小売店や飲食店を始めさまざまな業種で導入されている自動レジですが、美容室でも導入する店舗が増えてきています。
とはいえ、実際に導入する必要があるのだろうか、と迷っている方も少なくありません。
しかし、美容室に自動レジを導入すると、さまざまなメリットが得られるのです。
当記事では、美容室に自動レジを導入するメリットやデメリットを解説していきます。たくさんある自動レジの中から、美容室向けのおすすめ自動レジを紹介していきますのでぜひ参考にしてください。
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美容室向け自動レジ10選
美容室向け自動レジでおすすめは下記の10製品です。
ここからは、それぞれの自動レジの特徴や価格を解説していきます。
スマレジ|株式会社スマレジ
スマレジは無料で使用できるPOSレジです。キャッシュレス対応や顧客情報管理、売上管理、外部システムとの連携などさまざまなサービスに対応しており、これまでにも122,000店舗以上の幅広い業種で導入されてきました。
また、LINEミニアプリやOne Stackと連携させることで、顧客情報を管理し効果的な集客を行うことができます。もし美容室に合うかどうか不安な方は、オンライン相談や各ショールームでの相談にも対応していますのでぜひ活用してみましょう。
- 幅広い決済方法に対応可能
- 予算や必要な機能に合わせて選べる料金プラン
- 在庫管理機能で物販にも対応可能
料金プラン | スタンダード:0円 プレミアム:5,500円/月 プレミアムプラス:8,800円/月 フードビジネス:12,100円/月 リテールビジネス:15,400円/月 |
無料お試し・デモ | 有 |
集客機能の有無 | 有 |
会社名 | 株式会社スマレジ |
Airレジ|株式会社リクルート
Airレジは株式会社リクルートが提供しているサービスで、初期費用0円で導入できます。Airペイと連携させることで、QRコード決済や電子マネー、ポイント払いなど36種類のキャッシュレス決済にも対応できるようになります。
コンパクトなタブレット型POSレジなので、小規模な美容室などスペースが限られた店舗にも導入されているのが特徴です。広告自動運用サービス「カンタンWeb集客」を使えば、誰でも手軽に広告を作って集客活動を行うことができます。
- 直感的な操作ですぐに慣れることができる
- 3.24%または3.74%と業界最安値の決済手数料
- 手持ちのiOS機器で手軽に導入可能
料金プラン | 0円~ |
無料お試し・デモ | 有 |
集客機能の有無 | 有 |
会社名 | 株式会社リクルート |
POS+|ポスタス株式会社
「POS+」は小売店や飲食店、美容・サロンそれぞれの業種に特化した機能をそろえたPOSレジです。美容室の自動レジとしては「POS+beauty」がおすすめで、レジ機能や売上管理、顧客管理はもちろん、電子カルテ機能やスタッフの目標管理機能が標準装備されています。
また、サポート体制が充実しているのもPOS+の特徴です。365日対応の電話サポートや全国駆けつけサービスも付いているため、万が一の時でも安心です。店舗アプリやシフト作成・勤怠打刻などのオプションサービスを付けることもできます。
- 美容・サロンに必要な機能を搭載したPOSレジ
- 複数店舗の管理も@基本プランで利用可能
- 美容室のニーズに合わせたオプションサービス
料金プラン | POS+retail:12,000円~/月 POS+food:12,000円~/月 POS+lite:6,000円~/月 POS+beauty:12,000円~/月 |
無料お試し・デモ | 有 |
集客機能の有無 | 有 |
会社名 | ポスタス株式会社 |
BCPOS|株式会社ビジコム
BCPOSはレジ機能やキャッシュレス決済、免税電子化対応などが1台で対応できるオールインワンPOSレジです。担当者別売上など、多彩な売上管理機能が付いているので美容室でも担当者ごとに売上情報を集計・分析できます。
また、顧客カルテではお店の運用に合わせた自由な設問を設定することで、詳細な施術内容の管理を実現します。さらに、ポイントサービス機能を付けば、お店の利用率をアップさせることができるでしょう。
- クラウド型店舗本日管理システムで複数店舗の管理・分析が可能
- タッチパネルで簡単レジ操作
- 購買履歴で前回の施術内容をひと目で把握
料金プラン | ベーシック:5,000円~/月 スタンダード:10,000円~/月 ダブル:13,500円~/月 トリプル:16,000円~/月 |
無料お試し・デモ | 有 |
集客機能の有無 | 有 |
会社名 | 株式会社ビジコム |
Square|Square社
