「仕事を辞めたい、もう疲れた」
「50代まで頑張ってきたけど、これからどうすべきか分からない」
このようにお悩みの方も多いのではないでしょうか。
50代は精神的・肉体的に疲労が溜まりやすく、ストレスを感じてしまいやすい年代です。
また、退職後の人生をどう生きていくべきか分からないという方も多いでしょう。
今回の記事では、仕事を辞めたい、疲れたと感じている50代の方に向け、具体的な対策をご紹介していきます。
仕事辞めたい疲れた50代の対策7選
では、最初に仕事を辞めたい、疲れた感じている50代の方に向け、いくつかの対策をご紹介していきます。
お仕事でお悩みの方は、以下の対策を行ってみてください。
まずはゆっくり休む
仕事に疲れてしまった50代の方にまず必要なのは、ゆっくりと休むことです。
最近、仕事ばかりの生活を送っていませんか?
過重労働になっていると、精神的にも塞ぎがちになり、何事もうまくいきません。
- 残業が続いている
- 休みをしっかり取れていない
- 家族との時間が取れない
など、あまりに忙しい生活を送っているなら、一度休暇をとってみてはいかがでしょうか。
1日だけでもゆっくりする時間を作ることができれば、心身ともに回復するはずです。
趣味を見つけてみる
また、趣味を作ってみるのも仕事の疲れを癒す方法として有効です。
休みの日も仕事のことばかり考えてしまうという方は、趣味を見つけて没頭してみましょう。
- スポーツをしてみる
- 友人と出かけてみる
- 旅行に行く
など、どのようなことでも構いません。
仕事から離れることができれば、気持ちの整理もできるはずです。
60代以降の人生計画を立てる
60代以降の人生計画については考えているでしょうか。
50代にもなればあと十数年ほどで定年退職を迎えます。
その後の人生設計について考えることで、目の前の仕事を頑張れるという人も多いです。
定年退職後は悠々自適な生活を送れると考えればどうにか辛い仕事も乗り切れるということもあるでしょう。
もし現場の仕事が辛いのであれば、将来のことを考えて今を耐え切るという方法もあります。
コーチングを受けてみる
- そもそも今後どうしたいのか分からない
- 今後のキャリアがイメージできない
- とにかく誰かに相談したい
など、今後の展望がはっきりしていなかったり、とにかく誰かに相談したいと言う方も多いのではないでしょうか。
そのような方に今人気となっているサービスがキャリアコーチングです。
コーチングを受ければ、今後のキャリアを提案してもらえたり、独自のカリキュラムに沿ってあなたの適性を分析することができます。
誰かに相談しながら今後の人生について深く考えたいという方はコーチングを受けてみてはいかがでしょうか。
50代に特化したキャリアコーチングも登場しており、今後のキャリアを検討している方に大人気です。
また、初回カウンセリングは無料となっているためまずはお気軽に申し込んでみると良いでしょう。
▶︎全世代におすすめ!ポジウィルキャリアに無料相談してみる ▶︎40〜50代におすすめのキャリアコーチング【ライフシフトラボ】に無料相談してみる転職先を探してみる
今現在、少しでも会社に不満があるという方は転職先を探してみましょう。
転職先を探すことで様々な効果があります。例えば、
- 他の就職先を知ることでストレスが緩和される
- 今の自分の市場価値を見極めることができる
- 狭まった視野を広げることができる
などが挙げられるでしょう。
必ずしも転職しない場合でも、転職先を探しておくのは非常に効果がある方法なのです。
特に、DODAなどの転職エージェントを利用すれば、登録後に年収査定を行うことができます。
今の収入に不満があるのであれば、まずは気軽に登録してあなたの適正年収を診断してみましょう。
早期退職を検討する
もし仕事が辛いのであれば早期退職を検討してみるのも1つの選択肢です。
50代までよく頑張ってきた自分を褒めてあげましょう。10年ほど前倒しで退職すれば、それだけ有効に時間を使うことができます。
