近年、会計処理の効率化を図るためにPOSレジの導入を考えている医療機関が増えています。
医療スタッフの負担を軽減しつつ、患者さまの役に立つ画期的なシステムゆえのことでしょう。ただ、どれを選ぶべきか見当がつかない方も多いのではないでしょうか。
本記事では医療機関におすすめのPOSレジ7選を紹介するとともに、POSレジに必要な機能、選ぶポイント、導入のメリット・デメリットを解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
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医療機関におすすめのPOSレジ7選! 徹底比較
以下では、医療機関向けの機能を備えたPOSレジをそれぞれ紹介していきます。導入の参考にしていただければ幸いです。
スマレジ|スマレジ株式会社
- 0円からスタートできる多機能・高機能POSレジ
- 「サポート力」「信頼度」「品質」の3部門で1位の高評価を獲得
- 拡張性抜群で手間とミスを削減
スマレジは現在、幅広い業種で123,000店舗以上に導入されているPOSシステムです。売上分析・アラートなどの機能の充実、電子カルテ・レセコンとの連携による業務の軽減も可能にする品質の高さを誇っています。にもかかわらず、初期費用0円から導入可能とあって人気を集めているのです。
また運用のデジタル化により、非接触会計を実現する周辺機器や多種多様なキャッシュレス決済にも対応しています。他にもインボイスに対応した領収書・レシートの発行も可能で、現在も将来的にも医療機関の運営を強力にサポートしていくでしょう。
- スタンダードプラン 0円(1店舗のみ/月額)
- プレミアムプラン 5,500円(1店舗につき/月額)
- プレミアムプラスプラン 8,800円(1店舗につき/月額)
- フードビジネスプラン 12,100円(1店舗につき/月額)
- リテールビジネスプラン 15,400円(1店舗につき/月額)
POS+|POS+株式会社
- それぞれの業種専用のシステムを提供
- 初期設定・設置すべてお任せの安心導入
- 導入前・導入後も万全のサポート体制
POS+(ポスタス)は基本機能の充実はもちろんのこと、それぞれの業種に特化した専用システムを搭載しています。複数の言語に対応も可能であり、インバウンド対策にも役立つでしょう。また予約管理機能やキャッシュレス連携機能など各種の機能が充実しています。また、状況の変化に応じて必要な機能の追加も可能です。
また導入前のトレーニングサポートや、導入後のトラブルには365日対応のコールセンターがサポートします。トラブルの内容によっては全国無制限の駆けつけサポートもありますので、POSレジを初めて導入する場合であっても安心して始められるでしょう。
- POS+ food 12,000円〜(月額)
- POS+ lite 6,000円〜(月額)
- POS+ retail 1,2000円〜(月額)
- POS+ beauty 1,2000円〜(月額)
Square|Square
- 最短で申込即日から始められる
- 月々の固定費・振込手数料0円
- 予約から会計まで便利なオンライン対応
Square(スクエア)はキャッシュレス決済手数料のみで月額の固定費がかかりません。導入時の審査期間も短く、最短で申込当日からご利用いただける場合もあります。カードリーダーを購入するだけで導入できるので初期費用を抑えられ、気軽に導入を検討できるのが強みです。
- フリー 0円(月額費用なし)
- プラス 6,000円(店舗ごと/月額)
- プレミアム カスタマイズ料金プラン(要問い合わせ)
POSCO|株式会社ポスコ
- 直感的に操作可能な画面設計
- 患者別・ドクター別の集計機能で事務作業効率化
- ハード機器との連携で業務をさらに効率化
