パワハラは甘えだという人がいます。
しかし、当然そんなことはありません。
私も昔はパワハラまがいのことを受けた経験がありますが、とても嫌な思いをしました。
今回の記事では、パワハラを受けて退職することが甘えではないということを解説します。

パワハラを受けて退職したいと思うのは当然です
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パワハラってどんな行為?

そもそも、パワハラがどのような行為なのか認識が曖昧になっているかもしれません。
また、「これってパワハラ?それとも甘え?」と感じている人もいらっしゃるでしょう。
そのため、まずはパワハラとはどのような行為であるのかということをはっきりさせます。
厚生労働省によると、パワハラは以下のように定義されています。
・優越的な関係に基づいて(優位性を背景に)行われること
厚生労働省 職場のパワーハラスメントの概念について
・業務の適正な範囲を超えて行われること
・身体的若しくは精神的な苦痛を与えること、又は就業環境を害すること
つまり、「上司」など優位な関係から、業務に関係のない「叱責や暴言、人格否定」、または精神的な苦痛を与えられればパワハラに当たります。
具体的には以下のものでしょう。
- お前はクズだ、ポンコツだなどと罵声される
- こんなこともできないのか!と、大声で叱責される
- うさぎ飛びなど、肉体的な罰を与えられる
- 業務に関係のない罰則(金品を要求されるなど)
こうしたことは全てパワハラに当たります。

自分よりも優位なポジションの人から仕事に関係のない精神的苦痛を受ければ、基本的にパワハラです!
パワハラを受けた時の対策3つ

パワハラを受けた際にはどうしたら良いのでしょうか?
ここでは、具体的な対策について解説します。
部署異動を願い出る
転職や退職など、環境を変えたくないという方は部署異動を願い出てみましょう。
同じ会社であっても、部署が違うだけで大きく異なります。
雰囲気も全く異なるので、状況が改善される可能性があるでしょう。
ただし、部署異動できるような会社でない場合には転職を視野に入れた方が望ましいと言えます。
信頼できる上司に相談する
まず、パワハラを受けている上司以外で信頼できる人がいるのであれば、相談してみましょう。
今の現状を話し、どうすれば良いのか一緒に考えてもらうのが良いでしょう。
できれば、パワハラされている上司よりも上の立場にある人が望ましいです。
ただ、身近にそうした人がいない場合には、以下で解説するように転職エージェントのアドバイザーなどに相談してみるのが良いでしょう。
転職先を探しておく

もし、現状パワハラを受けているのであれば転職先を探しておくのが一番おすすめの解決策です。
すぐさま転職するわけでなくとも、転職エージェントに登録して転職先を探しておけば次のようなメリットがあります。
- 今の職場以外に働く場所があると分かれば、気持ちが落ち着く
- 事前にリサーチしておけば、自分の市場価値を分析できる
- 市場に詳しいアドバイザーに相談することができる
転職エージェントに登録しておけば、さまざまな求人情報が無料で入手できます。
他の会社を知っておくことで視野が広がり、精神的にも落ち着くでしょう。
また、アドバイザーがマンツーマンで面談してくれるので、今の状況を話せば一緒に転職先を探してくれます。
利用は無料なので、まずは気軽に以下のリンクから登録してみると良いでしょう。
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パワハラは甘えなわけがない

パワハラを甘えていると言う人がいますが、当然そんなことはありません。
例えば暴言や罵声はミスをした本人が悪い。
それをパワハラだというのは甘えているといったものです。
パワハラを肯定するのは悪質なこと以外の何物でもないでしょう。
その理由は以下の通りです。
- パワハラは労働者の生産性を下げる
- 暴言や罵声は人としての権利を奪っている
- そもそも、上司が無能であるケースが多い
パワハラは労働者の生産性を下げる
まず、パワハラは労働者の生産性を下げます。
大声で怒鳴られれば思考することができず、萎縮してしまうでしょう。
また、本人の自尊心や自己肯定感も下げることにつながり、会社にとって何も良いことがありません。
パワハラを行っているほとんどが上司側の自制心のなさであることが多いのです。
そもそも、仕事でミスをしたからと言って大声で怒鳴ったり、机を叩く必要はないでしょう。
感情のコントロールができず、幼稚に怒り散らしている上司の指示が曖昧なことも多いです。
そのような職場であれば、どれだけ頑張っても報われない可能性が高いと言えます。
早めに転職してしまう方が良いでしょう。