自分自身の人生なので退職についてはよく検討すべきですが、早く退職してしまいたいと思うのであれば正規の手続きをとって早期退職をするのも選択肢の1つです。
ただし、退職金等の問題については会社によって取り決めが違うので退職前に確認しておくことが大切です。
50代で仕事を退職した人の体験談
ここからは、実際に50代で退職した人の体験談についてご紹介していきます。
早期退職制度を利用して退職(50代女性 メーカー勤務)
大学卒業後、新卒入社し27年ほど商社メーカーの貿易部で働いていました。
しかし、業績悪化に伴う人員整理につき、早期退職制度が発令されたため、その制度を利用して退職。
当時の状況として、仕事も派遣切りなどで派遣さんに任せていた業務もこなさなければならない状況になり、毎日忙しく精神的にも体力的にも疲労困憊な状態でした。
このまま残ったときの激務を想像すると体も精神も壊すな、と思っていたので、退職したことに後悔はありません。
ただ、転職未経験だったので、安易に考えていた部分は逆に大胆だったかもしれません。
結果的に転職を選んで良かったと思います。退職金も通常の1.5倍程度多く受け取れたので満足です。
全く新しい世界に飛び込むことができ、長い人生の中で転換期であり思い切った判断をした事に自信を持てました。
そして今、コロナにも強い業界で働けており、コロナ以前から在宅での業務が可能なのでとても働きやすい環境です。
管理職が苦痛で転職(50代女性 福祉職員)
自分は福祉施設職員として働いており、長年管理職になることが目標でした。
仕事にもやりがいを感じていましたし、これまでは特に不満を感じたこともありませんでした。
ただ、実際に50代となって管理職になってみると、作業量も増えて他の職員とのコミュニケーションがうまく取れなくなったんです。
特に、中間管理職として社員や非正規雇用の職員にはさまれコミュニケーションにストレスが溜まる日々でした。
PCによる作業も多く、部下がまとめた資料をさらに上の管理者に提出しても何度も訂正され、とにかく辛いと感じるように。
また、管理職となったことで会議も増えて、それも苦痛だったので退職しました。
退職後はハローワークの紹介で、職業訓練学校にいきました。
「50代から職業訓練校に行くのはどうなのだろう?」
という思いもありましたが、担当の先生も優しく、事務作業のスキルやIT系のスキルについて教わりました。
結果として、これまでの経験を生かして別の福祉施設に転職し、現在も働いています。
管理職でなければ基本的な仕事は嫌いではないので、今は満足しています。
これまでの経験を生かして、副業しながら働く(50代女性 医療系)
私は、これまで医療系の仕事や福祉職など、さまざまな現場で働いてきました。
准看護師資格と福祉系の資格を保有しており、医療や福祉はどこも人手不足であったために転職にはさほど苦労しませんでした。
これまで勤めていた職場は3社目でしたが、50代を迎えて
「本当にこのままで良いのだろうか?もっと他にやりたいことがあるのでは?」
と考えるように。
漠然とした気持ちでしかありませんでしたが、60代を迎える前に何か新しいことにトライしたいという気持ちがあったんです。
ただ、正社員として働き続けていると時間的にどうしてもやりたいことを行う時間がありません。
そのため、一度退職し、パートとして働きながら合間時間でこれまでの管理職経験を生かし、WEBで福祉事業のコンサルのようなお仕事に携わっています。
WEBからの応募など、人生で初めてでしたが、今ではズームなどを利用して自宅からでも十分お仕事ができる時代となっていることに感動しました。
パートとして安定した収入を得つつ、今は1社様にWEBで週に1度会議を行いながら副収入を得られています。
今後はそちらの事業を上手く拡大できればと考えています。
50代で早期退職する時にチェックすべきポイント
50代からの退職を検討されている場合、会社の早期退職制度を利用しようとお考えの方も多いでしょう。