医療機関の会計時の問題点やご要望に答えるべく進化した、拡張性の高いPOSレジシステムです。電子カルテやレセコンと連動して、精算業務を円滑にします。保険点数での請求金額の算出や、未収金の管理、販売区別の集計など、病院特有の業務に対応した機能が搭載済です。
自動釣銭機やセルフレジとも接続可能なので、衛生面に配慮することができます。クレジットカードや電子マネーなど多様な決済方法にも対応するとともに、多施設管理・商品販売管理・在庫管理等のオプション機能が充実しています。
要問い合わせ
BCPOS|株式会社ビジコム
- 10年間利用で月額料金半額に
- 常時、最新機能の利用可能
- 選べるキャッシュレス決済
BCPOS(ビジコム)はレセコンから出力されたQRコードやNON-PLUバーコードを読み取り、会計業務の効率化を図ります。入金・未入金の管理やレセコンの調剤会計・OTC医薬品と一括会計も可能です。自動釣銭機を使用すれば、釣銭のミスを防ぐだけでなく、感染拡大防止にも繋がるでしょう。
発売以来25年間、一度も値上げをしていません。現在、導入数21,000台以上の実績を誇っているのは、価格が据え置きのまま、機能が進化し続けているからでしょう。お使いのソフトをバージョンアップさせ、カスタマイズ費不要で最新の機能を利用できる安心感もあります。
- BCPOS Lite free 0円(台/月額)
- BCPOSプラン 5,000円〜(台/月額)
- BCPOSサブスクリプション 54,000円〜(台/年額)
- BSPOS買取:月額270,000円~(台/1ライセンス)
ハヤレジ|ハヤレジ株式会社
- 病院・薬局様に特化したPOSレジ
- 請求データ・自動釣銭機と連携しミスを防止
- 電子カルテ・レセコンとの連携で業務の効率化
ハヤレジは医科・歯科・調剤に関わる人の負担を軽減したいという思いで開発されたPOSレジです。電動カルテやレセコンとの連動により請求金額の打ち間違いをなくし、レジ締め作業もスピーディーに処理します。
「患者さまが精算するセミセルフレジ方式」もしくは「スタッフが精算する自動釣銭機レジ方式」のどちらかを選択することで、自施設に適した運用が可能となるでしょう。またオプションで、決済端末との連携やバーコードリーダーとの連携も可能です。
電話によるサポート体制も充実しておりますので、安心してご利用いただけます。
要問い合わせ
Airレジ|株式会社リクルート
- 0円で使える高機能で簡単なPOSレジ
- ミスもなくスピーディに会計・高機能も搭載
- 非接触会計にも対応で衛生的
Airレジ(エアレジ)はリクルートが提供しているPOSレジであることから、リクルートの様々なサービスと連携できるメリットがあります。レジとしての基本機能はもちろんのこと、顧客管理機能・在庫管理機能も充実しており、売上集計や分析も1台で行えるのが特徴です。
初期導入費用や基本機能、保守サービスも無料とあってランニングコストも抑えられると、現在では多くの医療機関に選ばれています。また患者さまの希望に応じて、様々な会計方法も選べるのも便利です。Airレジと合わせて利用できる周辺機器も充実しており、より便利に活用したい方へも対応しています。
0円(初期費用・月額・サポート費用込み)
POSレジとは?
POSレジのPOSとは「point of sales」の頭文字をとったもので「販売時の情報管理」という意味です。昨今では多くの店舗で採用されるようになりました。商品のバーコードを読み取ることで、販売の状況と傾向・在庫管理・支払い履歴などが確認できるのです。
医療機関の場合に例えると「いつ・誰が・いくらで・どんな医療行為」を行ったかを患者様別に記録できます。収集したデータを経営に活かすだけでなく、会計時のミスを防ぎ、業務負担の軽減を図ることも可能です。また、なにより患者さまへのサービス向上に役立つシステムと言えるでしょう。
医療機関のPOSレジに必要な機能とは?
