仕事辞めてもなんとかなると言うセリフをよく聞きます。
しかし果たして本当にそうでしょうか。
やめたらいいじゃんと言うのは簡単ですが、その言葉はあまりにも無責任に聞こえます。
この記事では仕事辞めてもなんとかなると言う言葉について少し深掘りしていきます。
仕事辞めてもなんとかなるって本当なの?
止めても何とかなるよと言う言葉は本当なのでしょうか。
個人的にはそのセリフは半分正解で半分間違っていると考えます。その理由としては以下の通りです。
なんとかはなるけど、勢いで辞めてはダメ
確かに仕事を辞めても何とかなります。
実際僕は転職した経験があり、1年半無職だったことがあります。
ある程度組織があったのはありますが、実際どうにかなっていますし、退職しても今の日本の状態であれば簡単に死ぬ事はないでしょう。
失業保険や貯蓄をうまく運用すれば生き残る事はさほど難しいことではありません。
ただし、だからといってすぐさまやめてしまえば良いと言うことではないと考えます。
なんとかはなるけど、いきなり辞めるのは絶対だめ!
まあなんとかなるでしょ!と安易に考えてはいけない
やめても何とかなるからすぐ辞めちゃいなよと言うのは簡単です。
しかし、本当にそんなに簡単なお話なのでしょうか。僕はそう思いません。
そもそも実際に僕自身が退職し、1年半の無職だった期間がありますが、その1年半の間は資格の勉強していました。
また、事前に止めてからどれぐらい生活ができるか貯蓄額を計算し、無職になる時間も決めていたのです。
このようにいきなりやめたわけではなく、事前の綿密な計画をもとに無職になったのが僕でした。
もし、貯蓄も計画もなしに仕事を辞めてただ無職になるだけでは、本当にのたれ死んでしまう可能性があるのではないでしょうか。
貯蓄額の計算や、計画性が大切です
辞めてからどうするかまでしっかり考えよう
要するに、やめてからどうするかについてはしっかり考えておくことが大切ということです。
まぁなんとかなるでしょうと楽観的に考えることも良いかもしれませんが、それでも事前の計画は必須になります。
経験者である僕が言うのだからある程度の信頼性はあるのではと思います。
ただし、なんとかなる精神については全てが悪いことばかりではないためそのことについて以下で解説していきます。
仕事辞めてもなんとかなるように行うべきこと
もし、今から退職を検討しているのであれば、それに向けて適切な準備をしておくことが大切です。
主に、以下のような対策を行っておくようにしましょう。
退職後、再就職までに期間を置かない
仕事を辞めてから再就職するまでの理想の期間は、3ヶ月以内だと言われています。
3ヶ月以内であれば、面接で「退職後何をしていたのか」と問われた時に、転職活動をしていたと説明できます。
しかし、それ以上経ってしまうと「なかなか採用されない人」というレッテルを貼られてしまうことも。
最低でも半年以内には転職するように計画を立てましょう。
再就職に時間がかかりすぎると、金銭面での余裕もなくなってしまいます。
再就職までの期間を置きすぎて、就職活動に支障をきたさないようにしましょう。
好条件を求めすぎない
転職活動をするなら、前の仕事より良い条件で働きたいと考えますよね。
仕事にまつわる条件には、以下のように数多くあります。
- 給料
- 仕事内容
- 職場環境
- 人間関係
- 残業の多さ
- 充実した福利厚生
- 働きやすさ
- やりがい
転職して、これらの条件全てを好転させることは、あまり現実的ではありません。
私の場合は「残業を減らして自分の時間を作る」ということを目的に転職をしました。
そのため、福利厚生や給料については妥協しなければならない部分がありましたが、その他の条件が好転しているので、とても満足しています。
転職で大切にしたい条件をよく考え、多少の妥協は覚悟しましょう。
転職先を探しておく
少しでも仕事に不満を感じているのであれば、早めに転職先を探しておきましょう。
