「仕事を辞めたい、もう疲れた」
「20代で仕事を辞めたいけど、具体的に何をすれば良いのだろう・・・」
このようにお考えではないでしょうか。
僕自身、20代で2回の退職、3つの仕事を転々とした経験があります。
仕事を辞める経験は、実際に辞めてみないと分からないことも多いです。
そこで、今回の記事では実際に仕事を辞めてみた経験を元に、辞める前にやっておくべきことや、辞めて良かったこと、気をつけるべきことなどについて解説します。
僕が20代で仕事を辞めた経緯
そもそも、この記事を読んでいる方は僕のことをご存じないと思いますし、簡単にこれまでの経緯をお話ししておきたいと思います。
きっと同じような境遇で悩まれている方もいると思いますので、サラッと読んでみてください。
大学卒業と同時に教員になる
僕自身は、大学の卒業と同時に高校教員になりました。
最初は「生徒のために頑張りたい!」という気持ちの元、どうにか頑張っていたものの、現場はそんなに甘くなかった。
- 毎日夜遅くまでの残業
- 劣悪すぎる人間関係
- 土日も休みがない
という感じで、生活がどんどんきつくなっていったのです。
休みが本当になく、3ヶ月無休ということもありました。
教員になったものの、3年で体調を壊してしまいました・・・
3年で病む
そんな生活をどうにか3年続けたものの、とうとう限界を迎えます。
3年目の冬、僕は精神を病んでしまいました。
ある朝ベッドから起き上がれなくなり、涙が止まらない状態に。
精神科に行き、診断書をもらいました。
そしてそのまま休職。
復職することはなく、退職となりました。
最終的にベッドから起き上がれなくなった・・・
退職して事務員になるも、失敗
続いて、教師を辞めてから地元の会社で事務員として再就職しました。
そこは教員ほどブラックではなかったものの、現場にいるお局様から激しいイジメのような扱いを受けました。
- 仕事を教えてもらえない
- 謎に嫌味ばかり言われる
- 陰口ばかり叩かれる
など、転職先でもうまくいかず・・・。
結局、3ヶ月ほどで退職してしまいます。
転職先でもうまくいかず、普通の生き方は自分には向いてないのでは?と考えるように!
1年半の無職生活と会計士試験の失敗
2回の失敗を経て、僕は「普通の会社で働くのに向いてないのでは?」と考えるようになりました。
そして徹底して自己分析を行います。
適職診断ツールを用いて自己分析(キャリア診断アプリなど)を行うと、
“専門的なスキルを身につけるタイプ”
という診断が出たんです。
いくつかツールを試してみましたが、いずれも似たようなタイプと診断されました。
- 人間関係が苦手
- 一つの作業に没頭するのが得意
- 数字やデータの分析が得意
など、専門職のような仕事が向いてるということに気がつきました。
そこで、お金が好きだし、収入も高い”会計士”になろうと一念発起します。
そこから1年と半年ほど猛勉強を開始。
しかしながら、試験は簡単ではなく、無惨にも落ちてしまいました・・・。
自己分析や適職診断を繰り返し、専門性のある仕事に就職したいと思うようになりました!
会計士試験の勉強を1年半頑張るも、全く歯が立たず3度目の挫折。
貯金が尽き果ててWEBライターになる
そして、いよいよ貯金が尽きそうになります。
しかし、会計士の夢も捨てられないし、どうしたものか・・・。
その時の自分は、
- 人間関係を気にしない仕事がしたい
- 会計士の勉強は継続したい
- スキルアップしたい
という気持ちでした。
そこで色々調べていると、ライティングというお仕事があることを知ります。
「とりあえずライターでお金を稼ぎながら、会計士の勉強を継続しよう」
という気持ちでスタート。
しかし、実際に仕事を開始してみると、思ったよりもスムーズにお仕事が取れ、そのまま独立して今に至ります。
貯金が尽きて仕方なく始めたライター業で、まさかの上手くいってそのまま独立しました
仕事(会社)辞めたい疲れた20代の具体的解決策
では、仕事を辞めたいと思うほどに疲れてしまったとき、どのように解決して行けば良いのでしょうか。以下では、具体的な解決策を述べていきたいと思います。
- まずはゆっくり休む
- 自己分析を徹底する
- AIのキャリア診断を受けてみる
- 転職エージェントへの登録しておく
まずはゆっくり休む
仕事を辞めたいとき、まずはゆっくりと休むことが大切です。
疲れ果てている状態では冷静な判断を下すことができません。
仕事が無い日は趣味に没頭してみたり、映画を見るなど、仕事から離れてみてはいかがでしょうか。
まずはゆっくり休みましょう
自己分析を徹底する
次に、自己分析を徹底しましょう。
そもそも、自分が何に対して悩んでいるのか明確になっているでしょうか。
- 仕事の何が嫌なのか?
