「底辺高校教師を辞めたい」
「底辺高校の生活がキツすぎる」
このようにお悩みではないでしょうか。
僕自身も、地元で有名な底辺高校に勤務して体調を崩した経験があります。
今回の記事では、底辺高校教師を辞めたいとお考えの方に向け、具体的な対策をご紹介していきます。
僕が勤めていた底辺高校の状況
まず最初に、僕が勤めていた底辺高校の状況についてお話しします。
まさにカオスな学校だったのですが、当時は、次のような状態でした。
授業はジャングル状態
底辺高校の名にふさわしく、授業は完全にジャングルのような状態でした。
机の上で踊り出すような生徒もいましたし、酷い授業ではTwitterで授業を生配信するということもあったほどです。
とにかく授業がキツく、多くの先生方が苦労している状態でした。
ただ、怖さで押し切れるような先生や、元から統率力のある先生であればしっかりと授業できるので、そうした先生にとっては良い学校だったかもしれません。
僕自身は怒るのが本当に苦手で、全く統率できておらず、とにかく毎日キツさ以外何も感じませんでした。
パワハラ・セクハラが横行
授業が荒れ果てているので、基本的にはみんなストレスが溜まっているようでした。
また、統率力のある一部の先生(体育教師や主任)が権力を持つ世界であり、圧力が強めな人が学校内でも発言力がある状態でした。
そのため、そうした人の言うことには気弱な先生は逆らうことができず、パワハラまがいのことがかなり多かったです。
- なぜか飲み会も多く、深夜まで強制的に飲まされる
- 暴言罵声が多い
- 女性教諭へのセクハラ行為
など、明らかにヤバすぎる行為を行っている主任がいました。
とにかく嫌いだったんですが、そうした先生がいないと統率が取れないので、発言力が強めだったのがさらにストレス要因でした・・・。
毎年1~2人のうつ病者が出る
授業はジャングル状態で職員室内の空気も悪いため、毎年誰かが休職したり、うつ病になったりしていました。
外部からは、
「あの学校にだけは赴任したくない・・・」
と、講師陣から言われることもあったようです。
そして僕自身も、精神を病んでしまい、休職することとなりました・・・。
底辺高校教師を辞めたい時の対策
ここからは、底辺高校教師を辞めたい時の対策について詳しく解説します。
この記事を読まれている方は、きっと僕と同じ悩みを抱えているはずだと思うので参考にしてください。
現状で頑張れそうなら頑張る
僕自身もそうだったのですが、最初の間はとにかく頑張っていました。
- なるべく仕事の効率化を図るためにスケジュール管理を徹底する
- 分かりやすい授業を行うために映写機を購入
- iPadなどのタブレットを導入
など、色んな面で頑張ったんですが、結局のところ「怖いかどうか」という一点が重要だったんですよね・・・。
どんなに技術的な部分を頑張っても、怖くないとそもそも現場を収拾できないので、意味がないことに気がつきました。
そのため、人格を変えて怖さを演出できるように頑張れそうなら、もう少し教師で頑張ってみても良いかもしれません。
休職する
これは自分も実際に行ったのですが、休職するのも選択肢の一つです。
そもそも、今現在辞めたいと思っているのであれば、かなり精神的・肉体的に疲れ切っているのではないでしょうか。
追い込まれた状態で冷静に物事を考えるのは、かなり難しいです。
休職すればしばらくの間は学校に行かなくて済むので、とりあえずゆっくりと考える時間ができます。
僕の場合は1月から休職し、そのまま3月まで休んで退職となりました。
退職まで本気で考えているのであれば、年度末まで休職してそのまま退職する流れもありだと思います。
ただ、個人的には転職一択
僕の体験談としては、正直教師をしていて辛いなら転職するのが一番ベストだと考えています。
休職してもう一度現場に戻るという選択肢もありますが、これって正直キツすぎませんか?
あの地獄へ戻ることを想像しながら、ゆっくり休むことなんてできるでしょうか。
僕もそうでしたが、現場で子供から暴言罵声を浴びせられていませんか?
同僚からはポンコツ扱いされ、上司からはパワハラ、セクハラを受けていませんか?
教員自体がそうした雰囲気がありますが、特に底辺高校は怒鳴る人や威圧感のある人が権力を持ち、それが暴走しやすい世界です。
そんな世界でこれから数十年も働くのって辛すぎると思いませんか?
個人的には、絶対に転職すべきだと思います。
底辺高校教師を辞めたい時に行うべきこと
ここからは、底辺高校教師を辞めたいと思った時に行うべきことについて見てみましょう。
そもそも教員に向いているか考えてみる
まず、そもそも教員に向いているのかどうか考えてみてください。
おそらく、これまでは、
- 子供が好きだから教師になりたい
- 分かりやすい授業こそ子供のためになる
- 熱量があればどうにかなる
など、青臭い考え方でどうにかなっていたかもしれません。
もしくは、新卒から教員になった人も、こうした考え方を持っている傾向が高いです。
しかし、現実は、「怒鳴れる」「怖い」「威圧感」を持っている人が教員世界では強いです。
特に底辺高校では、怖さがないとやっていけません。
演じて出来るなら良いですが、難しそうならそもそも向いてない可能性が高いでしょう。
適職診断をしてみる