ここでは、50代で早期退職する際にチェックしておくべきポイントについてご紹介していきます。
貯金額について確認しておく
まず、必ず行っておくべきことは貯金額の確認についてです。
当然、退職してしまえば固定収入がなくなってしまいます。
生活保障に関する調査(公益財団法人 生命保険文化センター 2019年)によると、仮に夫婦で老後の生活を送ると仮定した場合の、平均生活費は月額22万円程度。
この金額に加え、経済的にゆとりがある生活をするならこの金額に14万円の上乗せが必要であるとされています。
これらのことを踏まえると、シンプルに36万円程度のお金が月額必要になると考えておくのが良いでしょう。
こうしたことを考え、本当に早期退職しても良いのかどうかについてはしっかり考えておくことが大切です。
場合によってはこのまましばらく働き続け、60代で起業できるようにコツコツ副業しておくという選択肢の方が懸命であるということもあるでしょう。
家族と相談しておく
退職してしまう前に、家族とよく話し合っておきましょう。
今後新たな挑戦をするにしても、事前に話し合いをして家族の理解を得ていなければ後からトラブルになりかねません。
しっかり相談しないまま退職すると、
- なぜ相談してくれなかったのか
- 自分のことは信頼してくれていないのか
- 今後のお金はどうしていくつもりなのか
など、ケンカになったりトラブルに発展してしまう恐れもあります。
場合によっては熟年離婚などの問題に発展してしまうリスクもあるでしょう。
こうしたことを踏まえ、本当に退職しても良いのかどうかについては家族と花寺あってから決めるのが懸命です。
なるべく第三者に相談しておく
退職する前に、なるべく第三者への相談がおすすめです。
50代からの転職はリスクも大きく、慎重に検討しなければならない問題です。
場合によっては先ほども解説したように、正社員として働き続けるだけではなく、副業したり、60代以降で開業することに向け、準備を整える期間にした方が良い場合もあるでしょう。
しかし、そうしたことを自分だけで判断するのはかなり難しい問題です。
なるべく50代からのキャリアに詳しい専門家の意見を踏まえた上で判断する方が好ましいと言えます。
上記でもご紹介したキャリアコーチングサービスなどを利用すれば、独立や副業についての相談にも乗ってもらえます。
こうしたサービスを上手く活用し、なるべく第三者からの意見をもらっておくことがおすすめです。
仕事辞めたい疲れた50代が転職を成功させるには?
ここからは、50代の方が転職を成功させるための方法について解説していきます。
これから転職する場合は以下のようなことを実践してみましょう。
信頼できる人に相談する
これから転職するにあたって、信頼できる人に相談しておくと良いでしょう。
仕事に悩んでいる時と言うのは気持ちも下がりがちで、冷静な判断力が下がっているケースも多いです。
そのような時は信頼できる第三者に相談し、自分の気持ちを整理しておくことが大切です。
友人や家族、上司など、どのような人でもいいので相談しておくようにしましょう。
もし身近にこうした人がいないのであれば、先ほどご紹介したコーチングなどのサービスを利用するのがおすすめです。
▶︎40〜50代におすすめのキャリアコーチング【ライフシフトラボ】に無料相談してみる家族とよく話し合う
50代になると、世帯を持っている方や結婚されている方も多いのではないでしょうか。
退職してしまう前に家族とよく話し合っておくようにしましょう。
退職のことを事前に相談せずにいきなり辞めてしまうと後々のトラブルになってしまう可能性もあります。
ケースによっては無職となり、配偶者のお金で生活していくと言うケースも少なくありません。
そうなると、なぜ相談してくれなかったのかなど後から責められてしまうこともあるでしょう。
事前に家族とよく話し合い、慎重に考えた上で行動に移すことが大切です。
仕事辞めたい疲れた50代の理由は?