- 辞めてからどうしたいのか?
- 仕事を辞めないと解決できない問題なのか?
など、今の自分自身を見つめ直すことが大切です。
紙に書き出すだけでもかなり気持ちが落ち着くので、一度分析してみましょう。
自己分析をしっかりと行いましょう!
AIのキャリア診断を受けてみる
上述したように、自己分析を行うのが非常に重要ですが、自分一人で分析するのが難しい方も多いでしょう。
そのような方には、AIのキャリア診断を受けてみるのがおすすめです。
今では便利なアプリも登場しており、「VIEW」などのシミュレーションアプリでは3分ほどでキャリア診断を行うことができます。
20代、30代に特化したアプリとなっており、ハイキャリアを目指す方におすすめです。
診断しても応募する必要などはありませんのでまずはお気軽に診断してみてはいかがでしょうか。
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今現在、仕事に不満がある20代の方は転職エージェントに登録しておきましょう。
必ず転職するわけではないとしても、転職エージェントに登録して求人をチェックすることで以下のようなメリットがあります。
今の収入に不満を感じている方は、まず無料登録を行なって相談してみると良いでしょう。
20代に特化した転職エージェントに登録するのがおすすめです。
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転職エージェントは無料で手軽に登録できますので、まず登録しておくことをおすすめします!
キャリアコーチングを受けてみる
- そもそも、転職したいかどうか分からない
- 今後のキャリアがイメージできない
- 自己理解を深めたい
など、これからの人生についてどう生きるべきかお悩みの方は、コーチングを受けてみましょう。
コーチングサービスは近年大人気となっており、受講すればあなたのキャリアについて一緒に考えてもらえます。
無料でカウンセリングも行われているので、一度申し込んでみてはいかがでしょうか。
▶︎ポジウィルキャリアに無料相談してみるどうしても辛いなら退職代行を利用しよう
- 明日会社に行くのも辛い
- 死にたいと思うほど病んでいる
- うつ病や適応障害になっている
中には、深刻な状態になっているという方もいらっしゃるかもしれません。
もし、上記のような特徴に当てはまっているのであれば、退職代行を利用して仕事を辞めるという選択肢もあります。
退職代行を利用すれば、あなたの代わりに退職の手続きを行ってもらえます。
あなたは何もする必要がなく、会社の上司や同僚と顔を合わせることなく退職することが可能です。
20代であれば何度でもやり直しができます。
退職代行を利用して、会社から逃れる方法も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
▶︎弁護士法人みやびの退職代行サービス仕事(会社)を辞めたい20代前半が抱える悩みとは?
楽しかった学生生活を終えて、初めて社会に飛び出る20代前半の人は、どのような悩みを抱えているのでしょうか?