もし、
「自分は、教員に向いてないかもしれない・・・」
と思うのであれば、適職診断を行っておきましょう。
今ではVIEWなど、AIによって適職診断を行えるアプリも登場していますし、誰でも簡単に診断することができます。
「教員に向いてないかも?」
と思うのであれば、早めにチェックしておきましょう。
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教員をやめようか悩んだ時、僕が最初に行ったのは転職エージェントの登録でした。
そもそも転職すべきかどうかわからなかったですし、転職するにしてもやり方が分からない。
エージェントに登録すると、電話がかかって来て、丁寧に面談してもらえました。
自分の時は女性の担当者さんでしたが、自分の適職や、将来的な考えなどをじっくり1時間かけてお話ししました。
その結果、IT系の仕事の方が向いているというふうに言われたんです。(コツコツ作業するのが好きだったので)
結局エージェントは利用せずに転職しましたが、利用して良かったと思っています。
この記事を読まれている方も、もし悩んでいるならまず登録して相談してみるのが良いと思います。
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底辺高校を辞める時の心構え
この記事を読まれている方は、きっと次のように考えていると思います。
- 自分が退職すれば、みんなに迷惑が掛かる
- 周囲からどう思われるか不安
- 教員を辞めるのってもったいない
こうした方に向け、辞める時の心構えを解説します。
周囲への迷惑は考えなくていい
まず、自分もそうだったんですが、教員は責任感が強い人が多く、なかなか退職に踏み切ることが出来ない人が多いはずです。
周囲への迷惑を考えてしまい、
「辞めたら他の人に迷惑をかけてしまう」
と思っているのではないでしょうか。
しかし、これは体験談なのですが、底辺高校に勤めていて辞めたいと思っていた自分自身は、現場のお荷物でした。
授業は崩壊しているし、やる気はないし、どう考えてもいてもいなくても良い存在。
自分が抜けた後、学年の副主任の先生が自分の受け持っていたクラスの担当になったそうです。
その先生はやる気と熱意に溢れており、正直自分よりもずっと子供からも好かれていました。
今辞めたとして、周囲の大人に迷惑かもしれませんが、子供にとっては”辞めたい”と考えている人より、熱量を持っている人に教えてもらいたいと思うはずです。
こうしたことから、正直辞めても迷惑どころか、子供にとってはメリットもあることが多いはずなので、気にしなくて良いと思います。
教員以外にも仕事はたくさんある
「教員以外の仕事が自分にも勤まるのだろうか?」
そんなふうに考えていませんか。
この疑問については、僕自身も転職して今問題なく生活しているように、仕事は無数にあります。
むしろ、教員をしていて苦痛を感じているなら、他の仕事の方が向いている可能性が高いでしょう。
そのため、まずはエージェントに登録してみて、今後どうすべきかについて考えてみるのがおすすめです。
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あなたの代わりはすぐに来る
最後に、自分が辞めたとしてもその代わりはすぐにやってきます。
自分の時も、代役の先生が2ヶ月後には赴任されて来ました。
正直、教師になりたい人は無数にいるので、代わりはいくらでもいます。
しかし、あなた自身の代わりはいません。
そのため、職業上の責任よりも、自分の命を最優先に考えてください。
まとめ
底辺高校の教師は、本当に毎日辛いと思います。
どうしても辛いなら、転職するのがおすすめです。
教員以外にも仕事は無数にあるので、早めに今後の方針を決めるようにしましょう。

カケル

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