「50代で次の転職先を決めずに退職するのってどうなの?」
「今の仕事・職場に不満がある」
このような悩みを持っている方必見!
50代で退職を決める主な理由や、次を決めずに退職するメリット・デメリットを解説します。
転職先を見つけるポイントまで解説するので、後悔しないためにぜひ参考にしてください。
50代で次を決めずに退職するのはアリ?主な退職理由
「50代で次を決めずに退職する人っているの?」と気になっている方もいるでしょう。
まず、50代で退職を決める主な理由を解説します。
- 企業の待遇に不満がある
- 親の介護など家庭の都合
- 自身の健康問題
退職理由は、主に上記3つが挙げられます。それぞれ見ていきましょう。
企業の待遇に不満がある
まず、企業の待遇に不満があるという理由が考えられます。
50代は、ある程度キャリアを積んできて、管理職や経営層として活躍している人も多いでしょう。
賃金や条件面が見合っていなかったり、労働環境が良くなかったりすると、やりがいも感じづらくなってしまいます。
また、人間関係が良くない、パワハラがあるなどの理由も含め、会社に対し不満を抱くケースは珍しくありません。
長く勤めてきた職場であっても、環境の変化などにより、働きにくくなる場合もあります。
親の介護など家庭の都合
続いて、親の介護など家庭の都合で退職せざるを得ないというケースもあります。
50代ともなると、親の年齢はかなり高齢になってきて、体の不調や不都合が出てくる場合も多いです。
程度にもよりますが、介護は多くの時間と体力を要し、仕事を続けながら行うのは根気が必要です。
仕事と介護の両立が難しく、やむなく退職を決意するという人も少なくありません。
自身の健康問題
自分自身の健康問題により、仕事を続けることが難しくなってしまったという人もいます。
日本の健康寿命は年々伸びており、50代であっても、現役でバリバリ働いている人は多くいます。
しかし、突然体調が悪くなったり、体に不都合が出たりする可能性もゼロではありません。
また、もともとあった持病が悪化するということも考えられます。
仕事に支障をきたすような状況であれば、無理に仕事を続けるのは避けた方が良いでしょう。
仕事にやりがいを感じない
50代となり、仕事そのものにやりがいを感じていないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
40代までは体力もあり、心身ともにエネルギッシュだったかもしれません。
しかし、50代になると徐々に肉体的・精神的な疲労が重なってきて、
「何のために働いているのだろう・・・?」
と感じる場面も増えてくるでしょう。
仕事にやりがいを感じられないと、毎日の業務の生産性も落ちてしまいますよね。
また、あまりに辛いと感じているケースではうつ病や適応障害を発症してしまう恐れもあります。
どうしてもしんどいなら、休職や転職を視野に入れるのが良いでしょう。
もっと責任がない仕事をしたい
50代を迎え、
「なるべく責任のない仕事に転職したい」
とお考えの50代の方も多いのではないでしょうか。
特に、女性であればこう考える傾向が高く、
“そこまで収入は高くなくて良いから、ストレスの少ない仕事が良い・・・”
と考える方も多いです。
もし、なるべく責任の少ない仕事に興味があるのであれば、50代向けのお仕事として以下の記事にまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
ただし、責任が少ない反面、お給料が少ないなどのデメリットもありますので、その点については事前に理解しておきましょう。
管理職を外してほしい
また、管理職を外してほしいと考える50代の方も多いです。
長く同じ職場に勤めていると、50代であれば何かしらの役職につかなければならない可能性が高いでしょう。
仕事に対するモチベーションが高い方が管理職になるのは良いですが、必ずしもそういった人ばかりではありませんよね。
望まない役職を押し付けられているのであれば、役職を外してもらえるように申し出てみるのも選択肢の一つです。
それでも解決しないのであれば、退職も視野に入れると良いでしょう。