アメリカのSquare社から提供されている「Square」は、キャッシュレス決済端末と連携させて使うサービスです。POSレジ本体は無料で導入できるので、初期費用0円でPOSレジ運用を開始することができます。決済手数料はかかりますが、月額費用も無料なので低コストで運用できるPOSレジです。
オンラインでの販売にも対応しているので、美容室の物販にも活用できます。iOSだけでなく、Androidにも対応しているので、誰でも便利に使用できるでしょう。
- 幅広いキャッシュレス決済に対応可能
- 従業員の勤怠管理もできる
- 店舗オリジナルのデジタルギフトカードが無料で作成できる
料金プラン | 0円~ ※決済端末は7,980円~ |
無料お試し・デモ | 無 |
集客機能の有無 | 有 |
会社名 | Square社 |
SalonAnswer|エクシードシステム株式会社
「SalonAnswer」は美容室や理容室に特化した専用POSシステムです。理美容業界歴25年の実績とノウハウを活かして誕生したPOSレジで、6,000以上のサロンに導入されています。予約サイトを一元管理できるので、漏れやダブルブッキングなどのミスを防ぐことができます。
指名予約もできるので、予約率の拡大も見込めるでしょう。さらに、iPad対応のクラウド型POSレジなので、店舗内だけでなく自宅やお店から離れた場所でも予約やシフトの確認、売上情報のチェックが可能です。
- サロン運営に必要な選りすぐりの機能をたっぷり搭載
- 直感的で分かりやすいデザイン
- LINEミニアプリやポケットサロンなどさまざまなアプリと連携可能
料金プラン | 9,800円~/月 |
無料お試し・デモ | 有 |
集客機能の有無 | 有 |
会社名 | エクシードシステム株式会社 |
UレジBEAUTY|株式会社USEN
「UレジBEAUTY」は美容室などサロン業務に特化したPOSレジです。会計や売上分析といった基本的なレジ機能はもちろんのこと、顧客管理や予約管理機能も付いているので美容室の運営をより効率的に行えます。
顧客情報の照会、登録ができるばかりでなく、登録のメールアドレス宛にダイレクトメールを送って集客活動ができます。また、電子カルテ機能も搭載しており、端末カメラを使ってお客様の髪型を写真で記録しておくことが可能です。
- ひと目でわかる簡単分析機能を標準搭載
- iPad1台で来店受付から会計までの対応が可能
- 24時間365日対応のサポート体制
料金プラン | 0円~ |
無料お試し・デモ | 無 |
集客機能の有無 | 有 |
会社名 | 株式会社USEN |
Bionly|株式会社アライズ
「Bionly」は美容室やネイル・マツエク・リラクゼーションなどさまざまなサロンで利用できるクラウド型POSレジシステムです。複数店舗の一元管理や電子カルテによる顧客管理機能が付いているので、お店の運営がよりスムーズに行えるようになります。
また、予約リマインドや来店サイクルに合わせた再来店を促す自動メッセージを配信することも可能です。お客様が使用するアプリにはチャット機能をも付いているため、お客様一人一人に合わせたきめ細やかな対応が行えます。
- 大手予約サイトから予約した内容を自動で反映
- 写真保存機能の付いた電子カルテを搭載
- 必要な機能や費用を独自にカスタマイズできる
料金プラン | 要問合せ |
無料お試し・デモ | 有 |
集客機能の有無 | 有 |
会社名 | 株式会社アライズ |
SALONPOS LinQ2|タカラベルモント株式会社
タカラベルモント株式会社が提供している「SALONPOS LinQ2」もサロン業界に特化したPOSレジシステムです。予約管理機能や会計機能、顧客管理機能はもちろんのこと、スマホアプリやネット予約、電子カルテも使えるタブレット、入庫・出金・発注までのデータ管理ができるオプションなども充実しています。
「SALONPOS LinQ2」は全国のショールームに展示されており、「製品の違いを知りたい」「自分たちのお店に合うか聞いてみたい」などといった相談が無料でできます。
- 勤怠管理機能でスタッフの勤怠を管理できる
- 特定のお客様にダイレクトメールやキャンペーンのお知らせが可能
- 優良顧客が一目でわかる
料金プラン | シンプルパック:7,000円/月 ベーシックパック:11,000円/月 ベーシックパック+:14,000円/月 フルパック:19,000円/月 |
無料お試し・デモ | 有 |
集客機能の有無 | 有 |
会社名 | タカラベルモント株式会社 |
StoreTouch|株式会社リレーションズ