医療機関向けのPOSレジは、一般的なPOSレジと違う点がいくつかあります。それは医療機関や調剤薬局にとって必要不可欠なレセプトと呼ばれる請求業務をはじめ、一般的な会計時にはない手続きが存在するからです。それでは、医療機関のPOSレジに必要な機能とは、いったいどのようなものでしょう。
電子カルテとの連携
電子カルテとは、患者さまに関する看護記録や検査結果などの情報とともに、診察内容や検査内容、処置内容などの情報が記録されています。その内容を基に保険点数が割り出され、診療費を請求する仕組みとなっているため、会計業務は複雑になるのです。
この情報がPOSシステムと連携していると、素早く情報の参照が可能となり、明細書作成がスピーディになることは言うまでもありません。
レセコン連携
レセコンとは、医療機関から支払い機関に対し診療報酬を請求する際に必要なレセプト(診療報酬明細書)を作成するシステムのことを言います。
レセコンがPOSレジと連携した場合、レセコンで確定した請求情報を取り込めるため、請求金額の入力ミスや漏れを防ぎ、スムーズな会計業務を実現できることになるでしょう。
NSIPS®対応
医療機関や調剤薬局で販売している一般医薬品(OTC医薬品)の会計は、処方せんとは別となるため、会計業務が煩雑化することが問題でした。ですが、POSレジと連携できると、合算して会計することが可能となります。
その結果、処方せんの金額入力が不要になり、入力時のミスがなくなります。そうすることで会計業務が簡略化され、医療スタッフの負担を軽減できるのです。
セルフメディケーションへの対応
セルフメディケーション税制(特定の医療品購入額の所得控除制度)とは、きちんと健康診断を受けている人が特定の市販薬を購入する際、所得控除を受けられるようにしたものです。
ただ、この控除を受けるためには、購入したことを証明する記載事項をレシートに印字する必要がでてきます。これらの対応もPOSレジには必要な機能と言えるでしょう。
自動釣銭機との連動
昨今、自動釣銭機を導入してセルフレジ化を進め、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐことを歓迎する医療機関が多くなりました。
連動することで、レジ業務をスタッフが担当する必要がなくなります。その結果、ミスが減りスタッフの負担も軽減されるでしょう。さらに釣銭が自動で速やかに出てくることで、患者さまの待ち時間短縮と混雑回避にも有効となります。
軽減税率への対応
2019年10月の消費税率の引き上げに伴い、軽減税率制度が導入されました。そもそも保険診療は非課税ですから軽減税率の対象にはなりませんが、患者さまに販売する物品の中には対象となるものがあります。
以下の基準が調剤薬局での軽減税率対象か否かの判別基準です。
・軽減税率対象外10%(医薬品等に該当するもの)
(例)第2医薬品・第3医薬品、医薬部外品(栄養ドリンクなど)、再生医療等製品
・軽減税率対象8%(医薬品等に該当しないもの)
(例)清涼飲料水、栄養機能食品、特定保健用食品など
ほとんどの調剤薬局は、上記の商品を取り扱うことが一般的なため、軽減税率対象のPOSレジ機能が必要となると言えます。
予約状況の管理機能
予約状況の管理機能もあると便利です。医療機関には、毎日おおぜいの患者さまが来院します。予約端末機で対応している医療機関もありますが、POSレジに予約管理機能があれば、まとめて管理できコストの削減にもなるでしょう。
医療機関のPOSレジを選ぶ際のポイントは?
POSレジのサービスを提供している企業はたくさんあります。基本的な機能は同じと言えど、各企業毎に違いもあり、何をポイントに選べば良いのか迷ってしまうものです。ここからは以下の4点を選ぶポイントにあげ解説していきます。
機能の豊富さと拡張性をチェック
POSレジの導入を検討する際、既存の会計システムや他のシステムとの親和性を考慮に入れることをおすすめします。自施設に必要な機能を過不足なく揃えることで無駄な出費が抑えられるからです。
また、将来的に新たなサービスを導入する際、どこまで柔軟な拡張性があるかも考慮に入れておきましょう。実際、他社のサービスとは連携できないというシステムも多く存在するからです。この点からも、より多くのサービスや機能と、連携できるかをチェックすることは必要不可欠となります。
小規模から導入できるサービスを選ぶ
小規模からスタートできるPOSレジがおすすめです。POSレジの中には、あらかじめ多機能を搭載したものも少なくありません。初めは標準搭載からスタートさせ、必要に応じて機能を付加できるシステムを選ぶのが良いでしょう。
機能の必要性に応じて追加する形を取れば余計な出費も抑えられますし、大規模なシステムの入替が発生しないため現場への負担も生じません。
サポート体制があるかどうかをチェック
POSレジの導入から運用までのサポート体制があるか、また充実度はどのようなものかもチェックしておく必要があります。導入後、突然の機器の不具合や患者さまからの質問に困惑する場面も多々あるでしょう。
企業によってサポート体制も様々です。コールセンターの有無、駆け付けサービスの有無、問い合わせの受付時間等、POSレジを選ぶ際の非常に大切なポイントとなります。操作方法や運用面のトラブルを迅速に解決し、安心して利用できる環境を選びましょう。
キャッシュレス決済が利用できるものを選ぶ
「キャッシュレス決済」とは、現金を使わずに支払いを済ませる方法です。従来はクレジットカードが主流でしたが、近年では電子マネーやバーコード決済など、さまざまな決済方法が誕生し利用者も増えてきています。
キャッシュレスが普及している現代、キャッシュレス決算端末と連携可能なPOSレジがおすすめです。その中で、決済手段のバリエーションや決済手数料も比較し自施設にとって最適なものを選びましょう。
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医療機関にPOSレジを導入するメリットとは?