50代で次を決めずに退職する3つのリスク
50代で次を決めずに退職する場合、いくつかのリスクが存在しています。
ここでは、具体的なリスクについて解説していきます。
次の仕事が見つからない可能性がある
まず、次の仕事が見つからない可能性があります。
40代までと違い50代からの転職は求人数も少ないです。
好条件のお仕事でなければ転職するにもさほど時間は掛からないかもしれませんが、もし収入面や福利厚生などの面で良い条件の職場を見つけたいのであれば、ある程度のリサーチが必要となるでしょう。
そのため、求人を見つける上でもある程度の時間を掛けていく事が大切です。
なるべく在職中に転職エージェントに登録しておき、働きながら転職活動を行うようにしましょう。
やりたいことが見えない事がある
「とりあえず退職すれば何かが変わる」
などと考えていないでしょうか。
次の仕事が決まっていない状態で退職しても、必ずやりたいことが見つかるわけではありません。
むしろ、余裕がない状態で貯金だけがなくなっていき、
「もうどこでも良いから就職したい」
と、妥協で転職先を選んでしまう可能性すらあります。
そのため、なるべく金銭面でも余裕のあるうちにやりたいことについて考えておきましょう。
在職中に自分の気持ちを整理し、ある程度の方向性を決めておくことが大切です。
もし、一人でやりたい事が見つけられないのであれば、キャリアコーチングを受講するのも選択肢の一つと言えます。
▶︎全世代におすすめ!ポジウィルキャリアに無料相談してみる家族から批判される可能性がある
退職する上で、家族とよく相談しておくようにしましょう。
事前の相談なくいきなり退職してしまえば、後からトラブルに発展する可能性もあります。
「なぜ相談してくれなかったのか」
など、批判されてしまうリスクもあるでしょう。
場合によっては、退職をきっかけに熟年離婚などに発展してしまう可能性もあるのです。
そのようなことにならないためにも、必ず退職前に家族に相談し、話し合った上で退職や転職に踏み切ることが大切と言えます。
50代で次を決めずに退職して転職を成功させるポイント
ここまで、50代で退職を決意する主な理由を見てきました。
50代で新しい仕事を探すのは容易ではないとはいえ、やむを得ず退職する人も少なからずいます。
ここでは、難しいと言われる50代での転職を成功させるためのポイントを4つ紹介します。
- 自己分析を徹底する
- キャリアコーチングサービスを利用する
- 転職エージェントを利用して転職先を探す
- スキルを磨く
順に詳しく解説していきます。
自己分析を徹底する
まず、自己分析を徹底することが重要です。
「自己分析って就活生や20代がするものでは?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、キャリアを積み重ねてきた50代だからこそ、今一度自分自身について考える時間を取ることが必要なのです。
これまでのキャリアの棚卸をし、以下のような項目について整理してみましょう。
- これまでの仕事で身に付いたスキル
- アピールできるような経験
- 自分自身の強み
- 強みを活かせる仕事や向いてる仕事
50代は、その積み重ねた経験が強みとなります。自分の中で明確にしておくのがポイントです。
キャリアコーチングサービスを利用する
「どう目標を立てれば良いか分からない」という人は、キャリアコーチングサービスを利用するのもおすすめです。
キャリアコーチングとは、キャリアに関する悩みや希望を相談でき、その実現に向けてアドバイス・サポートしてくれるサービスのこと。
自分の持つ価値が把握でき、目標を実現するための実践的なサポートまで行ってくれます。
おすすめは、50代むけのキャリアコーチングサービスである「ライフシフトラボ」です。
初回の個別相談会は無料で参加できるので、まずは気軽に話を聞いてみましょう。
▶︎40〜50代におすすめのキャリアコーチング【ライフシフトラボ】に無料相談してみる転職エージェントを利用して転職先を探す
50代で次を決めず退職してしまった場合、転職エージェントを活用するのも良いでしょう。