パワハラを行うことで、労働者の生産性を奪うことにつながります
暴言や罵声は人としての権利を奪っている
次に、暴言や罵声というのは、個人の権利を奪う行為であるということです。
例えば、あなたは以下のような言動を上司から受けてはいないでしょうか。
- お前は本当に使えないやつだ
- 少し考えれば分かることだろう。無能だな。
- お前はクズだ。この会社でなければ働くことはできない。
- バカが。さっさと辞めてしまえ。
- 俺を怒らせたらどうなるか、分かってるだろうな。
こうした行為は、人として当たり前に持っているはずの人権を無視した言動です。
相手のことを蔑んでおり、自分が優位であるというマウントを取ろうとしています。
このようなパワハラ行為がまかり通っているような会社は、早めに辞めるのがおすすめです。

パワハラは人権を無視した発言です
そもそも、上司が無能であるケースが多い
上記のような暴言や罵声を浴びせてくる上司というのは、そもそも無能であることが多いです。
例えば、指示が曖昧で何をやれば良いのか分からないにもかかわらず、できなければキレてきます。
もはや部下からするとどうしようもないレベルです。
しかし、この記事を読まれているあなたはよく理解しているように、このように無能な上司は実際にいます。
僕も組織に勤めている時は同じような上司に当たってしまいましたし、世の中にはまだまだこうした人が多いのです。
残念ながら、部下は上司を選べません。
ただ、今の社会は転職することができます。働く場所は選べるのです。
転職エージェントなどに登録すれば、無料で求人を紹介してもらえますし、希望が見出せるでしょう。
パワハラを受けている場合、まずは転職エージェントに登録することを強くおすすめします。

上司は選べませんが、職場は選べます!まずは無料で利用できる転職エージェントに登録するのが良いです。
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パワハラを甘えていると考えてしまう人の心理とは?

「この程度のことをパワハラと考えるのは、甘えなのか?」
「上司は自分のことを思って言ってくれている」
そのように考えていませんか?
もし、上司から暴言や罵声、暴力を受けている場合、それは紛れもなくパワハラです。
しかし、こうした行為を自分の甘えだと思ってしまう人もいます。
主に、以下のような人は気をつけた方が良いでしょう。
- 責任感が強い人
- 優しい人
- 真面目すぎる人
責任感が強い人
まず、責任感が強い人というのはパワハラを甘えだと考えてしまう人は責任感が強い人です。
あなたは、次のように考えていないでしょうか。
- 上司から罵声や叱責を浴びせられるのは、失敗する自分が悪い
- 上司が自分に怒るのは、自分のためを思ってのことだ
- 怒られたからといって仕事を辞めるのは甘えだ
こうした考え方は自責思考であり、責任感が強い人の特徴です。
しかし、もし上司から人格を否定するような言動や、大声による叱責があれば、それはパワハラです。
あなたのことなんて考えていませんし、あなた自身も悪くないのです。
責任を感じなくて大丈夫。あなたはよく頑張っています。
環境を変えることに専念しましょう。逃げることを最優先してください。

自責思考な人ほど、甘えていると考えがちです!
優しい人
また、優しい人もパワハラを受けても甘えていると考えてしまいがちです。
例えば、「自分がいけないんだ」「自分が頑張れば良いんだ」などと、やはり自責思考になってしまいます。
他人を責めることに慣れていないので、どうしても我慢する方向に進んでしまうのです。
しかし、優しさだけでは上司から搾取されてしまって終わります。
不当な扱いを受けているのであれば、時には自分から行動しなければなりません。
上司に反抗する必要はありませんが、環境を変える行動は必要になるでしょう。
スキルを身につけるのも良いですし、転職でも良いです。
何かしら、状況を改善する手立てを見つけて改善を図りましょう。

優しい人も、何かと我慢してしまいがちです。世の中には優しくして良い人とそうではない人がいます。パワハラ上司に優しくしても、つけあがるだけです
真面目すぎる人
このほかにも、真面目すぎる人というのはパワハラを受けても自分が甘えていると考えてしまいます。
例えば、これまでになんでも最後まで継続してきたような根性のあるタイプです。
運動部など、厳しい練習に耐えてきた人ほど甘えてはいけないと考えてしまいます。
日本の教育は、基本的に続けることを美学として考える傾向にあります。
そのため、とにかくなんでも諦めてはいけないという思考に陥りがちなのです。
しかし、社会に出ればとりあえず続けていれば良いというものでもありません。
時には早めに見切りをつけて環境を変える機転の良さも求められます。
できるだけ若いうちに転職してしまう方が有利に働きますし、決断はなるべく早く行うようにしましょう。