そもそも、50代で仕事を辞めたい、疲れたと考えてしまう理由とはどのようなものなのでしょうか。
ここではその具体的な理由について見ていきましょう。
人間関係が辛い
まず、最も多い理由としては人間関係が辛いと言うことが挙げられるでしょう。
どのような職場であっても人間関係から逃れることができません。
上司や同僚部下など様々な人間関係にお悩みの方は多いはず。
人間関係上のストレスはしょうがないことだと思いますが、どうしても辛いと思う場合には早めに退職を検討した方が良いでしょう。
特にうつ病や適応障害など精神的な病を発症してしまう前に先手を打っておくことが大切です。
やりがいを感じない
50代まで頑張って働いてきたものの、仕事にやりがいを感じないという方もいらっしゃいます。
これまでルーティーンのように毎日同じ作業をこなしてきたものの、50代を迎え本当にこのままで良いのかと考えている方も多いようです。
もし仕事にやりがいを感じていないのであれば、早めに退職し、60代を迎える前に別のやりたい仕事をやってみると言うのも選択肢でしょう。
新たな人生を歩みたい
60代を迎える前に、新たな人生を歩みたいという方もいらっしゃいます。
中には、これまでも仕事で経験したスキルを生かし独立する方も多いです。
50代はまだまだ体力もあり、精神的にも余裕がある年代だと思いますので、体力的に衰えてしまう前に新たな人生を歩んでいくのも良いでしょう。
一度きりの人生ですので自分のやりたいことをやってみてはいかがでしょうか。
▶︎40〜50代におすすめのキャリアコーチング【ライフシフトラボ】に無料相談してみる精神を病んでいる
普段の仕事が忙しすぎたり、ストレスをため込んでしまったために、精神的な病を発症していると言うケースもあります。
もし、うつ病や適応障害になっている場合早めに退職を検討した方が良いです。
退職したいのに会社が取り合ってくれない場合は退職代行などのサービスを利用しましょう。
肉体的な損傷は回復できますが、精神的な病はなかなか回復させることができません。
病んでしまう前に自分の身は自分で守ることが大切です。
▶︎弁護士法人みやびの退職代行サービス仕事辞めたい疲れた50代の注意点とは?
50代の方が仕事を辞めたいと思ってもいくつか注意すべきことがあります。
具体的には以下のことに気をつけるようにしましょう。
勢いで退職しない
まずどれだけ辞めたいと思っていたとしても、勢いで退職してしまわないように気をつけましょう。
感情的になるのは簡単ですが、やめてしまってから後悔しても遅いです。
また、突然音信不通になるような止め方もNGです。
引継ぎも十分に行わないままやめてしまうと、最悪の場合訴訟問題に発展しかねません。しっかりと手順を踏み正式な採用をとってから退職をするようにしましょう。
貯金額を計算しておく
次に、貯金額についてもしっかり計算しておきましょう。
退職してから重要になるのはやはりお金です。
正直でお金さえあればどうにか生活することができます。
しかし、十分な貯金がないといちど無職になってから収入面での不安を抱えることになるでしょう。
仮に再就職する場合でも、お金がないと焦って転職活動してしまうことになります。
そしてまたブラックな企業に就職してしまうと言う悪循環に陥るでしょう。
こうしたことにならないためにも事前にお金の管理をしっかりと行っておくことが大切です。
今後のキャリア計画を立てる
退職する前に、今後のキャリア計画についてしっかり考えておきましょう。
やりたいことが明確になっていないのにやめてしまえば、ただ膨大な時間だけが生まれその後の人生に迷います。
今後どうするかについてしっかりと考えた上で退職するのがベストです。
もし自分1人でキャリア計画を立てることができないのであれば、上記でもご紹介したキャリアコーチングを利用してみましょう。
信頼できる人に相談することで今後の方針を定めることもスムーズにできます。
まとめ
今回の記事では、仕事を辞めたい疲れた50代の方に向けて具体的な対策を解説してきました。
50代は色々と悩みの多い時期だと思います。
しかし勢いで退職してしまえば後から後悔することになりかねません。
今後のキャリアについてしっかりと考えた上で行動するようにしましょう。
場合によってはコーチングなどのサービスを利用し、より良い選択をするようにしてください。
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