あなたと同じような悩みを抱えている人はたくさんいますから、心配することはありません。
仕事が覚えられない
どんな仕事に就いても、覚えることはたくさんあります。
もちろん、覚えることが仕事ではありません。
ただ、覚えなければ仕事ができないということは多々ある話です。
マニュアルだったり、手順書だったり、会社独自のルールがあります。
新人にとって最初のハードルは、この覚えるべきことを覚えた上で、実際に仕事をする、ということかもしれません。
ひとつひとつ身につけていくのは、時間も根気も必要で、心が折れそうになることもあるでしょう。
思っていた仕事と違った
どんな仕事に就いても、思っていた仕事と違うと感じることは必ずあります。
良い意味でも悪い意味でもギャップはあるからです。
ただ、悪い意味でのギャップには、どうしても目を瞑れないでしょう。
思っていたような仕事ができない、あるいは逆に、思ってもいなかった仕事をしている…
そのような現実に直面すると、とにかく仕事が嫌になる、辞めたくなるのが人間です。
社会に出ても、会社に勤めても日が浅い20代前半は、特に仕事の理想と現実とのギャップに悩むことが多いでしょう。
職場の人間関係が辛い
人間が存在する以上、性別、年代問わず、どんな時代でも悩みの種となるのが人間関係です。
そして、転職や退職の理由の上位にランクインすることが多い悩みのひとつでもあります。
人間関係に悩まない人の方が少ないのではないでしょうか。
大小こそありますが、職場の人間関係に頭を悩ませる人は多いのです。
仕事ですから、どんなに相手のことが嫌でも、会話は必要ですし、苦手だから距離をとるということすら難しいでしょう。
それが職場の人間関係の難しいところです。
仕事にやりがいを感じない
仕事にやりがいを感じられないことを悩んでいる方も多いでしょう。
楽な仕事というのはなかなかありませんから、仕事がしんどい、つらいというときに、そこで食いしばるパワーとなるのが、やりがいだと思います。
しかし、そのやりがいを感じられないとしたらどうでしょう。
仕事に苦痛しか感じられないとなると、つらいのはもちろんのこと、自分はこのままで良いのだろうかという漠然とした不安や悩みを抱くのではないでしょうか。
仕事(会社)を辞めたい20代後半が抱える悩みとは?
社会に出て数年。
働くことの酸いも甘いも経験してきた20代後半は、どのような悩みを抱えているのでしょうか?
20代前半とは違った悩みも出てきているでしょう。
あなたと同じように悩みを抱えている人がたくさんいます。
人間関係が辛い
人間関係のつらさは、年齢を重ねたからと言って、解決されるわけではありません。
それどころか、20代前半とは違ったつらさがあるのではないでしょうか。
20代後半では、管理職になる人もいます。
そうなると、合う合わないの人間関係だけでなく、上司と部下の板挟みになるというような、管理職ならではの悩みも新たに生まれるでしょう。
自分の立場が変わることで、これまで良好だった関係が、ギクシャクした関係に変化することもあるかもしれません。
昇進できない
昇進できないことが悩みになっていることもあるでしょう。
入社時は肩を並べていたはずの同期が、知らぬ間に昇進していたり、気づいたら後輩が自分より先に昇進していたり、周囲の人は昇進したのに、自分は昇進できていないとなると、ショックを受けますよね。
昇進には、タイミングやポジション、もっと言えば運もありますから、決してあなたががんばっていないわけではありません。
そうは言っても、その事実が心の奥底に引っかかって、人知れず悩んでいる人も多いかもしれません。
収入が上がらない
昇進にも関係しますが、収入が上がらないことも悩みのひとつではないでしょうか。
新入社員時代から収入が増えていないとなると、上がるはずのモチベーションも上がりません。
当時と比べれば、はるかに業務量も責任も増えているでしょうから、収入が上がるのは当然のことです。
労働には相応の対価が支払われるべきだからです。
しかし、新入社員時代と大して変わらない収入であれば、割に合わないと悩む人もいるでしょう。
スキルが身につかない
同じ職場に長く在籍していても、スキルが身につかないことを悩む人もいると思います。
一般的に、長く携われば携わるほど、経験も知識も増えますが、それがその職場でしか通用しないスキルであれば、本当にこのままこの職場で働いていて良いのだろうかと不安になることもあるでしょう。
もし、今の職場を出ることになっても自分は働けるのだろうか、あるいは、もっとレベルの高いスキルを身につけたい、というような考えを抱き始める人もいるかもしれません。
他にやりたいことができた
これは、ある種ポジティブな悩みですが、自分が本当にやりたいことを見つけて、今の仕事を辞めることを考えている人もいるかもしれません。
社会に出て数年も働けば、学生とは違った視点から、働くということを冷静に考えるようになるでしょう。
やりたかった仕事ができない、意外と仕事がおもしろい等、働いたからこそわかることがあるからです。
本当に自分がやりたいことを見つけたら、このままここで働いていても良いものか、という葛藤が生まれてくるでしょう。
とりあえず3年続けた方が良いは本当?