ここまで、機能や選び方を中心に「医療機関におすすめのPOSレジ」を紹介してきました。ここで改めて、POSレジを導入するメリットについて解説していきます。
業務の効率化につながる
医療現場での会計は患者さま各々で変わるので、とても複雑です。POSレジを導入することで、医療スタッフと会計業務スタッフの情報共有が可能となり、色々な面で大幅な業務効率化が期待できるでしょう。その結果、スタッフの手間を省くことが可能になります。
顧客満足度が高まる
医療スタッフの業務の効率化が図られると、最終的に顧客の満足度が高まります。体調が優れない患者さまは、医療費の支払いを一刻も早く終わらせて帰宅したいと思っていることでしょう。POSレジを導入することで会計業務がスムーズになり、待ち時間のストレスは軽減します。
会計ミスがなくなる
患者さまが窓口で支払えなかった未収金の管理も容易になります。POSレジには患者さまのデータを個別に管理しているため、未収金もひと目で把握可能です。また、会計情報はバーコードで読み取るので金額の入力ミスもおこりません。それにより、手打ちレジのような打ち間違いも皆無となります。
セキュリティの強化ができる
POSレジは担当スタッフの記録も残るため、問題発生時の責任の所在が明らかになります。あってはならないことですが、スタッフの不正を未然に防ぐことも可能です。
人件費を削減できる
POSレジにより会計処理が、正確かつ迅速になることで、少人数のスタッフでの対応が可能となります。また、自動化・効率化されることで、新人スタッフであっても生産性が高まり短期間で即戦力となるでしょう。人件費の削減とともに、教育コストの削減にも繋がります。
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医療機関にPOSレジを導入するデメリットは?
上記で示したようにメリットがあれば、デメリットもあります。POSレジのことをより詳しく知るために、デメリットも把握しておきましょう。
初期費用や運用コストが掛かる
POSレジの導入に際し、メーカーや機能によって違いはありますが、初期費用や導入費用がかかってしまうものです。ですが、POSレジ導入による人件費の削減や業務の効率化を考えると、初期費用は致し方ないと考える医療機関も多いでしょう。とはいえ、導入後のメリットと初期費用を比較検討した上で決断することをおすすめします。
WEB環境を整える必要がある
POSレジを使用するにはWEB環境を整えることが絶対条件となります。WEB環境が整備されていない医療機関では別途、整備費用が必要となると考えておかなければなりません。ただ、WEB環境が整備されることで患者さまの満足度が上がるとすれば、無駄にはならないでしょう。
停電時に使用できなくなる
POSレジは電子機器のため、停電が起きるとネットワークが遮断され通信ができなくなります。クラウドタイプのPOSシステムの場合、蓄積されたデータは消える心配はありませんが、会計業務は停止してしまうでしょう。停電はごく稀なことであるとはいえ、停電が起こった際の会計手段を講じておく必要があります。
スタッフに使い方を教える必要がある
POSレジにはさまざまな機能があります。最も基本的な機能であっても、患者さまに合わせた対応や操作方法を覚えなくてはなりません。操作方法を身につけてはじめて、スムーズな処理が完了するため、スタッフに操作方法を教える時間と手間が必要になります。メーカーによるサポート体制を上手に活用して対応しましょう。
操作性が複雑
POSレジは多機能であるがゆえに、操作が複雑になりがちです。必要な機能が搭載され、かつ操作方法がシンプルなものを選びましょう。メーカーによっては直感的操作を実現するために、カラー表示や大きな文字表記を取り入れているものもあります。ここでも、メーカーのサポート体制を上手に利用して操作方法をマスターしましょう。
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まとめ
今回はPOSレジに必要な機能や選び方、メリット等を交え、おすすめのPOSレジ7選をご紹介しました。POSレジを導入することで、医療スタッフの業務を軽減しスピーディな処理が実現できることがおわかりいただけたでしょうか。
他にも、POSレジの機能を最大限に活かすために、既存のシステムや他サービスとの連携・拡張を考慮に入れて検討することが重要となります。
自施設に適したPOSレジを導入することで、医療スタッフひいては、患者さまのお役に立てることを願っております。
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