今すぐ転職しなくても、事前に求人をチェックしておくメリットは多いです。
特に、DODAなどの転職エージェントを利用すれば、登録後に年収査定を行うことができます。
まずはこうしたサービスに登録し、自分の適正年収について査定してみましょう。
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キャリア診断してみる
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もし、
「なんとなく合わないなぁ・・・」
と感じるのであれば、一度キャリア診断をしてみてはいかがでしょうか。
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転職は人生において大きな決断となります。
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上記では、仕事を辞めても何とかなると言う気持ちのリスクについて解説しましたが、そういった楽観的な考え方が全て悪いと言うわけではありません。
以下では、何とかなるという気持ちの大切さについて解説していきます。
- 仕事が人生の全てじゃない
- 辞めたからと言って終わりじゃない
- 他人は自分のことなんて気にしていない
仕事が人生の全てじゃない
まず、仕事が人生の全てではないと言うことです。
もし今の仕事じゃなければ自分は生きている意味がない、他の仕事が自分に務まるわけではないなどと考えているようであれば、そんな事はありません。
仕事は無数にありますし、他の仕事もあなたに向いている可能性があります。
事実、僕は転職して自分に適している仕事を見つけることができました。
もし、「今の仕事以外にありえない」などの固い考えを持っているのであれば、仕事を辞めても何とかなるという考え方を持って良いと言えるでしょう。
辞めたからといって終わりじゃない
仕事をやめたからといって、人生終わりではありません。
真面目な人ほど、次のように考えてしまいがちです。
- 今の仕事で通用しなかったら、他で通用するはずがない
- 一つの仕事を最後までやり通せないやつはクズだ
- 転職なんて情けない。負け組がすることだ
- 辞めたら同僚や上司、友達や家族に情けないやつだと思われる
これまで何かを途中で投げ出したことがない人ほど、こうした考えに陥りがちです。
しかし、全くそんなことはありません。
実際に転職した僕だからこそ分かりますが、こういう考え方は自分を追い込みます。
転職するのは終わりではなく、人生の新たなスタートですので、自信を持って辞めて大丈夫です。
他人は自分のことなんて気にしてない
先ほどは「仕事を辞めてもなんとかなる」という考え方は危険だとお話ししましたが、それはあくまでも”行動する時は慎重に考えたほうが良い”ということです。
逆に言えば、しっかりした考えと計画さえあれば辞めても良いということになります。
ただ、これまで何かを途中で辞めた経験がないと、次のように思ってしまいがちです。
- 他の人からどう思われるか不安
- 世間体が気になる
- 他の友達はまともに働いているのに、自分だけ辞めるなんてありえない
- 転職=負け組
もし、こうした考え方をしているのであれば「他の人はそんなに自分に興味がないということを理解しましょう」
実際、僕も転職する前は「周りからどう思われるだろう・・・」とかなり不安でした。
でも、実際に辞めてみると「あ、転職したの?そうなんだ〜」くらいのものです。
他の人なんて、あなたに興味ないんです。元職場の人も、今では僕のことを忘れているでしょう。
それくらい、しょうもない話なんです。なので、辞める時に他の人の評価なんて気にせず、
入念な計画があるのであれば「まあ何とかなるでしょ」くらいの気持ちでOKだと思います。
他人は自分のことなんて気にしていません!しっかりした計画があるのであれば、「何とかなるでしょ!」くらいの考え方で大丈夫です
仕事を辞めるデメリットは?