「とりあえず3年は続けなさい」とはよく聞く話ですが、一方で「3年3割離職」という言葉もあります。
終身雇用が絶対ではない、会社が必ずしも自分を守ってくれるわけではない今の社会で、3年は働き続けるべきなのでしょうか?
3年続けても変わらない
極端な話、3年続けたところで、大してなにも変わりません。
3年経てば、あなたの悩みがきれいさっぱり解決されて、自分のキャリアに希望が持てるようになるかと言われると、残念ながらそういうわけではないでしょう。
もちろん、多少の悩みは解決されるでしょうし、自分の成長も感じられます。
先輩に頼りにされ、後輩を育てることもあるでしょう。
ですが、あなたが抱えている、このままで良いのだろうか、という悩みが根本的に解決される可能性は、限りなく低いと思います。
20代ならできるだけ早めに転職した方がいい
あなたが20代であるならば、できるだけ早めに転職することをおすすめします。
転職は、いつからでも、いくつになってもできますが、若い方が有利というのは事実です。
企業としても、今後、長く活躍してくれるであろう若い人を採用したいという思いがあります。
若くて経験がないから、転職に不利なのではないかと考える人もいるかもしれません。
ですが、20代という若さであれば、いくらでもキャッチアップできますから、若さが不利になることはほとんどないでしょう。
20代なら第二新卒として転職に有利
そしてなにより、20代であれば、第二新卒として転職活動ができます。
第二新卒であれば、これまでの経験に関係なく、ポテンシャルで採用される可能性が高いです。
それはつまり、未経験の職種、業界でも、採用される可能性があるということです。
これは、若さゆえの特権ですから、使わない手はありません。
この機会を存分に活用しましょう。
あなたには、これまでの経験に関係なく、挑戦してみたい仕事はありませんか?
仕事(会社)辞めたい疲れた20代が転職で失敗しないためには?
この記事をここまで読んできたあなたは、仕事に疲れた、辞めたいという思いが強くなっているのではないでしょうか。
転職を視野に入れているのであれば、これから記載する失敗しないためのアドバイスに、是非目を通してみてください。
自分がやりたいことを明確にする
改めて言うまでもありませんが、まずは、自分がやりたいことを明確にしましょう。
自分はどのような仕事をしたいのか、どのような人と働きたいのか、なんでも良いので、書き出してみましょう。
思いつかないという人は、逆に、やりたくないことを書き出してみてはいかがでしょうか。
反対からアプローチすることによって、やりたいことが見えてくるかもしれませんし、思いもよらなかった自分の本心に気づくこともあるかもしれません。
転職先について徹底的にリサーチする
次に、転職先について、徹底的にリサーチしましょう。
この時点では、転職先の企業を決めきれていないでしょうから、転職を希望する業界や職種について、情報を集めてみましょう。
特に、未経験の領域に挑戦するのであれば、事前のリサーチは大切です。
未来の自分が落ち込まないためにも、ポジティブな面だけでなく、ネガティブな面も確認しておきましょう。
思っていた仕事と違うという気持ちは多かれ少なかれ抱いてしまいますが、ネガティブなギャップは最低限にしておきたいですよね。
転職までの計画を立てる
転職先のことを徹底的にリサーチできたら、実際に転職するまでの計画を立てましょう。
長期戦になることも考えられますから、万が一、しばらく仕事がない状況に陥っても、ある程度生活できるだけのお金は確保しておく必要があります。
また、家族がいる人は、事前に転職することを報告、あるいは相談しておいた方がよいでしょう。
現在勤めている会社との退職交渉もありますから、上司への報告タイミング等、円満退社できるよう準備しておくことも大切です。
自分の適性について知る
やりたいことはあるけれど、自分の適職なのか、不安に感じる人もいるでしょう。
せっかく覚悟を決めて転職したのですから、適職ではなかったと後悔するのは避けたいところです。
そのような場合は適職診断の活用をおすすめします。
また、やりたいことがわからないという方にもおすすめです。
自分の適性を知ることで、自分の決断に自信が持てるのではないでしょうか。
もちろん、適職診断の結果が全てではありませんから、参考として、一度活用してみてはいかがでしょうか。
▶︎3分でキャリア診断ができる!若手ハイクラス向け転職アプリ『VIEW』信頼できる人に相談する
自分ひとりで全てを決断する勇気がないというのであれば、信頼できる人に相談してみてはいかがでしょうか。
自分の考えを人に話すことで、新たな気づきを得られることもあります。
同じような悩みを抱えている人であれば、具体的なアドバイスをもらえることもあるでしょう。
身近な人に相談しづらいという方には、コーチングという選択肢もあります。
適職診断のツールを活用するのもいいけれど、実際に人に相談したいという方にもおすすめです。
▶︎キャリートに無料相談してみる20代の転職活動は退職してから行うべき?