「StoreTouch」はiPadを使用する、サロン向けのPOSレジです。リーズナブルに導入できるので、独立したてのサロンや小規模店でも導入しやすくなっています。また、手書き可能で写真保存ができる顧客管理システムを搭載しており、お客様の情報をより詳しく記録しておくことが可能です。
さらに、スタッフごとに売上管理ができるので、どのスタッフがどれくらい売上ているのか、また売り上げに伸び悩んでいるスタッフもひと目で把握できます。適切なアドバイスを送ることで、離職率の低下にもつながるでしょう。
- 初期費用0円で導入可能
- 予約管理機能を搭載した「StoreTouch」プロも開発予定
- サロンワークをしている理美容師が開発協力したPOSレジアプリ
料金プラン | 7,700円~/月 |
無料お試し・デモ | 無 |
集客機能の有無 | 無 |
会社名 | 株式会社リレーションズ |
美容室に自動レジを導入するメリット
小規模店舗や独立しようとしている美容室など、本当に自動レジを導入するべきかどうか迷うのも無理はありません。美容室に自動レジを導入するメリットについて、ここから詳しく解説していきます。
レジ業務の効率化
最初のメリットとして「レジ業務の効率化」が挙げられます。自動レジを使用すれば、商品の費用を手打ちする必要がなくなります。バーコードをスキャンする、もしくはタッチパネルで商品を選択するだけで費用が自動的に表示されるのです。
特に新人スタッフの場合は、施術内容ごとの費用や商品それぞれの金額を頭に入れておくのは大変でしょう。レジ入力に慣れているスタッフですら、手入力だと間違いが発生する元になります。さらに、複雑な入力業務がないので、新人研修の手間を省くこともできるでしょう。
接客サービスの向上
次のメリットは「接客サービスの向上」です。美容室向けのPOSレジの場合、電子カルテ機能が搭載されていることがほとんどです。顧客ごとにカルテを作成し、過去の履歴をすぐに確認できることでお客様の好みや傾向を把握しやすくなるでしょう。
また、毎日のレジ締め業務や売り上げデータの集計なども必要なくなるので、作業時間に充てていた時間でより丁寧に接客できるようになります。技術向上に割ける時間も増え、結果として顧客満足度の向上や売り上げアップにつながるはずです。
さらに、予約管理システムと連携させれば、電話のつながらない時間帯でもお客様がWebから自由に予約することができます。ダブルブッキングや予約の記入漏れといったミスを防ぐこともできるので、結果として店舗にとってもお客様にとってもメリットになるでしょう。
スタッフのモチベーション向上
次に挙げられるのは「スタッフのモチベーション向上」です。美容室向けのPOSレジでは、細かな売上管理ができるものが少なくありません。スタイリスト別の売り上げを自動で反映させることで、スタイリストそれぞれが自分の売上情報をひと目で確認することができます。
前期の売上と比較することもできるので、スタッフのやる気にもつながります。また、売り上げ目標設定を行えば、目標に向けて具体的に何を努力すれば良いのか計画を立てやすくなります。具体的な目標を設定し、スタッフ各自が努力することで売り上げがアップするはずです。
集客効果アップ
最後のメリットとして「集客効果アップ」が挙げられます。POSレジにはデータが蓄積されていくので、性別や年齢、居住エリアや職業、人気のメニューといった細かな情報を確認できるようになります。蓄積したデータはグラフ化してひと目で確認できるので、難しい計算や集計作業が必要ありません。
それらの情報をマーケティングに活かすことで、人気のあるサービスを充実させるなどの対応をとりやすくなります。それにより、顧客に求められる美容室になっていき、自然と集客につながるのです。
また、特定の顧客に絞り込んでダイレクトメールやキャンペーン情報を配信することもできます。お客様に合わせた効果的な販促をすることで、効率的に集客できるでしょう。
美容室に自動レジを導入するデメリット
さまざまなメリットがある美容室ですが、いくつかのデメリットもあります。ここからは、POSレジを導入するデメリットを解説していきます。
導入費用が高い
最初のデメリットは「導入費用が高い」という点です。POSレジにはターミナル型・タブレット型・パソコン型の3種類ありますが、中でもターミナル型POSレジは導入するだけでも数十万円かかってしまいます。
タブレット型POSレジであれば、無料で導入できるものもあり初期費用を抑えたい店舗におすすめです。とはいえ、バーコードリーダーやキャッシュレス端末など周辺機器を購入しなければならない場合もあります。トータルの価格で比較して、予算に合わせたPOSレジを導入しましょう。
無機質な印象を与える
次のデメリットは「無機質な印象を与える」可能性があるという点です。POSレジの中には、入店受付から会計までPOSレジ一台で行えるものもあります。スタッフの業務負担は軽減されますが、お客様とスタッフの接触機会は以前よりも減ってしまうでしょう。