しっかりした計画さえあれば、退職しても良いということを解説しました。
しかし、それでも転職は不安だという人も多いはず。そこで、辞めたら具体的にどんなデメリットがあるのか見ていきましょう。
先にデメリットを押さえておけば、辞める時の不安も和らげることができます。
- 大手企業への転職は難しくなる
- 転職すると退職金は少なくなる
- 周囲から冷たい目で見られることもある
大手企業への転職は難しくなる
まず、大手の企業への転職が難しくなるというのはデメリットかもしれません。
というのも、大手の企業は基本的に新卒やある程度のキャリアを積んでいる人を採用するからです。
現状、特筆するようなスキルやキャリアがない場合、大企業と呼ばれるような会社に入るのは難しくなるでしょう。
しかし、中小企業でもホワイトな会社は多いですし、今ではベンチャー企業でやりがいを求める働き方も可能です。
大手にこだわりがないのであれば、この点はデメリットにはならないかもしれません。
いわゆる大企業には入れなくなるかもしれません
転職すると退職金は少なくなる
また、40代からの転職は中途採用となるため、転職時の退職金が少なくなってしまう点もデメリットと言えます。
当然、最初から最後まで一つの会社で勤め上げた方が退職金も大きいからです。
ただ、現代においては不景気により退職金などに期待できず、それよりも自分のキャリアやスキルアップを重点においた方が賢明かもしれません。
そもそも、定年退職まで勤め上げる前に体調を崩してしまえば元も子もありませんので、まずは自分の精神状態や体を最優先すべきでしょう。
中途採用になるため、退職金が減ってしまうのがデメリットの一つ
周囲から冷たい目で見られることもある
このほかにも、周囲から冷たい目で見られてしまうこともあります。
退職に際してあまり良く思わない人がいるのは仕方のないことかもしれません。
実際、僕も退職した時には辞めるまで気まずい思いをしました。
とはいえ、辞めてしまえばもう関係ありませんし、一生関わることもありません。
また、どうしても気まずい思いをするのが嫌であれば、今では自分の代わりに退職の手続きを行ってもらえる退職代行という手もあります。
周囲の目はあまり気にせず、どうすべきかを考えた方が良いでしょう。
仕事を辞めるメリットは?
上記では、仕事を辞めるデメリットについて解説しましたが、退職は悪いことばかりではありません。
ここでは仕事を辞めるメリットについて詳しく解説していきましょう。
ストレスから解放される
まず、ストレスから解放されるのは仕事を止める大きなメリットと言えるでしょう。
なんといっても、今現在辛い事から解き放たれて、精神的に自由を得ることができます。
金銭的に苦しいことになるのは仕方のないことかもしれませんが、精神を病んでしまいそうなほどに疲れ果てているのであれば、退職するのも選択肢と言えるでしょう。
もし、死にたいほどに追い込まれているのであれば退職も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
時間的に余裕が生まれる
次に、時間的に上が生まれるのはかなりのメリットです。
僕自身も一度無職になったことがありますが、圧倒的に時間ができます。
仕事をしていた時は朝から晩までずっと働きづめでした。
しかし、退職するとその時間もなくなるため、1日を自由に過ごすことができます。
本当に自分がやりたかったことや、今後のキャリアについてなどゆっくりと考えることができるのは大きな魅力と言えるでしょう。
無職になるのと引き換えに、時間的な余裕が欲しいという人は退職するのも選択肢といえます。
転職活動に専念できる
これから転職を検討している人は、無職になることで転職活動に専念できます。
働きながら転職活動するとお金の心配はありませんが、時間的にかなり苦しいことになるでしょう。
中には、働きながらの転職活動で全く集中できなくなるという人もいます。
それに対し、いちど仕事を辞めてしまえば時間的な余裕が生まれるため、焦らず就活を進めることができます。