転職エージェントは、キャリアカウンセリングや求人紹介、選考対策といった手厚いサポートを行ってくれます。
キャリアアドバイザーが担当としてつき、内定まで伴走してくれるのが魅力。
サポートは全て無料で受けられるので、
「自分に合う仕事が分からない」
「転職活動の進め方に不安がある」
といった方は、ぜひ相談してみましょう。
おすすめは、豊富な求人を保有し、幅広い選択肢から仕事を探せる「doda」です。
スキルを磨く
50代での転職を成功させるなら、新たなスキルを磨くというのも手です。
即戦力として活躍できるスキルがあれば、会社に依存せず働くことが可能になりますし、在宅ワークなど柔軟な働き方もできるかもしれません。
おすすめは、年齢にとらわれず、未経験からでも取り組みやすい「ライティング」などのスキルを勉強すること。近年需要も高まっている仕事です。
実践的なスキルを学びたいならば、ライティング講座を受講してみてはいかがでしょうか。
カリキュラムが組まれるため、挫折せずスキルアップしていけますし、プロからのフィードバックがもらえます。
50代で次を決めずに退職するメリット
50代での次を決めずに退職してしまうのは、リスクが大きいのでは、と考える人も多いかもしれません。
悩んでいる方に向けて、次を決めず退職するメリット3つを紹介します。
- じっくり転職活動の時間が取れる
- スキルを磨く時間が取れる
- 自分のやりたいことを模索できる
人によっては、退職して時間の余裕を持たせた方が良い場合もあります。
それぞれ解説していきます。
じっくり転職活動の時間が取れる
まず、次を決めずに退職した場合、じっくり転職活動の時間を取ることができます。
仕事を続けながらの転職活動は、充分に求人を検討する時間がなかったり、スケジュール調整も難しくなったりする可能性があります。
勇気を持って転職したのに、「思ったのと違った…」と後悔する結果になるのは避けたいですよね。
退職後、時間を使って自己分析をして転職先を探し、納得のいく転職を目指すというのも一つの手です。
スキルを磨く時間が取れる
次を決めずに退職したら、スキルを磨く時間が取れるのもメリットと言えます。
未経験の仕事にチャレンジする、目標に向けてスキルを身につけたいなどの場合、仕事と並行して勉強するのはなかなか大変なもの。
一時的に無職となっても、時間を使ってスキルを磨くことで、良い転職先に巡り合えたり、目標を実現させられたりという結果を得られるかもしれません。
自分のやりたいことを模索できる
退職して時間ができると、自分のやりたいことを模索する余裕も生まれるでしょう。
人生100年時代と言われ、定年も延長していくことが予想される現代日本。
50代は、まだ先のキャリアを見据える必要がある年齢と言えます。
「自分が本当にやりたいことは何か」
「実現のために何が必要か」など、今後の人生設計や戦略を考えることは重要です。
退職して自分のやりたいことに向き合う時間を作ることが、今後の人生を充実させるカギを握っているかもしれません。
50代で次を決めずに退職するデメリット
50代で次を決めずに退職するメリットを見てきましたが、次を決めず退職するのはリスクも伴います。
退職してから後悔しないように、主なデメリット3点もおさえておきましょう。
- 収入がない期間が生まれる
- 無職の期間が長引くと悪影響
- 精神的に不安定になる可能性が高い
順に見ていきます。
収入がない期間が生まれる
まず、次の職場が決まるまで、収入がない期間が生まれてしまいます。
貯金をしていても、新たな収入がないので、どんどん減っていってしまいます。
また、自己都合での退職だと、失業手当が貰えるまで3ヶ月と1週間かかってしまいます。
収入がない期間というのは、精神的にも辛いもの。乗り越えるだけの覚悟が必要になってきます。
無職の期間が長引くと悪影響
無職の期間が長くなると、転職活動にネガティブな影響を与える可能性もあります。
選考の際に、無職の期間があることで評価が下がったり、なぜ働いていなかったのかとつっこまれたりするケースが考えられます。
