしたいと思っていたので、そっちの仕事の方が向いているなと感じました。
そのため、ざっくりとIT系か会計系に進もうとは当時から考えていました。
転職エージェントのアドバイザー面談は、結局エージェント経由で転職しなかったものの、とても役立ちました。
いったん無職になって資格の勉強をする
なんとなくIT系が良いなと思っていたものの、正直自分に会社員が勤まるとは思えず、1年半ほど無職生活をしていました。
貯金は当時200万円ほど貯めていたので、その間に何か資格を取ろうと考えたのです。
当時は、IT職のイメージが湧かなかったので、とりあえず会計職に進もうと考え、転職する際にも困らない”会計士”の資格を取ろうと思いました。
ただ、結局1年半ほど勉強したものの、思ったよりだいぶ難しく、受かることはできませんでした。
教員の退職後は会計士になろうと思っていたものの、うまくいかず・・・
WEBライターに転職
会計士試験に落ちてしまった段階ですでに27歳、教員を退職してからは2年が経過し、貯金も底をつきようとしていました。
ただ、どうしても普通の仕事に就職するのが嫌だったので、IT系✖︎在宅でできることは何かないかと考えました。
そこで見つけたのがWEBライターです。僕自身は高校の国語教員をしていたので、簡単な文章作成には自身があり、「とりあえずやってみるか」という軽い気持ちで開始。
思ったより収入が入り、結果的にそこから独立することになりました。
貯金がなくなりそうだったところ、WEBライターを開始。
最終的にはIT系の仕事で落ち着きました。
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20代で教員を辞める時のポイント
ここからは、これまでの経験を踏まえて20代で教員を辞める時のポイントを解説します。
ある程度適職を見極めてから行動に移す
まず、ある程度自分がどんな仕事に向いているのか見極めてから行動に移すのがおすすめです。
僕自身は転職エージェントのカウンセリングを受け、
のどちらかには向いているだろうなと感じたので、結果的には会計士試験をまず受けてみるという選択を取りました。
僕は試験には受からなかったものの、その後IT系でどうにか生活できるレベルに来れたのは、やはり最初に決めた方針が大きかったと思います。
正直、20代であれば、あと1、2回程度の失敗は許されると思いますが、それでも無策で退職に踏み切るのは非常に危険です。
大まかにどの方向に進むべきかは辞める前に決めておきましょう。
なお、自分で適職の判断が難しい場合は、適職診断アプリや転職エージェント、キャリアコーチングなどを活用するのがおすすめです。
20代のうちはまだ失敗できるものの、1年、2年という時間が本当に貴重です。30代を迎える前に、まずは自分がどの業種に適しているのか見極めましょう。
在職中に転職活動をしておく
もし、企業への転職を検討しているのであれば、なるべく在職中から転職活動をしておくことをおすすめします。
僕のように退職してから転職活動するのも良いですが、その場合は
・貯金がないとその選択が取れない
・一度無職になることで履歴に空白期間ができる
・無職生活をすると周囲からの目がきつい
など、デメリットも大きいです。特に周囲からは無職というだけで結構白い目でみられます。
そのため、在職中に転職エージェントへ登録しておき、求人をチェックしたりアドバイザーのカウンセリングを受けておくのがおすすめです。
僕は一度退職して無職になりましたが、周囲からの視線がきつかったです。そのため、できれば空白期間を作らずに転職する方がおすすめ。
自分で考えるのが難しければ、誰かに相談する
そもそも、転職すべきかどうかを悩んでいる方も多いでしょう。
もし、どうすべきか自分だけで考えるのが難しいのであれば、誰かに相談してみる方法もおすすめです。
信頼できる人に悩みを聞いてもらうことで、気持ちを整理することができます。
ただし、その際はできるだけ転職したことがある人や転職に偏見がない人に相談するのが良いです。
同僚や同じ教員、公務員系の人に相談しても、基本的には転職経験がないので反対されます。それよりも、実際に転職したことがある人の意見を聞く方が参考になるでしょう。
周囲にそうした人がいないのであれば、キャリアコーチングなどのサービスを利用するのもおすすめです。
できれば信頼できる人に相談して転職について考えるのが良いです。
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転職を検討しているものの、まだ辞めたいというほどでもない方におすすめ。キャリアコーチングなので、現状で上手くいく方法も一緒に考えてもらえる。幅広い選択肢を検討したいなら、まずは無料カウンセリングを受講してみてください。
これから教員を辞めるなら利用すべきサービス
適職診断アプリ 「アサイン」
僕自身もそうでしたが、教員の仕事が辛いと感じる方は、マルチタスクやコミュニケーションスキル、ストレス耐性が求められる職種ではなく、一つのことを地道に進める仕事なら向いている可能性が高いです。
例えば、IT職、会計職、事務職などは適している可能性があります。僕も教員からIT系へ転職し、毎日パソコン作業をしていますが、自分の特性に合っていると感じます。
こうしたことからも、まずは自分の適性を知ることが重要です。
適性診断を行い、自分の適性を分析した上で、転職先を検討してみましょう。アサインなど手軽な無料ツールから始めて、自分に適した職種を見つけてみてください。
キャリアコーチング
周囲に転職経験者などがいれば、そうした人に相談するのがおすすめです。
しかし、教員の場合はなかなか転職する人も少なく、身近に相談できる人がいない人が多いでしょう。
そうした場合はキャリアコーチングを受講することもお勧めします。キャリアコーチングでは、
などのメリットがあります。
ただし、キャリアコーチングは有料のサービスであるため、まずは無料カウンセリングを受けてから本格的に利用するかどうかを検討するようにしましょう。
転職エージェント
最後に、もし転職を真剣に検討しているなら、早めに転職エージェントに登録することをお勧めします。
私も実際にその利用経験があり、無料のカウンセリングだけでも大いに役立ちました。
私の場合、30代くらいの女性がカウンセリングを行い、適職に関する詳細な情報を提供してくれました。
転職エージェントは多種多様ですが、まずは大手のdodaなどに登録しておくことをおすすめします。
まとめ
今回の記事では、20代で教員を辞めたいと思っている方に対して具体的な対策をご紹介しました。
20代の転職は市場価値も高く、比較的スムーズです。
事前に適職診断や転職サービスなどを活用し、転職を成功させるようにしましょう。
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