感染予防の点では効果的ですが、人によっては「無機質」「冷たい」「不親切」などといったネガティブなイメージを持ってしまう可能性があります。そのような印象を与えないためにも、明るい接客や声掛けなどスタッフへの研修や周知が必要になります。
WiFi環境が必要
「WiFi環境が必要」だというデメリットもあります。POSレジの売上データや顧客情報は、インターネット回線を通してクラウド上で保管されます。アプリのインストールやアップデートも行わなければならないので、インターネット環境は必須といえるでしょう。
現在、WiFi環境が整っていない店舗やこれから開業予定の美容室の場合は、まずWiFi環境を整える必要があります。WiFiに契約するためには、月額数千円の費用がかかるので予算に入れておくようにしましょう。
操作が苦手な顧客もいる
最後のデメリットは「操作が苦手な顧客もいる」という点です。POSレジに自動精算機や受付端末を連携させ、セルフレジとして活用する店舗もあります。とはいえ、自動精算機の導入が進んできたとはいえ、まだまだ操作に不慣れな人もいます。特に高齢のお客様にとっては、自動精算機の操作はハードルが高い作業といえるでしょう。
お得意さんだったお客様が、突然POSレジや自動精算機になったことに戸惑って二度と来店したくないと感じてしまっては元も子もありません。お客様に苦手意識を与えないよう、スタッフが丁寧にサポートしていく必要があります。
美容室で使う自動レジに入っていた方が良い機能
ここからは、美容室で使う自動レジに入っていた方が良い機能を解説していきます。POSレジを選ぶ際には、下記のような機能の入った製品を選ぶようにしましょう。
売り上げ集計・分析機能
まずは「売り上げ集計・分析機能」です。売り上げを向上させるためには、誰にどのような商品を売ったのか、どのような施術が人気なのか、どのスタイリストが指名数が多いのか、などといったデータを分析する必要があります。
とはいえ、手動で売り上げデータを集計し、さまざまな角度から傾向を見ていく作業は時間がかかるものです。POSレジなら、期間ごとやメニュー別、各スタイリストの指名率や売り上げデータなどを自動で分析してくれます。そのためにも、売り上げ集計や分析がいろいろな角度で行えるPOSレジを選ぶようにしましょう。
勤怠管理機能
次に入れておきたいのが「勤怠管理機能」です。美容室では他の店舗以上に、スタッフのシフトを把握することが求められます。お客様の方から「この美容師さんに担当してほしい」と、指名で予約が入ることがあるからです。
どのスタイリストがいつ出勤予定なのか、すぐに確認できるPOSレジであれば電話での予約でもすぐに対応することができます。また、お客様の来店が多く見込まれる日にはスタッフを厚めに出勤させるなど、スタッフのシフトを調節することも容易になるでしょう。
キャッシュレス決済機能
「キャッシュレス決済機能」も美容室に欲しい機能のひとつです。キャッシュレス決済とは、QRコードやクレジットカードなど現金以外の方法で支払うことです。現金しか支払えない場合、施術中にお客様が他のメニューや商品を購入したいと思っても手持ち以上のものは購入できません。
しかし、キャッシュレス決済にも対応していれば、手持ちの金額以上のものでも購入することができます。お客様に満足してもらえるだけでなく、美容室の利益にもつながるのでぜひキャッシュレス決済には対応させておきたいところです。
予約管理機能
次に求められるのは「予約管理機能」です。ほとんどのお客様が事前に美容室を予約し、予約日時に合わせて来店します。予約方法としては来店時に次回の予約をする他に、電話やSNS、Web上の予約サイトなどさまざまな方法が主流になってきています。
すべての予約を重複することなく、効率的に管理するために役立つのがPOSレジの「予約管理機能」です。予約変更やスケジュール調整も簡単に行えるようになるため、スタッフの業務負担はかなり軽減されるでしょう。
また、漏れやダブルブッキングでお客様に迷惑をかけることがなくなるので、結果として顧客にとってもメリットになります。POSレジによっては、Web予約サイトや予約アプリと連携できるものもあるので店舗の運営方法に合わせて選ぶようにしましょう。
集客機能
次に挙げられるのは「集客機能」です。お客様の再来店を促すためには、集客活動が不可欠になります。POSレジの中には、リピーターを増やすためのさまざまな施策ができる機能が付いているものがあります。
たとえばLINEと連携させることで、友だちになったお客様にダイレクトメールを配信することが可能です。また、お誕生日メールを配信できたり、店舗専用アプリの作成ができたりといったファンを増やす施策を行えるPOSレジを選ぶようにしましょう。