そもそも転職活動は、どのタイミングで行うべきなのでしょうか。
結論を言ってしまえば、あなたの置かれた状況や気持ち次第というところではありますが、退職後の転職活動と働きながらの転職活動のメリットとデメリットをそれぞれ見てみましょう。
退職してから転職活動を行うメリットとは?
退職後の転職活動のメリットは、以下の3点が挙げられます。
- 時間に余裕がある
- 会社の都合を気にせず転職活動ができる
- 休む時間を確保できる
時間に余裕があることが、なによりのメリットではないでしょうか。
働きながら転職活動をするというのは、体力的にも精神的にもなかなかハードです。
また、一定期間、仕事から離れることで、疲れを癒すことができるのはもちろんのこと、自分のことを冷静に見直したり、今後、どのように働きたいのかを考えたり、落ち着いて自分と向き合うことができるでしょう。
慌ただしい日常から少しの期間でも離れることで、気持ちもすっきりするはずです。
退職してから転職活動を行うデメリットとは?
退職後の転職活動のデメリットは、以下の3点が挙げられます。
- 金銭的な不安がある
- ダラダラと転職活動を続けてしまう
- ブランクの長さを質問される可能性がある
やはり、いちばんのデメリットは金銭的な不安でしょう。
ある程度の生活費を確保した上で転職活動を始めたとはいえ、収入はゼロなのに、支出は変わらないという状況が生まれます。
それがストレスとなり、金銭的な不安から転職に焦った結果、転職先に妥協する可能性もあります。
納得できないまま転職活動を終えるのは、その後の仕事のモチベーションにも関わるでしょう。
働きながら転職活動を行うメリットとは?
働きながらの転職活動のメリットは、以下の3点が挙げられます。
- 収入が減らない
- 転職しない選択もできる
- 離職期間がない
収入が減ることがなく、経済的な不安がないのは大きなメリットと言えるでしょう。
早く仕事を見つけなければいけないと焦る必要もありませんから、自分の納得がいくまで転職活動を続けることができます。
また、納得できる転職先が見つからなかった場合、現職に留まるという選択をすることもできます。
収入が途絶えることはありませんから、自分の納得がいく結論を出せるまで、柔軟に転職活動を行えることもメリットのひとつでしょう。
働きながら転職活動を行うデメリットとは?
働きながらの転職活動のデメリットは、以下の3点が挙げられます。
- 現職との両立が大変
- スケジュールの調整が難しい
- 退社日や入社日が希望通りにならないことがある
現職と両立しながら転職活動を行うことは、精神的にも肉体的にも負荷がかかりますから、そこが大きなデメリットでしょう。
また、必要書類を書くための時間の確保が難しかったり、面接の日程の調整が難しかったりと、スケジュール管理の面でも負荷がかかるでしょう。
どうしても現職が優先されますから、思い通りに転職活動が進まない、希望の時期に退社できないといった葛藤があるかもしれません。
20代で仕事を辞めた理由とは?