面接対策や、企業のリサーチなど様々なことに時間を取れるのはメリットと言えるでしょう。
ただしやはり金銭的な余裕はなくなるため、貯蓄に余裕がない人などは働きながら転職活動を行うことをお勧めします。
仕事を辞めてもなんとかなるけど、注意すべきこともある
僕自身は、一度仕事を辞めても何とかなっています。
そのため、仕事を辞めても何とかなると言うのは間違いありません。
しかし、いくつか注意すべきポイントもあります。
ここでは具体的な注意点についてわかりやすく解説していきましょう。
勢いに任せて辞めない
まず、勢いに任せて止めてしまわないように気をつけましょう。
今現在仕事にお悩みの方は、すぐにでも退職届を提出してしまいたいと思っているはず。
しかし、感情的になるのはNGです。
例えば、上司にキレてしまったり突然音信不通になるなど、感情にまかせて行動してしまうとろくなことになりません。
特に、突然音信不通になってしまうと訴訟問題などのトラブルに発展してしまう可能性もあります。
このような感情任せの行動は絶対にやめましょう。
まずは以下でも解説するように、計画を練った上で行動に移すことが大切です。
事前の計画は練っておく
退職してしまう前に、今後のキャリアについての計画を練っておきましょう。
など、はっきりとした計画でなくとも、大まかに今後の方針について考えていく事は非常に重要です。
なぜなら、こうしたことを決めておかなければ、いざ転職することになってもどう行動していけば良いか分からないからです。
大まかでも構いませんので、事前の計画についてはしっかりやっておくようにしましょう。
家族と相談する
この記事を読まれている方の年代にもよりますが、すでに世帯を持っているという人も少なくないのではないでしょうか。
男女どちらにかかわらず、退職前に配偶者と相談したことが重要です。
というのも、退職について家族と相談していなければ後からトラブルになることが多いからです。
何の相談もなしにやめてしまうと、後から批判されることもあります。
「なぜ何の相談もしてくれなかったのか」
と、後々責められることも少なくありません。
仕事が原因で離婚してしまうという人もいるほどです。
このようなことにならないためにも、事前にしっかりと相談した上で決めるようにしましょう。
第三者の意見を取り入れる
現場の仕事にお悩みなのであれば、信頼できる第三者の意見を取り入れましょう。
友人や家族、上司などどのような人でも良いです。
とにかく、自分の意見を聞いてもらい冷静な意見を述べてもらうことが大切です。
人間、自分1人では客観的な考え方をすることが難しいものです。
第三者に相談することで気持ちを整理することができます。
もし身近にそうした人がいないと言う人は、上記でも解説したキャリアコーチングなどを利用してみるのがおすすめです。
コーチングを利用すれば、第三者から冷静な意見をもらえます。
無料でカウンセリングも行われているのでまずは利用してみてはいかがでしょうか。
▶︎ポジウィルキャリアに無料相談してみる仕事を辞めてもなんとかなる?年代別の戦略を徹底考察!
仕事を辞めたいと考えているものの、どの年代で辞めたいと思っているかによっても戦略が変わってくると思います。
ここでは、20代〜40代の方に向け、仕事を辞めたい時の戦略について考察していきます。
20代からの戦略
まず、20代から転職を検討する場合の戦略です。
20代は年齢的にもまだまだ若く、転職もしやすい傾向にあります。
なるべく早めに転職した方がいい
20代から転職する場合、第二新卒枠として転職市場では有利になるケースが多いです。
第二新卒とは、働き始めてから3年以内に退職し、そこから転職を希望している人を表します。
この第二新卒者として転職活動を行うことで、他の年代の方よりも転職を有利に進められる可能性が高いでしょう。
そのため、仮に転職を検討しているのであれば、なるべく早く転職活動を始めた方が良いです。
無職期間が長期化していたりすると、面談で不利になることもあります。
今後の方針が定まっているのであれば、早めに行動を起こすのが良いでしょう。