電子カルテ
「電子カルテ」も、ぜひPOSレジに搭載させておきたい機能のひとつです。美容室において、さまざまな顧客情報は最も重要な「資料」になります。基本情報だけでなく、家族構成や趣味、習い事などお客様との会話中に聞いたいろいろな情報が次回の話題にもつながります。
電子カルテでそれらの情報を保存しておけば、次回の来店時にすぐに引き出すことが可能です。また、変更や削除も簡単にできるので、常に最新の情報で顧客管理を行うことができます。
写真保存機能
最後は「写真保存機能」です。カメラ付き端末を使い、撮った写真を顧客情報の一部として管理しておけるものもあります。施術前後の写真を残しておくと、「前回と同じくらいにしてください」「今回は前回よりも少し短くしたい」などとオーダーがあった時にも迷うことなく対応できるでしょう。
また、施術後に前回の写真を見比べることもできます。自分の技術を見直す良いきっかけにもなりますし、お客様の希望通りの髪型にできた際には自信にもつながるでしょう。
美容室向け自動レジを選ぶ際の注意点
さまざまなPOSレジがありますが、それぞれの製品に特徴があります。ここからは、美容室におすすめの自動レジを選ぶ方法について解説していきます。
操作性がシンプルなものを選ぶ
最初の注意点として「操作性がシンプルなものを選ぶ」ことが挙げられます。美容室では基本的にすべてのスタッフが会計作業を行う機会があるものです。つまり、POSレジを導入した後は、すべてのスタッフが操作に慣れなければならないということになります。
操作性がシンプルで直感的なものであれば、すべてのスタッフが比較的簡単に操作に慣れることができます。新人スタッフが入ってきた場合でも、研修に長い時間をかける必要がないでしょう。臨時で多店舗からヘルプのスタッフが来ることもありますので、できるだけシンプルな操作性のPOSレジを選ぶことが大切です。
必要な機能をまとめておく
次の注意点は「必要な機能をまとめておく」という点が挙げられます。POSレジはそれぞれ、搭載されている機能が異なります。基本的には使える機能が多ければ多いほど、価格が高くなるのでどのような機能を付けたいのかを事前に確認しておきましょう。
せっかく多機能なPOSレジを導入しても、ほとんどの機能を使わないのであればお金の無駄になってしまいます。反対に、必要な機能が入っていなければ、業務効率化どころか複雑になってしまう可能性もあるでしょう。必要最低限の機能を入れられるよう、店舗の問題点を挙げてその問題点を解決するための機能を入れてください。
コンパクトなサイズのPOSレジを選ぶ
POSレジの「サイズ」にも注意が必要です。POSレジと一言で言っても、ターミナル型やパソコン型、タブレット型といった種類があります。ターミナル型は据え置きタイプなので、設置するスペースが必要になります。パソコン型はターミナル型ほどではありませんが、デスクやカウンターなど置くための台が必須です。
最もコンパクトなのがタブレット型POSレジで、小規模な美容室にもおすすめです。店内どこでも持ち運びができるので、お客様の席まで持って行ってそこで会計を済ませることもできます。
また、タブレット型であれば見た目もシンプルで、どんな雰囲気の美容室にも馴染みやすいという特徴があります。美容室の雰囲気を壊さず、気軽に導入できるでしょう。
補助金の活用も検討する
最後は「補助金の活用も検討する」という点が挙げられます。POSレジは高価な物も多いですが、補助金が活用できる可能性があります。使える可能性のある補助金制度は下記の通りです。
- IT導入補助金
- 働き方改革推進支援助成金
- ものづくり補助金
- 小規模事業者持続化補助金
上記の補助金制度は中小規模の企業や小規模事業者、個人事業主を対象とした制度です。それぞれの補助金を需給するためには、条件を満たさなければなりません。条件は制度によって異なりますので、事前に確認しておくようにしましょう。
まとめ
美容室におすすめの自動レジを紹介しました。さまざまなPOSレジが販売されていますが、美容室で使用するためには顧客管理機能や電子カルテといった機能が搭載されているものがおすすめです。お客様の情報をカルテに保存しておくことで、サービスの向上につながるでしょう。
美容室の規模や業態、扱っている商品によって必要な機能は異なります。自分たちの店舗にどのような機能が必要なのか、事前にまとめておくことで最適なPOSレジを見つけられるはずです。コンパクトなタブレット型のPOSレジであれば、どんな美容室でも雰囲気を壊さず手軽に導入できるでしょう。
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