退職した理由を整理するとともに、どれだけの期間で転職活動を進めていくか、行動計画を立てておくと良いでしょう。
精神的に不安定になる可能性が高い
次を決めずに退職して無職の期間ができると、精神的に不安定になりがちな点も、おさえておかなければなりません。
収入がないことで不安になったり、転職活動が上手くいかず焦ったりして、ストレスがたまってしまうのです。
精神的に不安定になることで、焦って転職先を決める、時間を有効活用できないなどの結果を招くことは避けたいもの。
覚悟を持って、計画を立てておく必要があります。
50代で次を決めずに退職する際におさえておきたいこと
前述したように、50代で次を決めずに退職することは、リスクも伴います。
退職する際に、いくつかおさえておくべきポイントがあるので、確認しておきましょう。
- 利用できる制度を確認する
- 退職後のお金と行動の計画を立てる
- 資格やスキルを取得するために勉強を始める
退職後、金銭的に困窮したり、無計画に過ごしてしまったりすることのないよう、事前準備を行いましょう。
それでは1つずつ解説します。
利用できる制度を確認する
まず、失業手当など補償の対象となるか確認しましょう。
受け取りには、ハローワークでの求職者登録、求職活動の実績が必要になります。
また、以下の2点に注意しましょう。
- 離職する前の過去2年間、雇用保険の被保険期間が12ヶ月あることが条件
- 自主都合による退職の場合、1週間の待機期間の後、3ヶ月後から給付される
退職すると、収入が一時的に途絶えてしまうため、もらえる手当は確認して受け取るようにしましょう。
自分が受け取れるか不明な方や、手続きが分からない方は、近くのハローワークで相談してみてください。
退職後のお金と行動の計画を立てる
退職後のお金と行動の計画を見通しておくことも大切です。
月の生活費、現在ある貯金を確認・計算してみましょう。
3か月目以降は、失業手当を受け取れますので、少なくとも直近3か月分の生活費のゆとりは持っておきたいところです。
さらに、どれくらいの期間でどう転職活動を進めるか、行動計画も立てておくのが賢い選択。
- スケジュールの確認
- 転職活動に時間を割く日を決める
- 手続きなどは早めに計画立てて進める
上記のようなことを行っておきましょう。
退職後、ダラダラと時間を過ごしてしまい、思った通りに進まない…ということにならないよう、注意しましょう。
資格やスキルを取得するために勉強を始める
50代の転職では、即戦力となるスキル・資格を持っておくと有利になります。
逆に、アピールすべきものがないと、転職活動は厳しさを極めるでしょう。
資格・スキルの勉強は早めに取り組むのがおすすめ。
退職後に時間ができたら、転職活動を始める前から、勉強をスタートさせておきたいです。
取得までかかる期間も、行動計画に入れておくと良いですね。
次を決めずに退職したら|おすすめの転職サービス2選
最後に、次を決めず退職した際、スムーズに転職活動を進めるためのおすすめのサービス2つを紹介します。
- 多くの求人情報を比較できる「doda」
- キャリアコーチングサービス「ライフシフトラボ」
50代の転職は、求人数にも限りがあり容易ではないため、プロのサポートを受けて進めるのがおすすめです。
それぞれ見ていきましょう。
多くの求人情報を比較できる「doda」
まずは、豊富な求人を比較できるのが魅力の「doda」です。
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▶︎40〜50代におすすめのキャリアコーチング【ライフシフトラボ】に無料相談してみる50代で次を決めずに退職することは慎重に検討しよう
50代という年齢で、次を決めず退職することは、メリットもありますが、リスクも伴います。
なぜ辞めたいのか、自分の目標は何か、などに照らし合わせ、慎重に検討しましょう。
退職する際には、本記事で紹介している転職成功のポイントやおすすめのサービスを参考にして、後悔のない仕事探しを行ってくださいね。
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