スキルアップしてみる
20代は年齢的にも若く、スキルアップもしやすい世代です。
いきなり転職するのが不安であれば、一度退職し、資格の勉強やIT系のスキルを習得してみるのも選択肢でしょう。
実際、この記事を執筆している私も一度退職し、その後にWEB系のスキルを身につけて現在は独立しています。
このように、時間的な優位性を生かして転職してみるのも20代独自の戦略と言えそうです。
気になる転職先を洗い出そう
もし、今後の方向性が定まっていないのであれば、とりあえず求人情報の洗い出しから初めてみてはいかがでしょうか。
求人情報を眺めるだけでも、今の職場と比較しながら今後の方針についてのヒントを得ることができます。
まずは転職サイトなどに登録し、気になる情報を洗い出してみましょう。
今では在宅ワークでできる仕事も増えていますので、自宅で仕事がしたいという人はそうした求人を多数取り扱っているサイトを利用してみるのがおすすめです。
30代からの戦略
続いて、30代から転職を検討している方の戦略です。
30代であれば、20代とは異なる転職事情になります。
即戦力を求められるケースが多い
まず、転職先からは即戦力を求められるケースが多くなるでしょう。
20代であれば未経験の業種であっても採用されやすいですが、30代を迎えると未経験業種への転職は不利となります。
管理職経験や、特別なスキルを持っている人が求められることもあり、完全未経験への転職はやめた方が賢明と言えます。
経験したことのある職種を探そう
上記でも解説した通り、30代からの転職は未経験業種はかなり不利です。
同じ応募者で、20代の方がいた場合にはほぼ確実にそちらを優先されてしまうでしょう。
そのため、30代から転職活動を開始する場合には、なるべく経験したことのある仕事を選ぶのがおすすめです。
事前に自分の経験やスキルを棚卸ししておき、何ができるのかについて考えておきましょう。
面談でこれまでの経験をうまくアプローチできれば、成功率を高めることができます。
転職前に家族とよく相談しておこう
30代になると、すでに家族ができている方も多いのではないでしょうか。
中には結婚していたり、子供ができているケースも少なくないでしょう。
世帯を持っている方が転職する場合、事前に家族とよく相談しておくことが大切です。
相談することを怠ると、
「なぜ何も話してくれなかったのか」
「これからの生活はどうするのか」
など、後からトラブルに発展しかねません。
中には離婚してしまう方もいます。
このようなことにならないためには、なるべく早めに家族に転職したい気持ちを話しておくことが大切です。
40代からの戦略
40代からの転職活動は、20代〜30代よりも大変になるケースが多いです。
ここでは、40代から転職する場合の戦略について解説していきます。
管理職経験があるなら転職もアリ
まず、40代からの転職活動は管理職経験が求められることが多いです。
特にキャリアアップを目指して転職するのであれば、ほぼ確実に管理職経験が求められます。
これまでチームマネージャーとして現場をまとめた経験があったり、役職経験があるなど、マネジメントスキルを有しているのであれば転職活動を進めても良いでしょう。
ただし、特に目立った経歴もなく、さらに未経験の業種に転職しようとしている場合は少し計画を練り直した方が良いかもしれません。
今後のキャリア計画を考える
40代からの転職は、先ほども解説したように管理職経験がないとなかなかリスクが高いです。
そのため、本気で転職しようとしている場合には事前にキャリア計画についてしっかりと考えた方が良いでしょう。
定年退職まで残り20年程度。
どのように働いていきたいのかを明確にし、転職してからどれくらいの収入が期待できるのか、本当に転職しても良いのかを今一度考えてみることが大切です。
コーチングサービスなどを受講し、人生設計を見直してみるのも良いでしょう。
副業から独立を狙う
また、転職が難しい場合には副業から始めてみて、まずは自分のスキルで稼いでみるというのも良いです。