僕自身は20代で仕事を退職しましたが、実際には色々な理由があって退職しました。
ここからは、20代で仕事を辞めた理由について解説していきます。
人間関係がキツすぎた
まず、人間関係があまりにもキツかったことが要因の一つです。
僕は教師をしていたので、当時は職員室か教室で時間を過ごすことがほとんどでした。
しかし、困難校だからなのか、現場の空気感は最悪。
いつも他の先生が誰かの悪口や陰口を言っていました。
「きっと、僕のいないところで自分の悪口も言われているんだろう・・・」
という気持ちでずっと過ごしていた。
そんな職場で働き続けたいとは普通思いませんよね・・・。
労働時間が長すぎた
シンプルに労働時間が長すぎるというのも、どうしても退職したかった理由です。
教師はニュースでもよく取り上げられますが、あまりにも過酷な労働環境になっています。
平日は朝7時ごろから働き始め、夜は21〜22時くらいまで残業します。
- 残業するのが当たり前という雰囲気
- 土日も部活で休めない
- 職場に行って、帰るだけの毎日
さっきも解説した通り、現場の人間関係は本当にきつくて、
「この状態を、死ぬまで続けないといけないのか・・・?」
と感じるようになりました。
絶対に嫌だと思ったので、退職を決意したんです。
将来的に独立したかった
社会人になってから、いろんな本を読むようになりました。
普段の仕事の中で悩むことも増え、そうした悩みを解決するためにビジネス本も読むようになったんです。
そうしていろんな本を読むうち、
「自由になりたい」
という考えが芽生えるようになりました。
そして、自由になるには独立するしかない、と考えたんです。
教師ではいつまで経っても独立できないし、仕事に対するモチベーションは日々下がっていきました。
独立を狙えるような仕事に就職したいと考えたのも、退職を志したきっかけの一つ。
収入をアップさせたかった
僕自身は公務員であるにもかかわらず、お金に対する興味関心は人一倍持っていました。(絶対に教師に向いてなかった笑)
そのため、
- スキルアップできる仕事に就職したい
- 専門性を高めたい
- 市場価値をアップさせたい
という自分の気持ちを考えると、やはり公務員だときついと思ったんです。
辞めるなら20代しかないと思った
退職するなら20代だという考えもありました。
30代を迎えると結婚するかもしれないし、体力的にもきついかもしれないと思っていました。
実際、退職して思うんですが、やはり20代だったら何度でもやり直しが効くと実感しています。
無職になってもどうにかなっているんですから、やる気さえあれば正直どうにでもなりますね。
20代で仕事を辞めるかどうかの判断基準とは?
では、20代で仕事を辞めるかどうかの判断基準にはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは、仕事を辞めるべきかお悩みの方に向け、退職の判断基準についてご紹介していきます。
あと数十年働き続けられそうか
まず、今の会社で働き続けてあと数十年働き続けられそうか考えてみましょう。
20代であれば、65歳まで働くとしてあと40年ほどは働き続ける必要があります。
それほどの長い期間、ストレスを感じながら働くのはかなり苦痛でしょう。
もし、数十年も今の会社で働くことができないと感じるのであれば、なるべく働きやすいと感じる仕事について考えてみてはいかがでしょうか。
求人情報などを眺めてみれば、案外自分に合っている仕事は簡単に見つかりますよ。
ストレス過多になっていないか
ストレスが掛かり過ぎていないでしょうか。
例えば、以下のような症状が出ているのであれば要注意と言えます。
- 仕事のことで悩み過ぎて、夜眠ることができない
- 土日も働き続ける必要がある
- 仕事のストレスで体調不良になったことがある
このような特徴に当てはまっている場合、今の仕事でストレスを溜め込んでいる可能性があります。
多少のストレスは仕方のないことだと思いますが、あまりにストレスが掛かりすぎると心の病になってしまいます。
早めに退職も視野に入れておくことをおすすめします。
会社がブラックな体質ではないか
所属している会社はブラックな体質ではありませんか。
例えば、以下のような特徴がある場合にはブラック企業である可能性が高いです。
- 残業するのが当たり前という雰囲気がある
- サービス残業が横行している
- 有給を使うことができない
- 職場内の空気感が非常に悪い
このような会社で働き続けていると、心身ともに疲弊してしまいます。
心を病んでしまう前に、ホワイトな環境で働ける職場を見つけた方が良いでしょう。
仕事に向いてるかどうか
そもそも、今働いている仕事自体に向いてるのかどうかということを真剣に考えてみる必要があります。
とりあえず就職してみたものの、今の仕事に対してなんとなく違和感を感じている20代の方も多いのではないでしょうか。
そのような方は、もしかすると合わない仕事に就職してしまっている可能性もあります。
向いてない仕事を何年続けたとしても、基本的にはストレスが溜まるばかりで成果には繋がりません。
もし、今の仕事に向いてないかもしれないという方は、以下で解説する仕事に向いてない20代の特徴についてチェックしてみてください。
▶︎3分でキャリア診断ができる!若手ハイクラス向け転職アプリ『VIEW』仕事に向いてない20代の特徴は?