真面目な人ほど自分を追い込みやすい傾向にあります
・明日仕事に行くのも辛い方へ
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嫌な思いをせずに会社を退職できるため、ストレスがありません。
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自分のやりたいことが見えない場合は、ポジウィルなどのキャリアコーチングサービスがおすすめです。
コーチングを受けることで、今後の人生の生き方や自分のやりたいことについて考えることができます。
無料カウンセリングも行われているため、まずは相談してみましょう。
パワハラを受けたら転職を考えましょう

パワハラを受けた場合、転職を考えるのがおすすめです。
その理由としては次のことが挙げられるでしょう。
- 上司が変わることはない
- 耐えれば耐えるほど、追い詰められる
- 転職エージェントは全て無料で利用できる
上司が変わることはない
まず、パワハラをしてくる上司を変えることは不可能です。
そういう上司は、正直言って頭が悪い人なので絶対に自分が悪いとは考えません。
労働組合などからパワハラに関して指導されたとしても、しばらくするとまた元に戻ります。
また、人事異動まで頑張れば解放されると思っている人もいるでしょう。
しかし、そういった会社はどの部署にも同じような人がいる可能性もあります。
そもそも、そのような上司が出世している時点で会社そのものが危ないことも。
異動まで何年も待ち続けて、ようやく違う部署になったのに同じことになるかもしれません。
こうした環境に身を任せて我慢し続けるより、自分で転職して環境を変えた方が早いです。
変わらない上司よりも、自分で変えられることについて努力する方が賢明だと思わないでしょうか。

上司を変えることはできません。しかし、環境を変えるのはあなたの選択次第です。
転職は逃げ?甘え?あなたの迷いを打ち消す「自己分析」の大切さ
耐えれば耐えるほど、追い詰められる
もし、耐えることで報われると考えているのであれば、それは大きな間違いです。
残念ながら耐えても生活は楽になりませんし、あなたの苦しみは増していく一方でしょう。
自分も、かつては上司のパワハラに耐え続けた時期があります。
無能だ、出来損ないだと言われながらも耐えました。
その結果、1年ほど経って精神を病み、良いことはひとつもなかったです。
頑張った先にあるのが、いつも報われる結果であるとは限りません。
また、社会に出れば逃げてはいけないと考えている人は多いですが、それは間違っています。
むしろ、逃げるべき時は逃げないとダメなのです。
きつい環境に身を置き続けても、搾取され続けるだけになります。
あなたの職場は、あなたが命を削って働き続けるだけの価値があるのでしょうか?
もう一度よく考えてみてください。

耐え続ければ報われる。そう考えていませんか?
転職エージェントは全て無料で利用できる

ここまでの内容を読んで、どうにかして環境を変えたい、今の現状を改善したいと思うのであれば転職エージェントに登録しましょう。
完全無料で利用できますし、登録しておくことで色んな求人情報が流れてきます。
自分の市場価値を知ることが可能になり、今の職場以外の可能性も得られるでしょう。
また、専門のコンサルタントがいますので適職の相談にも乗ってもらえます。
他の業種についても聞くことができるため、一度登録しておくことをおすすめします。
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→求人数が業界トップ。担当者の対応が丁寧かつスピード感のあるエージェント
パワハラが怖くて退職できない場合は、代行を利用するのがおすすめ

退職したいと考えていても、そもそもパワハラが怖くてできない可能性もあるでしょう。
ブラック企業などであれば退職届を提出しても拒否されてしまうこともあります。
そうした時は、退職代行を利用しましょう。
退職代行を利用すれば、あなたの代わりに業者が全ての手続きを行ってもらえます。
上述した転職エージェントと併用して活用すれば、退職から転職までスムーズに行うことができます。
気になる方は無料相談で詳細を聞いてみてください。
▶︎退職代行サービス「退職代行ニコイチ」に無料相談してみるパワハラは甘え?:まとめ
今回は、パワハラは甘えなのかについて解説しました。
- パワハラは甘えなのか?などと考えなくて良い。甘えなわけがない
- 自責思考な人ほど、自分を追い込みがち
- 上司は変えられないが、環境は変えられる
- 現代は転職エージェントや退職代行などのサービスがあるので活用すべし
パワハラをしている上司がいるような会社は、基本的にブラックであることが多いです。
早急に逃げた方が良いでしょう。


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