副業というとなかなか難しく聞こえるかもしれませんが、ライティングスキルや動画編集などであれば経験がなくともすぐに始めることができます。
こうしたハードルの低いスキルから開始してみて、小さく収入を得てみるのも選択肢の一つでしょう。
そこからスキルを高め、ゆくゆくは独立を狙うこともできます。
3度の挫折から立ち直った体験談
ここからは、僕自身の体験談をご紹介していきます。
僕も2回仕事を辞めており、無職期間もありました。
当時の様子や体験に就いてお話ししますので、参考にしてください。
教員で挫折
僕自身は、大学を卒業してからは高校教員として働いていました。
3年ほど教師を勤めましたが、そのあまりの過酷さに体が持たなくなり、3年目に退職してしまったのです。
当時の生活は次のようなものでした。
- 毎朝7時過ぎに出勤し、夜は21時〜22時まで勤務
- 週末に強制的に飲み会に参加させられる
- 上司からのパワハラが横行している
- 職場内の空気もギスギスしている
- 土日も休みがない
本当に過酷で、毎日ヘトヘトになりながら帰宅。
しかし、部活動の顧問によって土日も休みがないので、休むこともできませんでした。
最終的に心身に限界が来て退職することに。
事務員で挫折
その後、教員を辞めてから少しだけ事務員として生活していました。
派遣社員的な感じで地元の企業に採用してもらい、中途で入社。
しかし、そこでもうまくいきませんでした。
というのも、現場を牛耳っているお局さんがいて、その人から陰湿な仕打ちをかなり受けたんです。
- 悪口や陰口を言われる
- 仕事を教えてくれない
- とにかく陰湿な態度
事務員でもかなりきつい経験をしました。
絵に描いたような陰湿なおばさんで、仕事も教えてもらえずに辛い日々。
そして、3ヶ月くらいで事務員も辞めてしまいました。
1年と半年ほど無職生活
そこから僕は、1年と半年の無職生活をすることになります。
それまでの体験から、
「強みがないと社会では生きていけない」
という気持ちが強くなっていたんです。
教員を辞めても劣悪な環境にしか転職できず、ノースキルであることを後悔していました。
そこで、強いスキルを習得しようと考え、「会計士資格」の取得を志して一念発起。
職には就かず、1年半ほど真剣に勉強しようと考えます。
会計士試験に落ちて3度目の挫折
しかし、現実は甘くありませんでした。
1年と半年、毎日8~10時間ほどの勉強をする生活を送りましたが、試験に2回連続で落ちてしまったのです。
1次試験にも通らず、とうとう貯金も底をつきそうになりました。
「働かないとお金が尽きる。しかし、なるべく一人でできる仕事が良い・・・」
そして、とりあえず転職エージェントに登録しました。
転職エージェントに相談
最初転職エージェントに相談し、色々話を聞いてもらいました。(ちなみにリクルートエージェントです)
その時に対応してくれたのは女性のアドバイザーで、親身になって相談を聞いてもらえたんです。
そして、30分ほどの面談で、今の状況や自分の適性などを伝えました。
その時はまだ会計士の勉強を続けるつもりだったので、なるべく定時で上がれる会社で在宅でもできる、スキルが身につくような業種に行きたいと話したと思います。
すると、
「その感じだと、IT系の方が会計職より向いているのでは?」
とアドバイスしてもらえました。
IT職・・・?
と、自分でもそんな仕事があるのかと気付かされましたね。
その後ライターとして生計を立てる
結果的に転職エージェント経由で転職はせず、その後はWEBライターの仕事を自分で獲得するようになりました。
明らかに相談して良かったと思います。
そもそも、IT系という選択肢が自分にはなかった。
第三者に相談することで視野が広がったように感じます。
現在は基本的に在宅ワークで、スキルアップしながらまさにイメージ通りの生活です。
会計職よりもこっちの方が自分に向いていると実感。
今仕事で悩んでいる人も、プロのアドバイザーに相談してみると悩みが解決するかもしれません。
▶︎今すぐリクルートエージェントのアドバイザーに相談してみる仕事を辞める時の心構えとは?