では、ここからは今の仕事に向いてない20代の特徴について解説していきます。
以下の特徴に当てはまっている場合、現在の職種には不向きである可能性があるでしょう。
努力しているのに結果が出ない
まず、一生懸命努力しているにもかかわらず、どれだけ頑張っても成果が出ないという方は今の仕事に向いてない可能性があります。
例えば、
- スケジュール管理なども徹底しているのに、ミスが連発する
- 営業を頑張っているのに、契約が取れない
- 勉強しているものの、いつまで経ってもスキルが身につかない
人間、誰しも向き不向きがあります。
あなたの周囲にも、対して頑張っていなさそうなのに、なぜかうまく立ち回っている同僚や上司がいるのではないでしょうか。
そういう人は、自分の特性と職種がマッチングしているため、努力値が少なくてもうまく仕事をこなすことができるのです。
反対に、向いてない仕事だとどれだけ頑張っても周囲より劣ってしまいます。
もし、上記の特徴に当てはまっているのであれば、適職診断などを活用しながら自分に向いてる仕事について考えてみてはいかがでしょうか。
▶︎3分でキャリア診断ができる!若手ハイクラス向け転職アプリ『VIEW』周囲が当たり前にできることが出来ない
周りの人と比較して、自分だけがなぜか上手くいかないという方はいませんか。
- 同僚が当たり前に出来ていることが、自分には出来ない
- 同期はみんな出世しているのに、自分は昇進しない
- なぜ上手くいかないのか自分でもよくわからない
なんとなく他の人と自分が違う存在に感じるという方は、その職場に適していない可能性があります。
他の人と比べて自分が劣っていると感じるのであれば、適職について真剣に考えてみることをおすすめします。
落ちこぼれ扱いされている
周囲の社員から落ちこぼれ扱いを受けているケースもあるでしょう。
- お荷物社員というイメージを持たれている
- ミスが続くので冷たい目でみられている
- なんとなく職場に居づらい雰囲気がある
もし、自分でも他の人から”落ちこぼれ”や”使えない”と思われている空気感を感じているのであれば、ほぼ確実に今の仕事には向いていません。
残念ですが、早めに他の仕事を検討した方が良いでしょう。
仕事は今の仕事だけではありませんし、落ちこぼれた状態で続けることほど辛いものはないでしょう。
他の仕事でもあなたが輝ける環境は必ず存在しています。
仕事に興味が持てない
- 何でこんなことをやらないといけないのだろう
- みんな何が楽しくてこんな仕事をしているのだろう
- もっとやりがいを感じられる仕事がしたい
このように感じたことはありませんか。
仕事に興味を持つことができないと、やりがいも感じられず日々の業務も苦しいものになります。
興味が持てるような仕事について一度考えてみてはいかがでしょうか。
仕事辞めたい疲れた20代はメンタルの安定が最も大切
無理をして辛い仕事を続けることは、精神的に大きな負荷がかかります。
「仕事を辞めることは逃げではないか」
「辞めても他にできることがない」
そんなふうに考えてしまって、メンタルが不安定なまま日常生活を送ることは得策とは言えません。
以下では、仕事を辞めたいと思うほど疲れてしまった20代にとってメンタルの安定が最も大切である理由を解説していきます。
- 精神が壊れると回復できない
- メンタルさえ無事なら何度でもやり直せる
- 今の職場でダメなら他の職場でも通用しないは嘘
精神が壊れると回復できない
精神的なストレスを抱え続けると、適応障害やうつ病といった病気になってしまうことに繋がります。
一度病気になってしまうと、その後の回復に時間を要してしまうことになりかねません。うつ病になってしまった結果、回復するまでに半年ほどかかってしまったという方もいます。
これから先のことやお金のことを心配する気持ちはわかりますが、何より優先すべきはあなた自身です。
まずはストレスの原因を取り除き、メンタルを安定させましょう。
精神状態をしっかりと回復させることを第一に考えることが重要です。
この「メンタルの安定」を軽視してしまうと、焦ってしまいこれまでと同じような環境を選んでしまう可能性があります。
転職活動は、メンタルを十分に安定させてから行うことをおすすめします。
転職するには精神状態の安定が一番大切です!