仕事を辞める決断をする時には、つい色々なことを考えてしまいますよね。
「辞めたら周りの人はどう思うのだろう」
「自分が辞めた後、任されていた仕事は大丈夫かな」
このような不安のせいで退職に踏み切れない場合の、心構えを3つ紹介します。
辞めた後のことは気にしない
仕事を辞めた後には、以下のしがらみが全てなくなります。
- 嫌いな同僚との関係
- 口うるさい上司との関係
- 仕事のノルマ
- 仕事に対しての責任
職場の人とは、二度と顔を合わせる必要がなくなりますし、嫌々やっていたあの仕事も二度とやらなくてよくなります。
辞めた後のことを気にしているのは、周りの人とうまく関係を築こうとしたり、責任感を持って仕事をしたりしてきた証拠です。
「十分仕事に貢献してきた」と自信を持ち、辞めた後のことは自分には関係ないこと、と割り切りましょう。
自分の努力不足だと思わない
仕事を辞めるのは、決してあなたの努力不足ではありません。
「もっと会社に貢献したい」
「ここでずっと働きたい」
そう思えなかったのは、仕事や職場とのミスマッチがあっただけです。
近年、新卒で就職した新入社員は、3年で3割、5年で5割が辞めると言われています。
転職してキャリアアップするのは、時代の流れ。
「自分には合わなかっただけだ」と割り切ると、自分にどんな仕事が合うのかを真剣に考えるきっかけになります。
自分がダメな人間だ、努力が足りていないと考えるのではなく、よくあるミスマッチだと割り切りましょう。
周囲の意見は気にしない
「すぐに転職するなんて我慢が足りないんじゃない?」
「長く続けないとわからないこともあるよ」
転職の相談をすると、家族や友人はあなたのためを思ってアドバイスをしてくれます。
しかし、実際に毎日職場に行って働くのは自分自身。
今の職場でどれだけ辛い思いをしているのか、仕事がどれだけ合っていないのかを一番よく知っているのも自分だけです。
周りの意見を聞くのは、もちろん大切。
しかし、全て真に受けてしまうと、正しい判断ができずに前に進めません。
「自分の状況のほんの一部しか知らない人の意見」だと思って、気にしないようにしましょう。
仕事を辞めたい時のNG行為は?
仕事を辞めたいと思った時、絶対にやってはいけないNG行為があります。
知らずにNG行動をしてしまうと、気づいた時には取り返しがつかないことも。
以下のことに注意し、良く考えて行動しましょう。
感情的になる
- 職場の人にとても腹が立つことを言われた
- 自分だけ仕事を押し付けられている
こんな状況下では、つい感情的になり「今すぐにでも辞めてやる!」と思ってしまいますよね。
しかし、こんな時こそ、自分のために冷静になりましょう。
感情的になって怒りに任せて行動してしまうと、結果的に損をしてしまうことがあります。
- 最適な転職のタイミングはいつなのか
- 今の状況を改善する方法がないのか
このようなことを念頭におきながら、冷静に退職について考えましょう。
自分一人で全て決める
退職について考える時に絶対NGな行為は、自分一人で全てを決めること。
追い詰められている時は、考えが狭まってしまいます。
自分の意見だけで突き進んでしまうと、ろくなことになりません。
まずは、身近にいる友達や転職経験者に相談してみましょう。
相談できる人がいない場合には、キャリアコーチングを利用するのがおすすめ。
20〜30代の受講者数No.1のキャリアコーチングサービス「ポジウィル」では、45分間の面談が無料で受けられます。
一人で悩まず、他人の意見を聞いて決断しましょう。
スケジューリングをしない
転職する時に、スケジューリングをせずに突き進んでしまうと、成功する可能性が低くなってしまいます。
転職活動では、さまざまな手順を踏まなければなりません。
- 履歴書などの準備
- 求人チェックなど情報の収集
- 応募と面接
- 内定の獲得
- 退社
いつどの手順を踏むのが良いのか、辞めた後の金銭的な余裕はいつまであるのか、しっかりスケジューリングを行いましょう。
履歴書の準備や求人チェックは、仕事をしながらでもできることです。
無計画に退職するのではなく、スケジューリングをして成功の可能性を高めましょう。
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ライティングなど、すぐに副業スタートも可能
このほか、とりあえず副業でコツコツ稼いでみるのもアリです。
実際、僕は辞めてからライティングを学び、そのまま副業を初めて独立まで至りました。
ライティングであればすぐさまスタートできますし、非常におすすめです。
ライティングで5万円稼ぐためのスクールなどもあるので、参考までに貼っておきます。
まとめ
今回の記事では、「仕事辞めてもなんとかなる」というのは本当かについて解説しました。
確かになんとかはなりますが、だからと言って無計画に辞めれば良いということではないです。
色々なサービスを活用しつつ、自分がどうすべきなのかについてよく考えることが大切でしょう。
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