メンタルさえ無事なら何度でもやり直せる
上記で述べたとおり、精神が壊れてしまうと回復するまでに時間がかかります。
逆に言えば、精神状態が安定していれば、何度でも立て直せるということです。
精神的な辛さは、我慢すればするほど体に蓄積されてしまいます。一度ストレスの原因から離れ、十分な休暇をとってみましょう。
精神的に楽になっていくことを実感できるはずです。そうすると、やる気がみなぎってきたり、物事を楽しむ余裕が出てきたりします。
そうなれば、焦ることなく転職活動をしたり、今後の見通しを立てたりすることができるようになるでしょう。
精神状態さえ問題なければ、いつでもやり直すことが可能です!
今の職場でダメなら他も通用しないは嘘
「ここでダメならどこにいってもダメだろう」
そんなことを言われたことはありませんか?よく聞くこのセリフですが、これは全くの嘘です。
退職の意を伝えられた時に引き止めるための常套句のようなものですが、このようなことを言ってくる人は、ずっと同じ会社にいた人ではないでしょうか。
実際、会社が違えば当然環境も全く違います。環境や仕事の内容がガラッと変わることで、いきいきと仕事ができるようになるということだって十分ありえます。
今の職場でダメなら他も通用しない、というようなことを言われても、全く気にすることはないのです。
環境を変えることで生き生きと生活できる可能性も十分あります!
20代でどれくらいの人が転職する?
そもそも、どれくらいの人が20代で転職するのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
結論からお話しすると、20代の転職率は全体の約3割と言われています。
参考までに、20代前半と後半で分けると以下のような数字になります。
男性 | 約15% |
女性 | 約12% |
男性 | 約14% |
女性 | 約15% |
なお、転職する理由や状況は人によってさまざまではあるものの、新卒で入社してから3年以内で退職するパターンが多いようです。
20代転職者は有利?
結論からお話しすると、20代の転職者は有利です。
というのも、20代の転職は一般的な企業では第二新卒として扱われます。
そしてこの第二新卒枠は、
- 教育コストが掛からない
- 労働意欲が高い
- 長期的に働いてもらえる
などの理由で優遇されやすい傾向にあるのです。
今はどの業界でも人材不足に陥っており、若手であれば歓迎してもらえる可能性が高いでしょう。
そういった意味でも、20代から転職を狙うのは戦略的にも賢明であると言えそうです。
転職理由は慎重に決めよう
20代の転職は有利であることを上記でお伝えしました。
しかし、だからと言っても曖昧な転職理由では面接に受からない可能性もあります。
「20代なら余裕で受かるだろう」
といった甘い考えで応募しても、面接官に見抜かれてしまうでしょう。
- なぜその企業を志望したのか
- どんなことを貢献できるのか
- これまでのスキルや経験には何があるのか
など、面接でどのようなことを聞かれてもスムーズに答えられるようにしておくことが大切です。
まとめ
いかがでしたか?仕事に疲れて、辞めたいと思った時に退職することは悪いことではないということがお分りいただけたと思います。
・仕事を辞めたいほど疲れた時は、無理して続ける必要はない
・20代であれば転職しやすく、立て直しは容易である
・転職エージェントに登録したり、スキルを習得したりして行動を起こすことが大切
先のことやお金のことを重く捉えすぎないことで、心身ともに健康な状態を保ち、楽しく過ごしていけることでしょう。20代の皆さんには、一度立ち止まってゆっくり考えてみることをおすすめします。
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